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JALT Hokkaidoでの活動
公開日:2024.02.06


2月4日日曜日に北海道札幌市の北海学園において開催された「JALT北海道」にて、コーヒーの提供をさせて頂きました。
JALTは、 “NPO The Japan Association for Language Teaching”(全国語学教育学会)で、全国の英語を教えている先生たちが、国籍を越えて多く集まるイベントです。
私たちせいぼは、このイベントに全国的にお世話になっており、マラウイコーヒーを通して給食支援の輪を広げるきっかけを作っています。

当日は腰まで積もった雪の中、JALT関係者の方、出版社の方、そして受講者の方で100人近くがお集まりになり、和やかなJALT様独特なwelcomeな雰囲気で開始されました。

たくさんの方にマラウイコーヒーを飲んで頂き、味を気に入ってくださった方の中には、100gコーヒーやドリップ型のコーヒーも購入して頂けて皆様からの味の評価も好評であったと感じております。
コクがありすぎず、飲みやすいと数杯飲んでくださる方、「明日の朝のために」とドリップをお買いくださった方もいらっしゃいました。

おかげさまで、寄付金¥20571をマラウイへ届ける事が出来ます!
心からの感謝をお伝え致します!

2023年12月-2024年1月の活動
公開日:2024.02.01


NPO法人聖母は、皆様のおかげで継続的に、マラウイの子供たちの給食支援を提供することができています。
今回は、2023年12月~2024年1月の活動について、ハイライトをまとめさせて頂きました。

2023年12月のハイライト

北部ムジンバ地区にあるカプータ小学校に新しいストーブ(ロケットストーブ:加熱調理器具)と鍋が届きました。
毎日の給食調理で使用して古くなった器具を新調し、より衛生的な環境で子どもたちに食事を届けることができるようになりました。


上記の写真は、プエンバのCBCC(地域の子供センター)でのLikuni Phala(給食)配布の様子です。マラウイには民間の保育園とCBCCという二つの保育機関があり、幼稚園制度の整っていない北部では地域一体型のCBCCで子どもたちに安定した食事の機会を提供しています。


(南部チロモニ地区に位置するチリンガリ CBCC での食料配達の様子です。)

2024年1月のハイライト

ムジンバのセント・ポール小学校で子どもたちが学ぶ様子です。子どもたちは学校給食の支援があることにより、毎日学校へ登校し勉強することができます。
未来ある子どもたちに教育を受ける機会を与えるために給食は重要な役割を担っています。

上記の写真は、北部ムジンバ地区の奥地にあるカニャレレ小学校でコミュニティーの女性が子どもたちに給食のお粥を渡している様子です。この地域は川や森を超えなければ小学校にたどり着くことができないため、多くの子どもたちが比較的早い段階での中途退学をする傾向があります。しかし、この給食が子どもたちの継続的な通学の一助となっており、一度退学した子どもが復学することもあります。


上記は、北部ムジンバ地区にあるカゼンゴ小学校でコミュニティーの女性が給食を調理している様子です。前述のロケットストーブを用いて調理します。


上記は、チャベーレ小学校の子どもたちが食事をとっている様子です。この小学校では200人ほどの児童が毎日授業に出席し、学んでいます。弊団体では学校給食の提供を通して子どもたちの出席率向上を図っています。


ムジンバ地区のデーヴィ小学校では、700人以上の子供たちが毎日学校へ登校しています。

現地からの感謝の言葉
北部ムジンバからの活動レポートです。
給食支援や子どもたちの生活の様子、現地のスタッフ・ボランティアの活動についての動画となっておりますので、ぜひ現地の声をお聞きください。

南山大学女子部での授業
公開日:2024.01.30

2024年1月26日、南山高等学校女子部にて授業をさせて頂きました。
授業を通して、ソーシャルビジネスの企画を体験してみるというテーマで実施しました。

・団体の紹介(マラウイの学校給食支援ストーリーを知り、国のニーズへの理解を深める)
・Warm Hearts Coffee Clubの取り組みを知る(実際の活動をケーススタディとして知る)
(休憩:以下の3点から質問を考える ①マラウイってどんな国? ②コーヒーってどんな仕組みのビジネス? ③こんな活動で関われる?)

