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給食の輸送方法の変更
公開日:2023.10.13


せいぼは、給食の在庫をRAB Processorという穀物や給食の基となるリクニ・パーラーを販売している会社から購入しており、その請求書の金額を日本から支援しています。
RAB Processorは、US AIDなど様々なチャリティに給食を卸しており、せいぼもその中の一つです。

RAB Processorについて
この会社は、1983年からマラウイ最大の生産高を誇るメイズ(日本で言うトウモロコシ)を扱い、様々な製品、化学肥料、生活雑貨を生み出してきました。
すべての始まりはメイズで、そこから現地の農業の支え、そして人々の生活全体を支えてきました。
私たちの学校給食は、子供たちの未来を支えていきます。

ここで生産されるリクニ・パーラー(学校給食)は、USAID、Mary’s Mealなど、多くのグループ、NGOに取り扱われ、大きな信頼を持っているものです。
加工プロセスの中では、ビタミン、砂糖がWFPによって綿密に決められた基準によって加えられ、最後に精密なスキャナーで精査されることで、子供たちの安全で栄養価の高い給食を届けることができます。

せいぼの新しい給食提供の方法
2023年9月まで、せいぼもRAB Processorに委託してリクニパーラーを学校まで輸送し、配達し始めました。
以前は、RABは購入したリクニパーラーをせいぼの事務所のあるブランタイヤに届けることのみ、依頼をしていました。
しかしRAB Processorに直接学校に給食を届けてもらう形を取ることにしました。
そのことで輸送中の横領を防ぐことができ、輸送中と配達中の両方でリクニパーラーの損失に関するリスクを負わずに済んでいます。

また、Blantyreでトラック運転手を雇ったり、北部Mzimbaから学校までトラックを手配したりする必要がないため、スタッフの作業負荷が軽減されます。さらに、配送の効率が向上し、古いシステムでは21トンのリクニパーラーを輸送および配送するのに2,500,000MKの費用がかかっていたのに対し、新しいシステムでは1,700,000MKへと変更になったため、毎月約800,000MKの節約につながり、大きなコスト削減になりました。

【コラム】パーラーが作られるプロセス
まず初めには、契約を交わしている農家との取引の中で、メイズ、ソヤ(豆)を買い付けます。
もともと選んでいる農家さんだそうで、味、品質で伝統的に決めているそうです。

その後、メイズ、ソヤの清浄をします。この段階は、殻などの部分を取り除き、きれいにすることが中心になります。
同時に、品質の良いものだけをより分けていきます。その後、メイズとソヤを混ぜていき、小麦粉となっていきます。
そしてその塊を高熱と圧縮機械によって大きな圧力をかけることで、有害物質を取り除きます。
有害物質の中心はコエンザイムだそうで、体の消化器官に対して悪影響を持つものに関しては、このプロセスで排除していきます。

その後は、徐々に冷ましていく段階に入り、最後に必要な栄養素、糖分をWFPの基準値に合わせて加えていき、完成となります。

Mother Theresa ChildrenCenterとSt. Kizito小学校の支援開始
公開日:2023.10.01


せいぼは、今まで南部のBlantyre(ブランタイヤ)では、CBCC(コミュニティ型の子供センター)と幼稚園、保育園のみに給食を提供していました。
2023年9月、せいぼはパートナーの総合型教育キャンパスのMary Queen of Peaceと話し合い、Mother Theresa Children CenterとSt. Kizito小学校をせいぼの配給学校として採用しました。
当時、Mother Theresa children Centerには148人(男子71人、女子77人)、St. Kizitoには277人の児童(男子158人、女子119人)がいました。

この2つの学校が加わったことで、Seiboの学校分布が変わり、Blantyreには保育園しか無かったが、小学校が1校になりました。これによって、Blantyreでは46校、Mzimbaでは12校となり、2つの地区で合計58校となりました。
その後、2つの学校はリクニパーラーの作り方の訓練を受け、せいぼの南部のスタッフであるMwaiさんが、訓練の進行役を務めました。

Mwaiさんは南部の唯一のせいぼスタッフになるために、Mother Teresa Children Centerの職員とも子供たちのケアを協力して実施して、Mary Queen of Peace Catholic Campusの皆さんとも協力して進んでいくことにしました。
St. Kizito小学校についてはこちら、そしてMother Teresa Children Centerについてもこちらからご覧ください。

これからも、南部の活動もさらに強化していけるようにしていきます!

