Makoto Yamada のすべての投稿

2025年2月の活動レポート
公開日:2025.03.24

 

2025年2月のマラウイでの活動についてご報告します。

1. 天皇誕生日祝賀会(在マラウイ日本大使館)

2025年2月20日、せいぼマリアは在マラウイ日本大使館の招待を受け、リロングウェのBICCで開催された日本国天皇誕生日祝賀会に参加しました。せいぼマリアを代表して、Victor、Future、Mwaiの3名が出席しました。このイベントは、政府関係者、企業パートナー、外交関係者とのネットワーキングの貴重な機会となりました。

せいぼマリアは、バナーやプロジェクターを使用した展示ブースを設置し、活動内容を紹介しました。イベントでは、大矢大使やNancy Tembo 大臣などの要人によるスピーチが行われ、日本がマラウイにもたらしてきた貢献が強調されました。また、文化パフォーマンスや伝統的な鏡開きの儀式も披露されました。

せいぼスタッフの様子

大矢大使(在マラウイ日本国大使)とせいぼスタッフ

 

2. せいぼ誕生9周年記念式

2月11日、せいぼの9周年を迎え、SNS上で記念の投稿を行いました。本格的な記念式典は2月28日にブランタイヤで開催されました。

記念イベントの一環として、Kriver幼稚園で給食調理実演を行い、せいぼのスタッフ、理事、近隣の学校の校長が参加し、せいぼの理事が子どもたちに給食を提供する特別な機会となりました。

食事の後、理事のDhlelisile Phiri 氏がケーキカットのセレモニーを行い、子どもたちは楽しそうに「ハッピーバースデー」の歌を歌いました。参加者全員でケーキを分け合い、忘れられないひとときを過ごしました。

「近隣の幼稚園の校長たちが給食調理実演会に参加し、学校給食プログラムへの献身と責任感を示しました。栄養が教育と子どもたちの健やかな成長にとっていかに重要であるかを改めて強調する機会となりました。」

「せいぼのプログラムマネージャーであるVictor Mthulo氏に、温かい給食を提供できたことを光栄に思います。これは、彼の組織への献身に対する感謝の気持ちを表すものでした。」(Kriver幼稚園にて撮影)

給食の準備をするせいぼの理事とプログラムマネージャー

給食を食べる校長たち

ケーキカット後の子どもたちの様子

子どもたちに給食を提供した後、給食を食べる理事とプログラムマネージャー

 

3. 学校長会議

記念式典の後、午後にはMary Queen of Peaceホールにて学校長会議を開催しました。議題には、新しい帳簿の適切な記録手順、給食の適切な調理方法、給食原料の安全な保管方法、学校内での盗難などの緊急事態への対応プロトコルなどが含まれました。また、既定の手順や標準作業手順(SOP)に従わなかった場合の影響についても説明されました。

会議後、学校に調理器具を配布し、集合写真を撮影して閉会しました。




「せいぼのチーム、校長、学校委員会、教師たちが一堂に会し、会議の後にせいぼじゃぱんへの心からの感謝の意を表しました。」(St.  Kizito小学校にて撮影)

 

4. 日本からの視察スタッフの訪問
せいぼじゃぱんが実施する日本での教育プログラムで出会った米山翔さんが、マラウイの給食支援現場を訪れてくださいました。
現地の給食支援の様子を観察して下さり、マラウイの人々との交流を通して、現地と日本の間の絆を深める上で、積極的な効果をもたらしてくれたと思います。
今後も、日本での学校教育プログラムにも、米山さんからのご報告やご経験内容を生かしていければと思います。


 

5. 学校給食プログラムへの感謝(学校関係者の声)

「このプログラムは、単に給食を提供するだけでなく、子どもたちが遊びやダンス、その他の表現活動を通じて創造性を育む機会も提供しています。総合的な教育と成長を促す貴重なプログラムです。」(Kriver幼稚園にて撮影)

「せいぼのチームは、世界中のお腹を空かせた子どもたちに食事を届けるという使命の達成に向けて、力強く取り組んでいます。」(Kriver幼稚園にて撮影)

「空腹の子どもたちは、不機嫌になりがちです。一方、栄養のある温かい給食を食べた子どもたちの明るく幸せそうな表情は、その満足感を物語っています。」(St. Kizito小学校にて撮影)

「学校給食プログラムの成功は、適切な衛生習慣の維持が鍵となっています。特に現在は雨季であり、コレラの流行が懸念されるため、手洗いの徹底が水系感染症の予防に不可欠です。」(Tinashe幼稚園にて撮影)

「保護者たちは、この給食プログラムが子どもたちの成長を支えていると高く評価しています。学校で提供される給食が子どもたちの登校意欲を高め、健康的に成長する助けとなっていると述べています。」(Kriver幼稚園にて撮影)

