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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
音楽イベントの開催
公開日:2022.06.24


2022年6月10日、マラウイ南部の都市であるブランタイヤでは、大規模な音楽イベントが実施されました。
アーティストの名前は、Faith Mussaで、マラウイだけではなく、アフリカ中、そして国際的にもファンがいる有名な方です。

実施までの経緯
Beehiveがあるチロモニ地区は、マラウイの中でも貧しい地区の一つです。しかし、たくさんの子供たちが、毎日元気に生活しています。
彼の中には、小学校で音楽の授業はありますが、イベントを開いたり、アーティストの演奏を聞いたりすることはなかなかありません。
そんな中で、今回Beehiveの関連スタッフの紹介もあり、Faith Mussaさんをお迎えした上で、コンサートを開くことができました!

コンサートの内容
Faith Mussaさんのようなプロのミュージシャンに加え、8つのグループが参加しました。
4グループは、せいぼのパートナーの保育園の人々で、あとの4つは、Beehiveがあるチロモニ地区の小学校のグループでした。
マラウイの民族音楽を演奏し、それぞれの文化について確認する機会になったり、子供たちの教育の機会にもなりました。
例えば、音楽の中には、木を植えたり、読み書きができたりすることの重要性もメッセージとして含まれていました。
そして、何よりも、学校給食の重要性も、歌われていました!

民族音楽について
コンサートで行われて民族音楽とダンスについて、ご紹介します。

1. Gule Wamkulu
チェワ族の伝統的なダンスで、Nyauという関連民族でも、儀式の一貫などで行われていました。
男性が成人するときの儀式などが、その代表になります。
Nyauのダンサーは、マスクを着けて、様々な人々の性格を表しています。

2. Manganje
ヤオ族の成人の儀式のダンスで、赤ちゃんの誕生の際も踊られます。
現在では、エンターテイメント目的で踊ることも多いです。

3. Beni
2つの世界大戦から帰還した兵士から影響を受けて始まったもので、昔の軍事パレードの名残です。
Beniダンスでは、女性がミュージシャンの役割をし、音楽に合わせてドラムをたたいたり、笛を吹いたりします。

4. Ngoma
Ngoni族が争いの時に使用したダンスが起源ですが、現在では結婚式、葬儀などの諸々の状況で行われるダンスです。

感謝の言葉
子供たちも、とても大喜びし、とても印象深い日となりました。
この日のためにご支援を頂いたのは、日本の静岡県の私立学校である、静岡雙葉高等学校様でした。
この度は、本当にありがとうございました!

現地の子供たちにとって、スターの演奏を聞けることは、とても大きな刺激になり、教育的な意味を深い出来事となります。
静岡雙葉の方も、生徒様が実施された定期演奏会によって扱った寄付額を、今回ご提供して下さいました。
こうして、日本とマラウイが繋がれるきっかけを作れたことを、とても嬉しく思います!
音楽祭当日の様子は、こちらからもご覧ください。

Faith Mussaさんのプロフィール
・1985年、マラウイブランタイヤ生まれ。
・家族の影響で5歳から音楽に目覚め、マラウイで演奏を開始。
・10歳の時、自作したギターを使って、ラジオの真似をしながら演奏をし始めていた。
・Chirunga Awardsという音楽賞を、マラウイの有名大学Chancellor Collegeで科学を専攻中に取得。後に、同大学で、3回の Top Music Awardsを受賞する。
・2013年、”Desperate”で”National Award for Best Single of 2013″を受賞し、3回のNyasa Awardsの受賞など、国内も含めて数々の音楽に関係する賞を獲得している。
・国際NGOとの協働も盛んに実施しており、UNICEF, PLAN International, UNFPA, UNITED PURPOSE, OXFAMなどがそのパートナーとなっている。
・ World Vision Malawiの大使として、児童婚への反対運動に対しても貢献している。

こちらのリンクも、ご参照ください。
Faith MussaさんのYoutubeは、こちらをご覧ください。