Makoto Yamada のすべての投稿

徳島市立高校との連携で広がるマラウイ支援活動
公開日:2025.09.23



NPO法人せいぼは、徳島市立高校と協力し、アフリカのマラウイでの給食支援活動を展開しています。若者たちの力を借り、現地の子どもたちに温かい食事を届けています。

高校生の情熱が活動を推進
徳島市立高校の大草さんと木谷さんを中心に、学生たちが手作りの資料を用いて地域社会にマラウイの現状を伝えてくれています。
彼らの熱意ある活動は、多くの共感を呼び、募金活動の成功につながりました。
大阪万博でも、積極的なマラウイの支援の呼びかけ、その魅力の発信をしてくれました。

給食で未来を応援
集められた資金は、マラウイの学校での給食提供に使われ、子どもたちの栄養状態を改善するとともに、勉学に励む環境を整えています。
この活動は、彼らの未来への一歩を支える重要な役割を果たしています。

次世代への継承
NPO法人せいぼは、若者たちの国際理解を深める場として、この活動をサポートしています。
彼らが海外で得た経験や学びを通じ、次世代へと希望のバトンを渡していくことを願っています。

サレジオ中学校での授業
公開日:2025.09.22



2025年9月22日、サレジオ中学校にてNPO法人せいぼは、初回のワークショップ、授業を行いました。
10月25日には文化祭が行われる予定で、それに向けた滑動となります。
今回サレジオ中学校としては初めて、外部の団体と繋がり、姉妹校の横浜のサレジオ学院の影響もあり、国際支援のための商品の販売を行います。
一人の生徒の呼びかけから始まり、こうして大きなステップに変わっていくことは、とても素晴らしいと思います。

これからも、この歩みにせいぼとしても同伴していければと思います。

福山暁の星女子中学高等学校様の活動 2025
公開日:2025.09.19



福山暁の星女子中学・高等学校の皆さんが、マラウイ産コーヒーの販売に関わってくださいました。
広島県でもこうしてマラウイの風味が広がり、カトリックの価値観とともにチャリティ活動が皆さんに知って頂けることは、とても光栄です。
学生の皆さんとも、数回のオンラインのミーティングや対面での授業を重ね、今回の活動となりました。

多くの方がおいしいと言ってくれたとのことで、皆様から販売してよかったという声も頂いております。
購入して頂く方、飲んで頂く方だけではなく、販売する側も学習、工夫を重ねてきたからこそ、その活動を通して幸せになることができ、それを海外の子供たちの成長に繋げることができるのが、ソーシャルビジネスの体験の素晴らしい点だと思います。

これからも、学生の皆さんとの提携を、深い意義を持って続けていければと思います。


「いのちフォーラム」のいのち交流フェスタに参加!
公開日:2025.09.16



いのち会議(Inochi Forum)が主催する「いのち交流フェスタ」で、JR西日本コミュニケーションズ様と開催したイベントに、せいぼも出店をさせて頂きました。

マラウイ産コーヒー、紅茶を、JICAの元隊員の皆様で、アフリカに滞在されている方々とともに、活動をさせて頂きました。
大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマの下、「いのち」とは何か、「輝く」とはどういうことかを見つめ直す機会として、さまざまな人が出会い、SDGsなどの課題について考えることが狙いとなっているイベントでした。
2025年10月11日(土)に万博会場にて開催される「いのち宣言フェスティバル」では、100を超えるアクションプランに基づいた「いのち宣言」が発表される予定だそうです。

場所は、大阪ステーションシティ 「時空の広場」 (JR大阪駅5F)で実施となり、とても多くの人々に来場をして頂くことができました。
この度は、ありがとうございました。
私たちも、マラウイの子供たちの「いのち」を給食支援でつむぎ、それを豊かにするための教育の機会を作る団体として、今回のイベントに参加できたことは、とても良い機会になりました。

