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Makapwa保育園:マラウイの夢と理想
公開日:2021.12.08

夢が少しずつ現実に!

2021年10月、南部のCBCCのMakapwaについての情報が、現地から来ました!
皆さんにアップデートをお知らせできることを、とても嬉しく思います。
保育園の様子をとても良い状態ですが、数人のボランティアは離脱してしまいました。
一方でまだ、数人の女性が水汲みなどの手伝いをしてくれています。

こうした困難な状態の中で、ボランティアとして関わってもらうことはとても大変です。
従って、私たちが現状を認めなくてはいけないことも理解し、できる仕事を現在は実施しています。
村長の協力もあり、必要最低限の働き手は集まっています。
下記にて、14、そして16歳の人々のインタビュー、そして抱えている困難について、共有をさせて頂きます。

Kennedyさんへのインタビュー
彼は14歳で、小学校5年生の試験に受かることができていない状態です。
その原因としては、最低限の生活ができておらず、家族を支えていくのが大変であることを挙げています。
彼は将来、マラウイの大統領になって、共同体を救いたいと言っていました。

Frankさんへのインタビュー
彼は現在16歳です。小学校7年生の試験に合格できずにいます。
Kennedyと一緒に、frankさんの小さい頃はMapapwa CBCCに通っていたそうです。
彼は試験に合格ができない理由については触れていませんでしたが、家族のために仕事で収入を得ることができることに対して、とても嬉しく感じていると述べていました。

上記の二つのインタビューからでは、現地の課題についてはあまり明確に分からないですが、せいぼの一人のスタッフが、もし自分がこの村(Kajowo’s village)に住んでいたらと考えると、多くの課題があると述べています。
まず、学校に通うために、とても長い道のりを暑い中歩かなくてはいけない点があります。
しかし、その村長は、こうした保育園で、トレーニングを受けた保育士に子供たちが教育を受け、滞在できるところがあり、食事が与えられるというのは、夢のような話であることを、語ってくれました。

Makapwa保育園:現地の夢の姿
この保育園の姿は、まさにマラウイの夢を実現するような場所になると思います。
そして、将来的には、この村の小学校も、この保育園の存在を無視できなくなるはずです。
現在はこの保育園に注目は集まっておらず、あまり多くの人々が関与していないのは残念ですが、いつか多くの人々が救われ、そして注目される場所になるだろうと、せいぼのスタッフは語っていました。

2022年に向けて!北部ムジンバでの支援
公開日:2021.12.08


2021年12月上旬、マラウイスタッフは北部へ移動し、提携している小学校が来年に向けて準備をしていくための支援を実施しました。2021年12月6日の週には、せいぼのチームは現地の学校給食委員会、学校管理委員会とそのスタッフ、そして地区の栄養管理委員会の関係者に会い、給食提供における説明をする予定です。

パンデミックがあったことにより、学校がそれぞれ復帰していくことは大きな困難があるようにも思えます。
しかし、せいぼのスタッフの協力と現地の力で、マラウイの若い力を取り戻していければと思います。

せいぼは昨年2020年は、15,000の家族に対して、食事の提供をし、家庭でその食事を摂ってもらっていました。
通常とは異なり、食事は持ち帰り制でした。
彼らは携帯電話などの通信もできないにも関わらず、多くの山間部の家族と連絡と取りながら、この活動を進めてきました。
訪問日を決めたり、在庫の管理をしたりなど、多くの仕事をこなしてきました。
現在は、来年以降、再度通常の給食制度に戻るために、委員会と話し合い、共同体とのコミュニケーションも取りながら、ボランティアの雇用なども含め、進めています。
彼らは、もう一度給食提供のためのトレーニングを受けることになります。
そして、16,900人の子供たちが、2022年以降は食事を摂ることになります!

