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新宿エコワン・グランプリの展覧会
公開日:2025.10.24



NPO法人せいぼは、新宿エコワングランプリ受賞を受けて、エコギャラリー新宿にて展示を行いました。
会場では、新宿区をはじめ多くの親御さんや地域の皆さまにご来場いただき、マラウイの子どもたちへの給食支援の取り組みを紹介しました。

展示では、現地の給食の様子や、子どもたちの笑顔を伝える写真・映像のほか、日本の小学生を対象に実施しているワークショップの内容も紹介しました。ワークショップでは、コーヒーや紅茶を通じて「遠くの国と自分たちの暮らしがつながっていること」を学び、環境と人の両方を大切にする“エコな支援”の形を体験してもらっています。

また、身近な“エコ”の工夫を知ることができるコーナーも設置。使い終わったコーヒーかすの再利用や、フェアトレード商品を選ぶことがどのようにサステナビリティにつながるのかを、来場者と共有しました。

今回の展示を通して、NPO法人せいぼは、環境にやさしい選択がマラウイの子どもたちの未来を支えることを伝える貴重な機会となりました。ご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

仙台のドミニコ学院で講演会をしました
公開日:2025.10.23



2025年10月23日、仙台のドミニコ学院中学高等学校にて、NPO法人せいぼは「ソーシャルビジネスとカトリック精神のつながり、そして“召命(Vocation)”」をテーマに講話を行いました。

講話では、マラウイでの給食支援活動を通して、単なる「支援」ではなく「人の尊厳を守り合う関係」を築くことの大切さが語られました。
せいぼの活動は、コーヒーや紅茶といったフェアトレード商品を販売し、その収益を現地の子どもたちの学校給食に還元するという「働くことと愛の実践」を結びつける仕組みとして紹介されました。

生徒たちは、「働くこと」や「学ぶこと」が、誰かを助ける手段になりうるということを改めて考える機会となりました。特に、カトリックの教えに基づく“召命”—、すなわち、神から与えられた自分の使命を、日々の行動や職業の中でどのように生きるか、というテーマに触れ、社会の中で自分の役割を見つめ直すきっかけとなりました。

明治安田生命保険相互会社様との協働
公開日:2025.10.21



2025年10月19日、明治安田生命保険相互会社を始め、グループ会社の皆様とともに、戸田公園で開催されたレガッタ大会に参加しました。
その中で、NPO法人せいぼはマラウイ産コーヒー、紅茶を販売させて頂き、多くの方に飲んで頂きました。
販売数は約250杯となり、現地の学校給食分で約3,500食分の支援となりました。
それ以外にも多くのご寄付や物品の販売によるご支援も頂きました。

企業の皆様のCSRとしても、せいぼの活動が活用頂き、具体的な現地の教育の食に繋がる形となり、とても感謝しております。
今後も、企業や学校法人の方を始め、多くの皆様と繋がり、日本から支援の輪を増やせていければ幸いです。

向丘・白山コミュニティフェス(まちラボマルシェ)
公開日:2025.10.20



2025年10月、文京区・東大前の文京学院大学にて、向丘・白山地区の子どもたちのコミュニティとNPO法人せいぼが協働したチャリティイベントが開催されました。
このイベントは、「世界と地元をつなぐ」をテーマに、地域の小学生・中学生、そして海外からのインターン生が一緒になって企画・運営を行いました。

会場では、マラウイの子どもたちの学校給食を支援する取り組みとして、マラウイ産の紅茶・コーヒー・チョコレートが販売されました。特に今回の目玉となったのは、マラウイ産チョコレートの日本初販売。アフリカ南部の小さな農村で丁寧に作られたチョコレートは、訪れた多くの方に温かい驚きをもたらしました。

紅茶とコーヒーは、NPO法人せいぼが運営する「Warm Hearts Coffee Club」より提供されたもので、売上の一部がマラウイの学校給食支援に活用されます。参加した地域の子どもたちは、販売ブースの運営や呼びかけ、来場者への説明を通して、フェアトレードや社会貢献について学びながら実践しました。

イベントには、英国(UK)からの大学インターン生も参加。子どもたちと一緒にマラウイの現状を紹介し、国際的な視点から「支援の意味」を考えるワークショップも行われました。
言葉や文化の違いを超えて、地域と世界の若者が笑顔で交流する姿が印象的でした。