「いのち会議」については、こちらもご覧ください。

神戸女学院大学-学生と共に広がるフェアトレードの輪
公開日:2025.09.12



NPO法人せいぼでは、神戸女学院大学の学生の皆さんと一緒に、マラウイのコーヒーと紅茶を通じたフェアトレード活動を展開しています。

大学での取り組み
学生たちは、万博でのボランティア活動をきっかけに、企画提案やイベント運営に取り組んでいます。

・カフェイベントの開催
・キッチンカーでの販売
・お試し販売

これらの活動を通じて、学生たちは「販売する」だけでなく、フェアトレードの背景や社会課題について考えを深めています。
最終的には、学内でのコーヒー・紅茶販売の実現を目指しています。

大阪万博、マラウイパビリオンでの活動
さらに、学生たちはマラウイを紹介するパビリオンでも活躍しました。

・Seiboが支援しているコーヒー・紅茶の説明
・マラウイの歴史や文化を来場者に紹介

来場者の方々と直接交流し、フェアトレードや給食支援の意義を伝える貴重な機会となりました。

SNSでつながる
活動の様子はInstagramでも発信しています。
こちらが、学生たちの投稿のご覧ください。



プレゼンテーションを学ぼう!
公開日:2025.09.09



2025年8月28日、NPO法人せいぼはソーシャルビジネスに関心がある方向けに、プレゼンテーション講座を開催しました。
せいぼジャパン代表でTEDトークの登壇経験もあるまことさんからプレゼンのコツを学べる絶好の機会となりました。

講座の概要
インターンで、ロンドンから来日し、日本の東京、大阪を拠点に活動しているAliceさんからは、資料作成の工夫や実践的なコツを学び、代表の山田からは「観客を引き込む姿勢」や「最後に考えるきっかけを与える大切さ」を伝えました。
異なる国籍の人々から、様々な視点で伝えることの大事さを伝える機会になりました。
チャリティの先進国でもある英国のインターンの意見を聞くことも、良い機会になったと思います。

今回の講座を通して、プレゼンは暗記や技術だけではなく「自分の声やストーリーで人を動かすもの」だということを、学生に伝える機会になりました。

TEDを使った学びの流れ
講座では、以下のステップでの学習をすることを、今後のアドバイスとして伝えました。

1.Listening(聞く)
TEDのスピーチを聞きながら、キーワードをメモして概要をつかむ。

2.Writing(書く)
聞き取った内容を自分の言葉でまとめる。
キーワードの羅列だけでもよく、それを基に聞いたエピソードがよみがえるような形でまとめます。

3.Speaking(話す)
1分間のスピーチとして発表する。
2でまとめたキーワードをもとに、聞いたプレゼンの内容を発表できるようにします。
可能であれば、その内容に対して、自分の意見を最後に20秒程度で加えられるようにします。

4.Reading(読む)
必要に応じてスクリプトを読み、内容理解を深めます。
3で自分の意見までまとめた上で、その意見が本当に正しいのか、さらに自分の意見を膨らませ、聞いたことを土台に自分のプレゼンを作るとした、どのような形にするかを考えながら、再度復習します。

このように「聞く・読む・書く・話す」を循環させることで、英語力だけでなく「伝える力」そのものを強化できることを強調しました。
また、良質なプレゼンをしっかりと「なぞり」、自分の意見を「加える」ことで、形式と内容が融合する学習ができることも伝えられました。

※実際に使用したスライドはこちら

ストーリーの大事さ
以上のような論理的なプレゼンの仕方に加えて、プレゼンのイントロとして背景のストーリーの強さも大事であることを伝えました。
その際に、実際のNPO法人せいぼの代表のプレゼンも参考にしました。
よろしければ、以下もご覧ください。

とびたて留学JAPAN学生・起業志向の学生との協働
公開日:2025.09.07



NPO法人せいぼは、2025年9月7日、「とびたて留学JAPAN」に参加している学生や、将来の起業に関心を持つ学生を対象に、ソーシャルビジネス創出のための授業・ワークショップを実施しました。
今回の授業では、当法人のマラウイでの給食支援や寄付型コーヒー事業を事例に、次世代の担い手が「社会課題を自分ごととして考える力」を育むことを目指しました。