・質問の回答を受け、自分のチームごとの関心ごとを整理(チームワークをはぐくむ)
・自分のできることを考える(シーズ分析で自分たちの関心、できることを考えて、ニーズと繋げ、アイデアを出す)
・アイデアを班ごとに発表、他の班の意見とも繋げて、一つの活動を完成させる。(独自のビジョンとミッションを構築)

以上を実施し、2024年6月以降に、南山大学の皆さんと一緒に、活動に起こす予定です。
これからの活動の展開を楽しみにしています!

TEDxSophiaUに出演しました!
公開日:2024.01.15


せいぼじゃぱんの代表、山田が上智大学で開催されたTEDxSophiaUで講演を行いました。
この度は、ご招待を頂きありがとうございました。

・講演の内容
内容としては、大きく二つに分かれます。

-Doing Charity by Doing Business
まずは、Doing Charity by Doing Businessという代表が2017年に入社したせいぼの支援企業、Mobell Communications Limitedの創立者、Tony Smithの言葉と山田のその言葉との出会いについてです。
自分の大学時代、神学と英文学を学ぶ中で、チャリティという社会貢献に対する時間の投資を多くしている人々に出会い、その姿が崇高であることは認めつつも、持続可能性に疑問を抱いていた中、Tonyによって「ビジネスの手法でチャリティをする」というチャレンジをしている会社に、代表の山田は出会うことができました。
創立者のTonyと代表の山田については、こちらからもご覧ください。

その結果、マラウイにも行きMobellの実施しているチャリティを体感し、携帯サービスの営業をしながらNPO法人せいぼを成長させるというミッションに繋がっていきました。
Mobellのチャリティとせいぼの関係は、こちらからもご覧ください。

-Intrepreneurship
二つ目は、Intrepreneurshipという言葉です。
アントレプレナーという「起業家」と同一視される言葉がはやっていると思います。
この言葉はもともとは、「既存のものを組み合わせて新しいものを作る」という意味で、誰も完全な0から作り上げる人はいません。
代表の山田は自身のキャリアを通して、Intrepreneurshipという言葉についてお話しました。
これは、「一つのミッションを持つ会社に入り、その中で新しいことを実施していくこと」です。
MobellのDoing Charity by Doing Business、そして携帯電話サービスという世界中の人の移動を支えるとともに、世界を変えていく(Not Only Traveling the World, but Change the World)というミッションの中で、日本でのチャリティで世界を変えるせいぼの働きを、マラウイの給食支援に貢献する形で始めたことを、お話しました。

講演内のメッセージ
2024年現在、「起業家」という言葉がはやっていて、自分が好きなことを仕事にするという「コンテンツ」にわくわくして、それをお金にできるような人にあこがれる人も増えています。
もちろん、それも素晴らしいことです。
しかし、一方で仕事のコンテンツではなく、「ミッション」(作りたい世の中)に共感して入社し、その中でミッションを体現できることを新たに始めていくことも、一つの働き方です。

こうした自分がわくわくする価値観(バリュー)を見つけ、それに合うミッション(具体的な未来像)を見つけていくために、大学では色々なことを勉強して自らが「こんなことに感動するんだな」とメタ認知できることが重要です。

高校の授業での応用
こうした後援内容は、大学への進路選択や職業観についてお話し、さらにTEDを通してスピーチの作り方、プレゼンテーションのデリバリーの仕方をお伝えすることに繋がりました。
長野清泉女学院中学・高等学校の英語の授業では、実際に代表の山田訪問し、生徒様の前で以下の点を特にお伝えしました。

・スピーチを作る上での前提となる自分独自のストーリー
・伝えたいことのシンプルな明確化
・制限時間という縛りの中で生み出される創造性(Ristriction and Realization)
・今後の学習への応用

以上の点を、実際のプレゼンを行いつつお伝えしました。
最後には、実際に模範となるいくつかのTEDの動画も紹介し、今後の英語の勉強だけではなく、自分の伝えたいことを相手に伝達し、心を動かすことができる方法について学びました。
こちらから、実際のプレゼンを見て頂けます。