この活動を通して、マラウイの子どもたちへの給食支援と、日本の地域の子どもたちの学び・成長がひとつの輪でつながりました。
「遠い国の誰かの幸せを、自分の行動でつくる」——。その思いを胸に、参加した子どもたちの小さな一歩が、確かな国際協力の形となりました。

※参加者が作成した紅茶の宣伝動画

※寄付に繋がった子供たちの自作の作品

※子供たちが作った宣伝用POP

※参加した小学生の感想

追手門大学での学生スタッフによる講演会
公開日:2025.10.17



2025年10月17日、NPO法人せいぼは、追手門学院大学にて「ソーシャルビジネス論」の授業を担当しました。
この授業では、マラウイの子どもたちへの給食支援を軸に、寄付やフェアトレードを超えた「持続可能な社会貢献のかたち」をテーマとしてお話ししました。

授業の中ではせいぼの学生スタッフが登壇し、これまでの6年間にわたる自分の活動の歩みも踏まえて、学校給食支援のための全般的な働きについて話をしました。
今回が、学生スタッフによる大学での講義は、初めてとなります!
学生スタッフは、通訳として海外の支援者と交流した経験や、企業との協働を通じて社会的な影響を実感したこと、また学校現場での授業づくりやファンドレイジング、マラウイ産コーヒーのマーケティング活動など、多岐にわたる実践例を紹介しました。

特に、学生スタッフ自身の言葉で語られる体験談には、同世代の学生たちも強い関心を寄せて頂けたと思います。
この交流を通じて、せいぼの活動が単なる支援にとどまらず、若者が社会と関わる“学びと成長の場”となっていることを改めて感じる機会となりました。

福島南高校での講演会、座談会
公開日:2025.10.16



福島南高校の国際文化学科の生徒様を始めとするグループの方に、マラウイの給食の意義、コーヒー産業に関わる意味についてお話しました。
それぞれが海外に目を向けて活動をしたい学生が多く、関心を持って聞いてくださいました。

紅茶のアールグレイの歴史や植民地時代から現在までの貿易、現在のアフリカの産業について、特に熱心に話を聞いてくれました。
私たちの取り扱う商品が、具体的に学生たちの世界への目を開き、その商品を扱うことで実践的な国際支援になっていることに、とても感銘を受けました。

四日市大学での授業
公開日:2025.10.16



NPO法人せいぼは、四日市大学にて講演会を実施しました。
10月25日に行われる学園祭では、地元の高校生とも協働し、コーヒー、紅茶、チョコレートの販売も実施します。

授業では、一切スライドなどの資料は使わず、90分の授業となりました。
少人数制のゼミ形式で、さまざまな国籍の学生からの発言を英語、日本語交えながらアフリカ、西アジア、東南アジアなどの社会情勢を比較しつつ、マラウイの理解、コーヒーのサプライチェーンとその歴史、価格の経済的操作について学びました。
最後にはそれらを踏まえて日本で学生が自分で販売する上で意識すべき付加価値について、理解をそれぞれの視点で深めていただきました!

暁星高校でのNPO法人せいぼによる講演
公開日:2025.10.13



2025年10月、東京都の暁星高校にて、NPO法人せいぼによる特別講演が行われました。今回の講演では、「アフリカ・マラウイの現状と給食支援の意義」、そして「日本からできる支援のかたち」について、生徒たちに向けてお話ししました。

せいぼは、アフリカ南東部のマラウイで、幼稚園や小学校を対象とした給食支援活動を行っている団体です。現地では、多くの子どもたちが栄養不足のために十分に学ぶことができない状況が続いています。給食の提供は、子どもたちの健康を守るだけでなく、「食べられるから学校に行ける」という学びの動機にもつながり、教育の継続を支える重要な活動となっています。

講演ではまず、マラウイの地理や生活、そしてアフリカ全体が抱える「貧困と教育」「農業と気候変動」といった課題について紹介。写真や動画を交えながら、現地の子どもたちの笑顔や学校給食の様子を伝えることで、生徒たちは遠い国の話を自分ごととして感じることができました。

続いて、日本からの支援のあり方として、「寄付」だけでなく「ソーシャルビジネス」を通じて継続的な支援を生み出す取り組みを紹介。せいぼが運営する「Warm Hearts Coffee Club」では、マラウイ産のコーヒーを販売し、その収益を給食支援に活かしています。生徒たちは、消費と支援を結びつけるこの仕組みに強い関心を示し、「自分たちにもできる支援がある」という気づきを得ました。

