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令和2年度事業報告書
公開日:2021.04.02


2020年度も、皆さんのご支援により、大きな困難を乗り越えることができました。
特に2020年3月以降は、コロナウイルスの影響で、マラウイでも大きな危機を迎えましたが、現地のスタッフの柔軟な対応と、日本の皆様のご支援の結果、乗り越えることができています。
2021年4月現在では、まだ学校給食を各学校で再開をすることができていない状態が続いています。
しかし、現地スタッフは、家庭に訪問し食事を届ける方法で、支援を続けています。

この記事では、今年の活動について、概要を振り返ることができればと思います。
詳細については、こちらのスライドもご覧ください。

2020年3月
コロナウイルスの影響で、学校での食事提供は一旦中断となりました。
そんな中、せいぼスタッフは柔軟な対応をし、給食を保護者が取りに来られる場所に配置し、受け取ってもらう形で、食事の配布を実施しました。詳しくは、こちらもご覧ください。

2020年5月~6月
コロナウイルスの影響に苦しんでいる家庭に対して、緊急支援パックを提供し、食事以外にも衛生管理用品、生活必須用品を提供しました。こちらから、当時の様子を見て頂けます。
その後、6月も北部で支援校として登録がされている小学校12校にて、13,000人以上の子供たちに5kgの食事を提供しました。
さらに、南部の貧しい家庭に対して、CBCC(地域の子どもセンター)にて、週に7日間、朝食の提供を実施することができました。

2020年9月
9月より、部分的に学校での給食提供が可能となりました。
しかし、長い間学校に行けなかった子供たちの過程では、経済的な困難などから、1日1食しか食べられない家庭も多く、現地スタッフは家庭訪問、学校での給食提供の双方の対応を実施していました。
詳しくは、こちらから、ご覧ください。

その後、2021年4月現在、再び現地では学校での給食提供は中断となってしまっています。
せいぼのスタッフは、皆さんのご支援のおかげで現地の必要性に答えて、柔軟に活動を実施できています。
これからも、活動内容を更新していきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いします。
ご支援は、こちらから可能となっています。

事業報告書、決算書類の公開
最後に、令和2年度の決算書類、事業報告書を公開させて頂きます。
こちらから、詳細をご覧頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

日本の子供たちの給食支援レポート:2021年3月
公開日:2021.03.29


せいぼが支援をしている、東京郊外の子供たちの支援活動を実施する団体から、
活動レポートが届きました。

現在の東京の様子
2021年3月21日まで、日本は緊急事態宣言下となっていました。
せいぼが支援をしている東京都北区赤羽付近の子供たちと、
その家族の皆さんも、できるだけ外出を避け、生活をしています。

日本では、昨年2020年3月とは異なり、多くの学校が生徒に登校をさせ、
通常通り、学校での生活ができている子供たちが多い状態です。
しかし、中には学校を休まなくてはいけないケースもあります。
例えば、校内で感染者が出たり、身近な人で濃厚接触者が出た場合は、
自宅に待機が必要となっています。
また、部活動やイベントなど、今までできていた活動も、制限されています。

子ども達の様子
幸い、該当の団体の支援プロジェクトに参加している家族の皆さんは、
緊急事態宣言下も学校に通い、
給食も食べることができているため、昼食はしっかり摂れています。
また、ハッピーハウスの支えや、ご家族の努力により、
3食をしっかり摂れているという家族がほとんどでした。

家庭への食事の分配
東京郊外では、1か月に一度、寄付で頂いたものや、団体内で調達したものを、
整理、配分をし、各家庭に届けています。
主食であるお米、野菜、お肉、調味料、レトルト食品、
そして子どもたちが大好きなお菓子もお渡しすることができました!

今後の予定
緊急事態宣言が明けたら、少しずつ活動を再開していく予定となっています。
スタッフと子どもたちの安全のため時短と消毒、
そしてお互いの距離をとりながらですが、食事と交流の機会を考えていきます。
3 月は進級の季節で 3 人の子どもたちが小学校を卒業し、
新たな生活が始まります。

ささやかでも気持ちを込めた卒業お祝い会も計画しています。
せいぼの寄付によって、プロジェクトで使用するお部屋の管理費も、
支払えているとのことです。
この度は、困難の中でも、良いニュースを聞くことができ、本当に良かったです!

サレジオ学院様のコーヒー販売
公開日:2021.03.23


2020年3月17日、横浜のサレジオ学院様は、2回目のマラウイコーヒー販売を、
校内で実施頂きました。
この度も、本当にありがとうございました。

サレジオ学院様は、2021年1月に2回目の販売を検討しておりましたが、
緊急事態宣言を受け、3月に延期をされました。

こうした不安定な時期にも関わらず、フェアトレードコーヒー販売企画として、
学校全体で応援を頂き、カトリック研究会の活動として実施頂けている旨、
本当に感謝しております。

活動の目的と実り
カトリック研究会の皆様は、以下を目的に掲げ、実施をしてくれております。

・フェアトレードの普及
・マラウイの子どもたちの支援
・ボランティア精神を広げる

今回の3月の活動は、中学生がリーダーになって実施をしてくれました。
その結果、現地の学校給食の11,250食分の支援を頂きました!
ただボランティアに参加するだけではなく、自ら企画し、商品を決め、
販売という行動をし、経済的な効果を生みだす活動は、
中学生としては、素晴らしい実行力だと思います。

次回以降について
サレジオ学院様は、今後も継続的に、フェアトレード企画として、
この販売を継続頂けるとのことです。
さらには、宮﨑県の日向学院様にも、その活動が伝わり、
日向学院様も、今年はコーヒーの販売を実施されます。
せいぼは、マラウイ産のコーヒーについて、オンラインでお話しする時間を設け、
生徒の皆さんと企画について話し合う時間も設けました。

マラウイ産のコーヒーを通して、学校の皆様の学びに繋がり、
そしてそれが現地の支援に繋がるというサイクルを作れていることは、
とても大きな実りだと思います。
今後も、学校様と協力して、マラウイのストーリー、
そしてサレジオ学院様が「ボランティア精神を広める」とおっしゃっているように、
私たちもチャリティを広めることができるよう、努力していきます!

Mobell Virtual Internship Course
公開日:2021.03.13

Mobellは、英国、マラウイ、日本、ポーランドで展開する国際ネットワークを基に、
オンラインにて国際的に提供する留学コースを実施しています。
せいぼのミッションも、日本にチャリティ文化を広め、少しでも多くの人々が、
飢餓から救われる世界を目指しています。

コースの中で、Mobellとしても社会貢献事業、チャリティの姿、理念をご紹介し、
その上でビジネス英語、社会学を通して社会課題の提供、
統計学などを通してリサーチの仕方についてお話しすることで、
参加者の皆さんが自分でプレゼンをし、企画、発信ができる機会を提供します。

Warm Hearts Coffee Club
公開日:2021.03.13

Warm Hearts Coffee Clubは、NPO法人せいぼのブランドとして、
2018年から運営されています。
東京の通商会社様から、コーヒー豆のご提供を受け、
それをチャリティコーヒーとしてブランディングし、販売しています。
売り上げの100%は、Mobellのサポートにより、マラウイに送金をすることができます。

マラウイコーヒーを通じて、現地のストーリーを皆さんにお届けし、
給食支援に繋がる寄付を募っていくことを狙いとしています。

Table Cross
公開日:2021.03.13

テーブルクロス様との協働は、2021年2月より、開始しました。
もともと、マラウイ現地の給食に関するレポートや写真などを、
せいぼよりご提供し、ご活用を頂いておりました。

この度は、”Food for Happiness”プロジェクトとして、せいぼのマラウイの給食支援、
テーブルクロス様の日本での食事を楽しめるグルメアプリとの協働で、
大きな社会貢献事業を展開させて頂いております。

Hanacell
公開日:2021.03.13

Hanacellは、Mobellの姉妹ブランドとして、アメリカに行かれる方、
アメリカから日本に来られる方に対して、シムカードのサービスを実施しています。
Hanacellのユーザー様からも、せいぼに対して寄付を頂くこともあり、
またMobellの社会貢献企業としてのグループの一員でもあります。

Mobal
公開日:2021.03.13

Mobalは、1989年から展開している、英国に本社を置く通信会社です。
通信事業を通じて、世界中の人々の移動を支えるとともに、
世界の飢餓問題を始めとする、国際課題にも携わっています。
せいぼに対して、チャリティ型シムカードの販売を通じて、
国際ドナーとして協力をしています。

Mobalは、Mobellのブランドとなり、主に日本にくる海外の方々に対して、
通信サービスを展開しています。

サレジオ学院様からのご寄付
公開日:2021.03.04


2020年12月、せいぼは、カトリック学校の一つ、サレジオ学院様より、
大きな寄付額を頂きました。
貴校様は、学生が運営するカトリック研究会において、フェアトレードについて学習されており、
その中で、NPO法人せいぼのブランド、Warm Hearts Coffee Clubのマラウイコーヒーについて、
取り扱いを頂きました。

カトリック研究会の学生方は、自ら放課後の時間などを使用し、
コーヒーの販売を企画し、保護者の方に案内をする形で、
フェアトレードコーヒーの促進を実施してくださいました。
クリスマスの時期にもあたっていたことから、学校側の生徒様は、
フェアトレードの精神を、クリスマスの時期を生かして、学ぶきっかけにもなったと、
お話を頂いております。
こちらから、活動の様子も、ご覧ください。

このような働きによって、サレジオ学院様の保護者の方々の多くに、
せいぼのマラウイコーヒーがお届けできる形になりました。
サレジオ学院様のウェブサイトでのご報告の様子は、こちらから、御覧頂けます。

今回の売り上げの総額は、約20,000食の給食分となり、サレジオ学院様から頂いた寄付額は、
2021年に1月に入金し、マラウイに送金後は、現在実施している家庭への食事提供、
学校での保護者を通しての食事配分に対して、使用をさせて頂く形になります。
現在のマラウイの様子ついては、こちらもご覧ください。

今後も、サレジオ学院様とは、定期的にお話をさせて頂き、現地の様子の共有、
学校側の活動との協働を促進していければと思います。
この度は、大変お世話になりました。この場で感謝を申し上げたいと思います!
これからも、どうぞよろしくお願いします。

エシカルカフェ:オンライン講演会
公開日:2021.02.24


2021年2月24日、せいぼのブランドであるWarm Hearts Coffee Clubとして、
エシカルカフェ様のイベントに出させて頂きました。

エシカルカフェ様は、SDGsについて、コーヒーを飲みながら話ができ、
様々な人々と交流ができるオンラインのプラットフォームとなっており、
多岐にわたる分野の皆さんが、講演をされています。
現在のような自宅での時間を過ごすことが多い中、
多くの分野の人々に出会い、新たな発見を得られる場所となっています。
エシカルカフェ様のFacebookページは、こちらとなります。

当日の講演の様子は、こちらからご覧いただけます。
せいぼは、コーヒーを使った社会貢献事業や、
支援企業モベルとのソーシャルビジネスの姿から、多くの講演会を実施しています。
お問い合わせは、こちらからもどうぞ!

Seiboの5周年記念
公開日:2021.02.11


いつも多くの支援を頂き、ありがとうございます。
せいぼは、2021年2月11日、5周年を迎えました!
皆さんの支援のおかげで、ここまで活動を続け、成長をすることができました。
この場を借りて、感謝を申し上げるとともに、現在までの流れを振り返る機会を、
持つことができればと思います。

最初の給食支援活動
2016年2月11日、パートナーのマザーテレサチルドレンセンターとともに、
せいぼは初めて給食支援活動を実施しました。
当時は、お菓子とジュースなどが、子供たちに給食として、学校で配られていました。
しかし、リクニパーラーの提供をせいぼが始めたことにより、
栄養価の高い食事を子供たちに提供できるようになりました。
こちらから、当時の南部チロモニでの食事提供の様子を、見て頂けます。

現在のせいぼの活動

学校給食の重要性は、現地では今でも変わりません。
学校で食事ができることにより、その後の授業にも集中ができ、
子ども達の教育にも繋がります。
そして、それはマラウイの将来を変える力になっていきます。

現在、私たちは15,000人以上の小学校、幼稚園の子供たちに食事を提供し、
1年間で約300万食分の給食を配分しています。
北部の12か所の小学校、そして南部の38か所の幼稚園を連携しています。
今までの流れについては、こちらの資料からも、御覧頂けます。

現在のマラウイの状態

2021年2月4日、政府が再び学校の閉鎖の要請を出した結果、
幼稚園、小学校は全て閉鎖の状態となっています。
その結果、せいぼのスタッフは、子供たちの保護者に対して食事を届け、
緊急の対応をしています。

多くの家族が、コロナウイルスの影響で失業をし、安定した収入がなかったり、
家にいる子供たちを十分に世話ができなかったりなど、困難を抱えています。
現在のマラウイは、多くの試練を迎えているのは確かです。

しかし、せいぼが給食を配布することで、食費が浮き、仕事を探すことができたり、
子ども達に朝食与えることができるようになったりなど、
良い効果も出てきています。
最新のマラウイからのレポートは、こちらから確認ができます。

まだまだ、多くの家庭に対して、さらなる支援が必要な状態です。
今後も、せいぼは日本で、そしてマラウイで活動を忍耐強く継続し、
多くの家族を助けることができるように、努力をしていきます。

これからも、皆さんのご支援を、どうぞよろしくお願いします!
ご支援は、こちらから可能です。

サレジオ学院、日向学院様との勉強会
公開日:2021.02.07

2021年2月7日、横浜のサレジオ学院様、宮崎県の日向学院様と合同で、
マラウイのフェアトレードコーヒーについての勉強会を実施しました。

今回の経緯としては、2020年12月にサレジオ学院様の活動として、
マラウイコーヒーを販売され、約20,000食の給食分の寄付を頂き、
それをきっかけとして、同じ学校法人の系列の属している、
日向学院様が、2021年においてコーヒー販売を企画されるに至りました。

2020年12月のサレジオ学院様のコーヒー販売については、
こちらからご覧いただけます。

そのため、2校が合同で、販売を通してのフェアトレードの学びにおいて、
一緒に進んでいくため、今回のオンライン準備会、勉強会が、開催されました。
今後も、それぞれの学校が探求型の学習を進めていくためにも、
せいぼは日本のNPOとして、協力ができればと思います。

せいぼは、こうして学校様とのパートナーシップを持ち、
学習のお手伝い、協働を実施しています。
ご希望の学校様などがございましたら、こちらから、ご連絡頂けます。