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北海道コカ・コーラボトリング様との協働授業
公開日:2024.10.11



2024年9月4日、北海道コカ・コーラボトリング株式会社様とともに、アップサイクル、サーキュラーエコノミーをテーマにしたオンライン講演会を実施しました。
北海道コカ・コーラボトリング様とは、BathCafeという商品の広報の際にご一緒させて頂き、せいぼとしてはマラウイ産のコーヒー(当日はコンゴ産も使用)のドリップバックを返礼品として、クラウドファンディングを実施しました。
こちらから、当時のストーリーを是非ご覧ください。

・マラウイ支援のサーキュラーエコノミー
この出会いをきっかけに、せいぼもさらにコーヒー事業、飲料水事業に関わる大企業の皆様が、どのように環境課題、将来の資源とビジネスの持続可能性を考えるいるのかについて、考えることができました。

マラウイの子供たちに給食を与えることは、将来の学校教育に繋がっていき、農業に加えて新しいスキルを身に着けた上での職業の獲得に繋がる可能性があります。
そして、その子供たちの収入が安定することで、次の世代の子供たちの教育、食事にも繋がっていきます。
こうした循環は、国全体の持続可能な発展と、循環型社会と経済(サーキュラーエコノミー)を作っていく形になります。
詳しくは、こちらの最新のレポートもご覧ください。

・マラウイコーヒーとアップサイクル
また、同時にこの活動に使われるコーヒーは、アタカ通商株式会社のスペシャルティコーヒーへのこだわりによって、マラウイ現地での農地とのコミュニケーションから、適切な取引値段が決まり、一粒一粒手摘みで収穫し、質の高い生豆が日本に適切に入ってくる循環を作っています。
このコーヒーが、せいぼの介入で学校給食に繋がることで、今あるコーヒービジネスの発展、将来の未来がある子供たちへの還元に繋がっていき、サーキュラー(循環型)と言える取り組みになります。

この取り組みに使われている北海道コカ・コーラボトリングズ様の商品は、コーヒーかすを使って石鹸で、かすという使い終わったものを体をきれいにできる石鹸に生まれ変わらせアップサイクルに繋がっています。
こちらで、詳しくご覧ください。

光塩女子学院での学習効果
以上のような循環型の経済と子供たちの成長を生み出し、商品の魅力としてアップサイクルを強調することで、良い協働を今後も続けていくことができそうです。
この内容が、以前同じく学習したりそな銀行様の企業が考える長期的なSDGsの達成、CSRを意識した商品の調達までのサプライチェーンの整理などの学習に、光塩女子学院の皆さんが繋げて頂ければと考えています。

学校では、今後コーヒーやBathCafeを販売していく予定です。
その販売企画、実施において、この商品の背景、社会的な意義について知り、それを発信する機会になればと思います。
授業に協力してくださった北海道コカ・コーラボトリングズの皆さま、誠にありがとうございました!

埼玉栄高校で活動開始!
公開日:2024.09.30



埼玉栄高等学校の総合探究部にて、国際支援のプログラムの一環としてマラウイについて、そしてコーヒーによる給食支援の仕組みについてお話をさせて頂きました。
皆さまとは、ボランティアアワードでお会いし、その中で「学生主体の町づくり」をテーマにした発表をお聞きしました。
自ら地元の企業の電話をし、協力を仰いだ上で実施している地域交流イベントや、その交流の輪を使った防災教育、子ども食堂などの展開にとても感銘を受け、学校に訪問をさせて頂いたところから、活動が始まりました。

その際、国際支援にも目を向け、生徒の皆さんが地元の子どもたちを始め、コミュニティ支援に目を向けていることに繋げ、海外のアフリカにあるマラウイという小さな国の共同体にも目を向けてみようという取り組みとなりました。
まさに、日本で実施した探究の取り組みを、海外の支援にも生かしていく応用に繋がっていければと思います。

初回授業はインターンで来ているオランダのLenneさんとともに英語を交えてマラウイを紹介し、日本、オランダ、マラウイの文化の違いなどについても触れることができました。
国際交流の授業としても、内容が深まり、良い授業でした。
また、日本を相対的に見て、独自の文化や課題について考える時間にもなりました。
日本が戦後に経験したチャリティによる給食支援の姿や、日本が東日本大震災の際に受けたマラウイからの支援など、日本の寄付文化に支えられてきた歴史も紹介しました。

こうして、日本から海外の支援をすることの意味を、一緒に考えていければと思います。
今後も、一緒に活動をするのを楽しみにしております!

