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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
マラウイの希望の光
公開日:2020.11.13

マラウイでは、9月に入って学校が再開するなど、少しずつ現状を取り戻そうと、動いています。
私たちせいぼも、現地のスタッフとともに、家庭への食事の提供を続けながら、
現地の家庭、そしてそれぞれの子どもたちの成長を見守っています。

今回は、そんなマラウイの現状を、現地のレポートをもとに、お伝えしていければと思います。

Mkadawireさんと子供たち

Mkandawireさんは、5人の子供たちの父親です。
北部のムジンバのカブク小学校に、通う子供たちです。
彼は、メイズを育てていますが、1年中、家族の食事を賄うには、十分ではありません。
家族は、朝食なしで一日を過ごさなくてはいけない時もあります。
そこで、20kgのメイズをせいぼの支援を受け、大きな励みになったとのことです。
以下が、彼の言葉となっています。

「私の家族のために、支援をしてくれ、とても嬉しく感じています。
 子供たちの教育にも良い影響を与えています」

Theuさんと子供たち

Theuさんは、4人のカブク小学校の子供たちを持つお母さんです。
彼は、種を植える前の畑の掃除などの小さなパートの仕事で、生計を立てています。
家族の中では、食事だけではなく、衣服などに関しても、日々多くの心配事に悩んでいます。
そんな中で、せいぼの食事の支援を受けることで、大きな助けとなったとのことです。
以下のような言葉を、せいぼからの支援パックを受け取ってから、彼から頂いています。

「お腹を空かせている人々を助けてくれる、こうした活動は、今まで予想もしていない祝福でした。
どうか活動に、祝福があるように、願っています。とても感謝をしており、言葉では表せないほどです。」

Violetさんの家庭

Violetと、Maryさんは、姉妹です。
それぞれ4人の子供を抱えており、セントポール小学校に通っています。
二人のお母さんは、それぞれ小さな仕事を抱えており、木炭やトマトを売っています。
一方で、二人は、メアリーさんの旦那さんの収入も頼りにしています。
Violetさんの旦那さんは、南アフリカに仕事を探すため、出て行ってしまいました。

こうした生活環境の中、二人のお母さんは、せいぼの食事を得ることによって、
生活の負担が減っただけではなく、子供たちが勉強に集中ができるようになったとのことでした。
二人は、「せいぼが今後も十分な資金を基に、活動が続けられるように祈っています」と語ってくれました。

Chisiさんと子供たち

チシさんは、チャングルーベ小学校に通う一人の9歳の子供のお父さんです。
Chisiさんと奥さんの二人とも、安定した仕事には就けておらず、チシさんは農業を営んでいます。
彼は、せいぼの食事の支援が、子供を健康にしてくれ、学校に行くのには十分な体力をつけさせてくれると、
とても喜んでいました。

Lusaleさんと子供たち

Lusaleさんは、チャングルーベ小学校に一人の娘さんがいるお父さんです。
彼は、せいぼがくれる給食が、娘さんの力になることを確信しており、スタッフに心から感謝の言葉をくれました。

Kumwendaさんの家庭

Kumwendaさんは、ルスングとテンワのおばあちゃんで、保護者でもあります。
二人の両親は亡くなってしまい、彼女が二人を完全に支えています。
彼女は、トマトを売って二人の子供を支えていますが、せいぼが給食支援をしているおかげで、
二人が食事ができることに安心でき、学校に行くことができることを、嬉しく感じているそうです。
以下のような彼女の言葉をもらいました。

「せいぼのおかげで、孫が食事ができ、しかも栄養価の高いものを得ることができていることに感謝しています」

Elvinくんの家庭

Elvinは、1歳3か月です。彼は4人の兄弟がいますが、それぞれ両親に育てられています。
お母さんは、エルビンがせいぼからもらった給食を喜んで食べている姿を、とても嬉しく思っています。
彼が、母乳よりも、給食の方を好んでいるくらいだとのことでした。
学校での食事提供が難しい中、家庭訪問での食事提供を実施しているせいぼの働きに、感謝をしていました。