EARTH NOTE様でのご紹介
公開日:2023.09.22


SDGs情報メディアであるEARTH NOTE様に取材を頂き、せいぼの起源と現在の活動、その活動の発展について、お話をさせて頂きました。
記事については、こちらからご覧ください!

動画も、以下から見て頂くことができ、せいぼのことをかなり背景まで詳しく知って頂けるものになっております。

せいぼは、SDGsとしての観点では、ゴール1の「貧困をなくそう」に、給食支援を通して特に向き合っています。
具体的な現地との繫がり、さらに日本で透明性が高く、売り上げの100%が支援企業の影響で寄付となるフェアトレードのコーヒー販売も、その目標を目指していく上での題材になっています。

これからも、多くの企業様や学校法人の皆様と一緒に、学校給食を通して世の中を変えていく活動を、続けていければと思います。

学校説明会でのお取り扱い
公開日:2023.09.13


NPO法人せいぼでは、多くの小学校から大学の学校法人の皆様と、探究学習や課外活動でご一緒しています。
マラウイを通して国際支援について学び、その後実際に支援の仕方を考え、コーヒーを始めとした商品やプロジェクト創案を通して、支援を実施してみるというものです。
この活動は継続的なものとなっていて、支援後も現地の人々との連絡を取り、次の活動に繋げていくという持続可能性もあります。

今回、こうした学習を通したチャリティパートナー校の一つ、光塩女子学院中等科・高等科様にて、学校説明会で活動について取り上げて頂きました。
学生によるブランディング
Warm Hearts Coffee Clubのブランドを、学校の生徒たちの学習の成果や、建学の精神をもとにして、ブランディング、もしくはWarm Hearts Coffee Clubと共に、コブランディングを行うことで、主体的な学習に繋げています。
学校説明会では、そのブランド作り、実際のコーヒーのラベルデザイン作りの取り組みの一例が、紹介されました。

企業への訪問、ビジネス探究
さらに、Warm Hearts Coffee Clubのブランドの裏側、そしてビジネスとしての経営システムについて、関連企業、支援企業から話を聞く機会も、学生が持つことができます。
そのことによって、学生が将来社会に出て行った際に、社会にも還元できるビジネスのモデルの構築は、それぞれのステークホールダー(関連企業)のどのような思い、利害関係で成り立っているのかについて、知ることに繋がります。

こうした社会的な土台をもとに、道徳や政治経済、ミッションスクールであれば宗教と組み合わせていくことで、包括的な教育に繋がると感じています。
光塩女子学院中等科・高等科様は、上記のような学習を、現在学校の7時限目の特別授業という選択制の授業で進めています。
また、その人数は40名程度で、とても大きな規模になっていて、タイトルは「NPOの活動を体験してみよう」になっています。

これからも、せいぼはこうした機会を作りながら、チャリティ文化を学校給食支援のストーリーを通して、届けていきます!
他の学校の事例とお問い合わせは、こちらから!

新たな企業パートナー様(株式会社リアン御中)
公開日:2023.08.18


せいぼじゃぱんのパートナー団体をご案内します。

パートナー企業・団体


社会貢献活動や、社会貢献活動を企業戦略に取り入れている企業を応援されている会社、株式会社リアン御中が、せいぼの協働パートナーとなって下さいました。
この度は、誠にありがとうございます。

株式会社リアン様は、せいぼが企業様と協働し、社会的インパクトを広げていくための両者の架け橋として、ご協力頂きます。
これから、せいぼも多くの企業様の社会貢献や、サービスを展開される上での社会的意義を拡大していくため、お手伝いができる機会が増えればと思っております。
株式会社リアン様のサイトは、こちら
せいぼは、寄付型コーヒーブランドのWarm Hearts Coffee Clubでも、多くの企業様にCSRを通してお世話になっております。
こちらから事例についてもご覧いただけます。
これからも、多くの企業様と繋がり、世界から学校給食を通して飢餓をなくすというミッションを広げていきます!

高校生の探究学習プレゼンテーション
公開日:2023.08.18


2023年7月26日、東京の上智大学で開催された教員向けの研修授業にて、せいぼで活動している高校生が自身の探究学習についてプレゼンテーションを行いました。
せいぼは現在、多くの小学校から大学までの学校と提携し、課外活動や総合的探究の時間、社会科や宗教科の授業でご一緒しています。
2017年以降、カリキュラムにおいて探究学習が加わり、学校が外部機関と繋がり、より社会課題やその具体的な解決方法について学ぶことができる機会が、学生たちに対して提供され始めています。

学生の皆さんのプレゼンテーション内容

①コーヒーの販売(頌栄女学院)
東京の白金台にある頌栄女学院高等学校では、生徒会を中心にマラウイの課題やそれを支援するために販売するフェアトレードコーヒーについて、校内で宣伝をし、オリジナルのラベルをデザインした上でドリップパックに添付し、販売しました。
こうした取り組みで、スタッフから学んだことを自らが日本から取り組める身近な課題にすることができたとのことでした。

また、宣伝する上では、オリジナルのラベルを作製して学校の一体感を高めることになりました。
宣伝する工夫を凝らすことで、マーケティング実践の体験にもなったと思います。
中心となってくれた学生は、せいぼの支援企業が主催するオンラインコース、Mobell Courseに参加して下さり、チャリティやソーシャルビジネスについての理解を深めてくださいました。

頌栄女学院の高校生のプレゼンテーションは、こちらからご覧頂けます。

②マラウイの国際課題の学習、広報支援(サレジアン国際学園)

東京のサレジアン国際学園の学生は、大学受験で社会福祉系の学部を志望していることもあり、マラウイの学校給食が現地の人々の生活に対して、どのように役になっているのかについて、調べて頂きました。
また、それを日本の社会福祉的な環境と比べることで、マラウイのような国とはどんな点が異なるのか、私たちからできる支援は何かについて考えて頂きました。
せいぼは、その学習成果などを使用して、学校で社会科の授業に役立てさせて頂いたり、日本のNPOとして日本の課題に向き合いながらマラウイの支援をしていく方法について、向き合う機会になりました。

活動をしてくれた学生は、大学に提出する小論文の作成などに対して、参考となる題材を、せいぼとの活動の中で入手することもできました。
一般的に、高校生が国際NPOで実際に体験した内容を、短期間で小論文に盛り込むことは難しいですが、今回はその機会を提供することにも繋がりました。

サレジアン国際学園の高校生のプレゼンテーションはこちらからご覧頂けます。

・せいぼの学校との取り組みと狙い
せいぼは主に、以下のような流れで、学校と活動をしています。

【内容】
・マラウイと現地の抱える課題、学校給食の重要性についてワークショップを実施
・学生の皆さんと寄付型コーヒーの販売を中心に、現地の支援方法を検討
・支援プロジェクトや、商品開発を実施し、告知の開始
・実際の販売と、結果の報告。マラウイとのオンラインでの交流

【狙い】
・国際理解を深めるだけではなく、そこから見える課題を見出し、解決方法を考える。
・課題解決方法を具現化するために、マーケティングやプロモーションの体験をする。
・一度限りでの支援ではなく、支援先やスタッフとの継続的なコミュニケーションを図る。

※せいぼの提携校はこちらから。

学校給食の力とSDGs
公開日:2023.08.16


せいぼは、皆さんのおかげで日々、約17,000人の子どもたちに対して、小学校、幼稚園にて給食提供しています。
学校給食は、毎日学校に行くきっかけとして子ども達の卒業率向上に役立ち、十分に栄養を摂取しているため授業に集中することができます。
カゼンゴ小学校の学校運営委員会の財務担当であるシシリア・ムンバさんは、子供たちに食事が提供されることで、学習意欲が向上している点をし指摘しています。