授業のポイント
授業では、ソーシャルビジネスを実際に立ち上げる流れを体験できるよう、以下のステップをワーク形式で進めました。

・批判的思考と課題設定(自分のアイデアを疑い、弱点を探す)
・付加価値の発見(基本機能に加え、社会に与える+αを考える)
・協業と仕組みづくり(企業や学校、地域と連携する仕組みを設計)
・USP(独自価値)の発見(自分ならではのストーリーを強みに変える)
・シーズ×ニーズ思考(強みと課題を掛け合わせ、複数の事業案を展開)
・法人格の仮決定とソフトラウンチ(NPO法人・一般社団法人・株式会社から選び、試験的に事業を始める準備)

学生たちは、与えられた問いに真剣に取り組みながら、仲間と意見を交わし、自分なりの事業モデルを描こうとしていました。
授業後にすぐに、自分の学校での活動に繋げるために、質問をくれたり、その場で実行への起こし方を聞いていてくれたりなど、とても反応の良いものとなりました。

今後の展望
今回のワークショップを通じて、学生たちは自分の興味や強みを社会課題と結びつけ、事業として具体化するプロセスを体験しました。
NPO法人せいぼは、今後も「教育」と「社会課題解決」を結びつける取り組みを広げ、とびたて留学JAPANの学生をはじめ、志ある若者たちとともに新しいソーシャルビジネスを共創してまいります。

マラウイのチョコレートを授業で紹介(光塩女子学院中等科・高等科)
公開日:2025.09.07



学期の初回授業。今回は、親睦会という販売会で今年から新しく販売する予定のマラウイ産のチョコレートについて授業をしました。チョコレートとコーヒーの関係や、チョコレートの生産の持続可能性について知っていただきました。また、親睦会に向けての準備も始まりました。


Africa Youth Connectに参加しました!
公開日:2025.09.04



先日、横浜で開催された「ユース・アフリカ・コネクト」に参加しました!このイベントは、アフリカへの理解を深めることを目的としており、TICAD9の公式パートナー事業としても行われました。
会場はJICA横浜で、入場無料ということもあり、多くの人が集まっていました。

イベントの様子
会場では、アフリカに関する様々な展示や企画が行われていました。

トークセッション:
アフリカのパイオニアとして活躍するキーパーソンたちが、アフリカとの繋がりやアフリカの課題、そして私たちができる支援について語りました。また、スーダンの内戦についての講演もあり、大変勉強になりました。

ファッションショー:
アフリカの文化を取り入れた華やかなファッションショーは、見ているだけで元気をもらえます。
NPO「ALAZI」のアクセサリー販売:「ALAZI」は、アフリカの貧困をなくすために手作りのイヤリングを販売しています。他のNPOの方々と一緒に活動できたことも、素晴らしい経験でした。

コーヒー販売:
9名のボランティアの協力のもと、コーヒーを販売しました。
皆様のおかげで、27,000円もの寄付金を集めることができました!
本当にありがとうございます。
また、他のNPOとの繋がりもでき、今後のコラボレーションに繋がることを期待しています。

「ユース・アフリカ・コネクト」は、アフリカの現状を知り、私たちに何ができるかを考える良い機会となりました。
参加者の皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

African Nightに参加しました!
公開日:2025.09.01



NPO法人せいぼは、2025年8月29日、横浜、桜木町の進交会館にてAfrican nightに出席させていただき、コーヒーを販売しました。
こちらのイベントは、横浜市立大学fuhara様が主催されています。

ウガンダから中継でサーカスを楽しんだり、アフリカに留学されていた方のお話を聞いたり、初めてのセネガル料理を食べたりと大変楽しませていただきました。

比較的イベントは小規模だったのですが、約700人分の給食費の売上を達成することができました。試飲を実施したところ、香ばしくフルーティーな味わいが好評でした。インターネットでも販売しておりますので、ご興味あれば、warm hearts coffeeとご検索ください。