講演の最後には、生徒から「どのように現地の人たちと協力して活動しているのか」「自分たちの学校でも支援を広めるには何ができるか」といった質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

今回のプログラムを通して、生徒たちは“支援する・される”という一方向の関係ではなく、“共に未来をつくる”という視点で世界を見る力を育んだ様子でした。

せいぼでは、今後もこうした学校との協働を通して、若い世代が社会課題を学び、行動につなげる機会を広げていきます。

立命館アジア太平洋大学のJASALでコーヒーを出しました!
公開日:2025.10.12



2025年10月、立命館アジア太平洋大学(APU)にて、日本の大学生を対象とした「JASALT(Japan Association of Self-Access Learning)」イベントが開催されました。NPO法人せいぼはこのイベントに参加し、マラウイ産コーヒーと紅茶の提供を通じて、学生に国際理解と社会貢献の体験の場を提供しました。

当日は、せいぼスタッフとボランティア学生が協力し、カフェ形式での提供ブースを設置。来場者は、マラウイの小規模生産者によるフェアトレードのコーヒーや紅茶を楽しみながら、途上国支援の現状や、社会的ビジネスの取り組みについて学ぶことができました。

せいぼの活動は、単なる飲料提供に留まらず、学生がマラウイの農村部や生産者の生活、教育環境に関心を持つきっかけを作ることを目的としています。また、今回のイベントでは、学生自身がボランティアとして参加することで、国際協力や社会起業への参加体験も得られました。

せいぼは今後も、国内外の教育機関やイベントでマラウイ産の食品を通じた学習・交流の場を広げ、持続可能な社会貢献活動の啓発に取り組んでいきます。

Seiboのオンラインコース!
公開日:2025.10.07



月曜日、10月6日に、オンラインでのSeiboインターンシップが開催され、マラウイでの貧困危機について取り上げました。このセッションでは、現在マラウイが直面している様々な危機について深く議論し、マラウイでの滞在を経験しているスタッフによる体験談を聞きました。

マラウイが現在直面している極度の貧困について学んだ後、インターン生たちはマラウイの人々を貧困との戦いでいかに支援するかについて自身のアイデアを討論しました。ある学生は、学校内でベイクセールを実施して、マラウイの学校や家族に寄付できるお金を集めるという生産的な提案を思いつきました。また、別の学生は、マラウイの貧困に関する情報を広めるために、大阪万博のパビリオンを学校内で再現することを目指したいと述べました。

オンラインインターンシップへの参加に関心がある方は、info@seibojapan.or.jpまでお気軽にお問い合わせください。また、@seibojapanをフォローして最新情報を入手してください!

※Seiboオンラインコース詳細
Seiboソーシャルビジネスコース&オンラインインターンシップ
NPO法人Seibo Japanは、大学生や高校生を対象に、マラウイの実例を通じてソーシャルエンタープライズ、チャリティ、SDGsについて学ぶソーシャルビジネスコースおよびオンラインインターンシッププログラムを提供しています。

コースについて
各セッション(約90分)には以下が含まれます:

・チャリティとSDGs – グローバル目標の理解と社会的行動がそれに寄与する方法。
・ソーシャルエンタープライズ – ビジネスが善の力となれる方法の探求。
・エシカル消費とマラウイ産コーヒー – Seibo活動の実例を通じて学ぶ。
・マラウイについて – マラウイの文化と課題について洞察を得る。
・プロジェクト立案 – 独自のソーシャルビジネス提案を作成する。

コースから得られるもの
・Seiboスタッフやマラウイ人スタッフとのディスカッションや、Q&Aを通じた実践的な英語コミュニケーション。
・グローバルなビジネスの作り方についての学び、社会的企業を起業していく上での知識。
・最後のプレゼンテーションを行う機会や、Seiboの継続的なプロジェクトへの参加。
・修了証(英語と日本語)。
・国際開発、教育、または社会起業家としての将来のキャリアパスのヒント。

-授業の具体例:マラウイの貧困に関するレッスン

Screenshot

参加方法は?
ぜひ私たちのソーシャルビジネスコースやオンラインインターンシップにご参加ください!

