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北部ムジンバでの活動レポート(2023年10月)
公開日:2023.11.01



2023年10月は、北部ムジンバの小学校の新学期に向けた支援を実施しました。
以下がその内容になります。

”Standard 1”(小学校一年生)のためのカップの調達と配送
毎年恒例の支援として、2,502個のプラスチックマグカップを調達し、”Standard 1”(小学1年生)の生徒に配布しました。カップは、小学校の1学期目である新入生であるため、毎日食事を楽しめるようにカップを支給する必要があるため、1年生にのみ配布されます。

その後、カップが紛失したり破損したりした場合や生徒が高学年に進むにつれて、カップを交換する必要があります。1年生のときに与えられたのと同じカップで8年生(小学校最高学年)に到達できる生徒はほとんどいませんが、せいぼの広報担当のFutureは、今後数か月以内に学校でそのような生徒の事例を記録・報告するようにしていきます。

衛生管理状態の向上
学校での手洗いなどの衛生面での不足を実感したため、蛇口付きの手洗いバケツを30個調達し、Mzimbaの全学校に届けました。バケツを水で満たし、手洗い場の専用の高台や木製の椅子のような場所に置き、蛇口を開けるときに重力を利用して水が流れる仕組みです。これにより、学校の衛生状態が向上しました。

学校向け石鹸タブレットの調達・配送
配布された手洗いバケツに加えて、石鹸タブレットも調達され、MzimbaとBlantyreのすべての学校に届けられました。
合計65個が購入され、それぞれに30個のタブレットが入っていました。

Mzimbaでは、各学校に2カートンの石鹸が贈られ、Blantyreでは各学校に1カートンが支給されました。衛生状態を保つために、四半期ごとの定期的な活動として、すべての学校に石鹸タブレットを提供し続けます。石鹸は、鍋などの調理器具を洗うため、鍋からお粥を注ぐバケツを配膳するため、生徒用のカップを洗うため、お粥を受け取る前にすべての生徒が手を洗うために使用されます。

以上のような給食支援に加えた衛生管理などのサポートによって、せいぼの給食支援パートナーは安定した状態で、日々の子供たちの給食を出すことができます。
皆さんのご支援をこれからも最大限生かしていきます!

北部ムジンバでのインタビュー出演
公開日:2023.11.01



2023年10月、せいぼは北部ムジンバにて定例の給食支援をしている学校の校長や政府の栄養管理担当の役人たちとの会合に出席しました。
その中で、現在の給食支援の状態についてなど、代表で発表をする場面もありました。

発表後、新聞記者やラジオの記者によるインタビューが行われ、活動目標、学校増設の戦略、そして提供するお粥(給食のリクニパーラー)を調理するために学校で使っている木を植え替える植林計画について説明しました。
また、現在薪の消費量が少ないロケットストーブを使用していること、そしてプログラムの持続可能性を向上させるために、特にエネルギー源の面で、学校への苗木の提供を検討していることを説明しました。

環境に配慮をしたせいぼの給食支援の姿などが評価され、今回も他のコミュニティに対してよい模範となることができました。そして、こうした取材を通して多くの人々に知って頂くことで、さらにせいぼの活動が重要であることを、伝える良い機会になったと思います。

サレジオ高専様とのイベント実施
公開日:2023.10.30



サレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専)にて、10月21日~22日にコーヒーの販売をさせて頂きました。
約7000食分のマラウイの給食費になるご寄付に、コーヒーが繋がりました。

マラウイには首都のリロングウェにDon Bosco Technical Collegeがあります。
その卒業生が、私たちが給食支援をしているエリアにある職業訓練センターの開設を手伝ってくれたメンバーです!
職業訓練センターBeehiveについては、こちらをご覧ください。

せいぼはこのBeehiveの事業の一つである、Mother Teresa Children CenterのOutreach Projectとして、2015年から山間部の幼稚園、保育園に給食を出すところから始まりました。
現在は、この職業訓練センターは、幼稚園からIT技術学校までを備える、Mary Queen of Peace Catholic Education Campusとなっており、幼稚園で給食を食べて育つ子供達から、大人になって職能を身に着ける学生までが、所属しています。

マラウイにもイタリアのトリノで始まったオラトリオ(職業と祈りを教える場所)のスピリッツを授けてくれたドンボスコにも、感謝したいです!
マラウイの技術学校については、こちらからご覧頂けます。
サレジオ高専の皆さん、こうしたご縁を日本で頂き、とても感謝しております。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

こちらから、サレジオ高専様のグローバルサイトにアクセスができます。

インフォコム株式会社様のご支援
公開日:2023.10.23



2023年10月11日~13日は、危機管理産業展がビックサイトで開かれました。その中で、インフォコム株式会社様、デジタルサステナビリティ部のサービスの紹介ブースにて、マラウイコーヒーをノベルティグッズとして扱って頂きました。
会社が天災など、危機を迎えた際に、リーダーが正しく情報を保持し、事業継続をしていくかをスムースに考えるためのサービスを、インフォコムさんは提供されています。

NPOと提携を頂き、ノベルティを通して具体的なマラウイの支援になるという取り組みは、企業とNPOの協働として有意義なものとなりました。
インフォコム株式会社様によるコーヒーのご購入により、現地の約7,000食分の給食費となりました!
この度は、誠にありがとうございました。

インフォコム株式会社の皆様とは、企業のSDGsの取り組みの見えるかを実施するLookatというサービスでもご一緒しており、NPO法人せいぼの寄付型コーヒーブランドであるWarm Hearts Coffee Clubをご紹介も頂いております。
ソーシャルメーターという指標で、具体的にどのようなSDGsの取り組みが展開され、結果が残せているかを表すことができ、それを社内、そして必要なものを社外にも共有ができます。
詳しくは、こちらもご覧ください。

NPO法人せいぼのブランドである、Warm Hearts Coffee Clubは、企業様との繫がりも幅広く展開しております。
詳しくは、こちらもご覧ください。

北部のオフィスの移転とWiFi設置
公開日:2023.10.20



9月は、学校の新学期が始まる直前なのもあり、今後のためにせいぼも多くのアップデートを行って、準備をしました。
いくつか、大きな変化で日本の皆さんにも共有したい点について、載せさせて頂きます!

北部ムジンバのせいぼ事務所の移転
これまで、SeiboはMzimba・Bomaにある地区教育マネージャー(DEM)のオフィスビル内に無料で提供されていた小さなオフィスを使用していました。
しかし課題として、土地が狭く、スタッフや家具を収容できないという点がありました。
9月14日、赤十字の建物内に空室を確認したため、Mzimbaの事務所を移転しました。

通信環境の向上
9月24日、スタッフがStar linkを導入しました。
これは、Space Xの製品であり、地球上のどこにでも設置できるハイテク高速WIFI接続です。
ガジェットは開梱され、すべてのコンピューターが接続され、速度と帯域幅はとても高く、大きかったです。

これにより、Mzimbaとの接続性が向上し、広報の担当者はオンライン会議を問題なく開催できるなど、以前よりもはるかに高速に高解像度の大きなビデオや写真を送信できるようになりました。
今後、日本との繫がりも以前よりもスムースになることを願っています。

給食の輸送方法の変更
公開日:2023.10.13



せいぼは、給食の在庫をRAB Processorという穀物や給食の基となるリクニ・パーラーを販売している会社から購入しており、その請求書の金額を日本から支援しています。
RAB Processorは、US AIDなど様々なチャリティに給食を卸しており、せいぼもその中の一つです。

RAB Processorについて
この会社は、1983年からマラウイ最大の生産高を誇るメイズ(日本で言うトウモロコシ)を扱い、様々な製品、化学肥料、生活雑貨を生み出してきました。
すべての始まりはメイズで、そこから現地の農業の支え、そして人々の生活全体を支えてきました。
私たちの学校給食は、子供たちの未来を支えていきます。

ここで生産されるリクニ・パーラー(学校給食)は、USAID、Mary’s Mealなど、多くのグループ、NGOに取り扱われ、大きな信頼を持っているものです。
加工プロセスの中では、ビタミン、砂糖がWFPによって綿密に決められた基準によって加えられ、最後に精密なスキャナーで精査されることで、子供たちの安全で栄養価の高い給食を届けることができます。

せいぼの新しい給食提供の方法
2023年9月まで、せいぼもRAB Processorに委託してリクニパーラーを学校まで輸送し、配達し始めました。
以前は、RABは購入したリクニパーラーをせいぼの事務所のあるブランタイヤに届けることのみ、依頼をしていました。
しかしRAB Processorに直接学校に給食を届けてもらう形を取ることにしました。
そのことで輸送中の横領を防ぐことができ、輸送中と配達中の両方でリクニパーラーの損失に関するリスクを負わずに済んでいます。

また、Blantyreでトラック運転手を雇ったり、北部Mzimbaから学校までトラックを手配したりする必要がないため、スタッフの作業負荷が軽減されます。さらに、配送の効率が向上し、古いシステムでは21トンのリクニパーラーを輸送および配送するのに2,500,000MKの費用がかかっていたのに対し、新しいシステムでは1,700,000MKへと変更になったため、毎月約800,000MKの節約につながり、大きなコスト削減になりました。

【コラム】パーラーが作られるプロセス
まず初めには、契約を交わしている農家との取引の中で、メイズ、ソヤ(豆)を買い付けます。
もともと選んでいる農家さんだそうで、味、品質で伝統的に決めているそうです。

その後、メイズ、ソヤの清浄をします。この段階は、殻などの部分を取り除き、きれいにすることが中心になります。
同時に、品質の良いものだけをより分けていきます。その後、メイズとソヤを混ぜていき、小麦粉となっていきます。
そしてその塊を高熱と圧縮機械によって大きな圧力をかけることで、有害物質を取り除きます。
有害物質の中心はコエンザイムだそうで、体の消化器官に対して悪影響を持つものに関しては、このプロセスで排除していきます。

その後は、徐々に冷ましていく段階に入り、最後に必要な栄養素、糖分をWFPの基準値に合わせて加えていき、完成となります。

Mother Theresa ChildrenCenterとSt. Kizito小学校の支援開始
公開日:2023.10.01



せいぼは、今まで南部のBlantyre(ブランタイヤ)では、CBCC(コミュニティ型の子供センター)と幼稚園、保育園のみに給食を提供していました。
2023年9月、せいぼはパートナーの総合型教育キャンパスのMary Queen of Peaceと話し合い、Mother Theresa Children CenterとSt. Kizito小学校をせいぼの配給学校として採用しました。
当時、Mother Theresa children Centerには148人(男子71人、女子77人)、St. Kizitoには277人の児童(男子158人、女子119人)がいました。

この2つの学校が加わったことで、Seiboの学校分布が変わり、Blantyreには保育園しか無かったが、小学校が1校になりました。これによって、Blantyreでは46校、Mzimbaでは12校となり、2つの地区で合計58校となりました。
その後、2つの学校はリクニパーラーの作り方の訓練を受け、せいぼの南部のスタッフであるMwaiさんが、訓練の進行役を務めました。

Mwaiさんは南部の唯一のせいぼスタッフになるために、Mother Teresa Children Centerの職員とも子供たちのケアを協力して実施して、Mary Queen of Peace Catholic Campusの皆さんとも協力して進んでいくことにしました。
St. Kizito小学校についてはこちら、そしてMother Teresa Children Centerについてもこちらからご覧ください。

これからも、南部の活動もさらに強化していけるようにしていきます!

EARTH NOTE様でのご紹介
公開日:2023.09.22



SDGs情報メディアであるEARTH NOTE様に取材を頂き、せいぼの起源と現在の活動、その活動の発展について、お話をさせて頂きました。
記事については、こちらからご覧ください!

動画も、以下から見て頂くことができ、せいぼのことをかなり背景まで詳しく知って頂けるものになっております。

せいぼは、SDGsとしての観点では、ゴール1の「貧困をなくそう」に、給食支援を通して特に向き合っています。
具体的な現地との繫がり、さらに日本で透明性が高く、売り上げの100%が支援企業の影響で寄付となるフェアトレードのコーヒー販売も、その目標を目指していく上での題材になっています。

これからも、多くの企業様や学校法人の皆様と一緒に、学校給食を通して世の中を変えていく活動を、続けていければと思います。

学校説明会でのお取り扱い
公開日:2023.09.13



NPO法人せいぼでは、多くの小学校から大学の学校法人の皆様と、探究学習や課外活動でご一緒しています。
マラウイを通して国際支援について学び、その後実際に支援の仕方を考え、コーヒーを始めとした商品やプロジェクト創案を通して、支援を実施してみるというものです。
この活動は継続的なものとなっていて、支援後も現地の人々との連絡を取り、次の活動に繋げていくという持続可能性もあります。

今回、こうした学習を通したチャリティパートナー校の一つ、光塩女子学院中等科・高等科様にて、学校説明会で活動について取り上げて頂きました。
学生によるブランディング
Warm Hearts Coffee Clubのブランドを、学校の生徒たちの学習の成果や、建学の精神をもとにして、ブランディング、もしくはWarm Hearts Coffee Clubと共に、コブランディングを行うことで、主体的な学習に繋げています。
学校説明会では、そのブランド作り、実際のコーヒーのラベルデザイン作りの取り組みの一例が、紹介されました。

企業への訪問、ビジネス探究
さらに、Warm Hearts Coffee Clubのブランドの裏側、そしてビジネスとしての経営システムについて、関連企業、支援企業から話を聞く機会も、学生が持つことができます。
そのことによって、学生が将来社会に出て行った際に、社会にも還元できるビジネスのモデルの構築は、それぞれのステークホールダー(関連企業)のどのような思い、利害関係で成り立っているのかについて、知ることに繋がります。

こうした社会的な土台をもとに、道徳や政治経済、ミッションスクールであれば宗教と組み合わせていくことで、包括的な教育に繋がると感じています。
光塩女子学院中等科・高等科様は、上記のような学習を、現在学校の7時限目の特別授業という選択制の授業で進めています。
また、その人数は40名程度で、とても大きな規模になっていて、タイトルは「NPOの活動を体験してみよう」になっています。

これからも、せいぼはこうした機会を作りながら、チャリティ文化を学校給食支援のストーリーを通して、届けていきます!
他の学校の事例とお問い合わせは、こちらから!


新たな企業パートナー様(株式会社リアン御中)
公開日:2023.08.18



社会貢献活動や、社会貢献活動を企業戦略に取り入れている企業を応援されている会社、株式会社リアン御中が、せいぼの協働パートナーとなって下さいました。
この度は、誠にありがとうございます。

株式会社リアン様は、せいぼが企業様と協働し、社会的インパクトを広げていくための両者の架け橋として、ご協力頂きます。
これから、せいぼも多くの企業様の社会貢献や、サービスを展開される上での社会的意義を拡大していくため、お手伝いができる機会が増えればと思っております。
株式会社リアン様のサイトは、こちら
せいぼは、寄付型コーヒーブランドのWarm Hearts Coffee Clubでも、多くの企業様にCSRを通してお世話になっております。
こちらから事例についてもご覧いただけます。
これからも、多くの企業様と繋がり、世界から学校給食を通して飢餓をなくすというミッションを広げていきます!

高校生の探究学習プレゼンテーション
公開日:2023.08.18



2023年7月26日、東京の上智大学で開催された教員向けの研修授業にて、せいぼで活動している高校生が自身の探究学習についてプレゼンテーションを行いました。
せいぼは現在、多くの小学校から大学までの学校と提携し、課外活動や総合的探究の時間、社会科や宗教科の授業でご一緒しています。
2017年以降、カリキュラムにおいて探究学習が加わり、学校が外部機関と繋がり、より社会課題やその具体的な解決方法について学ぶことができる機会が、学生たちに対して提供され始めています。

学生の皆さんのプレゼンテーション内容

①コーヒーの販売(頌栄女学院)
東京の白金台にある頌栄女学院高等学校では、生徒会を中心にマラウイの課題やそれを支援するために販売するフェアトレードコーヒーについて、校内で宣伝をし、オリジナルのラベルをデザインした上でドリップパックに添付し、販売しました。
こうした取り組みで、スタッフから学んだことを自らが日本から取り組める身近な課題にすることができたとのことでした。

また、宣伝する上では、オリジナルのラベルを作製して学校の一体感を高めることになりました。
宣伝する工夫を凝らすことで、マーケティング実践の体験にもなったと思います。
中心となってくれた学生は、せいぼの支援企業が主催するオンラインコース、Mobell Courseに参加して下さり、チャリティやソーシャルビジネスについての理解を深めてくださいました。