最後に、南アフリカ音楽で参加者全員でダンスを踊り、締めくくりました。

カトリック教育学会2025‐ラウンドテーブル
公開日:2025.09.01



2025年8月29日、NPO法人せいぼはカトリック教育学会にて、ラウンドテーブルを実施しました。
学生スタッフ9名と高校生ボランティア二名で、せいぼの概要と学生スタッフの活動内容、活動に参加することになったきっかけと現在の思いを話して頂きました。

その内容に基づいて、参加者は話を聞きたい学生のテーブルに分かれ、以下の内容について話し合いました。
それぞれの学生が高校からせいぼの活動に関わっているメンバーで、深いカトリック精神に基づいた内容を知ることができるものになりました。

・横山:NPOを通じた実社会でのカトリック教育の実践

このラウンドテーブルでは、「NPOを通じた実社会でのカトリック教育の実践」をテーマに参加者と意見交換を行います。せいぼの活動は、遠い場所にいる顔の見えない子供達に支援をするという観点でカトリック教育の実践を行っていると考えることができます。この活動を通して生徒には遠い場所で生活を行う人々の生活を考えるための想像力や共感力を養ってもらうことを大きな目標としています。

自身が高校時代にせいぼの授業を受けて販売活動を行なったことの紹介をして、中高生の間に実社会でカトリック教育の実践を行うことの重要性や、その後の進路に関わらずその経験がどのようにして生徒に影響を及ぼしていくかについて考えます。

・西田:建学の精神を生かしたミッションスクールの教育

このラウンドテーブルのテーマは、建学の精神をどのようにしたら具体的に活動にし、それを生徒が実感して社会に羽ばたける知恵になるのかという点です。
神戸女学院の「愛神愛隣」がその具体例となりました。

西田さんは神戸女学院の1年生で、ボランティア論の授業をきっかけに活動に関わるようになりました。
その中で、大阪万博にも参加し自らのコミュニケーション力を生かして、広報や高校生のサポート、イベントの参加をしています。
また、今後は動画でのせいぼの活動の発信もしていく予定です。
そんな彼女とともに、ミッションスクールが普遍的に持つ価値観が社会貢献の形としてどのように実を結び、学生の個性が発揮されていくのかを考えていきます。

・吉田:男子校での課外活動と宗教教育の意義

このラウンドテーブルでは、「男子校での課外活動と宗教教育の意義」をテーマに、参加者との意見交換を行います。吉田さんはカトリック男子校であるサレジオ学院の出身で、同校はNPO法人せいぼと初めて連携した学校でもあります。吉田さんは在学中にコーヒー販売を提案・実施し、その活動は現在も継続しています。卒業後は月次レポートの作成や助成金申請などを通して、母校とNPOのつながりを支えています。
宗教教育が社会貢献にどのような影響を与えるか、卒業後も母校とつながり続けるための仕組みづくりについて、参加者と共に具体的な応用例を考えます。

・大武:女子校における活動のチームワークと継続性

このラウンドテーブルでは、「女子校における活動のチームワークと継続性」をテーマに参加者と議論を行います。
大武さんはカトリックの女子校である光塩女子学院中・高等科の卒業生で、在学中にはせいぼが実施する特別授業を受け、学校行事である親睦会で実際に販売の企画と部署のリーダーを務めました。コーヒー販売の初年度であったにもかかわらず、それまでの授業で知り合った中1から高2までのメンバーたちと協力して企画を作り上げ、その後毎年引き継ぎをしながら企画は継続しています。
当日はチームとして1つの企画を作り上げていくことがもたらす成長とその活動をどうやって次の世代に伝えていくかについて考えます。

・平野:NPOを通じた高大接続と社会人としてのキャリアのつながり

このラウンドテーブルでは、「NPOを通じた高大接続と社会人としてのキャリアのつながり」をテーマに、参加者とともに議論を行います。静岡サレジオ中学校・高等学校を卒業後、上智大学に在学し、NPO法人せいぼの学生チームの設立や広報、レポート作成、Web運用などをリードしてきました。中高で身につけた主体性や協働性が、大学での活動を支え、将来のキャリアにもつながっています。
「学生の経験がそのままキャリアにつながるにはどうしたらよいか」「NPO活動がキャリア形成にどう寄与するか」といった問いを投げかけ、参加者と具体的な応用例やアイデアを探ります。