今年、アメリカ国際開発庁(USAID)が発表したデータによると、マラウイの女子の小学校卒業率は51%、男子は54%でした。
マラウイは世界で4番目に貧しい国であり、平均年齢が18歳と非常に若い人口が増えている国です。
このため、基礎となる栄養と教育は貧困を軽減するために極めて重要です。
学校給食は、質の高い教育を受ける基礎となる栄養を子どもたちに提供し、貧困と持続可能な開発への解決策として考えられています。

子供たちが学校に行くことを阻んでしまい原因は、家族の支援のために働かなくてはいけなかったり、兄弟姉妹の世話をしなくてはいけなかったりなどが挙げられます。また、適切なインフラが不足しているなども原因として挙げられます。
多くの場合、農村の家族は日々の食事を確保するために働いていますが、十分な賃金を得ることは難しいです。

せいぼはマラウイにおいて、給食支援を通してこれらの課題に解決策の一つを提供することができます。
私たちが給食を提供することで、子供たちが学校に通うきっかけを作り、主に「飢餓をゼロへ(ゴール2)」と「質の高い教育をみんなに(ゴール4)」のSDGsの目標に対して貢献をしています。

NPO法人せいぼは、多くの日本の企業様からSDGsへの取り組みについて取り上げて頂いており、マラウイの給食支援について日本で広げて頂いております。
こうして、日本とマラウイの繋がりを増やしていくことができるのは、皆様のご協力のおかげです。
こちらから、メディアでの掲載について、詳しい情報を是非ご覧ください。

また、せいぼの寄付型コーヒーブランドのWarm Hearts Coffee Clubを通して、企業の皆様にはSDGs、CSRの取り組みでお世話になっております。
こちらから、企業様との具体的な協働の例について、見て頂くことができます。
これからも、皆様にさらに信頼をして頂ける団体になるために、活動を進めていきます!

SDGsメディアでの実績
公開日:2023.08.12


せいぼじゃぱんのパートナー団体をご案内します。

パートナー企業・団体


2021年以降、NPO法人せいぼは主に寄付型コーヒーブランドWarm Hearts Coffee Clubを通して、マラウイの給食支援、コーヒーの国際支援的側面をご評価頂き、企業のSDGsに関連するメディアにて、多くお世話になることができております。
企業の皆様のご支援のおかげで、多くの媒体にお世話になり、よりたくさんの人々に、マラウイの支援についてお届けする機会を頂くことができております。

今回の記事は、その一部のメディアをご紹介し、今後のSDGsやサステナビリティといった概念の発信と啓蒙、および具体的な給食支援によるアウトプットの亮右率が、どのように日本において展開していけるかについて、考えていければ幸いです。

・事例①:Mirasus for SDGs
株式会社ミラサス御中が運営されているMirasus for SDGsは、一つひとつの個人の積み重ねから、少しずつSDGs達成に向けて動き出すことを目標とされています。
メディアパートナーには、多くの企業様がいらっしゃり、そのSDGs貢献への取り組みを分かりやすく発信されています。

SDGsは確かにグローバルな目標になりますが、企業団体の啓蒙、そして個人の変化によって、達成されていくものだと思います。
私たちが今、習慣やマインドを変えることで、サステナブルな未来のために、少しずつ活動することが必要です。
NPO法人せいぼに関する記事は、こちらからご覧いただけます。

・事例②:Spaceship Earth
Spaceship Earthは、エレビスタ株式会社御中が運営されているメディアです。
SDGsの原則である「環境」「社会」「経済」の三側面で最高の結果を生み出せる方法を模索されており、SDGsの現状や取り組み事例、商品サービスについて紹介されています。
Spaceship Earthは、アプリもあり、気軽に多くの企業様の事例が確認できます。
こうして世の中に多くの事例が出ていくことで、それらが融合し、新しい取り組みが生まれていくことで、徐々にSDGsの取り組みが活性化されることを期待していきたいです。

NPO法人せいぼに関する記事は、こちらからご覧いただけます。

・事例③:SDGs Meet
SDGs Meetは、SDGsに出会う(Meet)する情報サイトとして運営されています。
運営されている株式会社コトラ御中は、人的資本コンサルティングファームで、経営を行う上で課題となりやすい人材リソースや組織文化作り、経営の仕組み化などにより生産性向上に貢献されている会社です。
株式会社コトラ様は、SDGsに関する情報発信国内No.1を目指し、日々情報を発信されています。