下記でご紹介するのは、2021年12月以降で、トレーニングとして保育士や共同体のメンバーに伝えることになります。

1.コロナウイルス感染予防
– コロナウイルスとは何か?
– どのように感染は広まるか?
– コロナウイルスの危険性
– 兆候と症状
– 感染者に対する対応について
– ウイルスの効果について

2. 調理時に注意する点
– 服装
– 容器の管理方法
– 薪の管理
– 換気について
– キッチンの清掃
– 調理用ストーブの使用、管理方法

3. 衛生管理
– 個人の衛生管理
– 容器の管理と衛生保護
– キッチンの周辺環境の整備
– 水の管理

4. 食事の準備方法
– パーラーの管理と水の使用
– 共同作業の仕方
– 調理時間の管理方法
– 薪の使用量と方法
– 水の温度の管理
– 調理のし過ぎ(火の通しすぎ)の危険性
– 調理方法の調節
– リク二パーラーの重要性

5. 貯蔵の方法
– 在庫の管理方法
– 管理する部屋の状態の見方
– パーラーの袋の管理
– 在庫の積み上げ方
– 在庫の積み上げ管理の重要性

6. 調理の加熱時の危険性
– 事故の起こり方
– 緊急措置方法
– やけどについて
– やけどの手当
– やけどの予防

7. 調理と提供方法
– 1人の子供に対する適量
– リク二パーラーの調理で適した場所
– 使用する容器
– 提供方法の規則

8. 道の整備
– 道の管理方法
– 道の整備で適切な時期
– 道の整備方法

9. 植林
– 植林地の生産
– 植林の実施管理
– 植林の実施と協働方法
– 植林の重要性
– 現在ある森林の管理方法

10. 子供保護
– 子供保護とは何か
– 子供に対する虐待の種類
– 両親と先生の役割
– 子供の役割
– 子供の権利
– 子供の目標設定と管理
– 教育の重要性
– 子供に対する福祉
– 子供に対するケアとサポート

皆さんがこちらに目を通して頂くと、2022年に向けてどのような準備がなされているか、そして今後どのような予定があるのかについて、ご理解が頂けると思います。
これからも、皆さんのご支援のもと、マラウイの皆さんと前に進んでいければと思います!
引き続き、どうぞよろしく御願いします!

2021年11月のSeibo Kids登録ミーティング
公開日:2021.11.25


2021年11月2日、Seibo Kidsの割り当てのためのミーティングを実施しました。
Seibo Kids制度は、何度か他の記事でもご紹介させて頂いたのですが、せいぼが行っている奨学金制度で、特に貧しい家庭の子供たちを選び、保育園に入学をさせる制度です。
該当の保育園は、生徒の枠を提供する代わりに、せいぼから学校給食の提供を受けることができるというものです。
9人の割り当ての委員会メンバーと、5人のMother Teresa Children Centerのメンバー、コミュニティサービスのマネージャー、そしてせいぼの代表が出席し、今回の委員会が実施されました。

15組の家族を対象とした委員会でしたが、今回すぐに対応をする組は、12組選ばれました。
残りの3組は、他の地域に対しての割り当て対象とすることにしました。
また、他の2組のうち1組は該当することができない結果となり、もう1組は現在家族の都合で、一度保留になっています。

最初の3組は、11月10日から始まる学校の授業に割り当てられています。
保育園が休暇になっている関係で、参加が遅れている組もあり、今回も2組がその該当です。
場合によっては、2歳以下の子供を抱えていることもあり、対象年齢の2歳まで待ってもらわなくてはいけないケースもあります。
4組がその該当となり、せいぼが2歳からの保育園の参加を勧めている関係で、待機となっています。

せいぼは現状で、80組の家庭の子供たちを受け入れていて(2021年11月10日現在)、男女同数となっています。
その中から、今回は3名を紹介します!

