Makoto Yamada のすべての投稿

東京外国語大学での講演
公開日:2023.06.18


2023年6月15日、東京外国語大学にて、せいぼの活動をアメリカのインターンと一緒にお話しし、様々な国籍の皆様とどのように協働していけるかについて、ディスカッションをさせて頂きました。

とても有意義なものとなり、日本のチャリティへの文化と他国との違い、それを踏まえての企業へのアプローチの仕方など、様々なテーマを扱いました。
以下のようなトピックが、特に心に残り、今後の大学生との協働にも生かすことができそうです。

・学生と日本企業のCSR、SDGsへの意識の特徴を調べ、NPOが関われる方法を模索する必要がある。
・学生との連帯の中で生み出されるイベントやトピックを決めたトークセッションで、活動をさらに広めていく。
・日本だけではなく、海外の組織などにも活動を告知し、協働のヒントを得る。

せいぼは、津田塾大学様の総合政策学部の学生や、立教の観光学部の皆様から、日本の地域の方、企業、他のNPOの皆様との協働の方法についても、ヒントを頂きつつ進んできました。
せいぼは、支援企業の英国企業Mobellとともに、チャリティ、ソーシャルビジネスを学ぶことができるオンラインコースも実施しており、大学生の皆様にも、進路選択や奨学金の獲得の題材として使用頂いております。
企業からインターン証明書が、1か月でご提供もできるものです。
詳しくは、こちらからもご覧ください。

今後も、こうした機会を生かして、学生の皆様とも協働していければ幸いです。
その他、こうしたプログラムについてご関心がある方は、是非こちらからお問い合わせください!

サレジアン国際学園:クラフト部の活動
公開日:2023.06.17


2023年6月14日、東京都北区赤羽のサレジアン国際学園のクラフト部の皆さまは、せいぼの寄付型ドリップパックコーヒーを、手作りのギフトカードとともに販売をしてくださいました!
売り上げによって、約990食分の現地の給食費用となります。
クラフト部の特徴を生かした、有意義な取り組みを実施頂けたことを、とても嬉しく感じています。

サレジアン国際学園のクラフト部の皆様には、2022年春頃からお世話になっていて、様々な独創的な取り組みを実施頂いております。

その独創性を、今後も引き出すための取り組みとして、2022年12月には焙煎店であるライブコーヒー様の取材も実施されました。
以下の写真は、実際にマラウイコーヒーが焙煎されているところを見ている様子で、豆がはねる(ハゼ)様子を観察しています。
一緒に焙煎店を回って説明をしてくださったのが、ライブコーヒーの社長様の川島さんです!

コーヒーの焙煎の姿、そして焙煎店のこだわりを知ることで、さらにクラフト部の皆様も、ユニークな活動をしていって頂ければ嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

晃華学園様とのコーヒー焙煎店見学
公開日:2023.06.12


6月4日(日曜日)、せいぼは東京都の私立学校である晃華学園の皆様とともに、寄付型コーヒーサイト、Warm Hearts Coffee Clubの生豆の焙煎を依頼している、ライブコーヒーの川島さんからコーヒー豆の焙煎について学ぶ機会がありました。

川島さんは、実際に東京の月島にある店舗で豆を焙煎する方法を教えてくださいました。川島さんは、コーヒー豆の焙煎工程を、詳しく説明してくださいました。

コーヒー豆について
焙煎をする前の豆は、軽くて無臭です。焙煎されたコーヒー豆とはまったく異なる姿になります。
主なコーヒー豆には、フラットベリーとピーベリーの2つのタイプがあります。
フラットベリーは、収穫直後の赤いコーヒーチェリーから得られる、最も一般的なタイプです。
種が2つに割れ、より平たい種ができます。
一方のピーベリーは、コーヒーチェリーが十分な花粉を受け取らずに形成される自然の欠陥です。
これらのピーベリーは、総収穫量の5〜10%を占めることがあるそうです。

焙煎について
どの機械を使って焙煎するかは、焙煎量によって異なるそうです。
今回は、ドイツ式の焙煎機で、いつも私たちのマラウイコーヒーの焙煎で使用して頂いているもので、デモンストレーションをしてくださいました。

