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2025年せいぼ年間報告
公開日:2026.02.01



いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
このたび、せいぼの2025年度 年間報告書を公開いたしました。

2025年も皆さまのご協力のおかげで、マラウイの子どもたちに毎日温かい給食を届けることができました。
報告書では、現地での活動の様子や子どもたちの声などを掲載しています。
また、コーヒー販売を通じた支援の成果や、日本国内での教育活動についてもご紹介しています。

今年度は、マラウイ現地に訪問した学生も多くおり、その様子や増加した日本での学校との活動を通して、日本の教育現場が給食支援を通してマラウイの教育現場と繋がっている様子も見ることができます。

年間報告書はこちらからご覧いただけます:

日本語版

英語版

サレジアン国際学園世田谷での講演会
公開日:2026.02.01



せいぼは、1月30日にてサレジアン国際世田谷の高校3年生に向けて、キャリア教育と国際支援をテーマにお話をさせて頂きました。
フロリダ州立大学からインターンとして来ている大学生と、上智大学の学生にもお話を頂き、年の近い学生からも多くの刺激を国際的にご提供することができました。

テーマとなったのは、NPOという職業が今の高校生の将来の仕事の選択肢としてもあり得ること、「価値主導の経済」とも言われる社会の課題、不安と繋がった経済効果を生み出し、共感を得ていく仕事はどんな形で持続可能に実施できるかという点になりました。
また、まだ漠然と大学に行ったり、仕事をしたりする高校生に対して、伝統的な自己分析ではなく、活動して大学のキャンパスで色々な人の出会い、評価を経つつ、他者から自分の価値を教えてもらうことで、自分の方向性が徐々に見えてくることも、お話しました。

以上のような点は、大学生の言葉も力になりました。
フロリダ州立大学の学生は、第二言語で日本語を専攻していて、Environmental Science(環境科学)を勉強しています。
そんな中で、日本というユニークな文化で分野を探究し、その中でアフリカのマラウイのためのチャリティに関わることは、世界の持続可能性や未来の人的資本を給食支援を通して実践的に学ぶことに繋がっているとのことでした。

また、上智大学の学生は、もともと高校でのカトリック学校での学びなどの影響でボランティアや国際支援には関心があり、ルワンダに大学で行ったことから転部し、アフリカ専攻になったストーリーをお話してくださいました。
二人から分かるのは、出会いや自分の気持ちに素直になり、それに従って自分が懸命に取り組める分野で貪欲に行動していることです。

せいぼが展開するキャリア教育は、関わる多くの大学生を通して、伝えることができる点、そして事業型NPOでイギリス、マラウイとの繋がりを生かしてお話ができるというユニーク性があります。
これからも、多くのメッセ―ジを学生たちに広めていければと思います。

最後にですが、講義の最後にオンラインで参加し、オンデマンドでマラウイでの給食支援の意義、そのためのソーシャルビジネスとその事例、さらに実践までを学ぶことができるコースについても、担当している大学生からお話がありました。
海外のインターンと国内のせいぼのボランティアが協働して作製したコースで、多くの人が手軽にまず私たちのことを知り、深く関わりを開始することができるものになっています。

詳しくは、こちらからもご覧ください。


サレジオ高専、町田サレジオ幼稚園 90周年
公開日:2026.01.31



多摩境にあるサレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専)が2025年度で90周年を迎え、2026年1月31日にて式典を実施し、そこでマラウイのコーヒー、紅茶、チョコレートの御提供をさせて頂きました。

1月31日は、サレジオ高専を運営する育英学院の設立母体、カトリック・サレジオ修道会の創立者のドン・ボスコの記念日にもなっています。
さらには、町田サレジオ幼稚園10周年の式典にもなっており、多くのご関係者の方が集まっていらっしゃいました。
マラウイでもDon Bosco Technical Collegeがあり、大人が手に職をつけ家族を支えていくために重要な学校が、同じ「ドン・ボスコ」の名のもとに存在しています。

マラウイでは、学校で給食を摂り栄養をつけ、教育に望んだ上で、将来安定した職業に就くことが一連で特に大事な国です。
学校給食を支えるせいぼも、今回の90周年の機会にご一緒でき、とても光栄です。
そして、今回はマラウイの北部のチョコレート農園から仕入れたチョコレートも、来賓の方、関係者の方にご提供しました。
今回は、小さなチョコレートを取り扱う初めての機会となり、多くの方にコーヒーのお供として、ギフトとしてご活用を頂きました!