「この10歳の少年にとって、給食は単なる食事以上の意味を持っています。『学校に行けばお粥がある、それが楽しみで毎日通っています』と彼は語ります。『大きくなったら先生になりたいです』と自信を持って話していました。」(Kabuku小学校にて撮影)

2025年2月の給食記録

給食支援データ(2月)

合計支援給食数:346,542食

北部ムジンバ地区:318,719食

南部ブランタイヤ地区:27,823食

大阪での3校合同イベント!
公開日:2025.03.23


2025年3月22日、大阪府茨木市でNPO法人せいぼは、子育て総合型施設おにクルにて3校の探究学習パートナーの学校と交流、学習発表のイベントを実施しました。大阪で開催される万博にて、マラウイ大使館も出店することも視野に入れ、そして関西、四国エリアで広がるせいぼのネットワーク強化を考え、開催されました。

今回のイベントには、徳島市立高校、兵庫県立伊川谷高等学校、浜松開誠館高等学校が来てくださいました。徳島市立高校はコーヒーかすを使った匂い袋の作成とデコレーションを実施しており、子どもたちに人気でした。そして、伊川谷高校は、放置竹林を使ってアップサイクルグッズとしてマラウイの国旗が完成するパズルや、輪投げを実施し、親子連れにたくさん楽しんで頂きました。

また、浜松開誠館の皆様は、静岡県浜松市で実施してくれている探究活動を、多くの方に紹介する時間になりました!

今後、さらにせいぼの団体としての社会資本としての価値を、学校同士の交流、市民活動とのネットワークとも繋げて、拡大していければと思います。そして、若い学生の皆様にも、その価値を感じて頂けるように、団体として成長していければと思います。

明星高校とマラウイ産紅茶を販売しました!
公開日:2025.03.21


2025年3月20日、明星学苑高等学校ではマラウイ産の紅茶を販売し、学校給食支援に繋げてくださいました。
晃華学園高等学校の学生も協働してくださり、多くの学生の交流の場にもなりました。
今回、紅茶のみで出展するのが二回目となり、アールグレイ、ストレート(ダージリン)ティの売れ行きが良く、多くの方々に楽しんで頂けたことが心に残りました!

マラウイの紅茶は、1929年からの歴史があり、伝統的な産業になっています。
日本でも輸入されている量が増えており、コーヒーと同時に今後も、紅茶の取り扱いを通して、給食支援がさらに拡大していけるように、活動を増やしていければと思います。
明星高校の皆様、ご関係者の皆様、本当にありがとうございました!

そして、けやき祭りの関係者の方も、府中の地元でマラウイの支援の呼びかけをさせて頂き、ありがとうございました!
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

ドルトン東京学園中等部・高等部での活動
公開日:2025.03.21


2025年3月16日にドルトン東京学園中・高等部にて、ドルトンEXPOというイベントに参加させていただきました。合計4時間ほどでマラウイの給食約2400食分に相当する売り上げがありました。

せいぼのブースでは、テーマラボでせいぼの授業に参加している生徒たちがポスターを作成して掲示していました。
販売、ポスターや商品の説明などはドルトンの生徒たちが中心となって授業で学んだことを来てくださった方に伝えていました。

高校生たちは、この販売会までに5回の活動をせいぼのスタッフと実施し、それぞれの班に分かれて広報、オンラインでの告知、継続的な販売戦略の検討、クラウドファンディングの実施などを計画、実行してきました。
今回はその発表の場にもなりました。

これからも、生徒様との活動の場が広がっていくことを、願っています!

大宮国際中等教育学校でのコーヒー、紅茶販売
公開日:2025.03.18


2025年3月14日~15日において、埼玉県の大宮にある大宮国際中等教育学校にて、学園祭に出席をさせて頂きました。
二日間で約13000食分の給食支援に繋がる売り上げとなりました。
学校の生徒の皆さまは、学年を越えて広報用のビデオを作成したり、こちらのようなインスタグラムのアカウントを作成して自分の活動をブランディングしたりなど、積極的な活動をしてくださいました。

また、販売商品も、マラウイ産コーヒー、紅茶のアールグレイ、ストレートティも販売され、セットでの商品販売となりました。
多くの方に紅茶、コーヒーを試飲、そして購入を頂けたことを、とても感謝しております。
これからも、さらに学習に繋げつつ、支援を拡大していきます!

