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英数学館中学高等学校 ボランティアアワード出場
公開日:2024.08.08



広島県の英数学館中学高等学校の皆さんは、2024年8月6日~7日に実施されるボランティアアワードの最終発表に出場されます!
英数学館様とは、マラウイ、その社会課題と中高生が取り組めることを、一緒にオンラインで学習を積み重ね、ボランティア体験を発表する場をこの度作られました。
日本とマラウイ、そして日本の広島の高校生というユニークな活動が、多くの他の参加者、全国のボランティア学習をしている方を始め、多くの方に良い影響となることは、間違いないと思います。

※ボランティアアワードについては、こちら

英数学館様は、地元の店舗様などとも提携し、マラウイのコーヒーを給食支援のために広める活動も実施しています。
また、福山青年会議所との協働を始めとして、地元への貢献も大事にされています。
活動的な姿勢を、これからも応援していければ幸いです。
せいぼと、学校の協働については、こちらからもご覧ください。

アタカ通商様のご講演とワークショップ
公開日:2024.08.08



2024年8月3日、NPO法人せいぼは上智大学環境サークルであるGreen Sophia、フェアトレードを推進する中央大学の学生団体FACT、そして白百合大学の協賛を頂き、「第3回コーヒー好き集まれ!コーヒーから⾒えるエシカルな社会」を開催しました。
今回で3回目を迎えるこのイベントは、主に大学生と一緒に、未来の世の中に向けてどのような仕事、消費文化を作っていけばいいのか、そして具体的に学生が実施している活動の共有、協働への促しを目的としています。
今回は、イベントでは、中央大学、上智大学、立教大学、東京理科大学、国際基督教大学などの学生が来てくれました。

主なプログラム

NPO法人せいぼに対して、マラウイ産コーヒーの生豆を提供してくれているアタカ通商株式会社の代表取締役、荒木様にお越しいただき、コーヒー業界の魅力と将来への展望について、お話を頂きました。
内容としては、北海道の最北端である礼文島に生まれ、家族的で自然豊かな環境を故郷にし、サラリーマンとして安宅産業に就職をされたお話、そしてそれが人、生産地を大事にし様々なコーヒーの市場を開拓してきた背景になったことを、まずお話くださいました。
アタカ通商様は、ルワンダ産コーヒーなど、今では多くの市場に流通している豆を、初め輸入した会社でもあります。
マラウイ産も、アタカ通商様が初めて日本への輸入をした商品です。

アタカ通商様が考えるフェアトレード

ビジネスで大事にしているのは、産地との信頼関係であると、荒木様がおっしゃっていたのが、印象的でした。
フェアトレードという対等な交易の土台には、お互いを信じあう関係性が長く構築されなくてはいけないとのことでした。
例えば、ある土地で霜が降りてしまい、例年のように生豆が獲れないときでも、その農園から仕入れるのをやめず、通常の値段で購入をし続けることにしているとのことでした。
こうした取り組みによって、生産地で働く人々は安定した収入を得ることができ、収穫高や品質が良い状態のとき、優先してアタカ通商様に生豆を提供してくれるそうです。

荒木様は、2017年よりマラウイの生豆を学校給食支援に還元する取り組みを、NPO法人せいぼと実施をしてくださっています。
ただ、市場にマラウイ豆を広めるだけではなく、それを生産国の未来を担う子供たちに還元することが、長期的なビジネスの目的になっている点は、とても魅力的に感じています。
アタカ通商様のSDGsの取り組みとして、NPO法人せいぼとの協働は、全日本コーヒー協会にも取り上げられています。
詳しくは、こちらのアタカ通商株式会社様のウェブサイトからもご覧ください。

