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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
CBCCの保育士のトレーニング
公開日:2021.11.10


2021年6月、保育士のトレーニングについて、最初のレポートを出させて頂きました。
当時のレポートはこちらになります。
こちらの中の内容に加えて、今回はさらに18人の保育士のトレーニングが2021年8月3日行われたため、その内容について載せさせて頂ければと思います。


せいぼでは、5年間の間、現地の保育士のトレーニングを実施してきました。
その中で、保育士の質が子供たちの教育、給食の提供など、包括的に大きな影響を持っていることが分かりました。
保育園が再開したばかりの際は、人員の問題で資格も経験もない保育士によって、その運営は実施されていました。
以下の養成課程は、9つのCBCC(地域の子供センター)に対して、7人のせいぼスタッフが実施したものとなります。

9つのCBCCのうち、2つのCBCCは定期的にせいぼのパートナーであるMother Teresa Children Centerの実施するトレーニングには参加ができませんでした。
また、残りの7つのCBCCも、アクセスの問題でいつもはトレーニングに参加ができないため、今回のようにまとめてもう一度、こうしたCBCCを対象にして、トレーニングを実施する必要性が出ました。

今回の対象は、18人の保育士でした。
日数は約3日~5日間で、午前10時~午後3時までの実施となりました。
報酬としては、1,500マラウイクワッチャのお金を提供し、ランチ代としていました。

コースの概要
幼児教育の歴史の概要
「初等幼児の成長」(early child development)という単語について知り、CBCCでの学びの重要性を深めてもらうための授業となります。

幼児教育の内容
このレッスンでは、子供たちの肉体的、社会的、精神的、認知的能力をどのように育成するかについて学びます。
そして、道徳、精神的な側面も視野に入れます。

子供の成長の段階について

TALULAR:日常のものを使用した遊び
身近で手に入るようなものを使用して、有意義で効果的な学びを子供たちに与えるのは、どのような方法があるかについて、学びます。
もちろん、お金がかからない形で、レッスンを組み立てる方法について、学んでいきます。

創造性と子供の発達

両親との接し方:子供の成長のためのパートナーとしての付き合い方

両親との関係構築方法
子どもの成長に関わる決断の際に、両親と相談していくことについて。

1日の保育園のでの効果的な過ごし方
子供たちに遊びのための簡単な導入をするやり方を扱います。
歌、リズムを学ぶ方法や、朝の重要なルーティーンについて、知ることになります。

どうやって学びを楽しくするか

子供たちの指導の仕方
子供たちを叱るのではなく、どのように積極的に注意をし、修正を促して成長してもらえるかについて、学んでいきます。

Displays
To help caregivers understand importance of using charts as visual aids for children

子供たちの情報の記録
医療の管理簿のように、子供たちの成長などに関する記録を取ることに重要性について、扱います。

計画性
レッスンを計画的に進めることの重要性と実施方法について学びます。

危機管理について
日々の危機管理、子供たちの安全を守る方法を学びます。

子供保護について
日常の子供特有の保護に規定、方法について学びます。

費用の概要
全体で、1,938,700マラウイクワッチャ(約277,366円)のお金がかかります。
41日間、最大でトレーニングは実施されるのですが、その後実際には1,467,930マラウイクワッチャが使用されていました。
従って、残りは教材などに充てて、使用することになりました。
1,043,00マラウイクワッチャを、ランチ代として負担しました。
内訳としては、1日のランチ代が約5,000マラウイクワッチャ程度で、1名のスタッフの費用も掛かっています。

4,600マラウイクワッチャがスタッフの輸送代金としてかかり、(1日につき約4,600マラウイクワッチャ)TALUPARという上記でご説明した学習カリキュラムの実施に、40,000マラウイクワッチャがかかっています。
現在、470,770.00マラウイクワッチャが残っている状態です。