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立教大学”Globalization and Business”
公開日:2024.05.12


2024年5月7日、せいぼのスタッフが、立教大学(セントポール)大学で、マラウイ、アフリカでの給食支援活動に基づくチャリティとソーシャルビジネスに関する講義を行いました。私たちは、ビジネスに関連するトピックを英語学習を通じて探究する学生向けの「グローバリゼーションとビジネス」という科目を担当しました。
これはCLIL(内容言語統合型学習)コースの一部です。

レッスンの内容
授業中、私たちは組織としての私たちの活動、主に慈善活動の背後にあるビジネスモデルの基礎について話しました。さらに、マラウイと日本が共通して持つものや、同様の支援が必要な他の国々についても議論しました。私たちがこれらの提携組織とどのように共通の価値観を共有しているかが、つながりの鍵となります。

レッスンの教訓として挙げられること
この物語の主な教訓は、人々それぞれに異なる「シーズ」(種)があり、それは私たちのユニークなアイデンティティや関心であり、それらの「種」が世の中の「ニーズ」、すなわち「必要性」と一致するとき、実践可能なアイデアが生まれていきます。
私たちの場合、向き合っているニーズは、マラウイの学校給食です。また、せいぼの大学生や高校生、企業、その他の関係者との活動事例の紹介を通じて、世界をより良い方向に変えることができるというメッセージを伝えることができたと信じています。

慈善とフィランソロピーとは
最後に、慈善とフィランソロピーの違いについて議論しました。フィランソロピーは、SDGsなどを通じて企業のより戦略的で計画的な活動のように聞こえます。しかし、人間として社会を安定させるために互いに慈善的な習慣を持つべきです。

こうした授業によって、CLIL(内容言語統合型学習)の作用の中で、英語を用いた実践的なビジネスに関心を持って頂けたらと、せいぼとしても関心を持っています。
英語を自らの関心や上記で述べた「シーズ」と繋げることで、より活動的で実践的な英語学習、活動の深まりに入っていけると思います。

こうした授業と通して、これからもせいぼは、大学生とも協働を続けていきます。

2024年3月活動報告(南部ブランタイヤ)
公開日:2024.05.03

Blantyre(ブランタイヤ)地区
せいぼは、3月も南部の幼稚園、保育園、CBCCに対して給食の提供を継続しました。
それぞれの学校が、せいぼの給食によって継続的に子供達を受け入れることができており、それぞれの地域の課題を乗り越えつつ、活動をしています。

そのいくつかの事例を、今回もお伝えできればと思います。
皆さんのご支援に、とても感謝しております!

肖像権について
2024年3月1日にMlambe(ムランベ)CBCCが同意書に署名しました。本報告書およびせいぼでの広報活動における写真等の使用は、他のCBCCに関しても、現地の同意を得たうえで行われています。

同意書に署名するマリーさん

Dyechiti(ディチーティ)CBCC:

給食(リクニパーラー)の配達とデータ確認作業(提供予定量と実際に運搬された食糧の量が一致しているかを確認)の様子


Tsamilani(ツァミラニ)CBCCで栄養不良の赤ちゃんがポリッジを食べている様子

Katondo(カトンド)CBCC:

子どもたちはとてもクリエイティブで積極的に授業に参加していますが、この学校では教材が不足しているという問題があります。右の写真はKatondoCBCCの子どもたちが楽しそうに給食を食べている様子です。


一人きりで子どもたちの給食を準備しているTawina(タウィナ)CBCCのメンバー


給食が提供されるのを待ちながら授業に参加しているChiutsandeu(チサンデウ)CBCCの子どもたち


休憩中にポリッジをたべるChibanzi(チバンジ )CBCCの子供たち。先生は小さな子供たちが給食を食べる手伝いをしています。

〈活動の振り返り〉
3月26日に12の幼稚園、地区の教育監督局、事務局、栄養管理委員会、児童保護機関、ムジンバ病院、森林管理局の代表者などの関係者と会議を行いました。ミーティングでは、給食支援プログラムにおいて順調な部分や改善が必要な点について確認が行われ、プログラムの質の向上のためにはどうするべきかを議論しました。
また、ミーティング終了後、せいぼの給食支援プログラム8周年をチームで祝いました。

2024年3月もせいぼの活動にご協力いただきありがとうございました。

2024年3月の活動レポート(北部ムジンバ)
公開日:2024.05.03

2024年3月も、皆さんのご支援のおかげで、南部ブランタイヤのCBCC、幼稚園、保育園、そして北部ムジンバの小学校に対して、給食を支援することができました。
以下で、主なハイライトをお知らせします!

