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ノベルティグッズとしてマラウイコーヒーが紹介されました!
公開日:2025.01.26


NPO法人せいぼは、2025年も皆さんのご支援、ご好評を頂き、マラウイ産のコーヒー、紅茶を多くの方に楽しんで頂き、日常からマラウイのことを思い出して頂き、その子供たちの未来に繋がる風味をお楽しみいただいております。

そのWarm Hearts Coffee Clubの取り組みとして、2024年よりお付き合いをさせて頂いている「サステナブルノベルティと企業をつなぐ」をコンセプトとするGood Hub様より、コラボ商品、ノベルティグッズをリリースさせて頂きました。

Warm Hearts Coffee Clubは、企業様にも多くのご支援を頂いており、ノベルティグッズやクライアント様へのギフト、季節の贈物、社内のコーヒーとしてのご使用などを頂いております。
SDGs関連のイベントとしても、展開をさせて頂いております。

これからも、よろしくお願いします!
是非、こちらから詳細をご覧ください!

図書館カフェでマラウイコーヒー!(三重県立白子高校)
公開日:2025.01.24


三重県立白子高校は、教育の一環として、マラウイの給食支援とフェアトレードに関する学習を推進されています。
その一環として、同校の図書館カフェでマラウイコーヒーが提供されることとなりました。
これは、学生たちが国際問題への理解を深め、持続可能な社会の実現に貢献するための貴重な機会となりました!

事前授業と教材の作成

この取り組みの一環として、白子高校では事前授業も実施しています。
授業では、マラウイの現状やフェアトレードの基本的な概念について学び、生徒たちは具体的な問題意識を持つことができました。
これにより、生徒たちは単なる知識の習得に留まらず、実際の課題解決に向けた思考を深めることができました。

生徒の皆さんは、カフェで展示するものなども、学習の発表として他の生徒様用に作成しました。
こうした取り組みは、生徒たちが主体的にメッセージを受け取る手助けとなり、学びの深さを増す結果を生んでいます。

図書館カフェでのマラウイコーヒーの提供

図書館カフェで提供されるマラウイコーヒーは、実践的な国際理解の取り組みの象徴的な一環といえます。
質の高いマラウイ産のコーヒーを味わいながら、学生たちは国際的な視点を持つ体験をすることができました。
コーヒーを通じて、フェアトレードの意義を実感し、現地の農家やコミュニティへの支援の重要性を考える機会となります。

マラウイコーヒーの提供は、単に飲み物を楽しむだけでなく、背景にあるストーリーや生産者の努力を尊重する行為でもあります。生徒たちは、コーヒーを飲みながら、その生産過程や市場での位置づけについて考え、さらに学びを深めて頂ければ幸いです!

マラウイへの旅とは(ななめうえトラベルの取材)
公開日:2025.01.24


いつもありがとうございます。
新しい記事として、株式会社エレビスタ様が運営する、ななめうえトラベルというメディアに取材をして頂きました。
コーヒーのサプライチェーンの話を通した「旅」、マラウイへの渡航経験という点の「旅」という切り口で記載しているので、よろしければご覧ください。

アフリカの人口は今後も拡大が見込まれています。
マラウイを通して、アフリカで暮らす子どもたちの未来を、日本の子供たち、学生、企業とともに支えていくネットワークとしての役割を担っていきたいという思いを、記事にしています。
これからも、それがフェアトレードや教育事業の推進へと繋がることで、将来的には多くの人がマラウイに旅をしたいと思っていただけるような事業としていきたいです!

記事は、こちらから!

2024年12月の活動レポート
公開日:2025.01.23

2024年12月のマラウイの活動についてのレポートとなります。
皆さんのご支援のおかげで、給食支援を継続することができております。
是非、以下で具体的な現地のストーリーと、実際の学校給食数をご覧ください!