洗足学園女子中学高等学校での活動
公開日:2024.09.15



2024年9月7日~8日、洗足学園中学高等学校で、マラウイコーヒーを販売して頂きました。
今回初めてとなりましたが、コーヒーのことをコーヒーチェリーの状態から分析的に発表してくれたり、ビジネスの仕組みをしっかり調べて説明を書いてくれていた展示を見て、とても感銘を受けました。

フェアトレードについての学習
実際に活動メンバーの一人が、生豆を仕入れているアタカ通商株式会社を訪問し、サプライチェーンについてもしっかりと学習をしてくれました。
また、フェアトレードをテーマに講演会も実施し、せいぼの代表からマラウイ産コーヒーを使った活動をする意義、学校給食の現地における重要性、そして日本で高校生ができることについても考えました。

実践的な学習から分かること
上記のような学習によっては、高校生たちが実際にサプライチェーンの中に入り、お客様にコーヒーを届けることで、マラウイの未来、農園の産業の発展に講演できる輪における活動を実感できます。

これからも、活動を応援しております。

8月の幼稚園への給食支援
公開日:2024.09.14


8月は北部ムジンバ地区の学校は夏季休暇期間中ですので、南部ブランタイヤ地区のみのご報告になります。

南部ブランタイヤ地区

Yankho(Bachi幼稚園の生徒)
「おいしい給食が私が母親と学校に向かう時に、一番楽しみにしていることです。」


2024年8月23日撮影 場所:Makiwa幼稚園
Makiwa幼稚園で園児たちが学校給食を食べている様子です。
現地スタッフによると、園児たちも給食の時間を毎日心待ちにしていて、子どもたちの成長に学校給食が直接的に関係しています。


2024年8月21日撮影 場所:Wapita幼稚園
学校給食を提供する際に、衛生的な環境で給食が食べれるように、石鹸と手を洗うための簡易的な水道装置も提供しています。写真はWapita幼稚園で給食を食べる前に園児たちが手を洗うために列になっている様子です。


2024年8月23日撮影 場所:Makiwa幼稚園
現地スタッフからのメッセージ
「給食の時間は子供達にとって一日のうちで最も楽しみな時間であり、誰もがリクニ・パーラ(提供している給食のメニュー)を食べるのを心待ちにしています。」


2024年8月21日撮影 Wapita幼稚園
現地スタッフコメント
「給食の時間、園児のほとんどが食べることに集中していて、教室がとても静かな状態です。その時間のことを私たちが「静かな給食時間」と呼んでいます。」


2024年8月21日撮影 場所:Yankho幼稚園
この写真はYankho幼稚園で給食を作っているボランティアスタッフの様子です。彼女は子どもたちに給食を提供して、喜んでくれるため、とてもやりがいを感じているといいます。

・8月中の給食支援の総数
合計支援給食数:6,954食
支援給食数(北部ムジンバ地区):0食 *夏季休暇期間中のため
支援給食数(南部ブランタイヤ地区):6,954食

岩倉高等学校でのマーケティングコンペ
公開日:2024.09.04



東京都台東区の岩倉高等学校では、せいぼのコーヒーブランド、Warm Hearts Coffee Clubのドリップバックを学校でブランディングして販売することで、独自の支援活動を展開しています。
その中で、デザインのコンペを行い、生徒同士が切磋琢磨してお互いにマラウイや販売する相手のことを考えたマーケティング学習に繋げて頂きました。
活動の中で有意義なコンペが行われ、4つの班からそれぞれ独創的なアイデアとそのデザインの背景がせつめいされました。

どれも素晴らしいアイデアとなり、一つのデザインが1位に選ばれた一方で、全てのデザインを用途を変えて使用していくことになりました。
こうして、高校生から出たアイデアが、マラウイを変えていく力を持ち、多くの人に受け入れられていく過程は、素晴らしいと思います。

当日の審査員には、国際開発コンサルとしてせいぼにボランティアで関わってくれているスタッフ、せいぼの学生スタッフ、そして私たちの実施するソーシャルビジネスコースに参加してくださっている高校生も来てくれました。
様々な年代からの評価があり、学習効果としてもとて有意義になります。

このコンペを経て、実際に学習を発表することになる文化祭の販売や、その後マラウイの人とのコミュニケーションの深化、さらなる国際理解と活動の進展を目指していく予定です。

