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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
Kachimera CBCCについて
公開日:2021.04.19

前回、2月の子供たちの様子を、こちらで紹介しました。
そして、皆さんに、現地のCBCCの様子を、ご紹介させて頂いております。
CBCCとして知られるこの施設は、ボランティアなどの地元の人々によって運営され、
食事を提供する場所としても機能しています。
交通アクセスが困難な場所にあるCBCCも多く、課題を多く抱えていますが、
皆さんにその姿を、できるだけ綿密に、ご紹介ができればと思います。

Kachimera CBCC
Namitalalaという場所にあるKachimera CBCCは、2017年8月より、
せいぼとパートナーシップを結んでいます。
以前は、40人の子供たちを、草でできた屋根のついた教室に入れ、
運営をしていましたが、一旦壊れてしまいました。

Stephanos Foundationというキリスト教の団体によって、再建をサポートされ、
現在回復に向かっており、もうすぐ子供たちも、新しい教室が手に入ります。
しかし、それだけでは、CBCCの課題はなかなか回復されないのが現状です。

Kachimera CBCCの現在の課題

Luke Ndaluzaさんという校長先生のお話によれば、コロナウイルス中に閉鎖期間に、
子どもたちは学んだことを忘れてしまったと、嘆いていました。
また、彼によれば、都会に住んでいる両親は、田舎の人々よりもずっと、
子ども達の学習を見たり、世話をする時間があるとのことでした。
ある家族は、せいぼが家庭に食事を届けていても、学校に空腹の状態で来ることが多く、
その原因がおそらく、子供の面倒を見る時間の確保の状態だと語っています。

朝食は、各家庭で作り、子供たちに与えることになっていますが、
それでも朝食を学校で提供する状態が続いています。

先生やボランティアの様子

Fanny Sinosiさん

Fannyさんは、Kachimera CBCCでボランティアとして働いていますが、
生活の中で、多くの影響がありました。
特に、彼女は旦那さんの収入に頼っていましたが、その木炭を売る仕事の利益が、
不当に扱われてしまったことは、彼女にとって大きな打撃でした。
コロナウイルスの影響の前は、月に約10,000MK(約1,300円)を稼いでいましたが、
現在はその収入が、6,000MKまで落ちています。

現在は、家族全体が、キャッサバを売ることでの収益に頼っています。
Fannyさんは、コロナウイルスの影響で、人と会う機会も多く減ったと語っています。

Chrissy Lojasiさん
Kachimeraで働いているボランティアの一人であるChrissyさんも、同様の状態です。
パートで働くことで、彼女は収入を得ています。
彼女はコロナウイルスの影響下では、庭仕事などを見つけることができましたが、
マスクをつけて実施する仕事はとても辛いと語っています。

CBCCの保護者達

Meet Esther Yakobeさん
Euniceさんのお母さんであるEstherさんは、木炭を売ることで、収入を得ています。
しかし、コロナウイルスの影響後は、外で商品を販売することに抵抗を覚えています。
現在、家庭への食事の分配は終了してしまいまい、
空腹で学校に行かなくてはいけない子供もいます。
しかし、彼女によれば、それでも子供たちが学校にいきたいと言っているそうです。

Regina Bonongweさん
座っているのは、Tadalaさんのお母さんのReginaさんです。
旦那さんの木炭の販売の仕事はうまくいっておらず、
その原因は、マスクを付けなくてはいけないことだとのことでした。
仕事中は、大きな荷物を運ばなくてはいけないため、
マスクを着けての作業は、呼吸が難しく、とても困難な仕事になっています。
しかし、マスクを着けていないと、警察に厳重な注意をされてしまうとのことです。
以上の原因で、以前と比べて50%、収入が減ったとのことでした。

Eness Chimwemweさん
座っているのが、Elesiさんのお母さんのEnessさんで、
家族の木炭販売のビジネスが、コロナウイルスによって妨害されていると述べています。
また、地元では病院に行くと、毒を体に注入されると噂があることも、おっしゃっていました。
そのため、病気になっても、病院に行きたがらない人が増えているとのことでした。

Martha Zakeyuさん
Tiyanjaneさんのお母さんのMarthaさんは、
彼女はパートタイムでしか仕事をしていませんが、コロナウイルスによって、
その仕事も長期的に続けていけるか、不安とのことです。

現在、以上のように、マラウイでは困難な状態が続いています。
せいぼの現地スタッフは、学校給食の重要性について、
繰り返しレポートの中で述べています。
もし皆さんにご協力を頂けるようでしたら、こちらからご支援が可能です。

これからも、どうぞよろしくお願いします。