豆は上部から漏斗(煙突上の穴)を通して挿入され、それより下のシリンダーに落ちていきます。
コーヒー豆は、約250度の熱風によって加熱され、種を覆っている薄い皮が取り除かれます。
その後、別の容器(シリンダーの右側)に分けられます。
焙煎プロセスは、7〜15分ほどで完了するそうです。

今回、細かい焙煎工程を始めて知ることができ、貴重な時間でした。

コーヒーベルトについて

川島さんは、「コーヒーベルト」として知られる地域について、紹介してくださいました(上の写真参照)。
これは、コーヒーの木を育てて生産するのに適した気候の地域です。コーヒーベルトは、赤道を中心に、北側に25度、南側に30度広がっています。主要なコーヒー供給地としては、ブラジル、インド、インドネシア、エチオピアなどが挙げられます。この地域は、気候、高品質の土壌、害虫の少なさなどから、コーヒーの栽培に理想的な場所です。

私たちは、マラウイを支援するためにせいぼと提携している学校と、コーヒーについて学ぶ有意義な時間を過ごすことができました。

せいぼのボランティアの活躍
せいぼのボランティアスタッフも、当日は25人もの生徒の参加があったことから、ワークショップの情報を伝達していくために、とても活躍してくれました。
本当にありがとうございました!

こうした学校の皆様との取り組みを、今後も増やしていき、さらに扱って頂いて寄付となっているコーヒーについて、詳しく知ることができる機会がご提供できれば幸いです。
川島さんを始め、ライブコーヒーの皆さま、この度も本当にありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いします!

JALTの会議に参加しました!
公開日:2023.06.08


2023年6月3日~4日、熊本県熊本市の熊本城ホールにて、JALT(NPO The Japan Association for Language Teaching)に参加しました。
せいぼは、このイベントでマラウイ産コーヒーを提供をさせて頂き、マラウイの給食費で約3,700食分に相当するご寄付も頂きました。

JALTは、様々な分野ごとに分かれて、全国的にイベントや学会を展開されており、今回の2023年6月に熊本で開催された会議は、JALT CALLと言い、主にITツール、オンラインツールをどのように英語教育に生かしていくかというテーマが扱われました。
特にVRなどを使った学生の皆さんが授業内容やそれに関連する体験を、さらに深めることができる方法などを研究する教授も多くいらっしゃり、学生の主体性の調整研究の発表などもありました。
心に残ったのは、授業の前に学生に内容を予習として把握してもらい、実際のライブの状業ではその内容を深めるディスカッションやプレゼンテーション作成に特化するという反転授業の研究です。

せいぼも、現在高校を中心に多くの学校様と提携し、チャリティ、ソーシャルビジネスについて講演やワークショップをさせて頂くことが増えてきました。
その中で、皆さんがより深い学びと、その後の活動の展開をして頂く上で、こうした反転授業やアクティブな学びへの移行は、とても重要だと考えています。
こちらから、せいぼの学校での授業の事例をご覧ください。

今回のJALTでは、コーヒーを出させて頂き、その背景となるマラウイの子どもたちの現状などをプレゼンテーションさせて頂く機会もありました。
次回以降は、私たちもチャリティのこうしたストーリーを、学校教育に生かしている例も、会議の中でご紹介できたらと考えております。

JALTの関係者の皆様、ご支援を頂きありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いします!

聖イグナチオ教会でのコーヒー提供2023
公開日:2023.06.06


2023年6月4日、四ツ谷の聖イグナチオ教会の皆様に対して、せいぼはマラウイ産コーヒーを提供させて頂きました。
日曜日のミサを終えた後、多くの方々が教会の入り口付近の外のブース、そしてホールの中でマラウイコーヒーを楽しんででくださいました。

今回はアメリカから来ているせいぼのインターンも参加して下さり、英語ミサにあずかった教会の皆さんと、せいぼの活動や今後の教会との関わりについても、共有することができました。
教会は、一種の社会に欠かせない大きなコミュニティでもあり、イグナチオ教会の英語ミサは、フィリピン、スペイン、イタリア、アメリカなど、様々な国籍の人々が集まる場所になっています。

こうした場所は、学生にとっても良い学びの場所ともなり、せいぼは過去中学生のボランティアの体験や、高校生の国際的な人々との関割の場として、活動を実施させて頂いたこともあります。
コーヒーを通して、マラウイの子ども達と日本の人々にも元気を与えられるような活動ができれば幸いです。

光塩女子学院との協働
公開日:2023.06.06


2023年1月より、せいぼは東京の高円寺にある光塩女子学院様の特別講義でお邪魔しております。
NPOの活動の姿を通して、新しい視点や国際支援から見える世界についてご提供し、生徒様が通常の授業に加えて、ユニークな学びとなる機会を作ることが狙いとなっております。
以下のような流れで、授業を進めています。

授業の流れの概要
①マラウイとはどんな国か? 学校給食はなぜ重要か?
②ソーシャルビジネス(社会的企業)の姿はどんなものか。
③マラウイ産コーヒーと日本での支援活動
④具体的にみんなで支援プロジェクトを作ってみよう!

①~④の授業展開の途中では、せいぼに日本のNPOやそのマーケティング戦略を学ぶために来ている海外インターンも加わり、それぞれの出身国について紹介する機会もありました。
楽しんで頂きながら、国際理解を進めて頂き、自ら世界と繋がれるクリエイティブな支援活動の創造や学びの機会をご提供できていると感じています。

マラウイでは、1食15円で1人分の給食費が賄えるという事実から、日本から大きな支援ができることを学びました。
そして、現地の給食現場や日本人スタッフの国内の働き、マラウイスタッフの実際の活動についてもお話し、具体的に支援の姿を知る機会になったと思います。

生徒様の一部のプロジェクトでは、自分の学校の特徴とマラウイの支援をコンセプトとして、独自のドリップパックのデザインを考える時間も取りました。
スターバックスを始めとして、コーヒー文化が盛んなアメリカのインターンとともに、楽しく探究活動ができたと思います。

また、トルコからのインターンから、現地の甘いお菓子であるバクラヴァを始めとして、食文化などの紹介もありました。
トルコでもターキッシュコーヒーを始めとしてコーヒーが飲まれますが、味のしっかりした甘いお菓子が多いことも有名です。
バクラヴァの試食から、コーヒーに合うお菓子を考えている生徒様もいたので、良い文化体験と刺激になったと思います。

これからも、こうした国際理解を促進し、具体的な活動に関わっていけるような授業を展開できれば幸いです。
学校で取り入れてみたい、詳しいお話を聞きたいという方がいらっしゃいましたら、是非こちらからご連絡ください!

静岡雙葉「みんなのSDGs」
公開日:2023.06.02


2023年5月14日、静岡県の静岡雙葉中学高等学校の皆様と、「みんなのSDGs」というイベントでご一緒しました。
静岡雙葉様は、特にSDGsのゴール1、「貧困をなくそう」とゴール4「質の高い教育をみんなに」に繋がる学校給食について、せいぼの活動をパネルにまとめたり、コーヒーの試飲を提供しながらお客様にお話をして下さったりなど、実りのある活動を展開してくれました。

会場は、静岡市葵区のマークイズ静岡様でした。
この度は、関係者の方々を含め、誠にありがとうございました!
SDGsとの繫がりで、こうして学校を始めとした教育機関の皆様、商業施設の皆様ともご一緒できることを、とても光栄に思っております。
生徒様のコーヒーの販売によって、マラウイ現地の給食分で、約1,300食分の売り上げがありました!

せいぼでは独自の支援企業とのネットワークで、100%の売り上げが寄付に繋がる仕組みなっています。
このソーシャルビジネスの仕組みや、題材のユニークさを使用し、教育現場の皆様とも提供し、授業の題材、活動での協働をしております。

※具体的な事例はこちら

ご関心のある方、ご協働にご興味ある学校様、教育関係様、企業様がいらっしゃいましたら、こちらより是非ご連絡が頂ければ幸いです!
これからも、どうぞよろしくお願いします。

上智大学アフリカWeeksに参加しました
公開日:2023.06.01


2023年5月26日、せいぼは上智大学のアフリカ地域への理解を促進し、連携を深めていくためへの取り組み、アフリカWeeksで講演、ワークショップをさせて頂きました。
当日はたくさんの高校生、大学生の皆様にご参加頂き、とても実りのある日となりました!

