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2025年4月の活動レポート
公開日:2025.05.23

2,025年4月分のマラウイの活動レポートが届きました!
是非ご覧頂ければ幸いです。

1.ムジンバ地区
①Chabere(チャベレ)小学校

二人の女の子が給食の入ったカップをもって微笑む様子(2025年4月1日)

「このアクセスが困難な学校で活動する教師として、私は生徒たちの熱心さに常に感銘を受けています。彼らは毎日長い距離を歩いて通学しており、温かいお粥の存在がその原動力になっていると感じています。せいぼマリアの給食プログラムは、生徒たちにとっての命綱となっています。それは彼らのお腹を満たすだけでなく、心も高揚させます。このプログラムのおかげで、出席率が向上し、集中力も増し、より明るい教室の環境が生まれているのです」とチャベレ小学校の学校保健栄養を担当する教師であるMkandawireさんが感謝を込めて語りました。


給食を受け取り嬉しそうな生徒たち(2025年4月1日)
学校で温かい食事が提供されるおかげで、距離は大きな障壁にはなりません。Chabereの生徒たちは毎日早朝から登校します。長い通学路であるにもかかわらず、彼らは温かい食事と温かい心で一日を始めています。
②Kanyerere(カニェレレ)小学校

スプーンで給食を食べる様子(2025年4月29日)

「一さじのお粥を口にするたびに、私はますます強く、そして明るくなっていくのを感じます。毎日温かい食事がとれるようにしてくださっているせいぼマリアさん、ありがとうございます。このお粥は、私が成長し、学び、笑顔になるための助けとなるので、毎日楽しみにしています。」
このように小学4年生の生徒は、誇らしげに語りました。


給食を持った元気な子どもたち(2025年4月8日)
私たちが見ることのできる一つひとつの笑顔は、身体だけでなく、心と未来をも養うことの影響力を証明しています

③St. Paul’s(セントポールズ)小学校

給食をもった生徒 (2025年4月10日)


給食を食べ、授業への準備万端な児童たち (2025年4月10日)
「この学校に通う多くの子どもたちにとって、このお粥は一日の最初の食事であり、時には唯一の食事となっています。せいぼマリアのプログラムは、単に身体を養うだけではなく、夢に活力を与え、出席率や健康状態の向上、そして子どもたちのより明るい未来を育む役割も果たしています。」と St.Paul’s小学校の校長先生のNkhomaさんは語りました。
どのカップにも、力強い約束が込められています。どんな子どもも、空腹で学ばなければならない状況に置かれるべきではありません。

④山本さんの訪問
東京外国語大学の学生で、アフリカ地域専攻の日本人ボランティアである山本さんは、当校の給食プログラムを直接体験するため、4月4日にムジンバに到着しました。4月7日から9日にかけて、コミュニケーション担当者や給食担当者と共に、ムジンバ地区内の9校を訪問しました。

訪問中、山本さんはせいぼのプログラムマネージャー、生徒、教師、学校委員会のメンバー、そしてボランティアとして活躍する調理スタッフなど、さまざまな関係者にインタビューを行い、給食プログラムの日常的な運営、地域の関与、全体的な影響について貴重な洞察を得ました。彼は給食の様子を観察し、生徒たちと交流する中で、このプログラムが出席率や福祉に直接的な恩恵をもたらしていることを実感しました。

4月10日、ミスク(チティパ)へ出発する前に、山本さんは私たちの週次チームミーティングに参加し、彼の訪問について振り返る時間を持った後、心温まるお別れのセッションが行われました。彼の訪問は、せいぼマラウイにとって重要な節目となるとともに、せいぼジャパンとの相互理解と協力関係を強化する一助となりました。


山本さんとせいぼのスタッフ (2025年4月8日)


山本さんと児童たちの様子(2025年4月9日)

⑤学校における食器の配布
私たちは、学校給食プログラムの衛生管理と効率向上に向けた継続的な取り組みの一環として、全ての協力校へ必要な食器類を配布しました。配布された品目には、手洗い用バケツ、石鹸、そして「ポータルカップ」が含まれています。

この「ポータルカップ」は、大きな調理鍋からお粥を給仕用バケツへ注ぐために特別に使用されるもので、より清潔で安全な給食提供を実現します。また、手洗い用の用品は、食事前に学習者の衛生状態を向上させ、病気の拡大防止に役立っています。
この配布活動は、学校のスタッフや地域社会から温かく迎えられ、支援に対する感謝の意が表されました。
この取り組みにより、食品安全の実践が強化され、尊厳をもって健康的な食事を提供するという私たちのコミットメントが改めて確認されました。


各学校の教員たちが用具を受け取る様子 (2025年4月15日)

⑥ムジンバでのチームトレーニング
私たちはムジンバで1週間にわたる一連の研修セッションを開催し、ブランタイヤオフィスからのスタッフも参加しました。主要なセッションの1つは、学校保健栄養教師向けの研修で、給食資材の管理責任を向上させるために、正確な在庫簿記録方法を指導することに焦点を当てました。

緊急時の備えを強化するため、応急処置キットと消火器の正しい使用方法についての実践的な訓練も行いました。さらに、2025年度の年間作業計画を見直し、各チームメンバーがそれぞれの役割を明確に理解し、せいぼの主要な目標達成のために効果的に貢献できるようにしました。これらの研修により、私たちのチームとしての能力、連携、そして協力体制が一層強化されました。


カゾンバ小学校、マチェレチェタ小学校での研修


マチェレチェタ小学校での教師研修


カブク小学校での在庫簿への記入方法の実演


学校保健栄養教師向けの研修が終わり撮影したグループ写真(2025年4月16日)


ムジンバオフィスで行われた消火器訓練(2025年4月16日)


ムジンバオフィスで行われた応急処置訓練2025年4月16日)

⑦学校にへのロケットストーブと鍋の配布
安全で効率的、かつ持続可能な食事の準備を提供するため、せいぼマリアは最近、ブランタイアとムジンバの学校に新しいロケットストーブと調理用鍋を提供しました。多くの学校では、使い古された設備のために、毎日のお粥作りが困難になっていました。
新しいストーブは、効率よくお粥を調理するのに役立ち、毎日すべての子どもたちが温かく栄養豊富な食事を受け取れるようにします。
各学校と共に、私たちは一食ずつ、より健康的な未来を築いていきます!


各小学校への器具の分配の様子

2.ブランタイヤ地区

私たちの活気あふれる学校では、力強い活動が進行中です!上の写真は、 学校給食委員会の指導に情熱を捧げる学校給食管理者、ハーバートさんです
(Kachimera CBCC、2025年4月9日)


会議の終了時には、新旧の学校給食委員会のメンバーが、この学校給食プログラムにおける自分たちの役割と責任を明確に理解していました。
(Kachimera CBCC、2025年4月9日)


研修セッションでは、学校給食委員会のメンバーに、給食プログラムに関する自らの経験、課題、そして懸念事項を共有するための場が提供されました。これまで取り組まれてこなかった課題が明らかになり、意義のある議論が行われました。

研修中に共有されたフィードバックと懸念事項は、プログラムの改善に役立てられ、学校給食の取り組みが学生、教師、そして地域コミュニティのニーズにより一層応えることで、マラウイの未来をより良くするための礎となるでしょう。


学校給食管理者の情熱と忍耐が、学校給食委員会との密接な連携の中で際立っています。

リクニパーラなしでは学校給食は成立しません。毎月この栄養豊富なお粥を学校に届けることは、毎日すべての空腹の子どもに食事を提供するという私たちの使命を称えるものです。

※リクニパーラ:せいぼが学校給食として提供しているとうもろこしが主成分の粉。提供時にお湯に溶かし、給食として提供している。

新しい鍋とストーブの提供により、学校給食管理委員会は栄養価の高い食事を安全かつ効率的に準備することができます。

ビジー・ビーズ保育園の生徒たちは、新しい鍋とストーブを受け取って大いに喜んでいます。学校給食プログラムを支援し、次世代の成功づくりに貢献しましょう!