Yonaくん
Yonaくんは5歳で、2016年6月生まれです。
Bizzy Bee保育園に入学し、在学しています。
特別支援が必要な子供で、3歳になってから歩くことができるようになり、現在でも話すことはできません。
両親は、Yonaくんが保育園で他の子供たちと話したり、遊んだりすることで、離す能力が養えればと考えています。
Yonaくんは、大家族で生活していて、10人の家族がいます。
両親と4人の兄弟、そして3人の親戚が一緒に住んでいます。

お母さんは、中国グッズのお店でのバイトをしています。
家族は、1日1食のこともあります。
せいぼの支援の前は、Yonaくんを保育園に入れることはできませんでした。

RachelさんClaudioくん
Rachelさんは2017年6月、Claudioくんは2019年に生まれました。
Rachelさんは18.3㎏、Claudioくんは11.5㎏です。
Nzeru保育園で、二人とも勉強を始めました。

3人の兄弟が他にいて、シングルマザーに育てられました。
お父さんは残念ながら経済的な支援をしてくれず、姉妹から支援を受けて生活をしています。

今後も、皆さんにSeibo Kidsの登録状態、それぞれの生活の様子について、お伝えができればと思います。

CBCCの保育士のトレーニング
公開日:2021.11.10


2021年6月、保育士のトレーニングについて、最初のレポートを出させて頂きました。
当時のレポートはこちらになります。
こちらの中の内容に加えて、今回はさらに18人の保育士のトレーニングが2021年8月3日行われたため、その内容について載せさせて頂ければと思います。


せいぼでは、5年間の間、現地の保育士のトレーニングを実施してきました。
その中で、保育士の質が子供たちの教育、給食の提供など、包括的に大きな影響を持っていることが分かりました。
保育園が再開したばかりの際は、人員の問題で資格も経験もない保育士によって、その運営は実施されていました。
以下の養成課程は、9つのCBCC(地域の子供センター)に対して、7人のせいぼスタッフが実施したものとなります。

9つのCBCCのうち、2つのCBCCは定期的にせいぼのパートナーであるMother Teresa Children Centerの実施するトレーニングには参加ができませんでした。
また、残りの7つのCBCCも、アクセスの問題でいつもはトレーニングに参加ができないため、今回のようにまとめてもう一度、こうしたCBCCを対象にして、トレーニングを実施する必要性が出ました。

今回の対象は、18人の保育士でした。
日数は約3日~5日間で、午前10時~午後3時までの実施となりました。
報酬としては、1,500マラウイクワッチャのお金を提供し、ランチ代としていました。

コースの概要
幼児教育の歴史の概要
「初等幼児の成長」(early child development)という単語について知り、CBCCでの学びの重要性を深めてもらうための授業となります。

幼児教育の内容
このレッスンでは、子供たちの肉体的、社会的、精神的、認知的能力をどのように育成するかについて学びます。
そして、道徳、精神的な側面も視野に入れます。

子供の成長の段階について

TALULAR:日常のものを使用した遊び
身近で手に入るようなものを使用して、有意義で効果的な学びを子供たちに与えるのは、どのような方法があるかについて、学びます。
もちろん、お金がかからない形で、レッスンを組み立てる方法について、学んでいきます。

創造性と子供の発達

両親との接し方:子供の成長のためのパートナーとしての付き合い方

両親との関係構築方法
子どもの成長に関わる決断の際に、両親と相談していくことについて。

1日の保育園のでの効果的な過ごし方
子供たちに遊びのための簡単な導入をするやり方を扱います。
歌、リズムを学ぶ方法や、朝の重要なルーティーンについて、知ることになります。

どうやって学びを楽しくするか

子供たちの指導の仕方
子供たちを叱るのではなく、どのように積極的に注意をし、修正を促して成長してもらえるかについて、学んでいきます。

Displays
To help caregivers understand importance of using charts as visual aids for children

子供たちの情報の記録
医療の管理簿のように、子供たちの成長などに関する記録を取ることに重要性について、扱います。

計画性
レッスンを計画的に進めることの重要性と実施方法について学びます。

危機管理について
日々の危機管理、子供たちの安全を守る方法を学びます。

子供保護について
日常の子供特有の保護に規定、方法について学びます。

費用の概要
全体で、1,938,700マラウイクワッチャ(約277,366円)のお金がかかります。
41日間、最大でトレーニングは実施されるのですが、その後実際には1,467,930マラウイクワッチャが使用されていました。
従って、残りは教材などに充てて、使用することになりました。
1,043,00マラウイクワッチャを、ランチ代として負担しました。
内訳としては、1日のランチ代が約5,000マラウイクワッチャ程度で、1名のスタッフの費用も掛かっています。