学生のワークショップ

アタカ通商の荒木様の講演も受けて、以下のことを学習しました。

・コーヒーを始めとした商品のサプライチェーンを知ることの重要性
・コーヒー2050年問題を例にした環境問題と今後の産業で必要なこと

上記のテーマによって、生産者の姿を知って商品を購入することだけではなく、日々の選択の中で重視すべき価値観を考える機会にもなりました。
また、NPO法人せいぼのマラウイコーヒーとアタカ通商様の協働の具体例もあり、サプライチェーンの中にNPOが入ること、そして学生が代理販売をするなどでさらに広げていくことで、私たちにもたくさんの社会貢献、コーヒーのフェアトレードのためにできることがあることも実感できました。

最後に、NPO法人せいぼのスタッフによって、金融教育も兼ねたGame of Choiceというワークショップを実施しました。
このゲームでは、5つの班(企業、NGO、消費者、小売店、生産国の企業)に分かれ、企業が生産国の児童労働に加担をしていたことが判明した想定で行うゲームです。
企業チームが記者会見を開き、それぞれのセクター、関係者に説明を、妥協案を見つけていくというものです。
こうしたワークを通して、サプライチェーン、フェアトレードを考える機会となりました。

最後に、白百合女子大学の英語英文学科4年生、中村星瑛さんから頂いた感想を載せさせて頂きます。
「今回のワークショップを終えて、まず今後のフェアトレードについて考えました。サプライチェーンの各段階で環境への負荷がかかってることを学びました。
また「コーヒーの2050年問題」について初めて知りました。そこで、今後のフェアトレードは適切な価格で商品を取引するだけではなく、環境負荷への対策を視野に入れなければならないと感じました。加工段階での廃棄物を別の商品に加工するなど、豆以外を利用し環境にやさしいコーヒーづくりをすることで、生産者の生活や環境を守ることに繋がると考えました。

次に自分の職業観について考えました。
荒木様のお話では「コーヒーは魅力的で不思議な飲み物」であり、人生の重要要素となっていました。
ここから、探究心が仕事においては欠かせないと感じました。コーヒーは単なる飲み物ではなく、人や作り方によって味が変わる繊細さや、コミュニケーションの役割を果たしているなど、多くの側面を持っていることを初めて知りました。
探究心は自分の仕事を好きになることにも繋がると思います。そのため、今後は探究心を忘れないようにしたいです。」

今回の講演会、ワークショップは、アタカ通商様、白百合女子大学の皆さまの会場のご提供などもあり、とても実り豊かなものになりました。
これからも、世界の未来のためにできることを、続けていければと思います。

リザプロ株式会社との夏のプログラム
公開日:2024.08.01



2023年7月21日~28日、リザプロ株式会社と協働して小学生~高校生までの生徒様とともに、マラウイ産コーヒー、紅茶の販売を通して、マーケティング&セールス、国際開発と具体的な支援について学ぶプログラムを実施しました。
主な内容は、以下になります。

【小学生】

・オンラインでアフリカ、マラウイの場所や文化、学校給食の重要性を学習
・1食15円で支援できる給食の価値を、日本での15円と比べて考えてみる。
・マラウイの支援になるコーヒーの産地を学び、生産者のことを想像してみる。
・マラウイの子供と生産者のことを考え、支援に繋がる商品のラベルを絵でかいてみる。

【高校生】

・オンラインでマラウイの国際情勢、高校生が日本からできる支援について考える
・マラウイ産コーヒーの市場的価値や付加価値として顧客に発信できる内容を考える
・ブログ作成、直接の店舗販売の班に分かれ、販売の戦略を立てながら都内のブースで実際に販売を体験。
・販売をした上での振り返り内容も用いながら、デジタルマーケティングのためのブログやSNS戦略を考える。

小学生は、夏休みの自由研究として、単なるボランティアではなく、実際に支援に関わっている人々に出会い、その活動の一部に参画して体験することで、具体的な支援に繋がる活動ができました。
最終的に、コーヒーの売り上げとして、マラウイの給食分で約2400食の支援に繋げることになりました。

また、高校生は本格的な販売戦略を拡販が考え、参加者の個性も生かしながら声掛けを行い、多くの人々に高校生の学習プログラムとしての取り組みの魅力、マラウイの子供たちの支援の重要性、コーヒーのおいしさを伝えることができました。
高校生は、約93,000食分の給食支援に繋がる取り組みになりました。

今回の参加者は、高校生は特に経済、マーケティング、経営学、国際支援などに中心的に関心のある方でした。
中には、給食支援自体にも関心がある方もおり、福祉関連、リベラルアーツなど幅広い関心層の方と、ご一緒できました。

プログラム終了後は、入試に繋がる取り組みとして結果を残していくためにも、終了証をお渡しし、今後の取り組みへのモチベーション、大学に入ってからの学習の深まりにも生かして頂けるようにしました!
せいぼとしても、マラウイの子供たちの教育支援だけではなく、こうして日本の子供たちの教育にも貢献できることは、とても光栄です。

リザプロ株式会社様、貴重な機会を頂きありがとうございました!

2024年6月 活動レポート
公開日:2024.07.25

2024年6月も、マラウイ北部南部では皆様のおかげで学校給食を提供することができました。
この度は、誠にありがとうございました!
以下で、中心ンとなるレポートを載せさせて頂きます!

北部ムジンバ地区

・Kaphuta(カプータ)小学校
● 毎日の給食を食べれることによって、子供達が毎日元気に授業に参加ができて
います
● リスクを防ぐために、衛生状況に細心の注意を払いながら、調理がボランティア
によって行われています
● 6月21日には、衛生状態や子どもたちの健康状態に関して、ムジンバ地区学校栄
養コーディネーターの視察と監督を受けました


・Chabere(チャベレ) 小学校

● この学校は最も田舎に位置するの学校の一つであるため、教育をそれほど重視
していませんでしたが、学校給食支援が子供たちを学校に送り出す理由になって
います
● 課題の一つとして急激に生徒数が増加しているためキッチンでの事故のリスクが
高まっています。こうしたリスク軽減のための支援も今後行なっていく予定です

Kanyere(カニェーレ)小学校

● この学校も私たちの拠点から遠い場所に位置する学校で、女子生徒の高い登録
率・出席率を記録しています。女子が教育を受けることができることによって、男
女平等のが促進されています。この学校で教えている先生は「女子に教育を施す
ことは、世界全体を教育すること」と述べています。
● また6月21にムジンバ地区学校栄養コーディネーターの視察と監督を受けました

・Kazomba(カゾンバ)小学校

● 「子ども達の健康が劇的に改善しています。学校給食のおかげで以前のように定
期的に病気になる生徒がいなくなりました。」- カゾンバ小学校副校長

・St. Paul’s(セント・ポール)小学校

● 「以前までは子ども達は授業に興味を全然持っていませんでした。多くの場合、彼らは外で遊ぶために授業をサボっていましたが、今では給食があるので、授業に出席するようになりました」-セント・ポール小学校教師

南部ブランタイヤ地区
・Holy Cross(ホーリー・クロス)幼稚園

写真は、学校給食の調理のためにストーブに火をつけている様子。
環境のために可能な限り伐採は行わず落枝などを活用しています。


また、上記の写真給食を準備しているお母さんの様子です。
給食を調理するにあたって、十分な栄養分の確保のために配合する分量などを正確に測っています。
以下の写真は、実際の給食の写真です。

・Makwika(マクウィカ)幼稚園

以上の写真は、子供たちに栄養がもたらされることを知っているため、愛情込めて準備するボランティアの顔には、笑顔が浮かんでいます。

・Bachi(バチ)幼稚園

写真は給食を調理し、子ども達のためにお皿に配る様子です。

・Sulema(スレマ)幼稚園

写真では、衛生状況の改善のために子ども達が列になって給食の前に手を洗っています。

・Tiyamike(ティアミケ)Comunity-based Childcare Centre

写真は、ボランティアスタッフが学校給食調理のためにストーブに薪を焚べている様子です。

最後に(マラウイスタッフからのメッセージ)
皆様のご支援がこのような瞬間を可能にし続けています。皆様の寛大さによって、私たちは毎
日、生徒たちに食事だけでなく、喜び、栄養、そして希望の瞬間を提供することができます。今後
ともご支援のほどよろしくお願いいたします!

Northern Mzimba District

Kaphuta Elementary School

By providing daily meals, children are able to participate energetically in classes every day.
To prevent risks, cooking is done by volunteers with careful attention to hygiene.
On June 21, they received inspection and supervision from the Mzimba District School Nutrition Coordinator regarding hygiene and the health of the children.
Chabere Elementary School

As this school is located in one of the most rural areas, education was not emphasized, but school meal support has become a reason for children to attend school.
One of the challenges is the rapid increase in student numbers, leading to increased risks of accidents in the kitchen. Support to mitigate these risks is planned for the future.
Kanyere Elementary School

This school also is located far from our base and records high enrollment and attendance rates among female students. This promotes gender equality by ensuring girls receive education. Teachers here believe “educating girls is educating the whole world.”
They also received inspection and supervision from the Mzimba District School Nutrition Coordinator on June 21.
Kazomba Elementary School

“Children’s health has dramatically improved. Thanks to school meals, students no longer get sick as often as before.” – Vice Principal of Kazomba Elementary School.
St. Paul’s Elementary School

“Previously, the children showed no interest in classes. Often, they would skip classes to play outside. Now, with meals available, they attend classes.” – Teacher at St. Paul’s Elementary School.
Southern Blantyre District

Holy Cross Kindergarten

The photo shows starting a fire on the stove for cooking school meals. They utilize fallen branches to minimize cutting for environmental conservation.
Another photo depicts mothers preparing school meals with careful measurement to ensure sufficient nutrition.
Makwika Kindergarten

The photos show volunteers preparing meals with smiles, knowing they are providing nutrition to children who need it.
Bachi Kindergarten

The photo shows cooking and serving meals to children.
Sulema Kindergarten

In the photo, children line up to wash their hands before meals to improve hygiene conditions.
Tiyamike Community-based Childcare Centre

The photo shows volunteer staff lighting a fire for school meal cooking.
Final Message from Malawi Staff
Your support continues to make these moments possible. Thanks to your generosity, we can provide students not only with meals but also moments of joy, nutrition, and hope every day. We sincerely appreciate your ongoing support!

京都大学医学部付属病院様にマラウイコーヒーをご提供
公開日:2024.07.23


同志社大学の学生団体Philia様を通して、京都大学医学部附属病院にマラウイコーヒーが寄贈されました。
この度は、コーヒーをこのような形でご使用を頂きありがとうございます!
とても光栄です!

同志社大学の「レモネードスタンド Philia」は、神学部の学生たちを中心に活動をされている学生団体です。 団体名はギリシャ語で「友愛」「愛情」を示していて、小児がんを抱える子どもたちのための活動となっています。
NPO法人せいぼとは、同志社大学の学園祭でレモネードスタンドと一緒にコーヒーをご使用頂きました!

日本の子供たちと、マラウイの子供たちの支援が、双方で繋がり合うことができる、良い機会になりました。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

長崎国際大学のPOPUPショップ
公開日:2024.07.18



7月16日~18日にて、長崎国際大学の学生とともにマラウイ支援のためのコーヒー、紅茶の販売を実施しました。
人間社会学部 国際観光学科のヴァンドゥーセン・ブレンダン教授の呼びかけにより、ゼミの学生とともに学習会を開催後、支援国について調べ、実際にマーケティング戦略を学内で検討し、セールスの実践を行いました。
学習会については、こちらもご覧ください。

九州で最初の大学との公の取り組み

こうした機会を通して、NPO法人せいぼと大学との間の絆も深まり、国際支援の具体的な実践例として、九州の大学では初の試みとなりました。
今後、学生とブレンダン教授と協働し、さらに継続的な取り組みのために、学習ツールの開発なども手掛けていくことも予定しています!