宮崎西高等学校の皆さんの販売活動
公開日:2024.09.04



せいぼは、2024年3月に宮崎国際大学・宮崎学園短期大学地域連携センター事業として実施されたGlobal Leadership Seminarで講師を務めました。その後、セミナーの参加された高校生から多くの反響を頂き、その中でも宮崎西高等学校の学生から、具体的な活動のご提案を頂きました。
その結果、宮崎市の地元の店舗様と提携し、マラウイコーヒーと紅茶、そしてマラウイ産アールグレイで作ったクッキーを販売し、その売り上げを寄付するという活動に繋がっていきました。

宮崎西高校の活動については、こちらからもご覧ください!

この活動は、宮崎国際大学やその他の高校の皆さんにも影響を与え、現在宮崎県では多くの高校生大学生が、マラウイを通して国際的な視野を持ち、自分のできる活動を始めています。
その中の一つで、BOBOTEAという活動もあり、この中では宮崎国際大学の学生が中心になり復習の宮崎の高校の生徒が一つになって、国際課題に対して探究学習、マーケティング、実際のセールス、そしてマラウイの人へのレポート、他の学生や地域コミュニティへの活動紹介などによって、循環的で公共性の高い活動をして頂いています。

BOBOTEAの活動は、こちらから見て頂けます!

こうした活動により、宮崎の地元の人々、店舗、大学、高校生、そしてアフリカの子供たちと学生たちが繫がることで、とてもユニークな国際支援活動になっています。
これからも、独創的な地元との繋がりと、コーヒーとお菓子のペアリングなど、様々な可能性にトライしてほしいです!
せいぼは、こうして学生の活動を積極的に応援し、一緒にマラウイと日本の学生、教育を繋げていく活動をしています。
是非、こちらからその連携についてもご覧ください。

2024年7月の学校給食支援レポート
公開日:2024.09.03


2024年の学校給食支援のレポートとなります。

北部Mzimba(ムジンバ)地区
まず、北部のムジンバにおける給食支援の状態からご紹介します。
せいぼは、北部は小学校の支援を実施しており、もともと他のNGOからの引き継ぎや政府が学校のインフラを整備している学校に対する給食支援の担当をしています。

Kaphuta(カプータ)小学校
以下で、給食支援を受けている方々からのお言葉を紹介します。
「せいぼの給食プログラムは勉強する子供たちの間の社会的身分(貧富など)の差を少なくする手助けをしてきました。
給食の時間にはすべての子供たちが同じものを食べるのでほかの子供の食事を見てうらやましく思うということもありません。
(ほかの生徒と比較することなどを原因とする)ストレスや自分に対する不信感などの問題は克服されつつあり、子供たちは安心して勉強に集中することができています。」
(カプータ小学校のSHN(学校保健栄養)担当教員)

7月22日にカプータ小学校でlikuniPhalaの試食会が行われました。
この試食会は給食用のリクニパーラー(トウモロコシの粉が原料のお粥)を提供する3社(Rab’s、ETG、Mint&Honey)のうちより良い会社を選定するために開かれ、調理時間や色味、濃度や味などの観点から評価が行われました。


(リクニパーラーのサンプル)


(リクニパーラーの状態や温度、調理方法を確認するせいぼスタッフ)


(給食の作製を手伝うせいぼスタッフ)


(学校給食の担当者Chancy‐せいぼスタッフが子供たちに試食用のお粥を配る様子)


(児童からお粥の味などのフィードバックをもらう学校給食の担当者Darwin‐せいぼスタッフ)

Chamngulube(チャングルべ)小学校
私がチャングルべ小学校に毎日通い給食を準備するモチベーションになっている一つのことは、この給食プログラムがもたらす幸せです。
幸せとは給食を受け取る子供たちの笑顔を見ることだけでなく、彼らが健康になっていく様子を見ることでもあります。
給食が子供たちにもたらす幸せによって子供たちは強く、健康になります。
貧しいコミュニティなので、ほとんどの家庭の子供たちはせいぼの給食プログラムによって生活しています。
私はコミュニティ全体を代表し、せいぼが健康的な給食の提供を続けるよう願っています。」
(チャングルべ小学校のボランティア調理員の一人マリーさんより)

(調理をするボランティアスタッフのお母さん)


(学校給食を受け取る生徒の様子とそれを提供する母の会のボランティア)


