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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
2022年4月 北部ムジンバへの訪問
公開日:2022.05.24


マラウイの南部チロモニ地区という場所で、せいぼはベースを置いて仕事をしています。
一方で、小学校の提携先が北部にも多くあり、それらに定期的に訪問をしています。
今回の記事では、2022年4月25日~28日に訪問した北部の様子について、記載させて頂きます。

北部の課題

Development Fund:
‘development fund’と呼ばれる基金がありましたが、政府はこれを中断する決定を下しました。
こうした決断は、国全体に影響があり、具体的には2名の学生がその決断への反対蜂起で負傷をしています。
せいぼの関連学校でも、この方針の内容は影響しています。
一部の資金は、この基金から頂き、学校給食の提供のために使用をされていた関係があります。
ボランティアが地元で見つからない際は、有償の調理スタッフを、この基金のお金で雇っていました。
この結果、Kazengo, Mzimba LEA, Kaphuta, Davy, Kazomba, St. Paul小学校に、大きな影響を与えました。

代替のストーブの必要性:
せいぼのキッチンで使用をされている学校給食の調理用ストーブは、2016年から継続的に使用をされています。
2019年に点検があり、メンテナンスがありました。
その後、学生の数も増えたため、追加のストーブも導入されました。
例えば、Kazengo, Kaphuta小学校がその対象でした。

Kabukus小学校などでは一方で、2019年にメンテナンスをしたストーブに亀裂があり、給食が漏れてしまうことがありました。

経済状態の悪化:
学校からの中退者が増えているという報告を、小学校から受けています。
小学校を中退してしまった子供たちに対して、仕事を紹介することもあります。
その仕事としては、チャコ(木炭)の販売、家畜の世話、レンガ作成、タクシードライバーなどがあります。

寄付のお願い
今回の訪問で、以下のような要請がありました。

1. Kurya Ndiko Uko:
ムジンバにベースを置いているCBOで、 ‘Mbana Mbatonse’という幼児教育を実施している場所の教室に対して、屋根が必要とのことでした。
そして、同じ場所にある幼稚園にも、学校給食が必要とのことでした。
USDでおよそ8,500ドル程度の支援が必要になります。

2. ムジンバ地区病院:
栄養管理、リハビリを担当する部署は、せいぼからの最近の学校給食の寄付によって、朝食を賄っています。
一方で、1か月に200㎏程度の定期的な食糧支援も、求められています。

3. Kazomba小学校:
3年程度前、この学校では屋根が風で飛ばされ、破損してしまっています。
政府の支援もありましたら、十分に足りておらず、現状が回復していない状態です。
せいぼスタッフも、政府に働きかけ、もう一度点検に来てもらい、新たな支援を要請していますが、現状ではまだ政府の動きはありません。

4. St. Paul’s小学校:
モデルとなる学校として、せいぼの中でも長くパートナーシップを続けてきた学校となります。
ボランティアは、朝2時から朝食の準備をしています。
その働きのおかげで、全ての子供たちが朝7時30分には食事を摂ることができます。
彼らの提供する食事は、衛生的で記録も丁寧につけられています。

一方で、現在は新しい支援を受けるためのキャンペーンも開始しました。
新しい教室を建てる予定で、現在も多くの呼びかけを実施しています。

皆さんから頂く支援によって、こうした課題も克服し、北部の小学校がさらに進歩していけるように、進んでいければと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします!