Makoto Yamada のすべての投稿

ドミニコ学園でのワークショップ、講演会
公開日:2025.03.15


2025年3月10日、聖ドミニコ学園(世田谷区)にて、2時間30分ほどの講演会、ワークショップを実施しました。
その中では、豊かさについて考えるワークショップを実施し、その豊かさをマラウイの良さ、日本のできることを繋げて、お互いの学びになることも狙いとして、マラウイの給食支援のためになる企画を、グループごとに考えてもらいました。

当日は、大学生のせいぼスタッフ二名、高校生1名にも参加して頂き、過去の活動で実施してきた内容についても発表してもらうことで、年の近い学生の活動を土台に、考える事ができました。
聖ドミニコ学園では、年に二回お呼び頂き、講演会と実践に繋がるワークショップを実施しています。
これからも、マラウイがアフリカの貧しい国という点だけではなく、独自の豊かさで日本が持っていない点も取り込みつつ、一緒に未来を作っていくパートナーとして活動をしていける方法を、模索していければと思います。

コーヒーウォーカー様とのイベント
公開日:2025.03.12


2025年3月9日、せいぼは学生スタッフとともに、コーヒーウォーカーの皆様とともにイベントを実施しました。
コーヒー、紅茶好きの皆様が集まり、多くのマラウイの情勢や文化、コーヒーの輸入を始めとした産業など、様々な角度からお話をさせて頂きつつ、コーヒーを飲んで頂き過ごしました!

普段あまり経験しないような、様々な年代の方との交わりの時間ともなり、充実していました。
マラウイ産紅茶の歴史もお話し、特にアールグレイはその香りの評判がよかったです。
これからも、こうした社会人の皆様との企画も、積極的に進めていければと思います!

Virtual Tourでマラウイコーヒーを紹介!
公開日:2025.03.09


NPO法人Virtual Photo Walks様と協働で、マラウイコーヒーを焙煎している月島のもんじゃストリートのツアーを実施しました。ガイドや代表の山田、そしてカメラマンはインターンのFrancescoでした!
焙煎で御世話になっているライブコーヒーの川島様も、ありがとうございました!
ライブコーヒー様については、こちらもご覧ください。


せいぼは、マラウイでもバーチャルツアーを実施する予定です。
こうして、日本におけるマラウイ支援、その具体的な姿を広く皆さんに伝えることができ、とても光栄です。
これからも、よろしくお願いします!

三重県立白子高等学校の活動
公開日:2025.03.06


2025年3月4日、せいぼの代表の山田は、三重県立白子高等学校を訪問しました。
白子高校では、図書館カフェを開き、マラウイのケースを事例にフェアトレードや国際支援の重要性、アフリカの現状などを伝える活動をしています。

マラウイコーヒーを、授業中の休み時間に来てくれる学生や先生たち提供したり、展示物を説明したりなど、積極的に活動を展開されていました。
他の学校にとっても模範となる、創造的で良い活動と感じました。
こちらから、以前の記事も見て頂けます!

これからも、どうぞよろしくお願いします!

CEOキッズアカデミー様での授業
公開日:2025.03.05


2,025年2月22日、せいぼはCEOキッズアカデミー様の練馬校で、小学生から高校生の皆様に授業、ワークショップをさせて頂きました。
英語と日本語で授業を実施し、マラウイの紹介、子どもたちの現地の様子、給食の大事さ、アフリカと日本の繫がり、そしてコーヒーを通して支援の仕方について、お話しました。

こうした話題を通して、参加者の方がこれからも自分で事業を実施していき、具体的な支援に関わり、結果を残していくことができる行動力に繋がっていけばと思います。
今後、せいぼは、CEOキッズの皆さんと活動を続け、小さなCEOを発掘していければと思います。

また、別途高校生からは進路のご相談なども受け付けました。皆さんが真剣に将来を考え、世界にも目を向けていることに、とても感銘を受けました。
これからも、どうぞよろしくお願します!