4,600マラウイクワッチャがスタッフの輸送代金としてかかり、(1日につき約4,600マラウイクワッチャ)TALUPARという上記でご説明した学習カリキュラムの実施に、40,000マラウイクワッチャがかかっています。
現在、470,770.00マラウイクワッチャが残っている状態です。

ムジンバ地区病院の支援
公開日:2021.11.05


2021年9月、皆さんのおかげでムジンバの地区病院に対して、食事の提供をすることができました。
該当の病院は、ムジン地区保険事務所の管轄に入っていて(Mzimba DHO)、その地域には750,000人の人々が支援を必要としていました。
以下のビデオにて、現地で働くスタッフの声を聞いていただけます。

こうして支援の輪を広げることができ、大変感謝しています。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

北部ムジンバのSt. Paul’s小学校
公開日:2021.11.05

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、St. Paul’s 小学校で家庭への持ち帰り制にて、食事の提供を実施しました。
St. Paul’s 小学校は、北部のムジンバにある小学校です。
下記にて、その際に写真を皆さんにご提供ができればと思います。
いつもご支援ありがとうございます!







北部のMzimba LEA小学校
公開日:2021.11.05

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、Mzimba LEA小学校で家庭への持ち帰り制にて、食事の提供を実施しました。
Mzimba LEA小学校は、名前にある通り北部のムジンバにある小学校です。
下記にて、その際に写真を皆さんにご提供ができればと思います。
写真を撮ってくれたスタッフが、日本にこうして子供たちの笑顔を届けてくれ、とても嬉しいです。

いつもご支援ありがとうございます!






北部ムジンバのKazomba小学校
公開日:2021.11.04

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、Davy小学校で家庭への持ち帰り制にて、食事の提供を実施しました。
Davy小学校は、北部のムジンバにある小学校です。
下記にて、その際に写真を皆さんにご提供ができればと思います。
子供たちが食事を受け取る場面を多く見ることができます。
皆さんのご支援のおかげです。

いつもご支援ありがとうございます!






北部ムジンバのKazengo小学校
公開日:2021.11.04

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、kazengo小学校で家庭への持ち帰り制にて、食事の提供を実施しました。
Davy小学校は、北部のムジンバにある小学校です。
下記にて、その際に写真を皆さんにご提供ができればと思います。
場所によっては、アクセスが難しく、写真を撮ることが困難でした。
しかし、できる限りで、現場の様子が伝えられれば幸いです。

いつもご支援ありがとうございます!











北部ムジンバのKaphuta小学校
公開日:2021.11.04

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、Davy小学校で家庭への持ち帰り制にて、食事の提供を実施しました。
Davy小学校は、北部のムジンバにある小学校です。
下記にて、その際に写真を皆さんにご提供ができればと思います。
残念ながら、フォトグラファーの仕事の関係で、多くの子供たちの笑顔の写真を撮ることが困難でした。
しかし、私たちが提供できる写真を、皆さんにお届けできることを、とても嬉しく思います!
いつもご支援ありがとうございます!


北部ムジンバのMacherecheta小学校
公開日:2021.11.04

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、Macherecheta小学校で家庭への持ち帰り制にて、食事の提供を実施しました。
Macherecheta小学校は、北部のムジンバにある小学校です。
下記にて、その際に写真を皆さんにご提供ができればと思います。
いつもご支援ありがとうございます!





北部ムジンバのKanyerere小学校
公開日:2021.11.04

2021年9月、せいぼの現地スタッフは、自宅への持ち帰り制度として、学校給食をKanyerere小学校に提供しました。
Kanyerere小学校は、北部ムジンバの小学校です。
以下で、いつもご支援を頂いている皆様に、その時の写真をご提供いたします。
いつもご支援ありがとうございます!