Kaphuta(カプータ)小学校

カプータ小学校では、92%の生徒がこの度の卒業試験に無事に合格しました。
生徒たちは「給食が提供されることが分かっていると前向きに授業に出席し、一生懸命学ぶことができる」と話します。

ボランティアの調理スタッフたちは「私たちは子どもたちに食事を提供するためにボランティアでここに来ています、これは私たちの子どもたちのためです。」と話します。

Kazengo(カゼンゴ)小学校

十分な食事をとることが難しいような貧しい家庭の子供たちも、学校給食のポリッジによって栄養をとることができ、彼らは学校で過ごす時間をとても好んでいます。

ボランティアたちは子どもたちの給食を用意するため、早くに学校に来て準備をしています。彼らは、せいぼの給食支援プログラムに貢献していることを喜ばしく思っています。

(給食の調理をする女性)

Kazomba(カゾンバ)小学校

カゾンバ小学校の副校長である Petros Simbale 氏は「私たちが毎月せいぼから受け取るポリッジのおかげで、生徒たちの授業に対する積極性は増しています。彼らは元気いっぱいでクラスの活動に積極的に参加しています。」と話します。
上記の左の写真は、カゾンバ小学校の子供達が、グループディスカッションに参加している様子です。

Chamngulube(チャングルべ)小学校
チャングルべ小学校のSHN(学校保健栄養)担当教員は「私は計画に従って子どもたちに給食が提供されているかを管理するSHNの教師として誇りを持って働いています。生徒たちが飢えを感じることが無い適切な食事が取れているか常に確認しています」と話します。
以下の写真では、子ども達が給食の列に並んでいます。

SHN(School Health&Nutrition)とは学校での子どもたちの栄養管理と健康について考える組織です。SHN担当の教員たちは衛生管理や子どもたちの栄養状態のモニターリングなどを行っています。

Mzimba(ムジンバ)LEA
ムジンバLEAでは衛生に関する決まりに則り、給食プログラムの質を確かなものとしています。床は綺麗に掃除され、ポリッジの鍋はきちんと蓋がされています。
また、窓も近くに設置されていて、換気も十分に取れる環境です。

Kabuku(カブク)小学校
カブク小学校の生徒たちは学校に行くために長距離を歩いていますが、1日の終わりの給食を楽しみにストレスを感じずに授業に参加しています。彼らは高い集中力を持って授業を楽しんでいます。

Machelecheta(マチェレチェタ)小学校

マチェレチェタ小学校の生徒たちは給食がどこからくるかを知っているせいぼのスタッフを見かけると喜んでもっと写真を撮ってとお願いしてきます。

「子供達の教育にとって最高の影響をもたらす限り私は給食作りを手伝うわ」そう話すのはマチェレチェタのボランティアです。

Davy(デイヴィ)小学校
デイヴィ小学校の生徒たちもせいぼが提供するポリッジを毎日楽しみに待っています。

St.Paul’s(セント・ポール)小学校
「ほとんどの場合、私たちは家でご飯を食べられないしすることもない。でも学校に来れば給食も食べられて勉強もできるんだ」生徒たちはせいぼの給食プログラムに喜びを表しています。

Matewu(マテウ)小学校
せいぼはマテウ小学校に360kgのLikuni phala(給食の材料)を届けました。

Kanyerere(カニェレレ)小学校
「給食は勉強における大きなモチベーションです」とカニェレレ小学校の生徒たちはせいぼからの給食に感謝の気持ちを述べています。

〈2024年3月に支給された備品〉
せいぼはカプータ小学校、カゼンゴ小学校、チャングルべ小学校、ムジンバ LEAに以下の物品を提供しました

・石鹸3箱(手洗いや衛生管理のために使用する)
・ハードカバーのA4のノート(訪問者の記録を行う)
・レバー式アーチファイル(せいぼに関係する資料を保管する)

せいぼのスタッフから備品を受け取るカプータ小学校の職員たち(2024.3.27)

カゼンゴ小学校での備品受け渡しの様子(2024.3.27)


せいぼの職員から備品を受け取るカゾンバ小学校の副校長(2024.3.27)


備品を受け取るチャングルべ小学校の職員(2024.3.27)


備品を受け取って微笑むムジンバLEAの皆さん (202.3.27)

また、カブク小学校、マチェレチェタ小学校、デイヴィ小学校、セント・ポール小学校、マテウ小学校、カニェレレ小学校、チャベレ小学校に以下を提供しました。

・石鹸2箱
・上記と同様のノート
・上記と同様のファイル

備品を受け取るカブク小学校の校長(2024.3.27)