ドミニコ学園でのワークショップ、講演会
公開日:2025.03.15


2025年3月10日、聖ドミニコ学園(世田谷区)にて、2時間30分ほどの講演会、ワークショップを実施しました。
その中では、豊かさについて考えるワークショップを実施し、その豊かさをマラウイの良さ、日本のできることを繋げて、お互いの学びになることも狙いとして、マラウイの給食支援のためになる企画を、グループごとに考えてもらいました。

当日は、大学生のせいぼスタッフ二名、高校生1名にも参加して頂き、過去の活動で実施してきた内容についても発表してもらうことで、年の近い学生の活動を土台に、考える事ができました。
聖ドミニコ学園では、年に二回お呼び頂き、講演会と実践に繋がるワークショップを実施しています。
これからも、マラウイがアフリカの貧しい国という点だけではなく、独自の豊かさで日本が持っていない点も取り込みつつ、一緒に未来を作っていくパートナーとして活動をしていける方法を、模索していければと思います。

コーヒーウォーカー様とのイベント
公開日:2025.03.12


2025年3月9日、せいぼは学生スタッフとともに、コーヒーウォーカーの皆様とともにイベントを実施しました。
コーヒー、紅茶好きの皆様が集まり、多くのマラウイの情勢や文化、コーヒーの輸入を始めとした産業など、様々な角度からお話をさせて頂きつつ、コーヒーを飲んで頂き過ごしました!

普段あまり経験しないような、様々な年代の方との交わりの時間ともなり、充実していました。
マラウイ産紅茶の歴史もお話し、特にアールグレイはその香りの評判がよかったです。
これからも、こうした社会人の皆様との企画も、積極的に進めていければと思います!

Virtual Tourでマラウイコーヒーを紹介!
公開日:2025.03.09


NPO法人Virtual Photo Walks様と協働で、マラウイコーヒーを焙煎している月島のもんじゃストリートのツアーを実施しました。ガイドや代表の山田、そしてカメラマンはインターンのFrancescoでした!
焙煎で御世話になっているライブコーヒーの川島様も、ありがとうございました!
ライブコーヒー様については、こちらもご覧ください。


せいぼは、マラウイでもバーチャルツアーを実施する予定です。
こうして、日本におけるマラウイ支援、その具体的な姿を広く皆さんに伝えることができ、とても光栄です。
これからも、よろしくお願いします!

三重県立白子高等学校の活動
公開日:2025.03.06


2025年3月4日、せいぼの代表の山田は、三重県立白子高等学校を訪問しました。
白子高校では、図書館カフェを開き、マラウイのケースを事例にフェアトレードや国際支援の重要性、アフリカの現状などを伝える活動をしています。

マラウイコーヒーを、授業中の休み時間に来てくれる学生や先生たち提供したり、展示物を説明したりなど、積極的に活動を展開されていました。
他の学校にとっても模範となる、創造的で良い活動と感じました。
こちらから、以前の記事も見て頂けます!

これからも、どうぞよろしくお願いします!

CEOキッズアカデミー様での授業
公開日:2025.03.05


2,025年2月22日、せいぼはCEOキッズアカデミー様の練馬校で、小学生から高校生の皆様に授業、ワークショップをさせて頂きました。
英語と日本語で授業を実施し、マラウイの紹介、子どもたちの現地の様子、給食の大事さ、アフリカと日本の繫がり、そしてコーヒーを通して支援の仕方について、お話しました。

こうした話題を通して、参加者の方がこれからも自分で事業を実施していき、具体的な支援に関わり、結果を残していくことができる行動力に繋がっていけばと思います。
今後、せいぼは、CEOキッズの皆さんと活動を続け、小さなCEOを発掘していければと思います。

また、別途高校生からは進路のご相談なども受け付けました。皆さんが真剣に将来を考え、世界にも目を向けていることに、とても感銘を受けました。
これからも、どうぞよろしくお願します!

教育DX改革とせいぼの活動
公開日:2025.03.01


2025年2月28日、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、教育DX推進フォーラムが開催されました。
その中で、NPO法人せいぼはRUN.EDGE株式会社様とともに「映像DXで変わる、新しい形の教員育成」と題したプレゼンテーションを実施させて頂きました。

ワークショップでは「授業映像を視聴して行うビデオタギング」「目前の授業を見ながら行うリアルタギング」のタギング体験会を行いました。
授業を見学(視聴)しながらボタンを押して授業映像内にポイント(良かった点、改善点等)の映像情報を残し、映像を活用する新しい形の授業指導の可能性をお試しいただく体験会です。

その模擬授業として、せいぼのソーシャルビジネスの探究学習の内容を使用頂き、その授業にタグとしてコメントや質問をつける体験となりました。
教育事業にも多くのパートナーを持つせいぼは、これからもこうした教育改革と、それに基づいた企業様との協働も、積極的に進めていければ幸いです!

Christian Life Community Japanでのコーヒー提供
公開日:2025.02.28


CLC Japan (Christian Life Community Japan)にて、2025年2月20日~23日、参加者の方々にコーヒーをご提供させて頂きました。
インドネシア、韓国など、オーストラリア、ニュージーランドなど、様々な国の人々の方に、アフリカのマラウイのコーヒーを飲んで頂き、日本での分かち合いの時間、交流のひと時に貢献できました。
約3000食分になる寄付を頂き、CLCの三つグローバルなネットワークとマラウイの支援を繋げることにもなりました。

この度は、貴重な機会を頂きありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!