「せいぼさん、素晴らしい贈り物をありがとうございます。使い古した鍋のせいで、これまで焦げたお粥に苦労していましたが、今後は子どもたちに栄養豊富なお粥をしっかり調理できるようになります。あなたたちのご厚意のおかげで、生徒たちにおいしく十分に火が通ったお粥を提供できるでしょう。」
―― 2025年4月30日、ビジー・ビーズ保育園 園長 グムリラさん

「この度、当校に新しい鍋とストーブが届き、大変喜んでおります。園長として、これらの必需品を最大限に活用し、子どもたちが毎日栄養豊富なお粥を受け取れるよう努める所存です。生徒たちの心と体を養うためのご厚意とご支援に、心より感謝申し上げます。」
―― ティナシェ保育園園長 マーシー・ムポンデさん(黒いドレスの女性)

給食支援データ(4月)
合計支援給食数:233,116食
北部ムジンバ地区:206,196食
南部ブランタイヤ地区:26,920食

2025年3月の活動レポート
公開日:2025.05.20

2025年4月の活動レポートについて、公開をさせて頂きました!
是非、皆さんにもご覧頂ければと思います。

1.ムジンバ地区
①Machelecheta (マチェレチェタ)小学校

マチェレチェタのボランティアが 生徒に給食を配る様子(2025年3月24日)

地域コミュニティとせいぼマリアが協力し、子どもたちに教育を通じて成長する機会を提供するために活動しています。
地域のボランティアメンバーは、全ての子どもが必要な栄養と教育の機会を得られる明るい未来への実現を目指して、尽力しています。
ボランティアのスタッフたちは、食事の準備や配布を行うことで、子どもたちが栄養を摂るだけでなく、学校に通う意欲も持てるよう支えています。

また地域の人々も、給食プログラムを支援することで子どもたちの未来に直接投資しているのだと理解しており、この活動に対する誇りと主体性を強く感じています。


給食をもらったシャイな双子の様子

この二人の生徒は最近、マチェレチェタで小学校に入学し、新1年生として学びの場に足を踏み入れました。
まだすべてが新しく周囲の環境に圧倒されているようにも感じていますが、彼らはよくお互いのそばに寄り添いながら、周りの活気溢れる様子を静かにながめています。

まだ他のクラスメートたちに心を開いていないものの、先生たちは彼らに希望を持っています。
給食を食べる時間は、彼らにとってかけがえのない時間となっており、鍋の周りでは笑い声が響き渡り、食べながらみんなで話しています。
少しずつではありますが、この双子たちは、給食の温かさや仲間たちの優しさの中で安心感を見つけつつあります。
この給食は単なる食事ではなく、友情を育む交流にもなっているのです。

以前は他の人と関わるのをためらっていた、内気な1年生の2人が、今では給食を受け取る際に幸せそうに笑顔を見せています。
そのおとなしい性格にもかかわらず、せいぼマリアの給食プログラムから提供される温かさと栄養が、彼らの顔に笑顔をもたらし、学校での居心地を良くし、共に食事を楽しむというささやかな喜びをもたらしています。

②Kanyerere(カニェレレ)小学校


給食をもらった生徒たちの様子(2025年3月10日)

温かい給食を受け取った少年たちの興奮は、ただ楽しいだけでなく心を豊かにしていることを意味しています。それは、せいぼマリアの給食プログラムが子どもたちの日常生活に与えている影響を象徴しています。
栄養の多い食事を受け取るという、シンプルでありながら大切な行動が、子どもたちに計り知れない喜びをもたらしています。それは、空腹を満たすだけでなく、学びへの意欲をかき立てる力にもなっています。


「給食の毎日の配給を受け取った後、喜びに満ちた笑顔を見せる子どもたち。

その笑顔には単なる満足感以上の物語が込められており、せいぼマリアの給食プログラムが提供する栄養豊富な食事のおかげで彼らの健康的に生活していることを象徴しています。

学校給食支援プログラムが始まってから、子どもたちの全体的な健康状態が著しく改善されたのを実感しています。栄養不足による頻繁な病気や欠席の日々は遠い昔のこととなり、子どもたちはますます健康になり、活力に満ち、学校活動にも積極的に取り組めるようになりました。教師として、病気で学校を休む子どもたちの数が減ったことを実感しており、クラスの出席率が大幅に向上しました。私は確信しています――子どもたちが十分な栄養を摂れると、学校に通い続け、学業で成功する可能性が高まるのです。」

「これは素晴らしい変化です」と、学校の保健担当である先生は誇らしげに語りました。

子どもたちは身体的に健やかに成長するだけでなく、教室での集中力も高まり、学ぶ環境が整っています。これこそがせいぼマリアの使命の本質であり、単に食事を提供するだけではなく、すべての子どもが強く健康に育ち、教育やその先の課題に立ち向かうための機会を確保することを目指しています。このプログラムを通じて、次の食事を心配せずに済む未来、そして健康と教育が両立する未来に向けた投資をしています。

2.ブランタイヤ地区


Makwika(マクウィカ)幼稚園に通う双子の園児のお母さん

せいぼの支援で、子どもたちに無料で幼稚園教育が提供されることによって、母親たちは時間と資源を自己のビジネスの発展に充てることができるようになります。これにより、彼女たちは自立心を育み、家族をより効果的に支える力を得ることができます。


Pillar of Light幼稚園に通う双子の様子

子どもたちが学校に通わなくなると、よくない習慣に陥り、個人の衛生を怠りがちになることがサイクロンによる混乱からわかりました。それに対して、学校に通うということは、親が子どもたちをきちんと身だしなみを整え、清潔な服装をさせることを促し、良い習慣を育む教育の重要性を示しています。

子どもたちは、食事の前後に手を洗うなどの良い衛生習慣を身につけるよう指導され、また学校の制服をきちんと整えて清潔な身だしなみを保つことも奨励されています。


Future leader’s nursery schoolでの写真

子どもたちは清潔な制服を着て給食を楽しむ中で、喜びと自信に満ち溢れています。その輝かしい姿は、次世代の明るい未来を象徴しています。


Future leader’s nursery schoolでの写真
せいぼの学校給食プログラムは、子どもたちの健康と幸福に直接的な影響を与えています。体重や身長の目覚ましい改善が見られ、給食の栄養が彼らの成長と発達を効果的に支えていることを証明しています。


Katondo (カトンド)CBCCでの写真
学校委員会で若い世代と高齢世代を一緒にすることは有益です。高齢世代はこれまで積極的に活動に関与してきましたが、若い世代への引継ぎが必要とされています。両世代を組み合わせることで、若い世代は先人たちの経験と知恵から学びつつ、給食プログラムにも積極的に参加することができます。この世代を超えたアプローチは、知識の伝承と能力構築を促進すると同時に、若者がプログラムの実施に関与することで持続可能性を確保します。


Tsamirani CBCC での写真

学校委員会の活発なメンバーのうちかなりの割合を女性が占めており、彼女たちはコミュニティ開発の取り組みに貢献することに大きな誇りを感じています。特に給食プログラムが子どもたちの健康や教育成果の向上に果たす重要な役割を認識し、その活動に積極的に参加しています。


Tsamirani CBCCでの写真

マラウイでの活動において、学校委員会のメンバーに喜びと笑顔をもたらすのは、子どもたちのための信頼できる食料源、特に給食の材料であるリクニ・パラの確保です。
現状を考えると、学校給食の提供は基本的なニーズを満たすだけでなく、生徒の出席率を向上させる大きな動機付けとなります。
栄養豊富な食事が確保されているという安心感は、懸念を軽減し、学校の取り組みを支援する意欲を委員会メンバーに与えるものです。

給食支援データ(3月)
合計支援給食数:318,195食
北部ムジンバ地区:292,605食
南部ブランタイヤ地区:25,590食

カトリック笹丘教会で講演をしました!
公開日:2025.05.11


2025年5月11日、せいぼは福岡のカトリック笹丘教会で講演会をさせて頂きました。
コーヒーを実際にご提供をさせて頂きながら、マラウイの自然環境、自然栽培の姿についてご説明をさせて頂きました。

福岡教区の青年会の皆さんも、準備で関わって下さり、とても良い交流にもなりました。
今後、活動を福岡でも、さらに広げていければ幸いです。

福岡教区のカタラントと活動しました!
公開日:2025.05.11


カトリック福岡教区の青年活動の一つである、「カタラント」にて、フェアトレードについての講演、せいぼの活動紹介をさせて頂きました!
カタラントでは、教会に来る青年たちの居場所、活動場所を広げており、メンバーがそれぞれ固有の体験によって、教会共同体と出会っている場所です。

私たちは、マラウイというアフリカの遠い場所とどのように繋がり、日本から自分のできることがあるか、そしてそれを考えることを、1杯のコーヒーから始められることをお話しました。
消費習慣を変えること、商品への意識を変革することで、世界の見え方が変わり、今まで意識していなかった他者と繋がることにもなります。

こうした経験を多くの皆様にして頂けることで、一緒に世の中を良くしていき、自分ができることを見つけて頂ける活動ができればと思います。
カタラントの活動については、こちらもご覧ください!
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立命館アジア太平洋大学で講演をしました!
公開日:2025.05.10


2025年5月9日、大分県別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)にて、講演会とゼミに出席をさせて頂きました!
貴重な機会を頂き、ありがとうございました!
参加した授業は、「サステナブル・ビジネス」というもので、ゼミも同じ教授の担当されているものとなりました。

せいぼの学校給食への理念、それの持つ付加価値を伝えることで、食が教育に繋がり、職業のスキルに還元されることで、マラウイの将来に持続的に効果を発揮する点をお伝えしました。
また、そのための資金調達のために実施するマラウイ産コーヒーの持続可能でしっかりと産地に根付いた農法についても触れ、それをアタカ通商株式会社様とともに東京まで輸入し、焙煎している過程、そしてチャリティ団体としてブランディングしていく流れも紹介しました。

その中で、どのような工夫によって、産地と向き合い日本で組織的に持続できるNPOの活動ができるのか、日本におけるNPO法の中での限界と創造性、経営戦略も具体的にお話しました。
今回の授業は、とても具体的で戦略的なお話ができ、生徒様のフィードバックもその後のアクションにすぐ伝わるものとなっていた点は、ゼミにおいても講演会においても、とても印象的でした。

松山大学でのSDGs講演会
公開日:2025.05.01


松山大学の英語の授業にて、せいぼはSDGsと関連させ、環境課題、教育、貧困の解決についての取り組みをお話しました。
その中では、大阪万博の中継を入れつつ、現地の人にも入って頂き、マラウイの挨拶や文化、マラウイの課題などにも触れて頂きました。

松山大学の皆さんからも多くの質問を頂き、とても有意義な時間となりました。
これからも、さらなる協働を期待しています!

瀬田教会でのコーヒー販売を実施しました!
公開日:2025.05.01


2025年4月13日、20日のイースターにて、東京のカトリック教会である瀬田教会にて、マラウイ産コーヒーを販売させて頂きました。
売上を通して、約700食分の給食支援に繋がるご寄付を頂きました。
この度は、本当にありがとうございました。

瀬田教会ではミサ後にコーヒーや紅茶、お菓子を毎回提供されており、ミサが終わってから日常に戻っていく過程を、教会の中で仲間とともに味わうことができます。
こうした大事な時期、そして時間の中でマラウイコーヒーを使って頂き、とても感謝しております。
これからもせいぼは、こうした教会共同体とともにも、一緒に活動を広げていきます!

マラウイの水事情と学校の修了式
公開日:2025.04.25


今回は生活の様子
洗濯についてと学校の様子をお伝えします。
4月後半のマラウイは少しずつ涼しくなってきました。
日本とは反対の南半球なので季節はほぼ反対です。
これから6~7月にかけて冬がやってきます。

生活の様子:洗濯
多くのマラウイ人の家には洗濯機がありません。
もちろん私も毎日、桶と洗剤を使って手で洗濯します。
天気がいい日は外に干してすぐ乾きます。お休みの日には朝早く起きて1時間ほどかけて手洗いで洗濯します。
洗濯している途中で断水になることもあります。
なかなか日本ではないことですが、水を大切にしたいですね。

2学期終了
日本は4月から新年度や新学期が始まり、新しい一年の幕開けとなっているころかと思いますが、マラウイの学校の
始まりは9月からなので継続して同じ学年です。
4月の中旬に2学期末の試験がありました。全校生徒が2800人を超
えた大きい学校なので、教室で試験を受けるとカンニングの嵐となってしまいます。
そのため、ほぼすべてのクラスが青空の下で試験を受けていました。支援学級の子たちも試験があり、点数をつけています。