南部ブランタイヤ地区

Bizzy Beez Nursery School(ビジー・ビーズ幼稚園)
12月9日、せいぼマリア(マラウイで活動するせいぼじゃぱんのパートナー団体。せいぼじゃぱんとせいぼマリアを総称して「せいぼ」と呼んでいます。)はBizzy Beez幼稚園にて、給食の試作を行い、従来一食あたり80グラムの粉を使用していたものを、100グラムにした時の栄養素や量の違いを計測しました。

結果として、従来の80グラムでは幼稚園児には十分ではあるものの、小学生の子どもたちにとっては十分ではない量であるということがわかりました。
そのため、今後は幼稚園・CBCC(地域主体の子どもセンター)では一食80グラム、小学校では100グラムで調理していくことに決定しました。

(給食の原料であるリクニパーラを計測している様子)


(せいぼスタッフの学校給食担当スタッフが調理を実演している様子)

Chisomo CBCC(チソモ CBCC)
12月9日、Chisomo CBCCの地域住民と、彼らの長年の水問題に対する解決策として井戸を建設することについての地域ミーティングを開きました。地域住民たちはこのアイデアにとても興奮し、井戸の建設に適した場所としていくつかの候補を示してくれました。

水の問題にもかかわらず、地域住民は学校での衛生対策が徹底されるよう努めています。日々の管理によって、子どもたちが飲んだり、手を洗ったり、食器を洗ったりするための安全な水が十分にあることが確認できています。

(地域ミーティングのために集まった地域住民)


(給食前に手を洗うチソモCBCCの子ども)

ブランタイヤでのミーティングと研修
プログラムマネージャーを含むせいぼマリアの北部ムジンバチームは、年末の活動調整のために南部ブランタイヤに出張を行いました。ムジンバチームとブランタイヤチーム合同でせいぼマラウイ全体のスタッフが集まり、ミーティング、理事会の会議、以下のトピックに関する認識の確認を行いました。

給食支援量の記録方法
・月次報告の方法
・写真やビデオの撮影方法、最適なカメラ設定、構図、ポートレートとランドスケープの違いについての実践講座
セーフガーディング
・日々の事業や運営において、 子どもや弱い立場の人々の尊厳を傷つけたり、危険にさらしたりすることのないように、組織として取り組むべき責任(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン報告書より)
・財務標準作業手順(SOP)
チームに適用される取引を行う際の財務的な手順

(学校給食担当スタッフが会議の進行を行っている様子)

Watipa Nursery School(ワティパ幼稚園)
Watipa幼稚園では、子どもたちと教師が食事の前に手を洗うことを徹底しています。手洗いを楽しくするために、教師は子どもたちを見守り、手洗い習慣を促進する明るい歌を歌いながら楽しく行っています。

(手を洗うために列を作る子どもたち)

学校給食の周りに集まった子どもたちの顔はとても輝いています。学校給食の安定した供給は、単なる栄養を超えて、コミュニティとつながりを育んでいます。
給食の香りが漂い、子どもたちの間に喜びを呼び起こします。彼らは空腹を満たすために、各一口を味わい、その美味しさを楽しんでいます。

Fatihu Deen Nursery School(ファティフ・ディーン幼稚園)
「在庫簿にサインすることは、リクニパーラの供給品の到着を確認し、私たちの子どもたちが栄養豊富な食事を受け取れることを保証する、非常に安心で希望に満ちた瞬間です。」と幼稚園の関係者が語ってくれました。

Mpotola CBCC(ムポトラCBCC)

提供された給食は、子どもにとってはその日唯一の食事であるかもしれないことがあります。学校給食は栄養だけでなく、子どもたちが安心して1日を過ごすことができるための大きな要素になっていると給食支援担当スタッフは話しています。

給食支援データ(12月)
合計支援給食数:256,711食
北部ムジンバ地区:238,820食
南部ブランタイヤ地区:17,891食

(学校関係者が給食をせいぼスタッフから受け取る様子)

マラウイの料理の作り方
公開日:2025.01.23


ボランティアの一人が、マラウイの料理についてまとめてくれました!
是非、学校やご関心のある方と一緒に、やってみたいですね!
アフリカの学校給食で提供される「シマ」と「ディウォ」の作り方を説明したレシピです。

シマ(粥のような料理)
材料:
とうもろこし粉 50g、水 250ml
作り方: 鍋にとうもろこし粉と水を入れ、中火で煮立てます。沸騰したら弱火にし、焦げ付かないようにかき混ぜながらとろみがつくまで煮込みます。必要であれば水を足してください。

ディウォ(野菜の副菜)
材料: 玉ねぎ 1/2個、キャベツ 1/2個、トマト 1/2個、サラダ油 適量、塩 少々
作り方: フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを透明になるまで炒めます。キャベツとトマト、塩を加え、野菜が柔らかくなるまで約5分煮込みます。

盛り付け: シマとディウォを一緒に盛り付けて出来上がりです。文書には、現地の人々と同じように手で食べてみることを推奨する記述があります。

シマについての詳細は、こちらからも見てみてください!