せいぼの関西チームの活躍
公開日:2026.01.30



せいぼは、2025年10月に終了した関西大阪万博の影響もあり、関西での学生スタッフチームが結成されました。
そのチームを代表して、東京に二名の大学生が訪れてくださいました。
特に今回は、コーヒー豆を提供頂いているアタカ通商株式会社様への訪問がメインとなりました。
その学生からの訪問の記録を、共有させて頂きます。

※関西のせいぼの活動はこちらから。

関西せいぼスタッフのアタカ通商訪問
2026年1月28日(水曜日)、アタカ通商の荒木社長に関西でのせいぼの活動報告に行ってきました。
こちらからは関西せいぼを代表して2名がイベント・教育について報告と質問をさせて頂きました。

また、荒木社長からはコーヒー業界の現状と課題について教えて頂きコーヒー1杯にどれだけの人が関わり苦労してそれぞれの人が支え合っているのかが分かりました。
これを踏まえて今後イベントや教育で授業をする際にいかせていければと感じましたし、これを伝えていくことが活動していく上で重要な事の一つだと思います。

そして質問する場面では、「何故マラウイのコーヒーは船でくるの?」という子どもたちからの疑問に一つ一つ丁寧に答えていただけました。
今回の経験を踏まえて、今後も関西せいぼでの活動をより広め、マラウイのコーヒーを知っていただきたいと改めて思いました。

今後の展開
今回の関西のスタッフの訪問で、さらに東京中心とした関東圏のスタッフと絆も深まり、全国に展開するせいぼのネットワークの力を感じました。
また、東京訪問の帰りには、中部の名古屋、岡崎にも訪問し、東海地方(静岡と愛知)にいるスタッフとも良いネットワークを築くことができました。

これからも、せいぼの広がりを増やしていくために、関西の皆様にもご協力いただければと考えています。

ミニチョコレートの販売開始!
公開日:2026.01.26



NPO法人せいぼは、マラウイの北部のムジンバにあるチョコレート農園Kwanza Cocoaと2025年10月から開始しました。
その中で、画像のミニチョコを2026年1月初めて仕入れ、サレジオ工業高等専門学校様専用のラベルで取り扱いを実施します。
チョコレートはちょうど会議などのコーヒーのおともに一口にぴったりで、パッケージは各学校や企業様がご自分でデザインを入稿いただければ、事前にマラウイの農園の直で提供し、1か月程度で日本に届けることができます。

※チョコレートについて詳細はこちら

企業様、学校様からのご連絡もお待ちしております!

マラウイの小学校で植林活動を開始
公開日:2026.01.25



NPO法人せいぼの活動パートナーであるSeibo Mariaは、マラウイ北部ムジンバ県の小学校において、植林活動を新たに開始しました。
本活動は、同法人が実施している学校給食プログラムと連動し、調理用の薪として伐採される木々を補い、環境の持続可能性を高めることを目的としています。
本取り組みの開始にあたり、ムジンバ県のカゼンゴ小学校で植林活動のローンチイベントが行われました。
当日、せいぼマリアのプログラムマネージャーであるビクター・ムトゥロ氏は、次のように述べました。

「子どもたちに温かい食事を届けるだけでなく、その食を支える環境を守ることも、私たちの重要な使命です。学校での植林は、地域とともに未来を育てる取り組みです。」

今回、せいぼマリアは200本の苗木をカゼンゴ小学校に寄贈しました。
同校の校長であるフィスカニ・ルハンガ氏は、次のように感謝の意を表しています。

「この苗木は、将来の世代のための大切な資源です。学校として責任をもって育て、守っていきます。」

NPO法人せいぼは、今後も食料支援・教育・環境保全を一体的に進める活動を通じて、マラウイの子どもたちと地域社会の持続可能な未来づくりに取り組んでいきます。

【学会発表のお知らせ】Moodle Moot Japan 2026
公開日:2026.01.25



「Moodleを活用した社会連携型オンデマンド講座の共同開発」をテーマにして、佐賀大学の教授と連携し、せいぼのオンラインでのソーシャルビジネス学習プラットフォームの紹介を実施します。