※せいぼと大学との協働については、こちらもご覧ください。

毎日新聞様からの取材

2024年7月16日、毎日新聞様からの取材もあり、長崎国際大学のブレンダン教授とNPO法人せいぼ代表の山田が対応し、大学の実践的学問的取り組みについて紹介しました。
マラウイという国を始めて聞く方も地域として多く、その子供たちの給食支援を長崎から支援するという取り組みは、とてもユニークなものとなりました。

こちらから、オンラインでも記事を見ていただくことが可能です。

今回の支援の成果
今回の活動によって、現在マラウイで学校に通う生徒の子供たちの数で、約55人が1年間学校で給食を食べることができる金額に相当する寄付が集まりました!
この度は、誠にありがとうございました!

マラウイの給食に大事さについて、改めて聞いてみた
公開日:2024.07.06



せいぼのボランティアの友吉真央さんが、マラウイで給食支援に関わっているFuture Namachaさんにインタビューをしてくださいました。
改めて、給食支援の重要性について、分かって頂ける内容になっています!

その中でも、特に大切な2つを皆さんにも共有したいと思います!

Q.マラウイから見て日本はどう見えてるのか?
日本人はとても優しくて、連絡もマメにしてくれる!

Q.マラウイで生活していて大変なこと、そしてマラウイについて知ってもらいたいこと
まだまだ給食を作るためのストーブが足りなかったり、水を運ぶための井戸が少ない。
インフラが少なくて困ってる

友吉さんの感想
私は今日Futureさんとお話をして、日本人がマラウイの方に優しくて、マメな性格だと思われてるのが嬉しく思いました!
また、部屋に飾ってあったアニメのぬいぐるみの話もして住んでる国は違えど同じ話で盛り上がれて楽しかったです!
また次のミーティングをご期待ください!

これから、高校生に「マラウイニュース」でマラウイを身近に感じて頂ける内容をお届けしていきます!

※Futureさんについてはこちら

築地教会150周年祭に参加しました!
公開日:2024.07.01

2024年6月30日、築地教会創設150周年記念の日にて、NPO法人せいぼも参加させて頂きました。
パリミッション会が、長崎のキリシタン発見の後東京の再宣教を行い、築地教会はその拠点ともなりました。

建物はフランスから来たボアソナードという法学博士が協力し作られ、その後もフランス共同体とのつながりが強い教会でもあります!
教会が社会的な機能としても、とても重要な役割を果たしていることが、築地教会を通して分かる一日でした。
さらに、日本のキリシタンの歴史やそれが築いてきた日本独自の歴史のアイデンティティも確認することができました。

せいぼも、マラウイと日本を繋ぐNPOとして、日本の団体としてのアイデンティティも保ちつつ、成長していければと思います。
貴重な体験をありがとうございました!

白百合女子大学オリジナル商品「知識を愛に変える」
公開日:2024.06.29



2024年6月より、NPO法人せいぼは、白百合女子大学のグローバルビジネスプログラム科目「リーダーシップ応用」にて協働させて頂いています。

コースの内容
グローバルビジネスプログラム科目「リーダーシップ応用」では、自らの強みを生かす全員参加型リーダーシップを発揮しながら、グローバル社会における問題点を分析し、解決策を探ります。具体的な取り組みとして、2024年度はマラウイへの学校給食支援活動を行うNPO法人せいぼの協力を得て、マラウイの紅茶生産者、輸入・販売に携わる企業、消費者、そしてそれら全てのステークホルダーの橋渡し役となるNPO、それぞれの視点を学んでいます。

詳しくは、こちらのリンクからご覧ください(^^♪

継続的な提携
現在、コーヒーの継続的な販売を通して、マラウイについての学習の成果を最大化していくためにも、オンラインでオリジナルパッケージを販売しています。
今後もせいぼは、こうした大学生との活動を通して、マラウイを広めていければ幸いです!
商品は、こちらからご覧いただけます。