(給食を受け取った子供たち)

Kanyerere(カニエレレ)小学校
せいぼの給食は児童たちをカニエレレでの授業に積極的に参加させてくれます。
教師として、元気で話をよく聞いてくれる教室はもっと多くのことを子どもたちに届けようというやる気をくれます。
(私と児童の)楽しい交流によってカニエレレ小学校での教育の質は向上しています。」
(カニエレレ小学校の教員より)

(カニエレレ小学校の教室での元気な児童たちの様子)

Chabere(チャベレ)小学校
チャベレ小学校はせいぼの給食プログラムの設立によって生徒の出席数の増加を記録しました。
特に大きな貢献は女の子の出席率の向上です。
田舎のコミュニティでは少女たちがとても早い段階で学校をドロップアウトする傾向にありますが、給食プログラムは彼女らを学校にとどめ、多くの女子児童が小学校の卒業認定を受けるまで学習を続けます。
このことはチャベレのコミュニティにおいて素晴らしい発展であり、せいぼがこの素晴らしい仕事を続けてくれることが我々の望みです」
(チャベレ小学校の学校教育委員会のメンバー)

Blantyre(ブランタイヤ)地区
ブランタイヤはマラウイ南部で、北部のムジンバに対してCBCC(地域が実施する子どもセンター)や幼稚園の支援も、せいぼが実施しています。
南部は北部と違い幼稚園制度があり、乳幼児の死亡率が高まった際にその状態が把握しやすい場所でもあります。
給食が早期の子供の発達段階で重要な要素になることが、体感できる場所とも言えます。

「メイズ(穀物の一種)の価格の上昇はさらに多くの家族が飢えることにつながっていますが、Katondo(カトンド)CBCCは毎月お粥を受け取っておりそれが重要な命綱となっています。
学校会議とコミュニティのメンバーたちはせいぼが子供たちに対して支援を続ける努力に感謝しています。」
(Katondoの学校会議のメンバー)


Tawina(タウィナ)の子供たちの中には親戚に頼って生活している孤児たちもいます。しかし、マラウイの厳しい経済状況においては出来高制の手間仕事のような職を見つけることさえも難しく、親戚達にとっても安定した収入を手に入れることは簡単ではありません。結果として、子供たちはせいぼが提供する学校給食に頼って生きています。

Kachimera(カチメラ)小学校の学校会議のメンバーはさらに多くの子供たちを学校に惹きつけ教育経験を養うための努力の一環として遊び場を建設しました。また、彼らは子供たちの健康と幸福を優先しきれいで衛生的な環境を確保しています。

Kachimera小学校の新しい遊び場では遊びを通した学びが促され、子供たちが身体的な活動を通して教育的なコンセプトをより効果的に吸収し理解することを可能にしています。遊びと食事を結びつけることによって子供たちはより楽しく相互的な学習経験を得ることができます。

せいぼの給食プログラムは単なる食事だけでなく笑顔と学習に対する愛ももたらします。学習とは冒険であり、子どもたちはいつでも勉強することが大好きで、せいぼに感謝しています。


Watipa小学校は子供たちの健康と福祉をサポートするためにせいぼから寄付された石鹸により、手指の衛生の促進をしています。
「我々はせいぼのやさしさとゆるぎない支援に感謝しています」(Watipa小学校のディレクターOmegaさん)


「Atamandike2の調理師として私はこの給食プログラムから素晴らしい利益をうけています。
私は学費を払うことができませんが、私の3歳の子供は私が調理に来る際はいつも私と一緒に学校に来て授業を受け、栄養豊富なお粥を食べています。」
(Mwangaさん)

「子供たちの親へのインタビュー」

私の名前はGrace(グレース)です。私と私の息子Mphatso、そして私のすべての家族に対するせいぼのサポートに心から感謝したいと思います。
Mphatsoが小学校に入学するところで、私は彼が目覚ましく成長し賢くなっていくのを日々目の当たりにしています。
教育を受けることに加え、彼は健康に良い栄養豊富なお粥からも恩恵を受けています。
せいぼによる救済はわたしたち家族が困難に直面しているときに助けを与えてくれました。
私はせいぼに神の祝福があり、私たちをサポートしてくれたようにほかの人たちを助けることができるよう願っています。
MphatsoがTikwere幼稚園に通っている間に私は中学校に通って、高校進学のための試験、JCE試験(Junior Certificate Examination)に合格することができました。


私の名前はJudith(ジュディス)で、Favourの母親です。
私はFavourがTikwere幼稚園を卒園し、小学校に入学する準備ができていることにワクワクしています。
私はFavourに提供された無償教育、栄養価の高い食事、その他の重要なリソースに関してせいぼに感謝しています。
シングルマザーとして私はたくさんの困難に直面してきましたが、せいぼの支援のおかげでFavourが学校に行っている間に私は家族のために働くことができます。Favourはものすごい成長をとげ、アルファベットを唱えること、1から100まで数えること、読み書き、友達と交流することなど様々なことをマスターしました。
私は彼女の小学校に向けた準備が十分であり学問的に優れた能力を持っていると確信しています。
せいぼの図り切れないサポートとFavourの将来への投資に感謝します。

給食支援全体の数
支援給食数(ムジンバ地区)全体は、276,805食となりました。
また、以下が具体的な学校での給食提供の状態となります。

支援給食数(ブランタイヤ地区)は、41,154食となり南部でも安定した数量の食事を出すことができました。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

第一回 Wellness Life Summit
公開日:2024.08.29



2024 年8月10日、新宿区にて「第一回 Wellness Life Summit」が開催されました。
本サミットは、環境問題やウェルネスに対する意識を高め、「より良い未来を創造する学びと実践、交流の場」として、新たなチャレンジへの第一歩を提供することを目的としています。

このイベントは、TEAM PTRD JAPAN®様が主催され、上智大学 Green Sophia様が協賛される形で、実施されました。
33の企業・団体の協力を得て、成城大学や早稲田大学を含む 12 校の学生と一般参加者、合計 61 名が集まる大きなイベントとなりました。
こちらより、当日様子と実施報告をご覧いただけます。

内容の概要としては、ウェルネスをテーマとしたゴミ拾いから、ランチ会、そしてミーティングが実施されました。
ミーティングの中では、前環境副大臣衆議院議員、山田美樹代議士も登壇され、最先端で活躍される日本のウェルビーイングを担う方のお話も聞くことができました。
また、NPO法人せいぼを含んだ3者のエシカル消費、ウェルネスに繋がる活動をしている登壇者より、活動、事業紹介とクロストークがありました。

今回、せいぼとしてはマラウイのコーヒーも現場でご提供し、皆さんに私たちの考えるエシカル消費、日常が豊かになりスペシャルティコーヒーで遠いアフリカの子供たちの未来を変えることができるウェルビーイングに繋がる商品を紹介できたことに、とても感謝しております。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。

宮崎の平和構築セミナー
公開日:2024.08.23



宮崎県で開催された平和構築セミナーにて、マラウイ産のコーヒーを扱って頂きました。
2023年3月のグローバル・リーダーシップセミナーでご一緒した宮崎国際大学の学生の皆さんに協力を頂き、今回の機会を頂きました。

※イベントについてはこちら

・宮崎からの平和構築とマラウイ支援
宮崎国際大学、宮崎県の高校生とNPO法人せいぼは、マラウイの給食支援を通して人口がこれから増えていくアフリカの未来を豊かにしていくことを目指して協働しています!
最貧困で内陸の小国でありながら、若い人が多く、戦争を今までしたことがないマラウイからは、私たちが未来を考え、平和について意識しながら活動することで、学ぶことがたくさんあります。

・日本とマラウイの間の平和構築
日本からマラウイの間には、JICAをはじめボランティアの派遣が多くあり、東日本大震災の際は、岩手県から米粉が給食として送られていました。
また、同時にマラウイから日本に、震災後の支援金も送られています。
こうした寄付によって動いていく国際的な社会の変化を私たちも引き継いで続け、語り継ぐことで、平和を構築していきたいと考えています。

・私たちができること
そのために、現地の農園、そしてマラウイの未来を担う子供たちの給食につながるコーヒー、紅茶を販売する活動をしています。
日本は、世界でトップ5に入るほど、多くのコーヒーを飲みます。
そのコーヒーでマラウイを思い出して頂き、品質の高いスペシャルティコーヒーの豊かな味わいと支援のストーリーで、心も体も温かくなってもらえればと思います。

宮﨑国際大学、そして宮崎県の高校生は、それぞれの思いをブランドにし、NPO法人せいぼのWarm Hearts Coffee Clubの持つ給食支援を広めることで、マラウイのことを自分ごととして広め、平和のための活動に具体的日本関わっています!

ぜひ、大学生、高校生の活動を応援頂ければ幸いです。
コーヒーの購入、学生の活動は、こちらから見ていただけます!

イエスのカリタス修道女会での講演
公開日:2024.08.22



NPO法人せいぼの代表、山田真人は2024年8月17日~18日、イエスのカリタス修道女会の大分県亀川の修道院にお邪魔し、講演会をさせて頂きました。
今回のテーマとしては、「エコロジカルな経済」とポイントとなる 「協働」となっており、NPO、そしてそれを支援する企業、さらには活動に関わる学校が一体となって、同じ社会課題に取り組むことの意義についてお話ししました。

また、修道会では幼稚園や高齢者施設、他の社会福祉施設 、さらには学校現場で働く皆さんがいらっしゃいます 。
その方々がそれぞれの現場で感じる協働者との対話を深めていくことについて、その重要性を考える良い時間をともにできたと思います。
「協働」 の具体例として、NPO法人せいぼが実施しているコーヒーを使った学校との活動や、マラウイの給食支援の現状などを共有させて頂くことができました。

これからも、多くの方々と協働し、時代が変わる中でも (時代の変化に合わせて) 新しい活動の仕方を見つけながら、進んでいければ幸いです!

学生の力で引き出したマラウイへの支援: 大阪女学院大学でのコーヒーと紅茶の募金活動
公開日:2024.08.15


チャン レ タン ヒエン

プロジェクトの内容を伝えるため学生たちが作成したポスター

2024年7月2日から4日の3日間、大阪女学院大学の「Female Business Leadership」クラスは、「マラウイ・コーヒー・プロジェクト」を実施しました。このプロジェクトで、NPOせいぼを通じてマラウイの子どもたちの給食を支援でき、メンバーは同時にビジネスの仕組みやリーダーシップの理解を深めることができました。

販売の様子:昼休みに人通りの増える入口付近で、マラウイコーヒーと紅茶の販売を行いました。購入の際にマラウイ共和国の現状を伝え、プロジェクトの目的を理解してもらうためにポスターとビデオを作成して提示しました。

準備と計画:
 プロジェクトは、マラウイ産コーヒーと紅茶を売り、その収益でNPOせいぼからマラウイの子供たちへ給食を届けることができます。学生たちは、まずマラウイ共和国の労働力としての女性の地位、平等性、子供の教育など、マラウイ共和国の現状について学びました。そして、子どもたちに給食を届けることで教育の向上につながり、ひいてはマラウイの未来につながるという考えを共有し、このプロジェクトを進めていくことにしました。販売にあたり、マーケティングチームを組んで、このプロジェクトの目的を大学内の学生や教職員に効果的に伝えるためのマーケティング、商品の供給確保や効率的な売り上げ管理についてなどを話し合うミーティングを重ねました。

販売プロジェクトの実施:
 人通りの多い、大学の校舎の入り口に販売スペースを設置しました。販売に関してソーシャルメディアを利用して認知度を高め、より多くの人に関心を持ってもらうようにしました。ポスターや商品の展示などのディスプレイで、前を通る人々を惹きつける魅力的な店作りを心掛けていました。ポスターとビデオなどの資料を準備して、メンバー一人ひとりが必ずお客様と話をして、マラウイ共和国の現状を伝え、プロジェクトの内容と支援について理解してもらい、商品を購入してもらいました。メンバーは情熱を持って取り組み、お互いにサポートし合いました。

商品を十分に理解することがとても大切であることを感じました。


購入者といっしょに。手に持っているのは実際にマラウイ国内の方をインタビューした学生たちが作成したチラシ

課題と振り返り:
 学生リーダーの一人であるイエンさんは、「みんなが頑張ってくれたことにとても満足しています。各グループは、それぞれの問題があったかもしれませんが、全てのグループが責任感を持ってプロジェクトをやり遂げました。難しかったのは、メンバーのコミュニケーションと情報の共有でした。多国籍の学生が多いことから、お互いの母語のニュアンスの違いや、まだ完璧に使いこなせていない英語で、自分の意見を伝えたり、他の人が私の意見を理解しているのかがわからないこともありました。またオープン数日前に、販売場所の変更があり、準備に手間取ってしまいました。しかし、私たちは間違えや失敗から学び、互いを責めず、最終的には全てがスムーズに進んで嬉しいです。その結果、何人もの子どもたちの給食を支援できたことが分かり、うれしく思っています」。と話してくれました。