2026年3月1日(日)9:30より開催される学会になっており、Moodle(オンラインの学習用プラットフォーム)の教育業界での活用についてがテーマになっています。
本発表では、日本を拠点にマラウイの学校給食支援やサステナビリティ教育、ソーシャルビジネスの実践を学生に伝えるせいぼと、Moodle研究者チームが協働し、オンデマンド型Moodleコースを共同設計・開発した実践事例を紹介します。

せいぼは、全国各地での啓発活動やチャリティ活動を通じて、マラウイの教育・食支援のための認知向上と資金調達を行っています。
一方で、活動内容や理念を体系的に学べるオンデマンド教材の不足が、アウトリーチ拡大の課題になっていて、さらには安定した教材の提供、関係者の研修の実施の安定化に繋がっていませんでした。

本プロジェクトでは、Moodle研究者、大学での実践者、せいぼの学生スタッフ、職員、海外大学からの来ている学生インターンがチームとなり、せいぼが実施する給食支援の意義、NPOの価値と学生との連携の方法、ビジネスの事例と貧困課題を段階的に学べるMoodleコースを共同開発しました。

発表では、双方向のインタラクションが可能になる動画の作成方法の考え方、Moodle機能の選定理由、インターン育成のプロセス、NPOスタッフの組織的成長について具体的に報告します。
また、開発過程で得られた学びや今後の展望についても共有します。

本セッションは、Moodleが大学などの教育機関にとどまらず、NPOや社会課題解決の現場においてどのように活用できるのかを示す実践的なケーススタディとなっています。
教育テクノロジーと社会貢献の接点に関心のある方にとって、多くの示唆を提供する内容です。

発表概要
・タイトル:Moodle for Social Outreach: Co-Designing an On-Demand Course with Seibo Japan
・日時:2026年3月1日(日)9:30~
・発表時間:25分
・発表区分:一般講演(授業実践と教材開発)
・会場:静岡理工科大学 SUN MORNING ROOM A

発表者:
・Brendan Van Deusen(NPO法人せいぼ理事)
・山田 真人(NPO法人せいぼ理事長)
・せいぼ海外インターン、上智大学学生、高校生スタッフ1名

※詳しくは、こちらから。


鉢山中学校:マラウイコーヒー淹れ方講座
公開日:2026.01.22



渋谷区の鉢山中学校と、同じく渋谷に店舗を持たれているJOE TALK COFFEE様が協働し、中学生向けのコーヒーの淹れ方講座を実施されました。
マラウイのコーヒーを題材としてご活用を頂き、せいぼの代表の山田が他の授業でマラウイについて、コーヒーの産地とその生産方法、売り上げが給食支援に使われるストーリーとビジネスモデルを紹介した後、今回の淹れ方講座を実施しました。

一連の学習を経て、鉢山中学校の皆さんに具体的なコーヒーの楽しみ方とその背景を知って頂くことができ、とても良いイベントとなりました。
コーヒーを淹れるという一種の儀式を通して、生徒と地元のカフェの方々が一体となり、NPOの活動を通して国境を越えて産地の子供たち、人々と繋がることができたと思います。

これからも、せいぼは地元との繫がり、学生の皆様との輪を大事にし、活動を広げていきます。



京都外国語大学での授業
公開日:2026.01.21



せいぼは、京都外国語大学にて1月20日に授業をさせて頂きました。
授業の前に既に今回は、ある程度せいぼのこと、マラウイのことを調べて頂いており、講師の先生が担当するOral Communicationの授業の中で英語でたくさんの質問を、NPOの仕組み、ビジネスについて受け付ける形で展開しました。

多かった質問は、日本においてNPOをアフリカのために実施することの難しさ、そして日本人として海外支援を英語を使って実施することで感じた困難さについてでした。
代表の山田は、英語を海外でなく日本で勉強し、仕事で活用してきた経験をもとに、その困難さとやりがいの双方について、お話をしました。
また、学生たちは既に異文化の中での経験が多くあり、とても関心を持って聞いて下さっていたと感じました。

今後も、大学で具体的に社会でどのように国際的な活躍をするか考えている学生たちと議論することで、さらに団体としての活動の視野や活動場所を広げていければと思います。

「学校に行けること」は当たり前じゃない(静岡サレジオの中学制作)
公開日:2026.01.15


静岡サレジオ中学校の生徒様が、マラウイの貧困や労働状態の課題について、絵本にしてくれました!