マラウイの学校と勉強
公開日:2025.01.20


前回のマラウイの概要と食文化についての記事から、JICAで渡航をされている木村直さんのご協力で、マラウイの日常を記事にさせて頂いております!

今回はマラウイの人の言葉を紹介頂きました!
基本的には「チェワ語」と呼ばれる現地語を話しており、マラウイの北部では「トゥンブカ語」と呼ばれる言語を話しています。首都では英語が通じることも多いですが、チェワ語しか話せない人もいます。
学校ではチェワ語と英語を混ぜながら月曜日から木曜日まで算数の授業をしています。

【言葉】
・Muli bwanji?(ムリブワンジ?)→ こんにちは、げんきですか?
・Zikomo(ジコモ)            → ありがとう
・Tionana(ティオナナ)        → またね~

【数字】
・1→ Imodzi(イモジ)        ・3→Atatu(アタツ)
・2→ Awiri(アウィリ)        ・4→Zinayi(ジナイ)
☆発音はアルファベットをローマ字読みするので、日本語と似ています。

【学校の様子】
木村さんの配属先は「リロングウェ教員養成大学付属小学校」の支援学級だそうです。
とても大きな学校で、1年生から8年生までで約2500人の生徒がいるとのことです!
支援学級だけでも100人程度です。障害種はさまざまで、毎日お母さんと一緒に授業を受けます。
支援級では「算数」「英語」「チェワ語」の3つの教科をおこないます。

マラウイでは毎学期末にテストがあります。
目標の点数に届かないと留年となってしまい、また同じ学年を繰り返します。
そのため、一つの学年にいろいろな年齢の生徒がいます。
通常級では生徒数に対して教室も少ないため、一つの教室に200人近くの生徒が一緒になって授業を受けてます。

マラウイの学校の制度について知ることができました!
木村さん、ありがとうございました。
そして、挨拶もかわいいですね!

マラウイの概要と食事 2025
公開日:2025.01.19


2025年より、JICA海外協力隊のボランティアでマラウイにいらっしゃる木村直さんのご協力で、マラウイの日常の一コマやプチ情報も、せいぼとしてお届けしています!
木村さんの働いていらっしゃるメインの場所はリロングウェで、マラウイの首都になります。
私たちが給食支援をしているムジンバ(北部)とブランタイヤ(南部)に対して、中心部での滞在をされています。

私たちの給食現場と同じ環境で生活している木村さんからのレポートは、私たちがせいぼとしてマラウイの最新の状況を教えて頂ける点で、とても励みになり、さらにご支援いただいている皆さんや、協働している企業様、学校様にとても参考になる情報になります。

マラウイの基礎情報
マラウイはアフリカの南東部に位置している、日本より少し小さな国です。
マラウイ湖という大きな湖もあります。国旗は黒と赤と緑で半円の太陽が特徴です。
アフリカの国は暑いと思いがちですが、雨季と乾季の2季しかなく、気温が30度以上になることは稀で、日本のような蒸し暑さもなく過ごしやすい気候になっています。

マラウイでは「シマ」と呼ばれる、トウモロコシの粉をお湯と一緒に火にかけて練ったものが主食になります。
シマには味がないので、付け合わせのチキンやトマトで煮込んだ野菜と一緒に手で食べます。
おいしく食べるコツは手で練って食べます。日本でいうお米のような存在です。
もちろんお米やパン、スパゲッティもスーパーで売られています。

よく軽食で食べられているのが「マンダジ」といわれる甘くないドーナツ、春巻きに似ている「サモサ」などです。
道端でバケツに入れて売っています。

せいぼの代表の山田は、1日2色はじゃがいもだけを食べていました。
昔、イギリスの植民地で、スコットランドの宣教師も入っていたりしていたせいで、アイリッシュポテトが多く育っている場所があるのを、覚えています。
破損した車の金属を使って、鍋代わりにしてポテトを焼いて、道端で売っていました。

食文化を見ることで、その人たちの生活の仕方、知恵が見えてきます。
これからも、木村さんのお力添えのもと、マラウイの情報をお伝えしていきます!
木村さん、ありがとうございます!

コーヒーの研究論文
公開日:2025.01.16


NPO法人せいぼとして、ボランティアの高校2年生の鈴木柚穂さんが作成した「水出しコーヒーの酸味と酸含有量の関係」と題する論文を紹介させて頂きます。

この研究は、せいぼで販売しているマラウイ産コーヒーがきっかけになり、協働するアタカ通商株式会社様のご協力もあり、実現したものとなります。
何よりも、ここまでまとめ発表をしてくださった鈴木様に、感謝と尊敬を示したいと思います!
本当にありがとうございます!

研究概要
鈴木さんは、近年人気が高まっている水出しコーヒーに着目。
その酸味と、コーヒーに含まれる酸の量(酸含有量)の関係性を科学的に解明しようと研究を行いました。

具体的には、マラウイ、ケニア、グアテマラ産コーヒー豆をそれぞれ浅煎り、中煎り、深煎りに焙煎し、水出しコーヒーを抽出。官能検査(人間の味覚による評価)と滴定(化学的な分析)という2つの方法で、酸味と酸含有量を調べました。

その結果、以下のことが分かりました。

焙煎度と酸味・酸含有量の関係
浅煎りのコーヒーほど酸味が強く、酸含有量も多い傾向が見られました。これは、焙煎によってコーヒー豆に含まれる酸が分解したり、変化したりすることが原因と考えられます。

産地による違い
産地によって酸味や酸含有量に違いが見られました。特に、ケニア産コーヒー豆は酸味が強い傾向を示しました。これは、コーヒー豆の品種や栽培環境による影響と考えられます。

官能検査と滴定結果の相関
官能検査による酸味の評価と滴定による酸含有量の測定結果には、強い相関関係が見られました。つまり、酸含有量が多いほど酸味が強く感じられるということが裏付けられました。

今後の展望
この研究成果は、水出しコーヒーの風味を向上させるための豆の選定や焙煎方法の最適化に役立つと考えられます。また、コーヒー豆の産地や焙煎度合いと消費者の嗜好性の関係性解明への第一歩となるでしょう。

NPO法人せいぼは、今回の研究を通して、支援企業と学生の協働の可能性を実感しました。企業が持つ技術や知識、学生の探究心と創造性を融合することで、より質の高い研究成果が得られることを確信しています。

今後、このような協働をさらに発展させ、国際的な支援活動にも繋げていきたいと考えております。
研究論文については、こちらからもご覧ください。

広尾中学校との地域に根差した協働活動
公開日:2025.01.10

渋谷区に位置する広尾中学校は、地域のバスケットボールチームであるサンロッカーズ澁谷様、渋谷区の一般社団法人であるシブヤフォントと提携し、Project実施型学習を行っています。

プロジェクト概要
広尾中学校は、学生たちが授業の通じて地域社会と交流し、社会福祉活動に参加する目的のProjectを実施しています。
その一環として、このプロジェクトはコーヒーのドリップパックを販売し、売り上げの一部をマラウイの子供たちへの支援に加え、コミュニティへの貢献に充てています。
これにより、学生たちはビジネススキルやコミュニケーション能力を磨くとともに、地域社会に役立てることができます。

教育とコミュニティの架け橋
この活動は、単なる学校での勉強を超えた教育の一環として、学生たちの成長を促す多様な学習機会を提供しています。

地元の人々を知り、さらにスポーツや社会福祉、国際支援などの様々な分野について理解を深めた上で、その要素を組み合わせるという創造的な取り組みとなりました。
こうした取り組みは、中学生でも可能で、今後学校で重要であり促進されるものになると思います。
地元に根差した、国際支援、ローカルとグローバルの双方の展開は、こうして実践ができます。

今回の狙いと今後
渋谷の地域社会と学校、プロスポーツチームや社会福祉団体、国際支援NPOが一体となることで、持続可能な社会貢献を目指しています。
今後もこのような取り組みを通じて、より多くの人々が地域に貢献し、共に成長できる未来を築いていくことを期待しています。

2024年のマラウイの家族のストーリー
公開日:2025.01.08



2024年も、多くのマラウイの家族にとって、給食支援が大きな影響を与える年になりました。
今回の記事では、いくつか具体的な家族、お母さんのエピソードを紹介できればと思います。

1. Graceさんの家族

子供がせいぼの支援を受けて栄養価の高い給食を食べ、健康状態が劇的に改善したストーリーを、Graceさんは語ってくれました。小学校進学の準備が整い、彼女はせいぼの支援を受けながら高校に進学し、卒業試験にも合格しました。「せいぼは私たちの家族にとって本当の恵みでした。」と語っています。

2. 保育園へ入学!

経済的な困難から学校に通えなかったですが、せいぼの支援を受けてFaeza保育園に通い始めることができました。
彼の祖母は涙ながらに「せいぼの給食支援のおかげで、私の夢が叶いました。」と喜んでいます。

3. お母さんが仕事に集中できた

貧困の中で暮らす写真の子供の母は、仕事を探しながら幼い子供を抱え込む日々を送っていました。せいぼの支援によって、子どもは学校に通えるようになり、母親は仕事に集中できるようになりました。「せいぼの支援は私たちの生活に大きな変化をもたらしました。」と母親は感謝の言葉を述べています。

4. 家庭の食糧難からの回復

食糧難に苦しむ写真の家族は、せいぼの支援によってAngellaが学校に通えるようになりました。母親は「子どもが学校に通えるようになり、私は仕事に専念できるようになりました。
せいぼのおかげで、私たちの家族に希望が生まれました。」と語っています。

5. 祖母と保育園に通えるようになった孫

祖父を亡くし、貧困の中で暮らす家族の子供は、せいぼの支援によってBizzy Bees保育園に通うことができるようになりました。祖母は「せいぼの支援は、私たちの家族にとって希望の光となりました。」と感動とともに感謝を述べています。

6. 学校という希望に満ちた場所

せいぼの支援により、シングルマザーのJudithの娘は、Tikwere保育園を卒業し、小学校に進学することができました。Judithは、「せいぼのおかげで、彼女は学校に通い続け、素晴らしい進歩を遂げることができました。」と感謝の言葉を述べています。

7. 給食が支える学びの未来

以前は、貧困により学校に通うことが困難だった写真の女の子は、せいぼの給食プログラムのおかげで、学校に通い続けることができるようになりました。
彼女は、「せいぼの給食のおかげで、毎日学校に通うことが楽しくなりました。」と語っています。

In 2024, meal support once again significantly impacted many families in Malawi. In this article, I hope to share some specific stories of families and mothers.

1. Grace and her child

Grace’s child’s health dramatically improved by consuming nutritious porridge supported by Seibo. She is now ready to enter primary school, and her mother, Grace, also advanced to high school and passed her graduation exams with Seibo’s support. “Seibo has truly been a blessing for our family,” says Grace.

2. A child who can go to the nursery by a school meal

The child in the photo couldn’t attend school due to financial difficulties, began attending Faeza Nursery School with Seibo’s support. His grandmother, with tears of joy, says, “Thanks to Seibo’s meal support, my dream came true.”

3. Job hunt story

Living in poverty, her mother was juggling job hunting and caring for young children. With Seibo’s support, she was able to attend school, allowing her mother to focus on work. “Seibo’s support brought significant change to our lives,” the mother expresses her gratitude.

4. The power of school meals for poverty

Her family, suffering from food shortages, enabled her schooling through Seibo’s support. Her mother says, “With my child attending school, I can now focus on my work. Thanks to Seibo, hope was brought to our family.”

5. A story of grandson who can attend a nursery

After losing her grandfather and living in poverty, she could attend Bizzy Bees Nursery School with Seibo’s support. Her grandmother tearfully expresses gratitude, “Seibo’s support has been a light for our family.”

6. Progress to elementary school!

Judith: Hope for School

Thanks to Seibo’s support, the child in the photo, the daughter of single mother Judith, could graduate from Tikwere Nursery School and progress to primary school. Judith shares her gratitude, “Because of Seibo, my child could continue attending school and made amazing progress.”

7. A Future Supported by School Meals

She previously struggled to attend school due to poverty but now she could continue her education thanks to Seibo’s meal program. She says, “Thanks to Seibo’s meals, I look forward to going to school every day.”