講演の内容
タイトルは、「アフリカン・ワークショップ~コーヒーから知るアフリカ~」でした。
アフリカを始めて知る人々、マラウイという名前を始めて聞く人向けに、まずはアフリカの中でマラウイがどこにあるのか、どんな特徴がある国なのかについて、お話をさせて頂きました。

その後、2015年以降の乳幼児の死亡率の増加、給食支援によって教育と基礎となる栄養を子どもたちに提供することに重要性について、ご説明しました。
その後、マラウイでは上位3番目によく栽培される作物として、コーヒーを紹介し、現地の農園やフェアトレード認証制度の取り入れ方についてご説明しました。

最後に、実際に日本で展開しているWarm Hearts Coffee Clubのビジネスモデルから、どのように私たちがマラウイを支援するために活動をしているかについて、ご説明しました。
全体を通して、学生の皆様が積極的に理解を深めようとしてくれたのが印象的で、ディスカッションが終わる頃には、具体的にコーヒーの販売方法や学校での販売の価格について、検討してくれた高校生もいました。

講演中の参加者との交流

講演中は、実際にマラウイ産のコーヒーを飲みながら、聞いて頂くことで、さらに具体的な理解や現地の雰囲気を伝えることができました。
スタッフがコーヒーをその場で作製し、その方法を伝えた上で飲んでもらうというワークショップや、マラウイとコーヒーについてクイズを行うなどで、交流も交えて実施できました。

ディスカッションでは、親密に参加者とコミュニケーションを取らせて頂くことができました。
興味深かった内容としては、「フェアトレードはラベルだけではなく、現地の人々に好ましい還元がされれば全て公平な取引になる」という点でした。
マラウイではまだ、コーヒーがとても有名ではありませんが、多くの方が「マラウイコーヒー」としてのブランドを知ることで、適切な流通が先進国で展開され、現地での買い付けの量が増え、農園の人々の収入も増えていきます。
こうした流通にNPOが関わることで、その消費する国の売り上げが、農園の人々だけではなく、それに加えてその国の他の社会課題の解決にもつながります。

こうした気づきは、参加者の皆様としっかりと向き合って、出てきたものだと思います。
参加者の方の中には、高校生もいらっしゃいましたが、この流通の中で学校が入ることで、さらに日本での教育的な付加価値も加わります。
是非、学生の皆さんとの繫がりも、増やしていきたいです。
学生の皆様との事例は、こちらからもご覧ください。

※参加者の感想①
「実際にコーヒーを飲みながらお話を聞けたことでより身近に感じられました。
また大学生とディスカッションを行ったことで
より深い所まで考えられたし、自分では思い付かなかった意見が知れて面白かったです。」

これからの展望
こうした機会を経ることで、せいぼはさらにマラウイを例として、貧困課題を発信し、それを解決するために協働してくれる人々と活動を展開していきたいと感じました。
今回の講演会では、参加者側だけではなく、プレゼンターも高校生、大学生に関わって頂きました。
どの学生もせいぼとその支援企業で英国の社会的企業、Mobellが展開しているオンライン留学コースの卒業生です。

一緒にチャリティ、ソーシャルビジネスを学んできた学生たちと一緒に、プレゼンができることは、とても嬉しいことでした。
今後の希望も、上智大学の学生を始め、ご参加くださった方々、プレゼンをしてくださった方のおかげで、大きく広がりました。

これから、さらにチャリティの輪を広げ、活動を展開していければ幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

新しいCBCCへの支援開始②(2023年4月)
公開日:2023.05.15


せいぼはこちらの記事で紹介をさせて頂いたCBCC以外にも、同時に給食支援のパートナー校を増やし、4月より活動を開始しています。
この記事では、その竣工式の様子と、その際にパートナー校に伝えられた内容や現地の様子について、お伝えをいたします。

Part Bの竣工式

ンココ村にある2つの学校のもう一つの開校が行われていました。
それはPart Aで紹介をさせて頂いたCBCCに隣接する村にあるChibanziとKatondo Cbccsのために行われてものです。
開校式は、記録の保持、食品の準備と保存に関しての手順説明から始まりました。
これらの説明は全て、せいぼの現地スタッフのリーダー、Talithaさんによって行われました。

学校給食を料理をしている間、開校式は校庭で行われていました。
式は祈りで始まり、その後ダンスに移りました。
2つの村の親たちは、せいぼに対する感謝の気持ちを、踊りながら歌で表現してくれました。
その後、ンココ村とクンデケタ村の村長が立ち上がり、スピーチを行いました。