・鶴田:NPOを通じた卒業後の出身校とのつながり

このラウンドテーブルでは「NPOを通じた卒業後の出身校とのつながり」をテーマに、参加者とともに意見交換を行います。鶴田さんは光が丘女子高等学校を卒業し、現在は南山大学に在籍しながら出身高校とも関わり続けています。
当日は卒業後も学んだことを活かして母校の活動に関わり続けるあり方について考えます。

最後にそれぞれのテーブルにて、参加者から今後の活動への応用例が発表されました。
具体的な「生きる事例」であるミッションスクールで過ごした大学生が、ラウンドテーブルを実施することで、有意義な機会となりました!

カトリック教育学会2025 研究発表
公開日:2025.09.01



2025年8月30日、せいぼはカトリック教育学会にて研究発表を行いました。

カトリック学校で育まれる「隣人を大切にする心」や「社会に役立ちたいという思い」。これらの価値観は、実は教室の外で大きな力を発揮します。今回の発表では、NPO法人せいぼの活動を例に、教育現場と社会活動が結びつくことで生まれる学びの意義を紹介しました。特に大学でのキャリア教育との関わりは、学生たちの成長を後押しする大切な機会となっています。

1. 教育現場とNPOがつながるとき
カトリック教育は「思いやり」「社会正義」「奉仕」を大切にします。ですが、授業だけでは実際の経済や社会課題に触れる機会は限られています。そこで役立つのが、NPO法人せいぼのような団体です。せいぼは、給食支援やフェアトレードを通して、学生が学んだ価値観を「社会の中で実践する場」を提供しています。

2. 経済を通じて学ぶ社会の仕組み
NPOの活動には「経済」の視点も欠かせません。例えば、せいぼが販売するマラウイ産コーヒーは、単なる商品ではなく、途上国の暮らしや公正な貿易の仕組みを知るきっかけになります。
学生たちは、NPOはボランティアとは違い、利益を生み出しつつも、それを社会的な目的に優先的に使うという仕組みを学びます。これは教皇フランシスコが語る「貧しい人への優先的選択」にもつながる学びです。

3. 高校での取り組み

・聖園女学院中学高等学校
生徒たちはマラウイ産コーヒーや紅茶の販売・広報活動を通じて、社会課題へのアプローチを体験しました。さらに姉妹校・南山大学の先輩学生と交流し、価値観を「高校から大学へ」とつなげる学びを深めています。

・光ヶ丘高等学校
マラウイ人スタッフへのインタビュー、NPOの理事会参加、大阪万博でのスタッフ活動など、国内外をつなぐ経験を重ねています。社会に実際に関わるリアルな体験が、生徒たちの視野を大きく広げました。

4. 大学での取り組み
大学では、こうした学びがキャリア教育としてさらに広がります。インターンシップやボランティアを通じて、自分のキャリアの可能性を描く学生が増えています。
特に南山大学や立教大学では、ボランティアセンターを通じて多くの学生がせいぼで活動しています。その中には、有給スタッフとして中心的に関わり、将来はNPOや社会貢献に関わる仕事を目指す学生も少なくありません。

5. 協働が広げる可能性
せいぼの取り組みは、カトリック学校との連携だけにとどまりません。立教大学のようにキリスト教の精神を大切にする学校とも協力し、宗派を超えて社会に広がる活動を生み出しています。共通の「人を大切にする」という価値観が、多様な連携を可能にしています。

まとめ
カトリック教育とNPOの協働は、学生に「社会とつながる実感」を与えます。そして、自分の存在や学びがどのように社会に役立つのかを考えるきっかけとなります。
NPO法人せいぼの活動事例からは、教育の場で培った価値観が経済や社会活動の中で活かされる可能性が見えてきました。こうした取り組みは、これからのキャリア教育にとっても重要な道しるべとなるでしょう。