SDGsに対する意識が高まる世の中で、社会貢献に対する意欲が高い人的資本が集まっていき、各企業で活躍することで、さらに企業文化が時代にあった成長と遂げていくのだと思います。

NPO法人せいぼに関する記事は、こちらからご覧いただけます。

・事例④:Lookat
インフォコム株式会社御中は、Lookatというサービスで企業のSDGsの見せる化を実施しておられます。
ソーシャルメーターという指標で、具体的にどのようなSDGsの取り組みが展開され、結果が残せているかを表すことができ、それを社内、そして必要なものを社外にも共有ができます。
NPO法人せいぼの運営するWarm Hearts Coffee Clubは、企業様と連帯が可能なパートナーとして、こちらで紹介されています。

・事例から分かることのまとめ
以上のような事例から、下記のことが分かると思います。
まず、私たちは個人の習慣を変えることで、SDGsが示すゴールに近づき、将来の世代のために身近なことがから取り組めることです。

しかし、そのために何を実行すべきかについて、具体的に意識し続け、実施することには大きなハードルがあります。
そんな中で、自分の属するコミュニティ、生活の7割程度を過ごす会社の中でその動きがあることで、一つの共同体として、自分の事業、ミッションと関連させた事柄から、SDGsに協力することができます。
ここまでで、個人のもやもやした思いを、企業の支援によって具体的な形で体現するための仕組みができます。
こうした取り組みを、見つけるために、そのために、Mirasus for SDGsや、Spaceship Earthのメディアを利用することができます。

そして、それを身近に公開ができるメディアや見せる化するためのサービスを用いて、他者と共有することで、さらに企業間、個人間の交流が生まれ、長期的な目線を持った創造的なビジネスが相互作用で生まれる可能性を持つことができます。
そのことで、新しい企業の取り組みも、創発されると思います。
それを助長していくのが、Lookatのパートナーやソーシャルメーターによる見せる化なのだと存じます。

そして、それに感化された個人が、共感してくれる仲間を見つけ、ベンチャーとしてサービスを開始し、大企業がそれを取り上げることで、さらなる新しい取り組みが生まれると思います。
こうした意識を持った人材を、重要な人的資本として捉えていらっしゃる株式会社コトラ様のSDGs Meetは、その具体的な取り組みを見ていく上で重要だと思います。

・NPO法人せいぼとSDGs
私たちは、学校給食支援という方法で国際社会に対してインパクトを与えるために活動しています。
マラウイは人口の約半分が24歳未満で、乳幼児の割合も多く、子どもたちが幼稚園、小学校に通うことがとても重要な役割を持っています。
また、そのきっかけとして学校給食は大きな役割を持ち、朝食を給食でしっかり摂ることで、基礎となる教育に繋がります。
また、その教育を経て成長することで、マラウイにおいて農業、公務員以外の新たなビジネスを始め、国に必要なサービスを実施していくことにも繋がる可能性があります。

こうした発展途上国の持続的な成長、サステナビリティにも繋がるのが、Warm Hearts Coffee Clubのコーヒーでもあります。
フェアトレードで、売り上げの100%がマラウイの給食に繋がる商品は、現地の生産者のサポートに加え、子どもたちの日々に対して継続的なサポートにもなります。
私たちは、これからもSDGsというゴールとともに進んでいく企業とも協働し、ミッションを具現化していきます。

Seibo Malawiのディレクターが集合!
公開日:2023.08.11


8月21日、せいぼの創設者であるTony SmithとVince Owenが、せいぼのBlantyreオフィスを訪れ、チームとの非公式ミーティングを行いました。せいぼの起源、創設、組織を立ち上げるきっかけ、これまでの運営方法を話しました。
また、特に新しいプログラムスーパーバイザーが就任した今、初めてディレクターに会ったビクターの期待についても話されました。

会計士で理事の一人であるニールファー・オマール氏も出席し、課題への献身と情熱を持って組織について話しました。会場は非常に盛り上がり、ビデオや写真を撮影し、日本にも共有されました。
以下で皆様にも共有をさせて頂きます。