 フエンさんは「私がソーシャルメディアでこのプロジェクトについて知らせたところ、ベトナムや他の国の友人が、とても喜び、誇りに思ってくれました。NPOせいぼとこのプロジェクトのおかげで、私は学んだこと、マラウイの子供たちのことやどのように支援したかを世界の友人たちに共有することができました」と振り返りました。

期間中、学内の多くの学生が訪れて、マラウイの状況について伝えることができました。商品の良さと支援の内容をよく理解していたことが、販売の成功に大きく影響したことを感じました。

影響と成果:
 販売は3日間のみ、昼休みは40分しかなかったにもかかわらず、このプロジェクトは、大学コミュニティ全体に広がり、多くの学生や教職員に賛同を得て、支援の輪を広げることができたと感じました。

紅茶とコーヒーは予想以上に早く売り切れてしまい、期待を超える結果となりました。ある学生は、「コーヒーがとても美味しかったので、もっとほしくなって」。と、翌日も来てくれました。また、コーヒー好きの教授は、残っていたコーヒーをほとんど購入してくださいました。香りの良さとバランスの取れた紅茶とコーヒーだったと多くの感想もらい、支援だけではなく良い商品だと自信を持って、お勧めできました。

 販売に加えて、学生たちが手分けをして作成したポスターやビデオ、チラシ、独自のSNSアカウントを通じて、マラウイの子どもたちを支援するプロジェクトのメッセージを効果的に広げ、このプロジェクトの重要性を多くの方々に届けることができました。メンバーは、期待以上の手ごたえを得て、プロジェクトは成功したと感じています。本プロジェクトの収益は、NPOせいぼを通じてマラウイの子どもたちの給食支援として送られました。

プロジェクトの目的を理解して、最後のコーヒーを買ってくださった時には歓声が上がりました。

結論:
 プロジェクトは、支援活動にとどまらず、大阪女学院大学の学生の力と大阪女学院のコミュニティの包括力が大きな成功を導いてくれることを体験することができました。メンバーの献身的な行動と努力が実を結び、世界へ貢献をすることができただけでなく、ビジネスやリーダーシップの実践的な経験することができたと感じています。サポートして下さった皆さまとNPOせいぼに感謝申しあげます。

*写真はすべて、2024年度Female Business Leadershipクラスおよび箱根かおり先生の許可を得て使用しています。

豊橋中央高等学校 未来探究プロジェクト2024
公開日:2024.08.11



8月4日(日)に、愛知県豊橋市のまちなか広場で行われた「郷土のメイヒンSHOW~発見!トカイナカの魅力〜」に豊橋中央高等学校の皆様と出店しました。
せいぼとして初めて豊橋市のイベントに参加させていただきました。

豊橋中央高等学校の未来探求

豊橋中央高校では、今年度から未来探求の授業を担当しており、マラウイやNPOのことを学びました。
今回のイベントだけでなく、文化祭での販売も予定しており、販売を通して学んだことを実践する機会になっています。

マラウイ、アフリカの未来を考える「未来探究」
プロジェクトの中では特に、子どもたちの人口が増えているマラウイを支えることが、未来を考えてことに繋がるということを意識し、現地のコーヒー、紅茶を販売してくださっています。
こうした自らの未来の世代を考えることが、サステナブル(持続可能性のある)な未来を考えて商品文化、エシカル商品の習慣、意識づけにも繋がってくると思います。

また、プロジェクトの中で地元の人々との交流にも重きが置かれています。
イベントへの出店もその一環で、その中で地元愛知県豊橋市の人々と協働し、地元の未来を考えていくことも大事にされています。
豊橋中央高等学校の未来探究では、NPO法人せいぼとともに、グローバルな未来とローカルな未来を考えていくつながりをさらに深めていき、地元の課題解決や商品コラボによる広報も考えていければと思います。

イベント当日

未来探究で学んだ2年生にWarmHeartsCoffeeClubの寄付型コーヒーを販売していただきました。
事前準備として、マラウイのことが分かるポスターや、貧困の状況、紹介動画を作成して、少しでも知ってもらえるように工夫していました。
当日は前を通った方に声をかけたり、試飲用のコーヒーを配って積極的に販売を促していただきました。
有志の学生が、マイクを使って実際に商品の魅力を話してくれるシーンもありました!
皆さんのご支援に、本当に感謝しております!