関東学院高等学校有志の高校生のワークショップ
公開日:2024.12.31


関東学院高等学校有志の高校生は、NPO法人せいぼと連携し、マラウイの給食支援を広げるための取り組みとして、寄付型コーヒー「Warm Hearts Coffee Club」のロゴやマラウイに関するイラストを取り入れた消しゴムはんこを作成しました。

このプロジェクトは、12月21日に開催されたSDGsフェスタにおいてワークショップとして実施され、参加者にコーヒーを購入してもらうきっかけとなりました。その結果、現地での給食分に相当する約2600食分の寄付が達成されました。

消しゴムハンコの作り方

必要な材料
・消しゴム(やわらかいのがおすすめ)
・スタンプパッド
・デザインナイフ(カッターでも彫れます)
・カッティングマット
・ネームペン
・作成手順

手順
デザインを消しゴムにネームペンで描きます。
ネームペンで描いた部分を彫ると、描いていないところが浮き出ます。
(描いた部分を浮き出したい場合は、そこ以外の余白を彫りましょう)
スタンプパッドで消しゴムに色をつけましょう。

これで消しゴムスタンプの完成です。
完成後は、一度試し押しをして彫り具合を確認してみると良いでしょう。

この取り組みを通じて、関東学院高等学校は、マラウイの子どもたちの給食問題に対して具体的な支援を行い、地域の参加を促進しました。

日本大学文理学部社会福祉学科での講演会
公開日:2024.12.31


2024年12月、NPO法人せいぼは日本大学文理学部社会福祉学科にて、講演会とワークショップを実施しました。
きっかけは学生の方で、NPO法人二枚目の名刺という団体の活動の中で、私たちのプロジェクトで協働をしてくださった方が作って下さり、充実した時間となりました。

NPO法人せいぼの給食支援の意義と、国際社会福祉との関わり
NPO法人せいぼは、マラウイ現地のスタッフと協働し、政府のパートナーとして学校教育省の社会福祉的な活動として給食を提供し、子どもたちの教育の促進、該当の地域の活性化に繋げています。
給食支援の単なる栄養補給の点だけではなく、福祉全体の視点から、国の地域コミュニティの発展にはどのような副次的な効果があるのか、人間のウェルビーイングにはどのような影響があるのかを、福祉的な観点からも考えました。

社会福祉の概念の応用
日本においても、相対的な貧困や学力の格差、体験の格差など、多くの異なる背景から生まれる社会課題があります。その内容は、いつも人と向き合い活動する社会福祉現場のソーシャルワーカーなどの人々の仕事にも支えられています。

国は異なっていても、マラウイでは地域のお母さんがたくさんいる子どものために始めた子どもセンター(Community Based Childcare Center)などがあり、CBCCとも言われています。
こうした場所で必要な人間的なスキルは、日本でもマラウイでも大きく違いはなく、人間が活動して幸せな生活を人々に届けていく上では共通して重要なことになります。

子供たちの笑顔を見て考える、フォトボイズ

以上のような社会福祉の共通点から、日本において社会福祉現場を見てきた学生や先生と一緒に、マラウイの子供たちの笑顔や現場の写真を見て、どんな状況で生きているのかを想像し、言葉を書いていくというフォトボイズを実施しました。

このワークショップの狙いとしては、日本の子供たちやその他の人々の笑顔と、マラウイの子供たちの笑顔を繋ぐことで、その二つに見える共通点を考え、社会福祉に置いて必要なメンタリティや姿勢について応用的に考えることでした。

ソーシャルビジネスでの応用的理解

従来の社会福祉は、行政などとの連携のもと、固定したスキルを使って与えられた地域で活動をするというイメージがありました。
しかし、変わりゆく世の中の中で必要なスキルや支援は拡張し、行政の対応などを待つだけではなく、自分でニーズを見つけて対応をしていく柔軟性も必要な点が出てきています。
その中で、社会の課題を解決するために、その課題と繋がった商品やサービスでビジネスを起こし、その収益で福祉的な活動をする姿勢も重要になります。

そんな中、講演会の中では、NPO法人せいぼが実施するマラウイ産コーヒーを使ったソーシャルビジネスを紹介し、学生様には、実際にコーヒーを味わって頂きながら授業を受けて頂きました。

今回の授業によって、福祉の概念が広がり、マラウイというアフリカの国と日本を繋ぐユニークな瞬間になればと思います。
機会を作ってくださった日本大学の皆さま、二枚目の名刺の皆さま、どうもありがとうございました!