教育DX改革とせいぼの活動
公開日:2025.03.01


2025年2月28日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、教育DX推進フォーラムが開催されました。
その中で、NPO法人せいぼはRUN.EDGE株式会社様とともに「映像DXで変わる、新しい形の教員育成」と題したプレゼンテーションを実施させて頂きました。

ワークショップでは「授業映像を視聴して行うビデオタギング」「目前の授業を見ながら行うリアルタギング」のタギング体験会を行いました。
授業を見学(視聴)しながらボタンを押して授業映像内にポイント(良かった点、改善点等)の映像情報を残し、映像を活用する新しい形の授業指導の可能性をお試しいただく体験会です。

その模擬授業として、せいぼのソーシャルビジネスの探究学習の内容を使用頂き、その授業にタグとしてコメントや質問をつける体験となりました。
教育事業にも多くのパートナーを持つせいぼは、これからもこうした教育改革と、それに基づいた企業様との協働も、積極的に進めていければ幸いです!

Christian Life Community Japanでのコーヒー提供
公開日:2025.02.28


CLC Japan (Christian Life Community Japan)にて、2025年2月20日~23日、参加者の方々にコーヒーをご提供させて頂きました。
インドネシア、韓国など、オーストラリア、ニュージーランドなど、様々な国の人々の方に、アフリカのマラウイのコーヒーを飲んで頂き、日本での分かち合いの時間、交流のひと時に貢献できました。
約3000食分になる寄付を頂き、CLCの三つグローバルなネットワークとマラウイの支援を繋げることにもなりました。

この度は、貴重な機会を頂きありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

北海学園大学(JALT)でコーヒーを提供しました!
公開日:2025.02.28


2025年2月16日、北海学園大学にてコーヒーを提供しました。
JALTというJapan Association of Language Teaching の一環で、せいぼはマラウイのコーヒーを全国的に提供しています。
参加者の皆さんも全国から集まり、コーヒーの風味を楽しんで頂くだけではなく、せいぼの実施するソーシャルビジネスワークショップや国際的な活動、人脈、マラウイとのパートナーシップにも興味を持ってくれました。

学生の皆様にも、さらに活動にボランティア、インターンとして関わってもらえる機会があればと思います。
イベントでは、北海学園を始めとした北海道札幌市を中心とした大学からの学生が参加してくれました。
これからも、せいぼは活動の範囲を広めていきます。

アオバジャパン・バイリンガルプリスクールでの活動
公開日:2025.02.27


先日、アオバジャパン・バイリンガルプリスクール 早稲田キャンパスにて、せいぼによるワークショップを開催しました。

このワークショップは、PYP(プライマリー・イヤーズ・プログラム)の探究テーマ『Community/コミュニティ』に合わせ、海外の国についての理解を深めるために企画されたもので、その一部にマラウイの給食支援のことも紹介する機会を頂きました!

ワークショップの様子

子どもたちは「マラウイはどこにあるの?」「マラウイの人々はどんな生活をしているの?」といった質問を紙芝居や、モニターを通じて学びました。日本とは異なる文化や環境に対して興味を持つ様子が見られ、積極的に質問をする姿が印象的でした。

特に心に残ったのは、「マラウイの子どもたちはお金が足りなくてお腹がペコペコ…どうしたら助けられるかな?」という問いに対する真剣な姿勢です。マラウイで生産されるコーヒーを日本で購入することで、そのお金が学校給食として支援に繋がることを知り、子どもたちから「すごい!」「いっぱい買ってあげよう!」という声が上がりました。

「マラウイの給食1食分は約15円」であることも伝え、遠く離れた国の人々を助ける手段としての理解が深まりました。

手作りのデコレーション
その後、子どもたちはシールに絵を描き、マラウイで作られたコーヒーパックをデコレーションしました。
パパやママへのプレゼントとして、今日学んだことを一緒に伝えるというアイデアも生まれました。

ワークショップは保護者の方々も参加いただき、子どもたちの学びを見守る温かな雰囲気の中で進行しました。将来、世界で活躍できる人になってほしいという思いを込めて、こうした難しいテーマにも積極的に取り組んでいる様子には、とても感銘を受けました。
これからも、日本の子どもたちが世界とのつながりを感じる機会を、増やしていきたいと思います!


熊本県の尚絅高校との販売会
公開日:2025.02.26


せいぼは、積極的に全国の高校生との活動を進めています!
今回は、熊本県の尚絅高校の皆さんの活動をご紹介します!
2月1日(土) 中高一貫コースの高校2年生が「探求学習」の取り組みで、下通りアーケードにてアフリカのマラウイのコーヒー販売を行いました。

この活動は、NPO法人「せいぼじゃぱん」のご協力のもと、マラウイの子どもたちの給食支援につながるもので、売り上げは学校給食のために寄付されます。
11時に開始した販売は、ご購入いただきました皆様のご協力のおかげで、予定していた17時前に全て完売しました!
当日は、下通り商栄会のご協力をいただき活動することができました。

購入いただいた皆様、ご支援やご声援をいただきました皆様、誠にありがとうございました。
こちらから、学校のブログ記事もご覧ください!

マラウイの栄養調整と給食支援
公開日:2025.02.25


2024年12月、マラウイ国立統計局(NSO)とICFインターナショナルが発表した2024年マラウイ人口動態保健調査(MDHS)主要指標報告書は、マラウイの現状を浮き彫りにしてくれました。
せいぼの活動の重要性と今後の課題にも繋がる内容となるため、この場で紹介できればと思います。

この調査は、マラウイ政府、米国国際開発庁(USAID)、世界銀行、国連児童基金(UNICEF)、国連人口基金(UNFPA)、国連教育科学文化機関(UNESCO)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、グローバルファンドなど、多くの機関の支援を受けて実施されました。

せいぼの活動と関連性の高い調査結果
以下で、私たちせいぼの給食支援と関連が深い内容を羅列させて頂きます。

1. 栄養状態:
調査によると、5歳未満児の38%が低身長、2%が消耗、10%が低体重と診断されました。これは、食糧不足や栄養不良が深刻な問題であることを示唆しており、せいぼの給食支援活動の重要性を裏付ける結果となっています。特に、低身長は慢性的な栄養不良を示す指標であり、長期的な支援の必要性を示しています。

2. 母親と子供の健康:
妊婦のケア:
妊娠中の適切なケアを受けた女性の割合は高く、96%に達しました。これは、妊婦健診の普及が進んでいることを示しています。しかし、妊娠中の鉄分サプリメント摂取率は79%と、完全な普及には至っていません。さらに、新生児破傷風の予防接種を十分に受けている母親は89%に留まり、予防接種率向上が課題となっています。

分娩時のケア:
熟練した医療従事者による分娩介助を受けた割合は96%と非常に高く、医療アクセスが向上していることが分かります。しかし、分娩施設での分娩率は97%であり、依然として家庭分娩によるリスクを抱える妊婦がいる可能性も示唆しています。

新生児死亡率:
新生児死亡率は1000出生児あたり24人、乳児死亡率は35人、5歳未満児死亡率は48人と報告されました。
これは、新生児期の死亡リスクが依然として高いことを示しており、適切な医療と衛生状態の維持の重要性を改めて示しています。

子どもの予防接種:
基本的な予防接種を完了した12~23ヶ月児の割合は67%にとどまり、国民スケジュールに則した完全な予防接種率は47%でした。これは、予防接種率の向上に向けた継続的な取り組みが必要であることを示しています。

マラリア:
殺虫剤処理済蚊帳(ITN)の所有率は59%に達しましたが、2人に対して1つの蚊帳を所有する世帯の割合は26%と、目標達成には至っていません。マラリア対策としての蚊帳普及に加え、予防薬や早期治療のアクセス向上も重要です。