せいぼのスタッフから備品を受け取るマチェレチェタ小学校の職員(2024.3.27)


備品を受け取るデイヴィ小学校のスタッフ(2024.3.27)


セント・ポール小学校のSHN担当教員と生徒に備品を届けるせいぼスタッフ(2024.3.27)


せいぼスタッフから備品を受け取るマテウ小学校の職員(2024.3.27)


備品を受け取るカニエレレ小学校の職員たち(2024.3.27)

備品を受け取るチャベレ小学校のSHN担当教員たち(2024.3.27)

上智大学にてマラウイコーヒーを販売再開!
公開日:2024.05.02


紀伊国屋書店上智大学店様にて、Warm Hearts Coffee Clubの商品を2024年度も取り扱っていただけることになりました!この度も、誠にありがとうございます。
昨年度より、上智大学創立110周年を記念したオリジナルデザインのマラウイコーヒーを取り扱っていただいておりましたが、販売継続にあたってデザインを一新いたしました。

NPO法⼈せいぼは、上智大学の教育理念である”For Others, With Others”を具現化した取り組みとして、学校法人上智学院の事業会社である株式会社ソフィアキャンパスサポートと協働して、アフリカのマラウイ支援を進めています。

2023年の上智大学創立110周年を記念して、紀伊國屋書店上智大学店にてマラウイコーヒーのドリップバッグの販売をしておりましたが、非常に好評につき、2024年度以降も、新たなオリジナルラベルで販売を継続することになりました。新しいラベルにはNPO法人せいぼと上智大学の理念を体現したデザインを採用し、さらなる支援の取り組みを継続していきます!

販売場所
紀伊國屋書店上智大学店(上智大学2号館地下1階)

ホテルエクレ―ジア様との提携
公開日:2024.05.02


株式会社グレープヴァイン(京都府京都市 代表取締役社長 後宮 嗣)とせいぼは、ホテルでのひと時に社会貢献を入れることで、マラウイの給食支援に繋がるマラウイ産フェアトレードコーヒーのドリップバックの販売を開始しました。
今回は、マラウイコーヒーの提供先がホテルとなり、結果として京都市という観光地に泊まる人々がアフリカの子供たちの未来を支える事業に関わることができます。

株式会社グレープヴァインは、コミュニティデザインを通して、「世の光」を作っていく事業を実施されている会社で、その事業としてHOTEL ECCLESIAを展開しています。

ホテル内にシングルマザー用シェアハウス『Mio ECCLESIA』を併設するなど、宿泊者への体験提供と地域の様々な方の居場所を提供しています。

※株式会社グレープバインについてはこちら

こうした社会との繫がり、全ての人々へのコミュニティを作っていくというコンセプトが、アフリカのマラウイという遠い国を身近に感じることができるコーヒーと融合し、マラウイの子供達にも学校というコミュニティが提供されることに繋がります。

マラウイなどの発展途上国では、学校給食が唯一の食事になることもあります。そのため、学校給食は重要な社会的なインフラであり、お母さんが仕事に出る上でも、安心して子供が食事を摂り教育が受けられる場所は、貴重となります。
特に、男性よりも家庭に残る女性の役割が、子どもの人口が多いマラウイでは多く、母子家庭とほぼ同様の環境で生活をしています。この母子家庭の支援という点でも、HOTEL ECCLESIAと繋がっています。

これからも、どうぞよろしくお願いします!

静岡サレジオ、静岡雙葉高校の皆さんとの協働
公開日:2024.04.30


静岡サレジオ高等学校の3名の高校生と静岡雙葉高等学校で、静岡県葵区の駿府城前にあるホリノテラスにて、マラウイコーヒーの販売イベントを実施してくれました。
高校3年生にとっては最後のイベントになりました。

マラウイの給食分の換算で、約2,200食分の寄付となりました!
静岡サレジオの皆さんは、学園祭である「サレジオ祭」でいつもご一緒しており、静岡雙葉高等学校とも繋がりを持ち、協働で「しずおか産業フェア」などでも活動をすることで、外部でも自らの企画を実行しています。

今回は、静岡で観光地になっている葵区の駿府城近くで、桜の開花の日と合わせてイベントを実施しました。
マラウイのコーヒーを小さなカップに入れ、試飲形式で募金を募り、現地で約1食分になる15円の寄付を1杯あたりで集めました。

そして、高校生のユニークなアイデアで、新年度の運命を占うおみくじを作り、それを15円で引くことで楽しみながらそのおみくじに書いてある結果に加えて、マラウイのことが知れる機会を創出しました。
その結果、立ち止まってマラウイコーヒーの粉や豆、ドリップバックも買ってくれる方も増えました。