彼らは、せいぼが子供たちの支援に来てくれたことに感謝していました。
そして、彼らはコミュニティが困難な状況に直面しているときに、せいぼが支援を始めてくれたことについて言及した一方、一部の子供たちは家を失ってまだキャンプに住んでいることにも触れました。
2人の村長は、コミュニティのメンバーもせいぼとともに学校を支援し、子供たちを学校に送るように奨励しました。

村長たちはまた、せいぼに対して、学校の再建に協力してほしいとの要望を伝えました。
以前に学校を建設したが、セメントや鉄板などの重要な資源の不足のために学校が崩壊してしまったと述べました。

Chilingani CBOのディレクターのスピーチ
ディレクターのマーガレタさんは、コミュニティが学校委員会や村長と手を取り合い、この給食プログラムに取り組むこと、そしてせいぼと学校の間に良好な協力関係が確立されるように努めると、話されていました。
彼女は教師たちに最善を尽くすように促し、村長たちにはコミュニティが教師を支援するように、組織を編成するように呼びかけました。

Makapwa保育園がSeiboが素晴らしい仕事をしている例として紹介され、せいぼとの良好な協力関係がどれだけ多くのことを達成できるかに触れました。
「コミュニティがこの給食プログラムに尽力するのであれば、利用可能な水、衛生施設、私たちの子供たちにとって適せtyな教室の開発もできると思います。CBOとして私たちは自分たちの役割を果たし、コミュニティもせいぼの仕事をより効率よくするために自らの役割を果たすべきです。」とマーガレタさんは締めくくりました。

その後、Chimembeの人々がそのコミュニティにおける給食プログラム、CBCCにおける彼らの役割を説明する劇を上演しました。彼らは、受け取っている支援がせいぼと協力して働くことによって影響を与えることを伝え、コミュニティ全体にそれを訴えました。

そして、覚え書の読み上げと署名、そして給食資材の2つの学校への引き渡しで式を締めくくりました。
村長、CBOディレクターも立ち会いました。
そして最後には給食が完成し、子供たちや親たちは今後の学校の朝食の味について知ることができました。

新しいCBCCの概要紹介
Tsamirani CBCC
この学校は、いくつかの村が集合している地域である、Bwanamsomphoにあります。
地域の子供たちがChilingani CBCCまで長い距離を歩いてくることが分かり、Tsamirani CBCCとして2015年10月に始められました。
学校には25人の児童がおり、4人の教師がいます。
2人の教師は4年生まで進学しましたが、他の2人は小学校を中途退学しています。
どの教師もECDのトレーニングを受けたことがありません。
児童たちはかやぶき屋根の建物で、勉強をしています。

以前は建物がありましたが、大雨のため倒壊してしまい、茅葺きの建物に移りました。
雨の日には授業が中断されることもあるのが現状です。
しかし、衛生面では、学校は良好な状態ではあります。
トイレがあり、周囲もきちんと掃除されています。
水は、学校から12分の場所にある水たまりから汲み上げられています。

Bwemba CBCC
Bwemba CBCCは、Nyadani村に位置する学校です。
この学校は2019年7月に始まりました。Mgwirizano CBOのディレクターは、この村にCBCCがないことを知り、学校を始めるというアイデアが生まれました。
コミュニティはこのアイデアに同意し、CBCCが開始されました。
最初は教室がなく、木の下で学んでいました。
後に草で作られた建物が作られましたが、3回崩壊してしまっています。
雨の日には教室が崩壊してしまう状態です。

Bwembaには25人の児童(13人の男児、12人の女児)がいます。CBCCには2人の教師がおり、すべての教師が中等教育を修了していますが、ECDのトレーニングを受けたことはありません。
学校にはトイレがありません。水は学校から5分の距離にある水たまりから汲み上げています。

Bwemba CBCCの課題
学校には安定した給食プログラムがありません。
彼らはJ-Lifeという団体から、年に2回米と大豆のパックを受け取りますが、途中で使い果してしまいます。
使い終わってしまうと、委員会のメンバーは村人からトウモロコシの粉を集め、学校で食事を提供するために回らなくてはいけない状態です。

さらに、適切な学習環境が不足しています。
村の共同体は子どもたちにとって適切な学校を建設する余裕がないため、グラス屋根の構造を使用していますが、崩壊してしまうことがあります。