Givenくんの家庭

ギブンは、10か月の子供で、お母さんのリンダは、彼女の両親であるマガンガ夫妻と一緒に生活をしています。
7人家族で生活をしていますが、普段はマガンガさんの旦那さんがチキン、フルーツを売っており、
その収入で生活を営んでいます。
マガンガさんは、自分の家族だけではなく、近所に住んでいる親戚も同時に養わなくてはいけないため、
今回のせいぼの給食の提供が、とても励みになったとのことでした。
リンダさんは、以下のような言葉を語ってくれました。

「10代の母親としては、自分たちの力で子供に与えてあげられる量に限界があります。
しかし、こうした支援を頂けることで、子供が学校で食事ができることができ、
家庭でもこうした支援が受けられることが、とても嬉しいです」

Bonifaceくんの家庭

ボニファスくんのお母さんは、主婦ですが、壁の漆喰を塗ったり、レンガを焼いて売るなどの仕事をしています。
彼女の家庭では、運が良ければ一日、日本円で140円程度の収入がありますが、
収入がわずかな日は、お腹がすいた状態で、就寝しなくてはいけない日もあります。

今回、せいぼの支援があることによって、飢えに苦しむことはなく、自分も含め、子ども、友達たちも、
食事が摂ることができ、嬉しいとのことでした。そして、今後は適切な調理方法で、食事を提供できるように、
心がけていきたいとのことです。

もう一人のBonifaceくんのご家庭

ティコンダネCBCCに通うボニファスさんのお母さんは、一人で子供を育てており、
家族を支えるために、パートの仕事で生計を立てています。
せいぼの支援を受けた彼女は、子供が健やかに育ってくれることをとても喜んでおり、
学校に行く時は、必ず食事をしっかりと作りたいと、せいぼに感謝の言葉を伝えてくれました。

Gertrudeさんと子供たち

Gertrudeさんは、ヨハネとチャールズの二人の幼稚園生のお母さんです。
彼らは、チソモCBCCに通っています。
せいぼが食事を提供した際には、10kgが二人の子供へ、
そして5kgが同じCBCCに通っている姪っ子への渡されました。

「せいぼがパーラーを下さり、とても感謝しています。旦那は安定した仕事に就けておらず、
 パーラーの提供があることで、子供たちが健康的に生活ができます。
 収入が安定せず、収穫高が良くないときは、朝食も食べることができないことも多いため、
 今回のパーラーの提供が大きな支えになっています。」

Joyceさんの家庭

Joyceさんは、Tikondane CBCCに通う二人の子供のお母さんです。
彼女は、コロナウイルスの対応のガイドラインに従い、旦那さんとは離れて暮らし、
仕事のない彼女のお母さんと一緒に生活することで、彼女を助けています。
彼女は、感謝の言葉として、以下の言葉を下さっています。

「私はいつも子供たちが学校に行く前に、彼らのために料理をしています。
しかし今までは、朝食をどのように調達すべきか、分かりませんでした。
しかし、現在せいぼからのパーラーがあり、毎朝食事を作ることができます。」

Pinalaさんの家庭

Pinalaさんは、チソモCBCCに通うRobertとBrendaのお母さんです。
彼女は、パーラーをせいぼからもらうことができ、子供たちに栄養を与えられ、
とても嬉しく感じているそうです。
彼女はこれからも、マラウイのウイルス対策のガイドラインに沿って生活し、
安全に暮らしていきたいと語っていました。

以上のようなエピソードが生まれたのは、日本、イギリス、ブリガリアなどから、
大きな支援を頂いたおかげです。
こうしたご支援がなしには、私たちが成果を出していくことは難しく状態です。
これからも、活動を続けていく中で、皆さんの少しの支援でも、大きな力となります。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。