このように、アイデアを独自に出しつつ、チャリティ活動をすることが高校生の成長にも繋がっていけば幸いです!
せいぼの教育事業については、こちらもご覧ください。

クラーク記念国際高等学校との学習会
公開日:2024.04.26


クラーク記念国際高等学校の横浜青葉キャンパスにある、インターアクトクラブの皆様と、マラウイについて知り、その支援に学生だからこそできる仕方で関わる方法を考えるワークショップを実施しました。
同じく横山の聖光学院高等学校様、洗足学園中学高等学校様、そして関東学院六浦高等学校の皆様とも協働でのイベントとなり、学校間の交流をNPOが仲介し、多くのアイデアを出すことができました。

NPO法人せいぼからは、大学生のスタッフも参加し、学生同士でグループに分かれ、それぞれがビジネスなどの手法でマライを支援する方法、貧困の仕組みと発信方法を模索していました。
主に、せいぼのブランドであるWarm Hearts Coffee Clubのフェアトレードコーヒーについて知る時間を長く設け、国際的な貿易、現地に寄付が流れるまでの仕組みに、学生であればどのように関われるかについて考えました。

こちらからも、プロジェクトの詳細をご覧頂けます!
これからの発展に向けて、さらに具体的に協働の機会を増やしていければ幸いです!

上智大学 学教職協働「ピア・カフェ」プロジェクトとの協働
公開日:2024.04.25

上智大学、学教職協働「ピア・カフェ」プロジェクトの学生と教職員の皆様に、マラウイコーヒーを新入生へのメッセージ付きで使用して頂きました。
マラウイ産コーヒーのドリックバックは、現在学内書店の紀伊國屋様、オールソフィアンズフェスティバル、ソフィア会社会貢献推進委員会、AfricaWeeksなどのイベントで使用して頂いた例があり、新入生にとっても、上智らしい取り組みとして、知っていただくことができればと考えております。

「ピア・カフェ」プロジェクトの皆様とは、2024年1月に「2023年度(第4回)教皇フランシスコ来学記念表彰」も一緒に受賞しています。
今回は、貴重な機会を頂きありがとうございました!
活動の様子については、詳細をこちらからご覧ください。

The American School in Japan様との協働
公開日:2024.04.22


2024年4月22日は、The American School in Japan(ASIJ)でコーヒーの提供をさせて頂きました。
International Bazaarで、とてもたくさんの子供達と一緒に楽しむことができ、コーヒーだけではなく私たちが実施している学習プログラムについても、ご紹介することができました。
今後も、こうした機会を設けることができれば幸いです!
コーヒーの販売によって、現地の給食分で約500食分の支援になりました!

せいぼは、ASIJのStrategic Partnershipの一貫で、お誘いを頂きました。
学校全体のキーコンセプトとしてSustainabilityを掲げていらっしゃり、学生たちが具体的な企画をし、実行するのを先生方がコーチングするスタイルを取っておられます。
取り組みの応援の中では、実際にその事業に取り組んでいる方をプロフェッショナル講師として読んだり、レクチャーお願いしたり、定期的、長期的に学生に同伴していくパートナーを、外部から呼ぶこともあるとのことです。

こうした取り組みによって、学校の全体のコンセプトに生徒の活動が統合的に繋がっていくように、経営をされています。
Sustainabilityは、実際に勉強している学生の未来を考えることに繋がり、勉強が単なる座学ではなく、自分たちの将来を作るもの、さらに自分の子供が生きていく世の中に影響を与えていくものであることを感じさせてくれます。

こうしたStrategyに、せいぼも未来の世代を作る学校給食について考え、実行することによって、ご一緒できればと思います。

アタカ通商様とのSDGsの取り組み
公開日:2024.04.15


せいぼの寄付型コーヒーブランド、Warm Hearts Coffee Clubで使用している生豆をご提供頂いているアタカ通商株式会社様のSDGsの取り組みとして、マラウイの給食支援を取り上げて頂きました!
アタカ通商様、継続的な支援を頂き、本当にありがとうございます!
お取り組みについては、こちらもご覧ください。

アタカ通商株式会社御中の代表取締役である荒木様には、生豆の提供だけではなく、マラウイの給食の提供状態にも関心を深く持って頂いており、ご事業のコーヒーの売り上げが、産地であるマラウイの将来である子どもたちのどのような影響があるのかについて、積極的にお話を聞いて頂いております。