Katondo CBCC

GVH Bwanamsomphoの地域に属しているNdeketa村に位置する学校です。
この学校は90年代初頭、Chilomoni周辺にある多くのCBCCのディレクターを経験されたChumachiyendaさんによって、開始された学校になっています。
男子22人、女子21人の児童が在籍し、小学校中退者の教員が3人います。
また、彼らはECDトレーニングを受けたことがありません。Katondoは、年に2回J-Lifeからマンナ(給食用のパン)の支援パックを受け取りますが、それだけでは1年分にもならないのが現状です。
この学校は、10人の委員会によって運営されています。
車でのアクセスがないことが、現在の課題になっています。

Katondo CBCCの課題
子どもたちが学習するのに適切な校舎がないため、雨によって学校が倒壊し、現在は教会で一時的に授業を行っています。レンガはあるが、鉄板を買う余裕がないために困っています。
また、安定した給食を提供する資材が整っていません。具体的には食器(バケツ、皿など)が不足しています。
今回のせいぼの支援によって、少しでも資材が継続的に使用ができる状態になれば幸いです。

Chibanzi CBCC
GVH Bwanamsomphoの地域に属しているNdeketa村に位置する学校です。
この学校が所属する村は、Mudi、Khombwe、Chimembeという3つの川に囲まれています。
Chibanzi CBCCは、子どもたちが近くの学校まで長い距離を歩かなくても済むよう、90年代初頭に地元の親たちによって設立されました。
男子32人、女子28人の合計60人の児童が在籍しています。
Chibanzi CBCCには、中学校中退者の教員が2人と小学校中退者の教員が1人います。彼らは、ECDトレーニングを受けたことがありません。

10人で構成されている委員会が学校を運営しています。
学校の建物が激しい雨によって倒壊したため、教育は教会で一時的に行われています。
学校は、年に2回J-Lifeからマンナの支援パックを受け取っています。
学校にはトイレがなく、水は学校から10分離れた場所にある水たまりから汲み上げています。

Chibanzi CBCCの持つ課題
安定した給食支援の土台ができておらず、現在も継続的な支援が必要な段階です。
また、倒壊した学校を立て直すためのブロックなどの資材がない状態です。

Dyechiti CBCC
Kaliwoさんが村長を務めるChalamandaという地域に属しているCBCCです。
この学校は、村長によって2014年9月に設立されました。
学校には、女子17人、男子12人の計29人の児童が在籍しており、教員は4人います。うち3人は小学校中退者であり、1人は中学校中退者です。
1人の教師は、Stephanos財団の支援を受けてECDトレーニングを2週間受講しました。
この学校は、10人で構成される委員会によって運営されています。
CBCCが属している共同体では、Stephanos財団の支援を受けて学校の建物を建設しています。
学校にはトイレがあり、水は学校から5分離れた場所にある水たまりから汲み上げています。

Dyechiti CBCCの課題
衛生的な水の提供状態も含めて、安定した給食支援の土台ができておらず、現在も継続的な支援が必要な段階です。

新しいCBCCへの支援開始(2023年4月)
公開日:2023.05.08

6校のCBCCでの給食提供開始!
2023年4月26日、せいぼはブランタイヤで新たに6つのCBCCを開始しました。
これにより、せいぼが給食支援を展開しているCBCCの総数は17になりました。
新しい6つのCBCCは、Mpotola、Dyechiti、Tsamirani、Bwemba、Katondo、Chibanziです。
これらのCBCCの新規追加は、マラウイ南部が作物収穫量の著しい損失を経験している重要な時期に実施することになりました。
マラウイでは、とりわけ農村地域で主食となるトウモロコシの約15,000ヘクタールの損失があると予測されています。

これらの学校は2つにグループ分かれ、竣工式が行われました。

Part Aの竣工式

このグループは、Mpotola、Dyechiti、Tsamirani、Bwemba CBCCが所属しており、同時に竣工となりました。
上記の写真は、給食支援開始前に、身体測定を実施している様子です。
この式に参加したせいぼのチームは、プリシラさんでした。
到着後、彼女はロケットストーブの使用方法とPhalaの調理方法についてトレーニングを行いました。
Phalaが調理されている間に、せいぼのスタッフは、公式の食事プログラムの竣工式のために集まりました。

