Makoto Yamada のすべての投稿

マラウイ初の女性環境活動家
公開日:2020.03.27

📸: Malawi Nation
マラウイは、現在でも多くの気候変動の影響を受け、
サイクロンなどの天災の影響が発生してしまう国です。
昨年のサイクロンによる被害の痕跡は、まだ残っており、
9万人程度の人々が、行方不明の状態となっています。

その中で、Stella Gamaさんは、マラウイで唯一となる、
女性環境問題活動家で、女性が多くの被害を被った一方で、
男性がその回復のための活動の舵を握っていると述べています。

彼女の活動の姿については、こちらからも、
ご覧いただけます。

せいぼも、昨年のサイクロン以来、特別な支援を進めてきました。
そして現在は、コロナウイルスの広がりという、
新たな試練を迎えています。
現地のリーダーシップと、日本の支援を合わせて、
常に困難に立ち向かうことができるように、
活動を続けていきます。

マラウイとウイルス対策
公開日:2020.03.27


(Photo by Malawi Nation)
現在、118ヵ国で10万以上の人々が完成をしている、
新型コロナウイルスが、WHOによれば、
パンデミックの宣言となりました。
このことによって、マラウイのような衛生面、
経済面でも不安手さのある国では、慎重な姿勢を取り、
医療の充実、個人の危機管理の徹底が必要となります。

この投稿をさせて頂いている3月下旬においては、
マラウイでの感染者はいない状態ですが、
情報の安定供給がない中、現地では多くの人々が、
世界中で起こっていることに対して無知となってしまい、
十分な対策を講じていないのが現状です。

今後、政府の具体的な対策が現れることが期待されますが、
せいぼのスタッフも含め、子供たちの命を守るための、
具体的な方策を考えていく予定です。

以下の記事から、現地のニュースを見ることが可能です。
https://mwnation.com/what-corona

せいぼも、より皆さんの力が必要となって参ります。
ご支援は、こちらから承っております。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

日本の子どもたちへの給食:1月のご報告
公開日:2020.03.13

せいぼは、日本の子供たちの支援も、
2020年も継続しております。
皆様に、その様子を発信できればと考えております。

日本で放課後の食事を提供している、VIDES JAPANは、
食事の場所を提供することを通じて、
他にも多くの大切なひと時を、子供たちに与えています。

せいぼだけではなく、多くの寄付者の支えによって、
VIDES JAPANでは、週に2回、食事の場、
子どもたちにとっての憩いの場を提供しています。
近日では、食事の種類も豊富になり、
炭水化物と野菜のバランスなども良く、
フルーツも十分に摂ることができています。

また、ボランティアスタッフが、子供たちに念入りに接し、
心を徐々に開く子供たちや、宿題にスタッフが手伝い、
学習のサポートをしている場面もあります。
こうして、食事の場から始まる多くの触れ合いのすべてが、
子どもたちの支えとなります。

たまに、喧嘩をしてしまう子供たちもいますが、
仲直りをすることで、さらに成長がみられることもあります。

例えば、ある女の子が、荷物が重く、帰り道、
歩いて帰るのが大変な時、食事後に喧嘩をしていたにも関わらず、
その女の子の傍にいることから、助けてあげたくなり、
荷物を持ってあげるなどの様子も見られました。

せいぼは、現在マラウイでは、約15,000人の子供たちに給食を届け、
現地のスタッフとともに、子供たちと向き合っています。
現地でも、マラウイの温かい心を感じることがありますが、
日本にも、そうしたエピソードが、子供たちの間で必要だと思います。

食事をしっかり摂り、学習をすることで、人間としても、
多くの成長が遂げられると思います。
それは、日本でも、マラウイでも変わりはありません。

これからも、せいぼは、給食支援を通して、
世界の飢餓問題に大きく貢献していきます。

ドメニコ学園様での講演会
公開日:2020.03.08

東京都の世田谷区にあるドメニコ学園高等学校様に対して、
2020年3月8日、講演会をさせて頂きました。

マラウイでの学校給食支援、せいぼの支援企業モベルが実施する、
イギリスのリサイクル商品の販売についてもお話しました。
その中で、最後に生徒様が独自のソーシャルビジネスのアイデアを考え、
発表を頂く機会もあり、とても独創的なアイデアが出てきました。

今後も、高校生の皆様の柔軟な発想力を育てるお手伝いをしながら、
団体としても成長ができればと思います。

講演会に関してのお問い合わせは、こちらからも受け付けております!
これからも、どうぞよろしくお願いします。

せいぼの4周年記念
公開日:2020.02.25


2月11日は、せいぼの誕生日
せいぼ、2020年2月11日に、5周年を迎えました。
皆様のおかげで、ここまで成長をすることができました。

2020年2月現在で、せいぼは、38か所の幼稚園と、
12校の小学校に対して、給食支援を展開しております。
その人数は、14,724人となります。
また、せいぼが直接教育支援をしている「せいぼキッズ」は、
58人が小学校に上がることができています。

これからも、せいぼはマラウイでの給食支援の拡大、
そして世界中の飢餓をなくすために、
活動を展開していきます。

日本の子供たちの支援
せいぼは、日本の子供たちの支援も、一部の寄付額から実施しています。
2月に、せいぼは、東京都北区にあるVIDES様に訪問し、
実際の食事の提供、子供たちとの関わりの場をともにさせて頂きました。

VIDES様の活動の中では、以前よりも栄養価の高い食事が提供できるようになり、
子どもたち、そしてボランティアが多く来るようにもなったと、
お話を頂きました。

これからも、せいぼは国際的な活動を通して、
学校給食支援団体としてのミッションに基づいた活動展開します。

今後とも、どうぞよろしくお願いします!

日本の子供たちへの給食:12月の報告
公開日:2020.02.18

せいぼは、2019年12月においても、
日本の子供たちの放課後の給食支援に対して、
支援を展開しています。

今月の子供たちの様子と食事について、お伝えいたします。

活動内容と人数
計8日間で、内容としては、
「公園遊び・宿題指導・語らい時間・食事」となり、
元気に過ごすことができました。

平均参加人数としては、約12名となり、
子どもが7名(中学生・小学生)、保護者が3名、
スタッフが2名となりました。

2019年を終えて
せいぼは、今年の5月より、日本にも視野を持ち、
国内で活動する団体としての立場について、
深く考えてきました。
これからも、世界中の貧困をなくすために、
学校給食という手段を用いて、
世界に飢餓問題の撲滅に、貢献できるように、
活動を続けていきます。

来年も、どうぞよろしくお願いします。

日本の子どもたちへの給食:11月のご報告
公開日:2020.02.05

せいぼでは、引き続き日本の子どもたちへの
給食支援を行っている団体への支援を、継続していきます。

せいぼの取り組み
せいぼは、マラウイの子供たちの給食支援に力を入れ、
日本で頂いたご寄付を、現地の給食提供、
スタッフの活動のために、充てています。

私たちの使命は、マラウイからムーブメントを拡大し、
世界中の飢餓、貧困などから派生する社会問題で、
苦しんでいる子供たちを救うことです。
そして、そのチャリティ活動によって、日本を変えていくことも、
一つの重要な使命としてとらえています。

そこで、以前ご報告をさせて頂いたように、
2019年5月より、日本の子供たちの給食支援をしている団体に対しても、
一部の資金について、ご提供をさせて頂いております。

そこで、以下の活動レポートについて、ご紹介します。

VIDESのレポート
VIDES JAPANは、日本で子供たちのために、夕食を提供しています。
VIDES JAPANでの11月の活動は、合計で8日間となりました。
内容としては、食事の提供を軸に、宿題指導、公園での遊びを実施することで
子どもたちに唯意義な時間を提供できたとのことです。

今回、参加人数は小学生と中学生を合わせて5人が参加しました。
時期が寒くなってきても、元気な顔が見られたのは嬉しかったとのことです。

主な食事
お肉や野菜に加えて、フルーツにみかんなどを加えることができ、
バランスの取れた食事がご提供できたとのことです。
育ちざかりの子どもたち、とくに心身に加えて体の成長が著しい中学生には
栄養が偏ることなく食事を取ることができることは、
給食支援団体として喜ばしいです。

調理した食事
提供した食事

今後に向けて
冬がこれから本番を迎えていくなかで、
体調を崩す子どもが増えてきました。
学校では、学習発表会や文化祭など、
実施される行事がたくさんあり、
中学生になった子どもたちには、定期テストが待っています。

今、スタッフの取り組みとして、
毎回子どもたちが帰宅した後、その日の言葉遣いやとっていた態度について
報告し合い、共有しています。

様々な体験を積み、心身ともに成長する時期は、
同時に反抗期でもあるからです。
そのような複雑な時期を迎える子どもたちと向き合うために、
見守りつつ、対処するべき課題を見出すことができる大人が、
周囲にいる環境は、大変意義があることです。
私たちも給食支援する団体として他にできることがないか、
これからも課題を見据えてトライ&エラーを繰り返していきます!

※VIDES JAPANとは?

世界42か国から成っている国際NGO団体日本支部です。
世界が抱えている社会問題をどのように解決していくかを議論し、活動しています。

今日本は、経済大国ですが、その一方で子どもの「相対的貧困*」という指標があります。
日本の約6人に1人は「相対的貧困」なのです。
VIDESでは子どもたちの「貧困*」を解決するために
「ハッピーハウス」という子どもに給食を支援する活動を2016年から開始し、
子どもたちに給食を支援する活動を実施しています。

YMCA様での講演
公開日:2020.02.05


2018年12月28日、せいぼは一人の中学生のボランティアと共に、
神奈川県の三浦半島にあるYMCA様の施設、「グルーバル・エコヴィレッジ」に訪問し、
社会貢献企業としての姿について、お話しました。

講演の中では、Cycle of Goodの自転車のインナーチューブを利用した財布や、
そのビジネスモデルについてお話し、参加者の中学生、高校生は、
とても関心を示してくれました。

また、現地で栽培されているコーヒーの栽培方法が、
間作(intercropping)という、他の食物の成長、土地の長期的な利用に適した方法で、
現地の農家の人々によって計画的に行われていることなども、お話しました。

さらに、そのコーヒーは、現地の「プレミアム制度」によって、
農業ビジネスの強化、地元の幼稚園のためにも還元されていることをお話し、
コーヒーの持つ多様性を、参加者の方に伝えることができました。

最後に、実際のWarm Hearts Coffeeの取り組みについてもお話し、
オンラインで日本でも、マラウイコーヒーを飲むことができることについて、
お話をさせて頂きました。

講演中には、コーヒーを飲んだり、簡単なクイズを行ったりなど、
楽しくマラウイのこと、社会貢献企業の魅力を伝えることで、学生の皆様に、
将来を考える上でのヒントをご提供できたと思います。

※YMCA ACT様について
英語の教室以外に、様々な国際交流プログラムを通じて、
国際理解を深める取り組みも、実施されております。
詳しくは、こちらもご覧ください。

日本の子供たちへの給食:2019年10月
公開日:2020.01.09


せいぼは、以前ご紹介させて頂いたように、
2019年から、日本の子どもたちに、
放課後食事を提供をしている団体にも、支援をさせて頂いております。
日本のNPOとして、少しでも日本にいる子どもたちにためにも、
尽力ができ、社会課題と向き合えればという意向で始まりました。

VIDESからのレポート
VIDESは、世界中の42ヵ国で構成されている国際NGOで、
日本ではVIDES JAPANとして、日本の社会問題との関わり、
青年の育成を行っています。
その一環として、「ハッピーハウス」というプロジェクトを、
2016年より開始しており、
せいぼは、給食支援団体として、
そのVIDES JAPANのプロジェクトを通して、
日本の給食にも働きかけています。

VIDES JAPANのハッピーハウスでは、
10月において、合計10回の活動を実施し、
食事の提供を中心に、宿題指導、講演での遊び、
語らいの時間を多く持つことができました。
以下で、詳細の内容を、ご担当者様から頂いた内容をもとにご紹介します。

主な食事
ご飯や、グレープフルーツに加え、
肉類、野菜も多く加えることができ、
栄養のある食事を皆さんにご提供できたとのことです。
2年ほど前までは、食事に多くの肉類などを加えることが難しかったですが、
現在はよりバランスのよい食事を提供することができています。