Charity&Philanthropyについての講演をしました!
公開日:2024.06.29



以下の”Charity and Philanthropy”というイベントを、2024年6月27日、上智大学グローバルコンサーン研究所様のイベントとして実施させて頂きました。
企業や学校関連の社会人の方を入れた形での学生を交えたワークショップを行い、チャリティ(純粋に善を行っていくたいという人間の倫理観、感情)が、どのように経済活動の中で根付き、発展していけるかを企業、学校関係者、学生など色々な年代、セクターの方とお話しすることができました。

一方のPhilanthorophyは、SDGsやCSRなど戦略的な社会貢献、株主へのPR活動、サプライチェーンに関わる人への還元のことを指し、こちらばかりに偏ることでSDGsWashや真のコンセプトがない企業、NPOにもなる可能性があります。
今回のイベントによって、多くのセクターの方が様々な感想を持ってくださいました。
以下で、その内容を共有させて頂きます。

【高校1年生女子】
今回の「チャリティとフィランソロピー」というテーマを見たとき、この二つの単語の違いさえわからなかった。しかし、このワークショップを通し、チャリティは人を助けたいという感情から行うものであり、短期間の活動であること、フィランソロピーは計画的で、長期間の活動であることを知った。
今回一番印象に残ったことは、日本人がチャリティに対してあまり良いイメージを抱かないという話だ。

私は今まで学校内でのチャリティ活動しかしてこなかったため、まだこの壁にぶつかったことはない。しかし、社会全体の動きを見ていると、人のためにいいことをするということに抵抗がある人が多いと感じる。今後、チャリティ活動をするにあたって、一番の障害になる恐れがあるのは、この問題だと思う。
今回のワークショップで山田さんがおっしゃっていた “Charity begins at Home” 「チャリティは身近から始まる」 という言葉がこの問題の解決につながると考えた。
私は今後、身近な人から、チャリティに関心を持ってもらえるよう、働きかけていきたいと思った。

【高校三年生男子】
私は日常生活で「フィランソロピー」という単語を聞いたことはあまりないが、感情的な衝動によって困っている人を助けるためにすることが多い「チャリティ」に対して、社会全体への活動を戦略的に行っていくことが「フィランソロピー」と一般的に呼ばれていると知った。
また、実際にグループワークを通して、「社会にとっていいこと」と言われて思い浮かべるものには、社会全体に当てはめることのできる健康や環境問題などと、特定の相手に対して行われるボランティア活動などに分けることができるとわかった。
自分たちが社会に対してできる行動はそれぞれ方法や目的は違うかもしれないが、活動を行うきっかけは沢山ある。今後も活動に携われる機会を活かして自らの学びを増やしていきたい。

【大学生 女性】
チャリティーとフィランソロピーのワークショップは、自分と社会貢献の関わり方を深く考え直すきっかけになったと感じています。
私は過去のボランティア活動の中で、一時的な慈善を提供しただけで、本質的な問題の解決には至らないことに自分の無力さを感じることがありました。しかし、ワークショップで他の参加者も同じようなジレンマを抱えていることを知りました。

ワークショップによって、社会貢献の方法は人によって異なることを理解し、自分の理想の関わり方はチャリティーを続ける中で機会があればフィランソロピーへ移り変わることだと考えました。
将来の進路に悩んでいる時期だったため、より多くの気づきを持って帰ることができる素晴らしいワークショップでした。

【社会人 女性】
自分や相手の考えを深め、各人の考えを分かち合う場でした。
仕事の中でも、ワークショップに参加する場面はありますが、仕事に関する内容が多く、どうしてもどう今回のワークショップでの学びを商売に繋げるかが頭に常によぎります。
しかし、今回は、歳も違い、学生や社会人一緒になって、一人ひとりの意見をお互いにきちんと聴くことで、自分の考えが深まるように感じました。

VUCA時代と言われる昨今、解決できない問題を紐解いていくには意見の戦いでもなく、誰かの意見に追従することでもなく、他人の考えをきちんと聴き、素直に受け止めて、自分の中で再考することが、1つ解決の糸口になるように感じました。

そしてふと自分の生活を思うと、最近、意外と人の話をきちんと素直に聴いてないことに気付かされます。
そんな態度と気持ちでいて、目の前の他者と本当に分かち合うことができるのだろうか?と感じます。
今回のWSを通して、改めて素直に相手の話を聴くことの大切さを思い出したので、実生活にも生かしたいと思いました。

皆さん、ご参加誠にありがとうございました!

サステナビリティ展 in 成蹊大学に参加しました!
公開日:2024.06.29



2024年6月23日、NPO法人せいぼは法政大学国際高等学校の有志の学生の皆様と、【フェアトレードむさしの】武蔵野市男女共同参画フォーラム2024 映画上映会&トークイベント「映画 『バレンタイン一揆』 から見る女の子たちの挑戦と子どもの権利」のブース出展を行いました。
当日は、フェアトレードやサステナビリティをテーマにしたイベントとなり、映画の上映や出展者同市のコミュニケーションの場となりました。

今回から、活動に法政大学国際高等学校の学生も関わって頂きました。
今後、自分たちでコーヒーのブランドを立ち上げ、活動を進めていくための最初の一歩となりました。
せいぼの実施しているWarm Hearts Coffee Clubは、アタカ通商様を通した現地との透明性の高い流通経路、産地への還元に加え、その売り上げが原産国の未来につながる給食支援となる点を、世界の未来への「持続可能性」(サステナビリティ)ととらえています。

さらに、せいぼの考えるフェアなトレードは、現地から通商会社を通した正確な取引と、健全な市場への提供、そしてそれをチャリティにつなげ現地に還元するサプライチェーンです。
これからも、こうしたマラウイを通した独自のコンセプトを、団体のミッションとして広げていきます。
商品については、こちらもご覧ください。

ブラザー工業様とのチャリティイベント
公開日:2024.06.29



2024年6月16日、ブラザー販売株式会社様のブラザー東京ショールーム(京橋)にて、せいぼじゃぱんの学生チームロゴ入りTシャツ作成ワークショップを行いました。
今回のワークショップ、「持続的な未来」に向けてメディア事業や学生団体イベント運営などを行っている株式会社ミラサス様のご紹介によって実現しました。

イベントの趣旨

せいぼじゃぱんのスタッフメンバーの多くが大学生や高校生であるため、学生チームとしての新たなアイデンティティとして、せいぼオリジナルロゴを参考に新たなロゴをデザインし、そのロゴを使用してTシャツを作成しました。

ワークショップではブラザーグループの歴史や事業内容、ファッション産業を取り巻く環境問題や人権問題を筆頭とした多様な課題について学び、それらに対するブラザーグループの取り組みや実際に使用するTシャツの環境配慮性などを学びました。
その後のワークショップではブラザー工業様のプリンターを使用し、スタッフ全員がTシャツ作りを行いました。

スタッフの感想
今回のワークショップではブラザー様のご協力でせいぼのオリジナルTシャツを初めて作らせていただいただけでなく、アパレル産業を取り巻く大量消費や環境破壊などの社会問題について学びました。先進国に住む私たちによる影響で多くの発展途上国が被害を受けているという現実を知り、責任を持って生産、消費することの重要性を痛感しました。この学びを機に自分の消費行動を見直して、できるだけ無駄な買い物をしないように心がけたいです。
M.S. 大学1年

ワークショップを通して、単にTシャツを作るだけではなく、ブラザーの環境に対する取り組みを学ぶことができました。完成したTシャツを着ることで、更に一体感と環境への意識を持って今後の活動に臨むことができそうです!
(K.K. 大学3年)

最後にこのような機会を作ってくださった、ブラザー販売株式会社様、また株式会社ミラサス様に感謝申し上げます。とても貴重な経験になったとともに、同じ服を着ることによって、より一層今後の活動に一体感を持って取り組むきっかけになったと強く感じています。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

せいぼの学生との取り組み、活動についてはこちらをご覧ください