開始は祈りで始まり、次に、Mgwirizano CBOのディレクターのNdaluza氏による開会の辞が行われました。
私たちは、学校のコミュニティから3人の村長、Chalamanda、Nyadani、Kaliwoさんを招待しました。

村長のChalamandaさんのスピーチ
村長は、彼のコミュニティの学校がせいぼの給食支援プログラムの一部になること感謝していると述べていました。
「この給食支援は、多くの子供たちを学校に通わせ、さらに子供たちの登録数を促進していくでしょう。これにより、教育と健康の両方の面で子供たちが恩恵を受けるため、私たちのコミュニティの多くの子供たちが教育を継続的に受けることができりょうになります」と彼は語りました。

彼はまた、せいぼに対して学校の建設、および水の援助を求めました。
学校には適切な学習環境がなく、水を汲む場所が非常に遠いためです。

CBOのディレクター、Luke NdaluzaさんとMgwirizanoさんのスピーチ
二人のディレクターは、彼らのコミュニティの学校にせいぼの給食支援が展開されることに感謝し、保護者、保育士、委員会メンバーが責任を持ってプログラム、給食を管理し、その規則に従うよう要請しました。
プログラムを継続し、せいぼとの良好な関係を維持するようにも呼びかけました。
彼らはまた、この給食支援をきっかけにして、全ての保育士と委員会メンバーに、彼らの学校を改善するために努力するように促しました。

スピーチの後、覚書が読み上げられ、全員が同意した後、議長、村長、証人が覚書に署名しました。
覚書に署名した後、給食が子供たちに配布されました。
全ての学校には、食事プログラムをかいしするための資材として、皿、スプーン、カップ、調理用スティック、洗面器、蛇口付きバケツ、バケツ、在庫帳、配送帳、出席帳が与えられました。
また、保育士やCBCC委員会メンバーには、登録簿や在庫帳の使い方についての説明が行われました。


保護者からの言葉
Lucy Wile
ルーシー・ワイルさんは、息子のケルビン・ワイルくんが Mpotola幼稚園に通っています。せいぼが給食支援に来てくれたことに対する感謝の言葉を、以下で頂きました。
「この支援が教育の改善に大きく貢献しています。以前は、食べ物がないと子どもたちは学校に来なかったことがよくありました。私たちは、食事を得るために村人からトウモロコシの粉を集めていましたが、足りない時も多くありました。」

Yohane Ndaluza
Yohaneさんは、Mpotola CBCCの事務局員で、せいぼが彼らのコミュニティを支援してくれて、とても感謝をしています。彼は、近くの学校であるKachimera とMakapwaでせいぼの活動を見てきたことから、この給食が彼らのコミュニティにも大きな影響を与えることを、確認しているそうです。彼は、せいぼが彼らを継続的に支援し、他のコミュニティにも拡大して欲しいと語りました。

TRINITY BANDA
Trinity Bandaさんは、 Dyechiti CBCCの保育士であり、CBCCに通う3歳の子供がいます。
彼女は、せいぼが給食を提供してくれることに喜んでいます。
子供たちは十分に食べて学校に通うことができるため、授業中も注意力が向上し、出席率や入学率も向上すると述べています。
「私たちを助けてくれたせいぼを、神様は祝福して下さるでしょう。以前は、私たちコミュニティが子供たちの食事のために小麦粉を提供していましたが、毎日は実施できる分量がないため、困っていました」と彼女は言いました。

YONA MAPEMBA
YonaさんはBwemba CBCCの議長で、せいぼが支援を開始してくれたことに非常に喜んでいます。
学校給食は子供たちが健康に成長し、教育の基盤となるのに役に立つと述べていました。
議長として彼は両親、委員会メンバー、および保育士に努力してもらい、学校給食の恩恵をしっかり生かすことができるように、促しました。

せいは、今年度に入り、こうした形で新しい場所で給食支援を展開できていることに、とても感謝しております。
日本の皆様への感謝を心に留めつつ、これからも前進していきます!