「もし、明日から学校に来なくていいよ、と言われたら?」
そんな問いかけから始まるこの絵本は、私たちが当たり前だと思っている“学校に行ける日常”を、やさしく、そして深く見つめ直させてくれます。

・具体的な内容

主人公のマリアは、学校の先生から「世界には、学校に行きたくても行けない子どもたちがたくさんいる」という話を聞きます。気になって仕方がないマリアの前に現れたのは、不思議な妖精さん。
妖精に導かれてマリアが訪れたのは、アフリカのある国でした

そこで出会った少年ムファサは、毎日水くみや家の仕事に追われ、学校に行くことができません。
「学校? 行ってみたいな。でも、ぼくにはやらなくちゃいけない仕事がたくさんあるんだ」
その言葉に、マリアは初めて気づきます。学校に行けることは、決して“普通”ではないということに。

物語の中では、以下のような点が注目されます。

・子どもが1日にこなしている重労働
・文字が読めない、計算ができないことで広がってしまう「選択肢の差」
・貧困、ジェンダー、戦争といった背景

以上が、子どもにも分かる言葉と絵で丁寧に描かれています

そして物語の後半、ムファサは初めて「学校」という場所を体験します。

・自分の名前を書けた喜び。
・友だちと学ぶ楽しさ。
・給食を食べながら笑い合う時間。

その体験が、ムファサの心に「学びたい」「将来やりたいことを見つけたい」という希望の芽を灯します。

絵本の最後には、こんな問いが静かに投げかけられます。
「きみなら、ムファサくんのように学校に行けないお友だちに、何をしてあげたいと思う?」

この絵本は、答えを押しつけません。
代わりに、考えるきっかけを、読者一人ひとりに手渡してくれます。

教育現場・家庭での活用にも

本書は、以下のような目的でも使用できます。

・SDGs(目標4:質の高い教育をみんなに)
・国際理解教育
・キャリア教育・人権教育

以上いったテーマとも相性がよく、読み聞かせ後の対話やワークにも自然につなげられます。

「学ぶことは、未来を選ぶ力になる」
そんな大切なメッセージを、子どもたちの心にそっと届けてくれる一冊です。
絵本を全て見てみたい方は、こちらから。

Kalibu Academyの訪問
公開日:2026.01.14



せいぼは、マラウイのブランタイヤにあるKalibu Academyを訪問しました。
もともと学校でJapanese Clubを運営する農業の先生と日本で知り合いになり、連絡を取り続けていたことが、きっかけになりました。
今回の滞在では、ICT環境が整った校舎の様子や、日本語クラブの運営の様子を見せて頂き、さらには今後の活動のためのプランも立てることに繋がりました。

せいぼは、今後オンラインを通して、kalibu Academyの生徒さんに日本語や異文化体験の内容を定期的にお届けすることになりました。
今後、月に1~2回、現地の子供たちと授業に参加します。
kalibu Academy自体も、とてもユニークでインターナショナルな教育を実施していて、訪問当日にはモザンビークから来た家族にもお会いしました。

私たちも、筑波大学の学生にご協力を頂き、日本の歌や文化を楽しむ時間を作りました。
今後も、定期的な活動を実施していければ幸いです。


マラウイの滞在記(2025年12月~2026年1月)
公開日:2026.01.13



NPO法人せいぼの代表の山田は、2025年12月25日~1月7日まで、マラウイに滞在しました。
首都のリロングウェとせいぼのパートナーのせいぼマリアマラウイが活動するブランタイヤを訪れました。