海外からのゲスト
アメリカから、団体の視察団も訪問され、以下のような言葉を頂きました。

「ここでは、子どもたちが気を遣わずに
自由に話し、遊びたければ遊び、眠たければ寝る。
自分の家のようにリラックスしていて家族のようですね」

以上のようにおっしゃったとのことです。
家庭的な雰囲気が、海外の人々にも伝わり、大きな成長となっているとのことです。

これからも、子供たちに唯意義な時間を提供するため、VIDES JAPANが活動を広げる上で、
せいぼも給食支援団体として、関わっていければと思います。

赤羽x星美クリスマスフェスティバル 2019
公開日:2019.12.18


赤羽の地域の皆様、
カトリックのミッションスクールの星美学園中学高等学校の皆様が、
合同で、クリスマスフェスタを開催しました。
せいぼは、マラウイコーヒーの提供で、参加をさせて頂き、
現地の学校給食分に換算すると、約2,700食分の寄付を、
コーヒーの購入や実際に飲んで頂くことを通して、頂くことになりました。

寒い中での開催となり、コーヒーを多くの方に飲んで頂いたことで、
温かいひと時をご提供できたことを感謝しております。

クリスマスシーズンに、マラウイの子供たちのことも思い出し、
豊かなひと時を過ごすことができればと思います。

コーヒーは、こちらから、オンラインでも注文ができます。
また、ご寄付についても、こちらから受け付けております。

2019年は、大変お世話になりました。
寄付者の方々には、とても感謝をしております。
2020年も、どうぞよろしくお願いします!

11月のマラウイへの海外送金
公開日:2019.12.04


2019年11月のマラウイへの送金
2019年11月15日、せいぼは皆さんのおかげで、
今回もマラウイに給食費を海外送金することができました。

現地での給食費は、1食で約15円です。
今回の送金額は、子供たちの給食費の約90万食分になっています。

これからも、マラウイの子供たちにため、
そして国の将来のためにも、ご支援をどうぞよろしくお願いします。

Smiles Across The Border
公開日:2019.11.21


せいぼはこれまで、そして現在でも継続的に、
マラウイの子ども達に対して、給食支援を続けてきました。
おそらく皆様は、せいぼがアフリカのマラウイに対して、
どのような給食支援をこれまで展開してきたかについては、ご存じだと思います。

しかし一方で、せいぼは「世界中から貧困をなくすこと」、そしてさらには、
日本を始め、世界中にチャリティを根付かせることが理念です。

日本と向き合う
そこでせいぼは、今年の5月より、東京で学校の放課後において、
子どもたちに食事を提供している団体に対して、支援を開始しました。

日本は、世界で第3位の経済大国とも言われています。
しかし、人々の生活の中には、隠れた貧困が存在していることも確かです。
政府の発表によれば、2012年における16.3%の貧困率から、
現在は10%に低下をしてはいます。
その一方で、この10%を無視するわけにはいかず、
そこには、経済大国日本特有の、※「相対的貧困」が存在しています。

※一人あたり122万円/年で暮らす生活をしている場合、
「貧困」と定義をしています。参考としてですが、
一般的な母子家庭の平均年収は270.3万円です。
参考)NPO法人キッズドア様 「日本における子供の貧困」
http://www.kidsdoor.net/otona/mission/data.html

せいぼは、日本で活動するNPOとして、こうした「相対的貧困」に対しても、
どのような取り組みができるかを考えました。
そこで、東京都北区赤羽で、放課後に食事を提供している団体に対して、
その食事費用の支援をすることとなりました。

日本における給食の力
赤羽で活動をしているVIDESでは、
週に2回、子どもたちに夕食を提供するのと同時に、
学習の場や、ボランティアを通しての憩いの場を提供しています。

子どもたちによっては、1日に1食しかしっかり食べることができず、
多くの子供たちが放課後の活動、習い事をする日本で考えると、
食事をして十分な栄養が取れないことで、多くのデメリットが発生してしまいます。

ハッピーハウスプロジェクトの働き
そんな中で、VIDESの「ハッピーハウスプロジェクト」は、彼らにとって、
大きな支えとなっていることは間違いありません。
赤羽では、両親が遅くまで働いていたり、外国籍で多くの困難を抱えていたりなど、
課題を抱えている人々が多くいる地域となっています。

ハッピーハウスでは、そうした家庭で生活している子供たちと、
料理を一緒にしたり、スキマ時間に宿題をやったりなど、
食事をきっかけにして、唯意義な時間を提供する活動をしています。

せいぼの支援の姿
せいぼは毎月、VIDESに対して食事の支援金を送っており、
東京で焙煎したマラウイのコーヒーの購入を通じても、
その支援に繋がります。

私たちは今後も、VIDESとともに、世界中の貧困と向き合う活動を続けていきます。