3. 家族計画:
避妊具を使用する既婚女性の割合は68%で、そのうち現代的な方法を使用しているのは66%でした。一方、家族計画のニーズを満たせていない女性の割合は13%と依然として高く、家族計画に関する啓発とアクセスの向上が必要不可欠です。

4. HIV:
15~24歳の若者の間でHIV予防に関する十分な知識を持っている人の割合は40%(女性)と39%(男性)であり、性教育の強化と啓発活動が不可欠であることを示しています。

せいぼの活動と今後の課題:
MDHSの調査結果は、せいぼの活動がマラウイの栄養不良や健康問題の改善に貢献していることを裏付けることにも繋がるかもしれません。しかし、課題も多く残されています。

・栄養不良の根絶に向けた、より継続的で効果的な給食支援プログラムの開発と実施。
・予防接種率の向上に向けた、啓発活動やアクセス向上のための支援。
・マラリア対策としての蚊帳普及、予防薬や早期治療のアクセス向上への取り組み強化。
・家族計画に関する啓発活動の推進と避妊具のアクセス向上。
・HIV予防に関する性教育の強化と啓発活動。

今後の活動に向けて
MDHSの調査結果は、せいぼの活動の重要性を再確認すると共に、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた今後の課題を示しています。せいぼは、これらの課題を踏まえ、関係各機関と連携しながら、マラウイの子どもの健康と栄養改善に貢献していく必要があります。

学校の子供たちの成長
公開日:2025.02.25

皆さんのサポートの元、健やかに育っている子どもたちについて、今回の記事ではご紹介ができればと思います!

2022年3月22日に生まれた三つ子たちをご紹介します。
母親は、子どもたちの世話をしながら、市場での販売や手仕事で生計を立てるなど、非常に忙しい生活を送っていました。しかし、三つ子がせいぼにより支援されることになり、母親は安堵の息をつくことができました。これにより、子どもたちの世話をする負担が軽減され、彼女はビジネスに集中することができ、より効果的に子どもたちを支援することが可能となりました。

下の写真の双子は、2021年6月に生まれました。彼らは2026年に卒園予定です。以前、双子は栄養失調に苦しんでいましたが、幸いにも素晴らしい回復を遂げ、今では健康状態が良好です。二人は2023年10月にせいぼによって支援を受けるようになりました。その時点で彼らは2歳4ヶ月でした。

この支援が、彼らの発展に非常に良い影響を与えました。支援を受ける前は、あまり授業に参加することができませんでしたが、今では大きな進展を見せています。彼らは、数字を数えることや、詩を暗唱したり、単語を覚えたり、色を認識することができるようになりました。その学業の進歩は、彼らが受けた支援の証です。

また、彼らの健康状態も劇的に改善され、今では元気で健康な状態に見えます。以前の状態とは大きな違いです。

下の写真の彼女は、2024年3月20日からFatihu Deen(ファティフ・ディーン)幼稚園に通っています。彼女は2022年2月16日に生まれ、2027年12月に卒業予定です。内気で静かな性格で、友達とほとんど交流することはありませんでした。母親が学校に彼女を預けるとき、しばしば不安になっていました。

しかし、学校に通い始めてから、大きな進展を見せています。彼女はますます積極的になり、友達との遊びにも定期的に参加するようになりました。

下の写真の彼女は、2021年12月23日に生まれました。彼女は2023年8月からせいぼによって支援を受け、Holy Cross(ホーリークロス)幼稚園に通い始めました。

彼女が入園する前、母親は仕事の確保に非常に困難を感じていました。多くの雇用主が、彼女が幼い子どもを世話しなければならないことや、衛生面に懸念があることを理由に仕事を提供しませんでした。しかし、今では学校に通うようになったことで、母親は建設作業員として働くことができるようになりました。この結果、彼女は職人の手伝いをし、安定した収入を得て、子どもたちを支えることができています。