頌栄女学院の高校生のプレゼンテーションは、こちらからご覧頂けます。

②マラウイの国際課題の学習、広報支援(サレジアン国際学園)

東京のサレジアン国際学園の学生は、大学受験で社会福祉系の学部を志望していることもあり、マラウイの学校給食が現地の人々の生活に対して、どのように役になっているのかについて、調べて頂きました。
また、それを日本の社会福祉的な環境と比べることで、マラウイのような国とはどんな点が異なるのか、私たちからできる支援は何かについて考えて頂きました。
せいぼは、その学習成果などを使用して、学校で社会科の授業に役立てさせて頂いたり、日本のNPOとして日本の課題に向き合いながらマラウイの支援をしていく方法について、向き合う機会になりました。

活動をしてくれた学生は、大学に提出する小論文の作成などに対して、参考となる題材を、せいぼとの活動の中で入手することもできました。
一般的に、高校生が国際NPOで実際に体験した内容を、短期間で小論文に盛り込むことは難しいですが、今回はその機会を提供することにも繋がりました。

サレジアン国際学園の高校生のプレゼンテーションはこちらからご覧頂けます。

・せいぼの学校との取り組みと狙い
せいぼは主に、以下のような流れで、学校と活動をしています。

【内容】
・マラウイと現地の抱える課題、学校給食の重要性についてワークショップを実施
・学生の皆さんと寄付型コーヒーの販売を中心に、現地の支援方法を検討
・支援プロジェクトや、商品開発を実施し、告知の開始
・実際の販売と、結果の報告。マラウイとのオンラインでの交流

【狙い】
・国際理解を深めるだけではなく、そこから見える課題を見出し、解決方法を考える。
・課題解決方法を具現化するために、マーケティングやプロモーションの体験をする。
・一度限りでの支援ではなく、支援先やスタッフとの継続的なコミュニケーションを図る。

※せいぼの提携校はこちらから。

学校給食の力とSDGs
公開日:2023.08.16



せいぼは、皆さんのおかげで日々、約17,000人の子どもたちに対して、小学校、幼稚園にて給食提供しています。
学校給食は、毎日学校に行くきっかけとして子ども達の卒業率向上に役立ち、十分に栄養を摂取しているため授業に集中することができます。
カゼンゴ小学校の学校運営委員会の財務担当であるシシリア・ムンバさんは、子供たちに食事が提供されることで、学習意欲が向上している点をし指摘しています。

今年、アメリカ国際開発庁(USAID)が発表したデータによると、マラウイの女子の小学校卒業率は51%、男子は54%でした。
マラウイは世界で4番目に貧しい国であり、平均年齢が18歳と非常に若い人口が増えている国です。
このため、基礎となる栄養と教育は貧困を軽減するために極めて重要です。
学校給食は、質の高い教育を受ける基礎となる栄養を子どもたちに提供し、貧困と持続可能な開発への解決策として考えられています。

子供たちが学校に行くことを阻んでしまい原因は、家族の支援のために働かなくてはいけなかったり、兄弟姉妹の世話をしなくてはいけなかったりなどが挙げられます。また、適切なインフラが不足しているなども原因として挙げられます。
多くの場合、農村の家族は日々の食事を確保するために働いていますが、十分な賃金を得ることは難しいです。

せいぼはマラウイにおいて、給食支援を通してこれらの課題に解決策の一つを提供することができます。
私たちが給食を提供することで、子供たちが学校に通うきっかけを作り、主に「飢餓をゼロへ(ゴール2)」と「質の高い教育をみんなに(ゴール4)」のSDGsの目標に対して貢献をしています。

NPO法人せいぼは、多くの日本の企業様からSDGsへの取り組みについて取り上げて頂いており、マラウイの給食支援について日本で広げて頂いております。
こうして、日本とマラウイの繋がりを増やしていくことができるのは、皆様のご協力のおかげです。
こちらから、メディアでの掲載について、詳しい情報を是非ご覧ください。

また、せいぼの寄付型コーヒーブランドのWarm Hearts Coffee Clubを通して、企業の皆様にはSDGs、CSRの取り組みでお世話になっております。
こちらから、企業様との具体的な協働の例について、見て頂くことができます。
これからも、皆様にさらに信頼をして頂ける団体になるために、活動を進めていきます!