こうした持続可能な形でのコーヒー産業へのお取り組みは、将来の市場を長期的な目線で支えていくものになり、さらには日本でのマラウイコーヒーの評価向上、市場の拡大にも貢献していくと思います。

せいぼとアタカ通商様との繫がりは、2017年に最初に会社を訪問させて頂き、生豆を頂いたところから始まりました。
その後も継続的な支援を頂いております。
こちらから詳細もご覧ください。

最後に、荒木様はマラウイに加え日本の教育にも関心を置いて下さっております。
今まで4校もの高校、中学の生徒様にコーヒービジネス、市場の長期的な捉え方、社会的付加価値への姿勢についてお話を頂きました。
(アタカ通商様のマラウイコーヒーの品質については、詳しくはこちらからもご覧ください)

これからも、ご一緒にコーヒーの市場の開拓とともに、マラウイの支援を続けていきます。
コーヒーのご注文はこちらから!

Seibo Malawiのドキュメンタリー公開!
公開日:2024.04.14


いつもご支援ありがとうございます!
私たちは現在、北部、南部の幼稚園合わせて、約17,000人の子供たちの給食支援を展開しております。
せいぼのスタッフは、南部と北部に分かれて、日々給食の配分、子どもたちの成長記録などの業務を主に行っています。

また、コミュニティ支援として給食提供の道具の提供、PTAなどのお母さんの共同体や保育士の養成を実施しています。
今回の動画は、皆さんのご支援によって成り立っているマラウイでの給食支援の最新の様子を見て頂けます。

英数学館との協働授業
公開日:2024.04.13


NPO法人せいぼはソーシャルビジネスの手法を通じて、マラウイの持続可能な教育のために、現地での学校給食の力を高め、その支援を拡大することを目的に、日本全国のさまざまな学校と協力しています。
せいぼは、そのプロジェクトを主に高校生に向けて推進しています。

広島英数学館様との協働授業
広島にある私立学校の一つである英数学館は、2024年2月からせいぼとの授業を開始し、約8人の生徒が以下のトピックを探求するために授業に参加しました。

Charity Begins at Home
この授業では、生徒たちは世界で最も貧しい国の一つであるマラウイと、その課題について学びました。
せいぼの代表である山田は2017年に上智大学を卒業し、Tony Smithが運営する英国の通信会社に出会ったことで、ビジネスとチャリティを両立する方法に出会いました。
こうしたせいぼの代表のように、生徒たちもマラウイを具体例に、様々な社会課題に国境を越えて出会い、自分ごとにできる社会的ビジネス、つまりチャリティに出会うことできます。

それは、それぞれの生徒が出会う環境、考え方によって異なります。
それぞれが安心できる、自分なりの形が見つかります。
それを私たちはCharityを見つけていく上でのHomeと考えています。

ステークホルダー(Stake Holder)
ソーシャルビジネスにとって、最大の恩恵を受けるのは顧客ではなく、社会課題を持っている人です。
そのため、生徒たちはマラウイとアフリカ大陸およびその社会問題について学びます。
また、彼らは特にコーヒーのサプライチェーンについて学びます。
取引会社、焙煎会社、および再販業者の間のサプライチェーンの一つひとつを学び、どのような仕組みでビジネスが成り立ているかを理解することで、その末端にある支援を必要としている人、組織について理解を深め、関わることができます。

ミッションと具体的な成果を生み出す
活動を持続可能にするためには、日本の学校を運営するのと同様に、ステークホルダーを理解することが重要です。
彼らがそのシステムを知ることで、製品を真に理解し、その裏にあるストーリーを消費者に伝える持続可能な方法で販売することができます。
生徒たちは徐々に、コーヒーを販売し、マラウイの子供たちを助けるミッションを感じ始めます。

持続可能な教育との繫がり
学校の教育体制の中のステークホルダーには、教育を持続可能にするための両親との繫がり、教師、生徒会などが含まれています。これらのシステムと同様に、ソーシャルビジネスにはステークホルダーへの視点が欠かせません。

英数学館の学生のプロジェクトベースの学習がますます活発になり、彼らは自らのミッションをさらに進めるためのモチベーションを構築しています。
これらの学生の取り組みは、持続可能な教育の成果を提供しているともいえるでしょう。
授業の最後には、大学で持続可能な教育について研究をされている先生にも入って頂き、事例評価を頂きました。

こうした形で、大学、高校を繋ぎ、継続的な学習の機会を、NPOとして提供できることで、マラウイでの持続的教育を支える給食を、日本の教育にも繋げていくことが、私たちのミッションでもあります。
これからも、どうぞよろしくお願いします!