成績が良かった子はみんなの前で表彰されます。
試験の点数が書かれた成績表を「スクールレポート」と呼んでいます。

サレジオ学院によるアタカ通商訪問
公開日:2025.04.23


2016年4月3日、サレジオ学院高等学校とその他二校の高校生が、私たちのマラウイコーヒーの輸入を実施しているアタカ通商様に訪問しました。
その際には、多くのインタビューを通して貴重なお話を聞くことができ、ビジネスの仕組み、NPOと提携している意図、市場の変動、そしてなりよりも社長の荒木様のコーヒービジネスへの思いを知ることができました。

以下にサレジオ学院の生徒様からの感想を載せさせて頂きます!

今後は今回学んだことを生かして広報によってより売り上げを伸ばしたうえでマラウイに貢献していきたいです。
(高2生徒)

マラウイとの取り引きを持ったきっかけが特に印象に残りました。
アタカ通商様を訪れたことで、コーヒーや紅茶に関する知識が格段に増えました。
アタカ通商の皆様、Warm hearts coffee clubの皆様、ともにアタカ通商を訪れた皆様、よくしていただきありがとうございました。
(高1生徒)

アタカ通商の荒木社長から、同社がお客さんに美味しいコーヒーを提供し続けている理由や、上質なコーヒー豆を安定して供給するための秘訣をお聞きしました。
MacosyProject(サレジオ学院の独自のプロジェクト)が将来PRすべきことを学び、とても良い経験になりました。
この機会を、僕が様々な社会問題に対し新たな視点を持つきっかけにできるよう、より一層努力していきたいと思います。
(高2生徒)

Seiboがマラウイコーヒーで大阪万博に出店
公開日:2025.04.22


NPO法人せいぼは、2025年に開催される大阪・関西万博に出店することになり、4月17日からマラウイのパビリオンにて、学校給食支援に繋がるマラウイ産コーヒーを出店しております。
コーヒーは、ムズズコーヒー農協から仕入れているもので、アタカ通商株式会社さまと提携し、日本で市場を拡大しています。
その市場が伸びれば伸びるほど、マラウイの未来を給食で支えることになります。

大阪万博は、2025年10月まで続きますが、今回を機会にマラウイの良いところをたくさん紹介し、コーヒーを実際に飲んでくれる方も増やしていければと思います。
万博バーチャルツアーも実施しているため、よろしければこちらから詳細もご覧ください!

カゼンゴ小学校のバーチャルツアー
公開日:2025.04.11


2025年4月9日、マラウイからオンラインで小学校のバーチャルツアーを実施しました。
東京外国語大学の学生で、アフリカ地域専攻の山本さんより、北部ムジンバのカゼンゴ小学校の様子を見せて頂きました。
せいぼは、北部の小学校は12校の子供たちに給食を出しており、朝食と昼食となっています。

動画は昼食の様子で、お母さんたちがボランティアで来て、トウモロコシ(メイズ)で出来たお粥であるリクニ・パーラーを子供たちに配っていたり、教室の中で食事の提供への感謝メッセージや、勉強したことを教えてくれたりなどの動画を見ることができます。

また、現地の制服制度、子どもたちの夢や勉強のモチベーションなど、様々な声を聴くこともできました。

参加者の小学生の一人が、今回のツアーの体験を、日記に書いてくれました!

以下の動画から、是非様子をご覧ください。

南山大学と聖園女学院の交流会
公開日:2025.04.10


2025年3月27日、南山大学の学生で、せいぼでボランティアをして下さっている学生と、南山学園の系列校で、神奈川県の聖園女学院様との間で、交流会を実施しました。
キリスト教の価値観から出てくるボランティアの精神が、具体的にせいぼと学校との繋がりを通して具体的なビジネス、持続可能な動機付けに繋がっている点が感じられ、とても充実した時間となりました。

それぞれの学校の学生が交流することで、キャリア教育の一環としても大きな役割を感じました。
こうした取り組みによって、大学生と高校生がNPOという架け橋を使って繋がって頂ける機会を、さらに創出していければと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします!