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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
2021年2月:マラウイの現状 (南部版)
公開日:2021.02.03

2020年2月、せいぼは現地からレポートを頂き、現在の子供たち、
そして家庭の様子について、知ることができました。
現在、1月4日からの学校の閉鎖の状態が続いており、せいぼのスタッフは皆、
学校で保護者宛に食事を配ったり、家庭に訪問し、食事を提供したりなどで、対応をしています。

今回は、2月に入って現地から提供されたレポートをもとに、現地のストーリーをご紹介し、
皆さんの支援がどのように使用されているかについて、ご説明ができればと思います。

Mercyさんのストーリー

Mercyさんは、3人の子どものお母さんです。Shakiraは13歳で、Chilingani小学校に通っています。
Chisomoは、9歳でお兄さんと同じ小学校にいます。
4歳の末っ子のSaitiは、Mlambe CBCCに通っています。
お父さんを含め、5人家族になっていて、二人とも仕事をしています。
お母さんは薪を売っていて、お父さんはZiphakaと呼ばれる竹のフェンスを売っています。

一か月で、日本円にして約1,000円くらいの稼ぎとなっています。
しかし、それも安定をしているわけではありません。
仕事がうまくいかないときは、衣食住などの基本的なニーズも満たすことができません。

「せいぼの皆さんには、とても感謝しています。ほとんど一番下のSaitiには特に、
 食事を何も与えられないことが気がかりでした。シマも作ることができませんでした。
 しかし、現在給食のおかげで助かっています。また、学校給食支援も、再開して欲しいです。」

Rhodaさんのストーリー

Rhodaさんは、Selinaのお母さんです。
彼女は、他にもう一人Aubreyという9歳の息子さんがいて、4人で暮らしています。
彼は、chilingani小学校で勉強していて、Selinaは4歳で、Mlambe CBCCに通っています。

お父さんは、木炭を売って仕事にしています。一方で、お母さんは、農園の掃除や、
肥料を販売して、仕事をしています。
両親の収入が、およそ一日で400円程度になっていますが、同金額が一週間の収入の場合もあります。
また、収入は全て、食費など、基本的なものに使われてなくなってしまいます。
家の中では、朝食が提供されることはなく、それに慣れてしまっていました。
しかし、せいぼの支援もあり、Selinaにも朝食が与えられ、嬉しいと話していました。

MARTHAさんのストーリー
Marthaさんは、2人の子供のお母さんです。
Triphoniaは最初の生まれた子供で、10か月になる弟がいます。彼は、Phillipと言います。
Triphoniaは、Mlambe CBCCに通っています。
両親は畑を所有していますが、そこではメイズ、グロウナッツ、野菜などを育てています。
日本円で、950円程度を、一週間の稼ぎにしています。
しかし、収穫物は季節によって変動するために、安定した収入は得られていません。

「毎日、農園を食事なしで去る子どもを見ているのが、とてもつらかったです。
 特に、子供たちが食事なしで学校に行くところを見るのは、親としてとてもつらいです。
 そんな中で、支援があり、空腹なままで学校に通うことがないことは、大きな支えです。」

Ellinaさんのストーリー

Mapondoさんは、4人の子供たちのお母さんです。
Brendaは、10歳で、Chilomini小学校に通っています。
Hopeは、7歳で、Lumbria小学校に通っています。
Brightは、3歳で、マザーテレサチルドレンセンターにいます。
Mphatsoは、2歳で、Tilitonse CBCCに通っています。

家族はみんな、現在寝るところもしっかりとした場所がなく、困難を抱えています。
1つのベッドがある寝室と、居間があり、みんなが居間で遺書に寝ている状態です。

両親は、水を毎日運んでいて、工事現場での作業のために使用しています。
およそ日本円で1,200円程度の収入を、両親で得ている状態です。
その収入で、子供たちを学校に行かせていますが、3食を食べる余裕はないのが現状です。

GLADYSさんのストーリー

Gladysさんは、Chilingani CBCCに通っているPauloのお母さんです。
Bwanasompho村の村長が運営する地域に属して、生活しています。
数年前に、彼女は旦那さんとは離婚をしました。
旦那さんは、彼女が木炭を売る仕事を始めた際に、それに起こり、暴力を振るうようになったため、
二人は別れることにしたとのことでした。

一人の息子が既に21歳となり、彼女のお兄さん、お姉さんを支えてくれているとのことです。
チロモニで、彼は木炭を売っていて、結婚をしていますが、まだお母さんを支えてくれています。
毎週2袋の木炭を売りますが、大体1袋700円程度の売り上げになります。

せいぼから、リクニパーラーを受け取り、子供たちがそれを食べることで、うまく活用できていると、
お母さんは話していました。

RHODAさんのストーリー

彼女は、4歳のJudithのお母さんです。彼はChilingani CBCCに通っています。
6人の子供がおり、2人は家を離れ、同じ村に住んでいますが、4人の子供と住んでいます。
彼女は、地域の牧師さんと結婚し、庭を掃除する仕事もしています。
旦那さんは収入があまりありませんが、家庭用に1,300円程度の資産をくれています。
お金は純分ではありませんが、少しでも定期的な収入があることが、助けになっています。

現在、せいぼの給食支援によって、息子に食事を出すことができ、助かっているとのことです。
今後も、せいぼの活動を応援していると、エールを送ってくれています。

MERVISさんのストーリー

MERVISさんは、3歳のBridgetのお母さんで、2017年に産まれです。
bridgetは、Chilingani CBCCに通っており、Bwanasompho村に所属しています。

Mervisさんは、旦那さんとは離婚し、両親のところに戻って、現在は生活しています。
兄弟も育てていて、両親のもので、ひとり親として子供を育てており、
さらに兄弟たちも育てていることから、現金収入を得るために、よく仕事を探しています。
お父さんは畑を持っており、トマト、玉ねぎなどの野菜を育てています。
それらを収穫し、売ることで、少しでも家計を支えています。

せいぼからの給食があり、朝食をしっかり子供に与えることができていて、
とても嬉しいとのことでした。
パーラーを受け取ることができることは、とても生活の助けになっています。

2021年2月のマラウイ
私たちは、まだウイルスの中で、多くの困難を抱えています。
しかし、皆さんのご支援のおかげで、こうして多くの家族の生活を、
少しでも改善し、給食支援の力をうまく利用ができています。

これからも、皆さんのお力添えが必要です。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
ご支援は、こちらから!