株式会社シンクスマイル様からのご支援!
公開日:2023.05.02


NPO法人せいぼは、チームワークアプリ「RECOG」を開発・運営する株式会社シンクスマイル御中より、学校給食支援を頂きました!
株式会社シンクスマイル御中は、「自分」 「家族」 「仲間」 「顧客」 「世界」の5つの笑顔を大切にするというコーポレートミッションを持っておられ、感謝と笑顔が循環する社会を目指しています。
今回、私たちせいぼが支援をするマラウイにも、笑顔を届ける機会となり、日本の皆様に改めて感謝を感じる機会となりました。
本当にありがとうございます!

・これまでの経緯
株式会社シンクスマイル御中が開発・運営するRECOGは、社内のエンゲージメントを高めるチームワークアプリとなっており、そのアプリ内でやり取りされた感謝の数に応じて、株式会社テーブルクロス御中を通じて、世界中の子どもたちに給食支援を行ない、2017年の協業以降、15万食の寄付をされてきました。

NPO法人せいぼは、株式会社テーブルクロス御中から給食支援のパートナーとして選んで頂いている関係もあり、株式会社シンクスマイル御中の支援の輪にも入れて頂けることになりました。

※詳しくはこちらのプレスリリースもご覧ください。

・企業の皆様への感謝
こうして国際課題に目を向け、世界をより良くするためにも働いていらっしゃる企業様に支えられ、私たちせいぼも大きく成長をさせて頂いています。
これからも、企業の皆様のお力添えも頂きつつ、現地の情報を日本に発信しながら、透明性と継続性のある活動を発展させていければ幸いです!

栄養調整委員会への出席(2023年4月)
公開日:2023.04.30


マラウイのせいぼスタッフは、給食支援を展開しつつ、現地で他にも給食支援をしている団体とも情報交換をしつつ、地域全体の給食支援を展開しています。
以下では、その連携について、2023年4月に行われた会議やその反省点、それらを踏まえた今後の活動について、記載していきます。

地区栄養調整委員会(DNCC)の会議の出席
4月17日、せいぼの南部にいるスタッフは、DNCC会議とデータ監査の給食のデータ整理のために、北部Mzimbaを訪れました。地区栄養調整委員会(DNCC)は、栄養と健康に焦点を当てたテーマ別協議会で、地区で活動開始を試みているすべてのNGOを審査・精査し、地区執行委員会(DEC)と呼ばれる上位協議会に推薦し、地区で活動する最終的な承認を得るために設置されている委員会です。

DNCCの会議は4月19日に北部Mzimbaトヴウィラネ・ホールで開催されました。Seiboの目標、学校の給食提供の普及率、進捗状況、および直面している課題について説明しました。DNCCのメンバーは、せいぼの給食支援の拡張計画と現在の学校を特定するための基準について質問しました。質問に回答した後、DNCCはせいぼがDNCCと呼ばれる上級評議会にプログラムを提案することを承認しました。

地区執行委員会(DEC)会議
DEC会議は4月20日、Mzimbaのトヴウィラン・ホールで開催されました。会議には、教育、栄養、コミュニティ開発、地区計画、保健、社会福祉を扱うさまざまな政府部門の代表者である56人のDECメンバーが出席していました。
DECは、さまざまなNGOやコミュニティベースの組織(CBO)の代表者で構成されています。DECは、各地区の地区コミッショナーが直接議長を務め、活動を規制し、地区内のすべてのNGOにターゲットの場所を割り当てる管理機関として委任された最高評議会です。

DECの会議では、Seiboの目標、学校に関する報道、進捗状況、直面している課題について発表し、各部門やNGOパートナーからの支援を得るよう訴えました。

せいぼの給食支援現場の確認、データ収集
南部のせいぼスタッフは、Mzimbaの12校すべてを訪問し、給食の記録が学校給食担当官から提出されたデータと一致するかどうか、また、毎日の給食、出席、入学を記録する際の学校のデータ管理状態を確認しました。その結果、ストーブの破損による交換が必要な学校や、十分な鍋がない学校、薪の不足や調理師への支払い資金不足から、Kazengoのような学校が給食の支給をを行っていない日があったことが明らかになりました。

チームは各学校のリーダーとミーティングを行い、直面している課題と実施すべき解決策について指導しました。その結果、関係のある学校に届けるストーブや鍋を追加購入する計画を立てました。

以上のような形で、定期的な上層部への報告と各給食提供学校への監査を実施しています。
これからも、皆さんの支援を生かすために、活動を続けていきます!