・せいぼの教育事業とこれから
Seiboは全ての人々の母となる「聖母マリア」に由来する団体で、マラウイでその名前が日本との関係から付けられました。私たちせいぼじゃぱんも、マラウイの子供たちの日々の食事、そして教育を支え未来を作っていくだけでなく、日本の教育にさらに還元をし、全ての子供達と一緒に世界の将来を切り開いていくことをミッションとしています。

せいぼは、そのため積極的にマラウイのことを日本の学校でも紹介し、実際にその支援に関わることができる活動もご一緒しています。
こちらから是非、事例をご覧ください。

Cococolor Earth様のご紹介
公開日:2024.01.07


NPO法人せいぼは、寄付型コーヒーブランドのWarm Hearts Coffee Clubにおいて、売り上げの10%を支援企業から紹介基に提供する寄付型コーヒーの紹介制度の促進を介しました。
その旨について、社会課題解決を軸にした就職・転職活動を支援するインタビューメディアであるCococolor Earth様に取り上げて頂きました。
記事については、こちらをご覧ください。

NPO法人せいぼは、日本の団体として、マラウイの給食支援に加え、様々なNPO様が関わる社会課題、企業様の考えるSDGsも応援させて頂くために、マラウイコーヒーを紹介頂ける皆様に対して、紹介制度を設けさせて頂いております。
登録は、こちらから。

これから、皆さんとともに、社会課題を協働して解決に向けて動いていける団体となり、その姿が将来社会的企業に就職を考える皆様にも良い影響になれば幸いです。

NPO Seibo and Global Compact on Education
公開日:2024.01.02


NPO法人せいぼは、マラウイのカトリック学校の給食支援を行っている日本のNPOで、”Global Compact on Education“(グローバル・コンパクト・オン・エデュケーション)(以下GCE)のアイデアに基づいて活動を進めたいと考えています。
GCEは、ローマ教皇フランシスコとユネスコから発表され、包括的で人間中心の教育を推進しています。

NPO聖母は、25校以上のカトリックの中学校や高校と提携しており、これらの学校を通じてグローバルな動きに触発されたカトリック教育のアイデアを展開し、学生たちが平和を築き上げるための教育プロセスを推進しています。これは、「新しい普遍的な連帯とより深い社会との繫がりを養成する教育プロセス」を目指しています(GCEガイドライン – 英語版、P4)。
提携校の具体例は、こちらからご覧いただけます。

NPO法人せいぼは、「教育に関するグローバル・コンパクトの7つの約束」(GCEガイドライン – 英語版、P8-9)に特に同意しており、その中で項目1の「人間を中心にする」および項目6の「経済と政治を理解する新しい方法を見つける」といった内容に賛同しています。

私たちは、GCEでフランシスコ教皇が述べているように、NPO、協力企業、地元の教会と共に日本のカトリック学校を「教育の村」として作り上げることを目指しています。(GCEガイドライン – 英語版、P33)。

以下では、NPO法人せいぼが実際のカトリック高校でGCEのアイデアの実施例をいくつか紹介しています。
学生がNPO法人せいぼを通じて社会的使命を持ったビジネスアプローチを学び、それが彼らの使命を実現し、将来の進路を見つける手助けとなっています。

日本の教育の識別のとき
2002年から、日本の学校では総合的な探究学習の科目が導入され、学校教育において積極的な学びと社会への広い視野が求められていました。しかし、実際の教育現場では、学生たちが社会に目を開かせ、探究的瞬間で統合的なスキルを学ぶための内容を考えることが難しい状況が続いています。徐々に、学校制度は更新され、生徒たちが職業関連の科目や体験を通じて学ぶ手助けが必要です。

一方で、カトリック教育の文脈では、日本における教育の分かれ道を、バチカンでの若者の優先課題の進展と比較することも興味深いです。2019年、フランシスコ教皇は「グローバル・コンパクト・オン・エデュケーション」を発表し、教育が平和、正義、相互の受け入れの態度を育むべきであるとの意向を表明しました。手引書では、「教育の村」(global village)という言葉を用い、社会との協力、多くの人々に対する開かれた姿勢、そして人間中心の教育の展開が必要であると強調しています(GCEガイドライン – 英語版、P4-5)。