1. 訪問の背景と目的
2025年の大阪・関西万博では、マラウイが「マラウイ国家開発ビジョン2063(Malawi Vision 2063)」に沿った、ビジネス・農業・持続可能な開発の新たな拠点として注目を集めました。
せいぼは同パビリオンにおいて公式通訳として関わり、マラウイとの多様なネットワークを構築することができました。
これにより、せいぼは日本とマラウイをつなぐ架け橋として、より主導的な役割を担う立場となりました。
(当日の活躍は、こちらから)

こうした背景のもと、せいぼは、パートナーシップの強化、進行中プロジェクトの確認、そして2026年に向けた組織目標の設定を目的として、代表を通してマラウイ訪問を実施しました。
本訪問では、教育・学校給食・ソーシャルビジネスの統合を軸に、※Seibo Maria Malawiにおける組織体制の変化への対応、ならびにBeehiveおよびMother Theresa Children CenterのOutreach Teamとの連携拡大に焦点を当てました。

※Seibo Maria Malawiの現状
Seibo Maria Malawi の現状(組織関係と給食支援の位置づけ)

①Seibo Maria Malawi
Seibo Maria Malawiは、NPO法人せいぼ(通称:せいぼじゃぱん)のパートナー団体です。
マラウイ現地において、学校給食を提供する活動を担っています。
この給食支援は、後述する幼稚園の活動を広げるためのアウトリーチ(Outreach)プロジェクトとして実施されています。

②Beehive(マラウイの社会的企業)
Seibo Maria Malawiは、2025年よりBeehiveというマラウイの社会的企業の傘下に入りました。
Beehiveは、複数の社会的事業や教育・福祉関連プロジェクトを統合的に運営しています。

③Mother Theresa Children Centre(幼稚園)
Mother Theresa Children Centreは、**Beehiveの中にある幼稚園(Early Childhood Centre)**です。
主に幼児教育と栄養支援を行い、地域の子どもたちの成長を支えています。

④Seibo Maria Malawi の役割(Outreach Project)
Seibo Maria Malawiが行っている学校給食支援は、
Mother Theresa Children Centreのアウトリーチ・プロジェクトとして位置づけられています。
幼稚園に通う子どもたちだけでなく、周辺の小学校の子どもたちにも支援を広げる仕組みです。

⑤Krizevac Project(英国のチャリティ団体)
Beehiveを支援し、全体を統括しているのが、**英国のチャリティ団体「Krizevac Project」**です。
Krizevac Projectは、Beehiveおよびその関連プロジェクト全体の戦略的支援と調整を行っています。

全体像(まとめ)
Krizevac Project(英国)
→ Beehive(マラウイの社会的企業)
→ Mother Theresa Children Centre(幼稚園)
→ Outreach Project としての Seibo Maria Malawi の学校給食支援

同じグループに属するすべてのチャリティ事業は、
Krizevac Projectの公式ウェブサイトから確認することができます。

【Krizevac Project(イギリス)】
↓ 支援・全体統括
【Beehive(マラウイの社会的企業)】
↓ 運営・基盤づくり
【Mother Theresa Children Centre】
(幼稚園/保育・栄養支援)
↓ Outreach(地域への広がり)
【Seibo Maria Malawi】
(学校給食プロジェクト)

2. 主な活動内容と訪問機関の概要
訪問期間中、せいぼは以下の教育機関、修道会、ビジネスおよび開発関連機関と意見交換・視察を行いました。

-Lake Malawi Anglican University

-University of Blantyre Synod

-Kalibu Academy International School

-Mary Queen of Peace & Mother Teresa Children Centre

-St. James Parish / St. Louis de Montfort Parish

-Medical Missionary of Mary

-Seibo Maria Malawi スタッフ

-Beehive Social Enterprise および Beehive IT Team

-Malawi Investment and Trade Centre(MITC)

-Mawa Farm / Satemwa Tea Estate

-Beetech

-Caritas Malawi(CADECOM / Caritas Africa)

3. 組織的意義とせいぼの2026年目標
協議および現地視察を通じて、せいぼは、2026年に向けた以下の3つの組織的優先事項を再確認しました。

明確なビジネスおよび社会的ビジョンの共有
Seibo Japan、Seibo Maria Malawi、Beehive、ならびに協力機関間の方向性と価値観の統一

教育プログラムを通じたビジョンの定着
特にキリスト教系学校を中心に、日本の高校・大学でせいぼの教育関連のプロジェクトを現地スタッフにも紹介。
(せいぼのネットワークはこちら