新しいせいぼキッズの入学と制服配布!
公開日:2023.08.11


せいぼでは、現地のAllocation Meeting(貧困家庭を選らび、奨学金を与える)を通して、特定の家庭の子供を「せいぼキッズ」として、その子供が属する地区の幼稚園(CBCC)に受け入れて頂いております。
無料でその子を受け入れてもらう代わりに、せいぼはその概要の幼稚園の全生徒の給食を無償で提供するという形を取っています。

ミーティングが終わり、受け入れ先が決まると子供を連れていき、新学期に備えた準備もせいぼが関わっています。

2023年8月23日には、せいぼの南部のスタッフであるMwaiさんは、新たに登録したSeiboキッズ4名に制服を配布しました。
子供たちは月内にKriver保育園、Tivwirane保育園、St. Theresa保育園、Makwika保育園へに割り当てられ、通園を開始ました。制服の配布は、せいぼキッズが保育園に無事送り届けられ、子どもたちの今後の成長を願うための大事な瞬間です。4名中3名に制服をプレゼントし、新しい学校生活の準備が整いました。

今後も、子どもたちの成長、せいぼキッズプロジェクトの進捗をお伝えしていきます!

北部での小学校コミュニティの会議
公開日:2023.07.26


せいぼと協働している小学校のコミュニティ内で、community engagement meetingという会議を開きました。
この会議では、1日により多くの子どもたちに給食を提供する方法や、効率よく活動を展開する様々な方法が話し合われます。
こうした会議によって、皆様からの頂いたご支援を有効活用していくための成長をするために、現地は動いています。

また、現在抱えている課題についても、話し合われました。
毎回の機会で、ブレストとして各学校の課題が提供されています。
こうした機会によって、私たちせいぼスタッフを含め、関係者がそれぞれの学校の現状を知ることができます。

その中の一つの学校であるカプータ小学校では、学校給食支援を拡大するなかでも、一旦給食支援を中断することになってしまった学校です。
食事を提供するための在庫のスペースの確保や衛生管理、スタッフの管理などの様々な課題があるのが現状です。
こうした中で、地域のリーダーや委員会のメンバーと協力して解決策を見つける必要がありました。

こうした現状の中で、カプータ小学校の関係者は、再度食品の取り扱い方法の研修を受け、給食支援の再開をすることができました。
子どもたちは、再び食事を学校で摂ることができるようになっています。

カゼンゴ小学校でも同じように、同じ地域に属している小学校の関係者と、会議を実施しました。
カプータ小学校での会議と同様で、こうした機会は給食支援の効率向上だけではなく、コミュニティ内の交流、情報交換に繋がり、社会的な関係構築に役立っています。
以下の動画が、子どもたちが給食を食べるいる様子です。

皆さんから頂く支援は、給食支援に対するご支援を中心に、付加価値として共同体全体の成長に繋がっています。
いつもご支援を頂き、誠にありがとうございます。
最後に、以下で給食提供に関わっている現地の方からのメッセージを紹介させて頂きます。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

東京外国語大学 With Africaの皆様とのワークショップ
公開日:2023.07.20


2023年7月19日、東京外国語大学のアフリカ研究グループ、With Africaの皆様とワークショップを行いました。
内容の中では、最新の世界銀行のマラウイでの貧困率の統計の取り方とその内容、そして私たちの現地スタッフの活動から見えてくる給食支援の現場の姿とその実際の効果について、お話しました。

こうした学問的な情報と、現場のNPOの働きを一緒に共有させて頂き、若い皆様の意見を頂くことで、どのようにマラウイを今後発信すべきか、そしてよりよい支援のために何が必要かについて、考えるきっかけにもなったと思います。
また、ワークショップ内ではマラウイコーヒーも飲んで頂き、その風味についてTastingノートを頂きました。

今後、イベントや学生の皆様が企画するワークショップなどで、ご一緒できる機会を増やしていく予定です。
この度は、貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いします。

せいぼは、こうしたワークショップの機会を学生の皆様とも作り、企業の皆様にはSDGs関連の情報発信、コーヒーを通したご支援とその報告の場を作っています。
詳しくは、こちらからもお問い合わせください。