日本のカトリック学校の実態とNPOとの連携の必要性
教育を継続しながらもカトリック学校のアイデンティティを維持するにはどのようなシステムが必要かを、こうした文脈の中で考える必要があります。
これまで宗教教育は教会や修道会によって導入され、教師は一般科目や課外活動のトピックについて教育を提供してきました。しかし、この中では宗教教育が教職員全体に浸透していない可能性があり、学校外の社会とのつながりを教師が広げる活動の範囲にも限界があるかもしれません。宗教教育を担当する神父やシスターたちがもはや存在せず、教師たちは学校外の出来事について知る時間や機会があまりありません。さらに、カトリック教師の数が少ないため、地元や世界のカトリック教会の状況について知る人が少ないのが現状です。

そのため、NPO法人せいぼのようなNPOは、GCEのアイデアを実施するために不可欠であり、カトリック学校が若者を社会に開かせるglobal villageとなるために、協働していきたいと考えています。

NPO法人せいぼのカトリック学校とのGCE実施活動
NPO法人せいぼは、2016年以来アフリカのマラウイで学校給食の支援を行っており、その一環としてマラウイのフェアトレードコーヒーも取り扱っています。

この組織の活動と連携することで、カトリック学校は社会に向けた教育の仲介者として、NPOが機能することができます。さらに、第三の組織であるNPOの参加は、教会内の実践司牧的な活動への結びつきを生み出し、社会的な福音宣教にも繋がっていきます。

また、企業との協働も、実現をしています。
NPO法人せいぼは英国の通信会社であるMobellからスタッフの給与や運営費などの支援を受けており、コーヒーの販売から得られる寄付金は完全にマラウイの学校給食支援に充てられています。このようなビジネスの仕組みをmカトリック学校との「チャリティパートナーシップ」を通じて学ぶことで、企業やNPOなどとの協力を通じて社会とのつながりの機会が生まれます。

これらの活動は、学生が社会やその経済システムについて知り、次第にコーヒーの農園の機能、そこにいる人が働いている場所、彼らの環境が持つ生態系についても知ることができる仕組みを具現化しています。
これらの洞察は、フランシスコ教皇がGCEに「Laudato Si」(特にその第六章「環境教育と霊性」)と繋がっています。

(サレジオ学院のカトリック研究会がボランティアアワードを受賞しました)

日本のカトリック高校からの実例
記事のボリュームのため、活動のすべての事例を紹介することはできませんが、日本でGCEのアイデアを実施するための一部の事例をこちらからご覧いただけます。
(参照:www.charity-coffee.jp/en/learning-and-exploring-with-malawi-coffee)

最後に、NPO法人せいぼとして、この機会を通じてGCEの影響を受けた活動を紹介する機会を頂けたことに感謝したいと思います!
この記事が全ての国の教育の発展に対して、有益であることを願っています。

2024年のビジョン
NPO法人せいぼは、サレジオ会のメディア会者であるドン・ボスコ社と協力し、GCEに関する研究を継続しいくつかのケーススタディを実装していく予定です。
また、GCEのガイドラインを翻訳中で、近く完成させる予定です。
完成版は2024年9月までに公開する予定です。
さらなる研究情報や協力に関するお問い合わせは、こちらからご連絡を頂けます。

※備考:
NPO聖母代表、山田真人はバチカンの「信徒、家庭、いのちの部署」において国際青年諮問機関でも活動しています。


(GCEの実際のニュースレター)

American School in JapanのWinter Festivalに参加しました!
公開日:2023.12.20


2013年12月、せいぼはAmerican School in JapanのWinter Festivalに参加しました。
コーヒーを多くの方に飲んで頂くことができ、新しい出会いにも感謝しております。
約3,300人分の子どもたちの給食支援にも繋がり、当日は様々な国籍、背景、さらには他のNPOの皆さんとも触れ合いができ、その取り組みがマラウイの給食支援に変わったことを、とても嬉しく感じています。

AICJ(American School in Japan)の皆さんとは、2024年も活動をご一緒する予定です。
今後、ソーシャルビジネスのプランニングや、サステナブルに一つのプロジェクトを計画し、インパクトを創出していける仕組みを作っていく活動を、今回のイベントもきっかけにして始めていければ幸いです。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