学校給食現場におけるビジョンの実践
学校給食プログラムにおけるモニタリング、報告体制、コスト算出の改善による透明性と持続可能性の確保

4. 大学との教育連携
Lake Malawi Anglican UniversityおよびUniversity of Blantyre Synodとの協議では、以下の具体的な学術連携案が検討されました。

・日本とマラウイの学生をつなぐ合同授業
・MoodleおよびZoomを活用したオンライン交流
・ソーシャルビジネス・マーケティング分野のケーススタディ共同開発
・認証付きサービスラーニングおよびインターンシップ・プログラム

※Moodleを活用した教育アウトリーチ
せいぼは現在、「マラウイのためのソーシャルビジネスを学び、実践するオンラインコース」を立ち上げています。
本事業では、日本の佐賀大学と連携し、Moodleプラットフォームを構築。
日本人学生を受講生として、マラウイ人を教師・アドバイザーとして迎え、教育プロセス自体を社会的ビジネスとして成立させることを目指しています。

5. Seibo Maria Malawiとの協議概要
Seibo Maria Malawiとの会合では、組織運営および持続可能性を中心に協議を行いました。主な内容は以下の通りです。

・年間活動データ(1月〜12月)の集約と月次報告体制の改善
・9月〜8月の給食サイクルを見据えた財務計画および2026年運営費の準備
・余剰資金の活用方法の見直しによる給食安定供給とアウトリーチ拡大
・IT・デザイン・メディア制作分野におけるスキル移転を重視したボランティアおよび人材管理
・Seibo Japanの体制は、常勤スタッフ1名(山田)と学生パートタイムスタッフ8名で構成。
・2026年に向けた課題として、常勤・非常勤の役割分担を明確化し、生産性の高いチーム体制を構築する必要性

6. ソーシャルビジネス、IT、デジタル分野の展開
Beehive Social EnterpriseおよびBeetechとの協働を通じ、プログラムの持続可能性におけるIT基盤の重要性が確認されました。

・Starlinkの設置および報告体制改善のためのネットワーク強化
・学校給食トラッキングシステムの開発
・ウェブサイト構築およびデジタルコンテンツ制作
・Caritas Malawiを含むNGO支援を目的としたChilomoni地区ITセンター構想
・Starlinkは設置済みだが、バッテリーおよび充電器の追加対応が必要
・ウェブサイト開発では、Caritas Malawiとの協働を検討中。リロングウェ司教協議会もサイト再構築に高い関心を示している

7. Caritas Malawi(CADECOM)との連携
全国組織として活動するCaritas Malawi(CADECOM)との協議では、以下の連携可能性が確認されました。

・CADECOMの全国教区ネットワークと連携し、日本のカトリック学校における学校給食啓発を推進
・Seibo Millで生産される現地産トウモロコシ(Likuni Phala)をCaritas支援給食事業へ供給する可能性(Joe Owen氏へ引き継ぎ)
・BeehiveおよびBeetechによるIT・デジタルマーケティング支援(May Bibiko氏へ引き継ぎ)
・Seibo・Beehive・Caritasの取り組みを結ぶ教育用ケーススタディの開発と、カトリック教育系学会での発表(複数の司祭と意見交換)
・日本のNGOのCalorbathと連携した、学校給食調理場向け環境配慮型燃料(ブリケット)導入の検討

これらの構想は、教皇フランシスコの「グローバル・コンパクト・オン・エデュケーション」および、女性・子ども・生計向上・長期的発展を重視するCaritas Malawiの方針と一致しています。

8. 今後のアクション
・Seibo Maria MalawiのVictor氏およびMwai氏と連携し、年間活動データを最終集約し関係者と共有
・Yamathonなどの大型チャリティ企画を実施し、企業へのリターン設計をSeibo Maria Malawiチームと共同検討
・CBCC(幼児保育センター)間での情報共有を目的としたStarlink改善対応の継続
・せいぼマラウイマラウイのMwai氏と連携し、SNSおよび年次報告書を通じた継続的な情報発信