お問い合わせ
-info@seibojapan.or.jp / makoto.yamada@mobell.com
-Webサイト:https://www.mobell.com/jp/course
-フォロー:@seibojapan

※詳細はこちら

レークランド大学で、Mobal x Seiboのプレゼンをしました!
公開日:2025.10.07



2025年9月25日、レークランド大学にて講演会を実施しました。
オンラインと対面で、せいぼのスタッフ、そして支援企業のMobalスタッフの共同で実施した久しぶりのプレゼンでした。
Mobalの商品の利益は、2025年より全額チャリティにまわる形になっており、今後共にさらにマラウイに支援をできることを、とても嬉しく感じています。

Mobalとチャリティ
Mobal社は英国発の企業でありながら、日本およびマラウイでも社会的インパクトを持つ活動を継続しています。
Mobalの収益は、マラウイに拠点を置く「Krizevac Project」や「Seibo Malawi」などのチャリティ活動を支える原資となっており、教育・就労・福祉など幅広い分野で地域の自立を後押ししています。

Seibo Mariaは、NPO法人せいぼが給食支援をしているマラウイ現地のパートナー団体です。
Mobalは、日本とマラウイの団体と繋がり、グルーバルに展開する企業です。

今回の協働プレゼンでは、せいぼの活動紹介とともに、マラウイ産コーヒーや紅茶、チョコレートなど、チャリティとしてのストーリーを持つ商品も紹介しました。これらの商品を通じて、消費が支援につながる「ソーシャル・バイイング(Social Buying)」の仕組みを多くの方に知っていただくことができました!

マラウイ産チョコレート-Kwanza Cocoa
公開日:2025.10.06




マラウイ北部カタベイ県ルワジで誕生した「Kwanza Cocoa」は、マラウイ初で唯一のビーントゥバー(Bean to Bar)チョコレートメーカーです。
カカオ豆の栽培から加工、製造までをすべて国内で完結させ、環境に配慮しながら丁寧に仕上げられたチョコレートは、アフリカ・アメリカ・イギリスなどでも高く評価されています。
日本では、NPO法人せいぼが初めて輸入し、チャリティ型で販売します!

・商品詳細
種類も豊富で、以下のようなものがあります。

-90%ダークチョコレート
-70%ダークチョコレート
-KUMBUZI & SEA SALT(唐辛子と海塩)
-HEMP SEED(麻の実ナッツ)入りダークチョコ
-モカチョコレート
-ミルクチョコレート

以上以外にも、多彩なラインナップを展開。バータイプのほか、ボンボンやスプレッドなども製造されています。
せいぼでは、今回ミルクチョコレートと、70%ダークチョコレートを仕入れています。

農園での取り組みと労働環境
Kwanza Cocoa の特徴は、チョコレートの美味しさだけでなく、働く人々の生活を守る仕組みにもあります。

女性農家への支援
社員13名のうち約6割が女性。さらに、地域の女性農家に苗木や栽培研修を無償で提供し、自立した収入源を確保できるようサポートしています。農園で働く女性たちは、子育てや家事と両立しながら、安定した収入を得ることができます。

持続可能な農業環境
年間3,000本以上のカカオの木を植樹することで、農園の環境を豊かにし、気候変動への耐性を高めています。単なる農作業の現場ではなく、未来を見据えた「学びと実践の場」として機能しているのです。

フェアな労働条件
農園での作業は、児童労働を排し、大人が適正な賃金を受け取れる体制が整っています。農家は「Out-growers Program」を通じて会社と直接契約を結び、安定的にカカオを出荷できる仕組みを持っています。これにより、中間搾取を防ぎ、農家の手取りを確保しています。

環境と人を尊重するチョコレート
一般的なカカオは海外で加工されることが多く、長距離輸送によってCO₂が排出されます。しかし Kwanza Cocoa はマラウイ国内ですべてを完結させるため、環境負荷を最小限に抑えています。
さらに農園見学や試食体験の「Tastings & Tours」では、地元住民や訪問者が農園の仕事に触れ、チョコレートができるまでの背景を実感できるようにしています。ここでは、収穫したカカオを割って発酵させる作業、天日での乾燥、焙煎の工程まで体験可能です。

・ペアリング
コーヒーと相性の良いマラウイ産チョコレートです。
ブラックコーヒーにはミルクチョコレート、深煎りにはハイカカオのダークチョコレートと、それぞれ絶妙なペアリングが楽しめます。

「おいしい」時間が「未来を育てる一歩」になります。
ぜひ、NPO法人せいぼの寄付型チョコレートを味わいながら、マラウイの子どもたちの笑顔に思いを馳せてください。