せいぼスタッフの研修と安全対策(2023年12月)
公開日:2023.12.16


せいぼスタッフは、北部ムジンバ、南部ブランタイヤで約17,000人の子供たちの給食支援、関係保護者のケア、コミュニティのサポートを実施しています。
そのスキル向上と、スタッフ自身の安全確保のために行われた対策と研修について、お話をさせて頂きます。

全スタッフの安全服購入
12月7日、全スタッフの防護服を購入しました。
服装には、ゴム長靴、工業用ブーツ、作業服、レインコート、バイク用手袋、ウィンドブレーカー、バイク用ウエアが含まれます。これらは、以前に提供された傘やバックパック(キャリーバッグ)を補完するものであり、個人の安全を考慮して提供されました。

これは、特に同乗者や運転手としてバイクに乗るスタッフの安全性を担保するものにもなります。
また、携帯電話はバッグに入れて持ち運ぶことで、乗車中に落とすなどの事故を防ぐことができる点で、所有物の安全性も向上しました。

児童保護等に関する職員研修
12月5日から7日まで、スタッフ全員がBlantyreで3日間の研修を行いました。
トレーニングでは、Microsoft WordとExcelのコンピュータアプリケーションの基礎、Microsoft Office 365の電子メールのオリエンテーション、性的虐待の防止に関する復習、児童保護に関するトレーニング、適切な記録方法、購入、会計の倫理についても触れました。

特に保護については、子どもと直接接するすべての職員が児童保護に関するトレーニングを受けることが国際的に推奨されていることが強調されました。
ビクターは、このセッションの進行役を務め、児童保護の定義と、プログラムの実施中に子供や弱い立場の大人に手を出さないようにする方法について話し合いました。

こうした研修と対策により、さらに安全に多くの子供達に支援が展開でき、スタッフの安全も守られることを期待しています!

星美学園小学校での講演会
公開日:2023.12.15


12月6日、母校の星美学園小学校で、講演をさせて頂きました。
4年生が対象で、マラウイでの学校給食の大切さを、アフリカという遠い国への理解を膨らませながら、お伝えしました。

とても盛り上がり、質問タイムでは30人くらいの生徒様からご質問を頂きました!
授業内で答えられなかった質問は、こちらで整理して後ほどお渡ししました。
サレジアン国際学園の高校生で、せいぼのボランティアをしてくださっている方も参加してくれて、二人で星美小学校の卒業生としてお話しできたのも、印象的でした。
授業後は、以下のような感謝のお手紙もご提供しました!

事前課題として出させて頂いた以下の貧困に関する基礎的な内容の動画も、良い印象を持って頂けたと思います。

せいぼは、小学校でも国際理解の授業を実施しています。
是非、こちらで事例もご覧ください。

雲雀丘高等学校ボランティア部との協働
公開日:2023.12.02


2023年11月より、兵庫県宝塚市の高校である雲雀丘高等学校様と、せいぼはマラウイの支援活動をご一緒することになりました!
ボランティア部の学生の皆さんを通して、具体的に少人数制のプロジェクトを組み、企画から商品の仕入れ、販売の仕方の考察まですべて生徒様が実施することで、深い国際支援、マーケティングについての学びとしています。

せいぼのスタッフは、現地スタッフからの現状報告や大学生スタッフの派遣で応援し、生徒主体のプロジェクトのサポートをさせて頂いております。
現在は、2024年5月の体育祭での販売のために、準備を進めています!
これからも、応援していければ幸いです!

小学校の卒業生へのフォローアップ
公開日:2023.11.30


2023年11月7日から11日にかけて、支援対象の12の小学校で、卒業生に対するフォローアッププログラムを実施しました。
これらの小学校のほとんどは、小学校卒業証明試験の合格率が80%を超えており、卒業生の多くはMzimbaの様々な中学校に進学しました。

学校側は、子供たちの成績向上に貢献したせいぼの給食を高く評価しています。
学校で食事が提供されることで、子供たちは家に帰って食事をする必要がなくなり、勉強に集中できる時間が増えました。また、中等学校に通っている生徒からも、給食プログラムへの感謝の言葉が寄せられました。

給食は生徒たちが授業に活発に参加し、集中力を高めるのに役立っています。
中等学校でも給食プログラムが実施されることを願っています!
皆さんのご支援を頂き、本当にありがとうございます!

Global Child Nutrition Foundationの研修
公開日:2023.11.25


12月には、学校保健栄養局が主催する「Global Child Nutrition Foundation Workshop in Mangochi」に招待されました。このワークショップの主な目的は、学校給食プログラムの実施パートナーが一堂に会し、グローバルチャイルドニュートリション(Global Child Nutrition)財団の年次調査ツールをレビューし、各組織がツールに記入することでした。

せいぼを代表してビクターがワークショップに参加し、ツール記入における課題や内容について話し合い、情報収集と記入内容を検討しました。
上記の議題とは別に、学校保健栄養の副所長であるアルバート・サカ博士は、多くの最新情報を提供し、実施中に従うべきすべての組織が従うべき一般的な慣行について議論するいくつかのセッションを主導しました。

ワークショップで得たもの
i. 給食プログラム実施に関する他団体の実践事例
植樹活動への参加や、成長モニタリング・健康モニタリングを自分たちで行うか、実施できるパートナー・部署を探すよう勧められました。

ii. 政府や所属するアフリカ機関の要件に合わせたプログラムの調整
すべての参加団体は、2種類の国内の自給自足による学校給食の導入を強く勧められました。
1つは、団体が地区内の地元農家から食品を購入し、加工して給食にする方法です。
2つ目は、団体が学校に農産物の投入を行い、学校が毎年自力で食料を栽培し、学習者に給食として提供する方法です。

せいぼが現在行っているような、団体が一括で購入し届ける形式の学校給食は、費用がかかる上に、団体が撤退した場合に持続性が望めないため、課題もあると論じられました。
せいぼは、マラウイで最も持続可能な自家食材による学校給食プログラムを実施している組織が活動しているルンフィ地区を訪問するように勧められました。

iii. モニタリングシステムの政府基準への照合
すべての参加団体は、進捗状況を測定し、実施状況を追跡し、関係者全員 (政府を含む) に簡単に共有できるデータを作成できる良好なモニタリングシステムの構築を優先するよう強く求められました。

iv. 2024年度の予算で政府基準への対応を実施を企画
上記の内容を受けて、せいぼは2024年に自らのプログラムの改善を試みていくことにしました。
予算も具体的に調整をしていく予定です。

ワークショップ後に考えて今後のアクションプラン
(i) 政府主導のプログラムへの準拠
ワークショップでは、学校給食プログラムはマラウイ政府の政策であり、せいぼもそのパートナーであることが強調されました。
そのため、すべての団体はプログラムの実施方法や優先順位について、マラウイ政府からの指示と手掛かりに従う必要があります。具体的な行動として、ビクターは経営陣と協議し、ワークショップでの成果とマラウイ政府の栄養目標達成へのコミットメントについて再検討を行うことになりました。

(ii) プログラムの拡大
Mzimbaでの開始当初と同じ数の学校を維持してきたせいぼは、プログラムの拡大を強く勧められました。

(iii) 農村部への重点化
プログラムの拡大にあたっては、都市部よりも農村部を優先することがすべての参加者に勧められました。なぜなら、都市部の1校で給食を提供する生徒数は、必要性のより高い農村部の5つの小学校の生徒数にも相当するからです。

(iv) 政府機関との連携
せいぼは、学校保健栄養局の役人や著名人と連携を築きました。
これにより、2024年度の年間活動計画に盛り込まれている、資金調達や学習者生体認証データ収集ソフトウェアの承認を求める活動や啓発会のために、首都のリロングウェにある政府機関を訪問し、説得するのに役に立ちます。

(v) 適格者によるモニタリング
健康状態や発育モニタリングに関して、学習者の身体計測は資格を有する医療従事者のみが行うことが強く強調されました。すなわち、せいぼスタッフには資格を有する医療従事者はいないため、身長体重の計測は決して独自に行うべきではなく、保健監視補助官 (HSA) を必ず関与させる必要があるとの反省もありました。

以上のメリットを踏まえ、Seiboにとって今回のワークショップへの参加は非常に有益でした。
今後は足りない部分を補強しつつ、さらに給食支援を強化していきます。