
マラウイの子どもたちに毎日の給食を届けるためには、食材を届けるだけでなく、「どの地域に支援が届いているのか」「どこにまだ支援の空白があるのか」を正確に把握することが大切です。
近年、WFP(国連世界食糧計画)などの国際機関も、マラウイ国内の学校給食の対象地域や支援の格差を可視化するダッシュボードを公開しています。こうした外部データと、せいぼじゃぱんが現地で蓄積している学校・幼稚園・CBCCの支援データを照らし合わせることで、私たちは支援の現在地と、今後さらに取り組むべき課題をより明確に見ることができます。
せいぼじゃぱんは、マラウイの南部の幼稚園・CBCC(地域主導の子どもセンター)と、北部の小学校を中心に給食支援を行っています。2026年には、支援地域をより分かりやすく伝えるために、給食支援エリアマップを公開しました。
せいぼの給食支援をデータで見る
せいぼの給食支援は、現地スタッフ、学校関係者、地域ボランティアとの協力によって成り立っています。現在の支援規模は以下の通りです。
・全体の支援箇所数:55校・施設
・北部ムジンバ県:主に小学校12校
・南部ブランタイヤ県:幼稚園28校、CBCC17箇所
・対象児童数:日々約20,000人
・2025年に届けた給食数:3,358,613食
政府統計だけでは見えにくい、CBCCと幼稚園の現実
マラウイでは、学校給食や幼児教育に関する政策が進められています。一方で、特にCBCCや幼稚園については、地域ごとの運営状況や実際の子どもの人数、必要な給食量、設備状況などを正確に把握することが難しい場合があります。
政府統計や国際機関のデータは、国全体の傾向や地域ごとの格差を理解するうえで重要です。しかし、現場レベルでは、登録されている施設数と実際に機能している施設数が異なっていたり、子どもの人数が十分に更新されていなかったり、給食に必要なコストが具体的に見えにくかったりすることがあります。
そのため、せいぼが現地で集めているデータには大きな価値があります。どのCBCCに何人の子どもが通っているのか、どれだけの給食が必要なのか、どのような運営コストがかかっているのかを把握することで、より正確で、透明性の高い支援を届けることができます。
せいぼのデータが示すもの
・どの地域に給食支援が届いているか
・どの小学校、幼稚園、CBCCが支援を受けているか
・子どもたちに必要な給食数
・食材、調理、配送、衛生用品などの運営コスト
・今後、どの地域に追加支援が必要か
WFPのダッシュボードと、せいぼの現地データ
WFPの学校給食ダッシュボードでは、マラウイ国内の学校給食の対象地域や、支援が届きにくい地域を確認することができます。このような国全体のデータは、支援の大きな方向性を考えるうえで非常に重要です。
一方で、せいぼの強みは、現地の学校・幼稚園・CBCCと直接つながり、日々の給食運営に関する具体的な情報を集めていることです。国全体のデータでは見えにくい、地域ごとの細かい課題を把握できることは、せいぼの大きな価値です。
例えば、ある地域に給食支援が必要だと分かっていても、実際にどの施設から始めるべきか、どれだけの食材が必要か、調理環境や水の確保にどのような課題があるかは、現場データがなければ判断できません。
せいぼは、こうした現場の情報を整理し、支援者の皆さまに分かりやすく伝えることで、寄付がどこに届き、どのように子どもたちの毎日を支えているのかを見える形にしていきます。
寄付を「見える支援」に変える
給食支援は、単に食事を届ける活動ではありません。一杯の給食は、子どもたちが学校に来るきっかけとなり、授業に集中する力を支え、地域全体で子どもを見守る仕組みを強くします。
せいぼでは、15円で給食1食、3,000円で子ども1人分の年間給食を支えることができます。継続的なご支援が集まることで、給食支援は一時的なものではなく、子どもたちの日常を支える安定した仕組みになります。
給食1食分
子ども1人の年間給食
支援校・施設
日々給食を受け取る子どもたち
日本からの支援を、必要な地域へ直接届ける
日本から寄せられるご支援は、マラウイの子どもたちの毎日の給食、食材、調理器具、衛生用品、配送、現地確認など、給食支援を続けるために必要な活動を支えています。
せいぼが大切にしているのは、寄付を「見える支援」に変えることです。データを通して、どの地域に支援が届き、どのような形で使われ、どれだけの子どもたちを支えているのかを伝えることで、支援者の皆さまに安心して継続的に関わっていただける仕組みを作っています。
会員として、せいぼの未来づくりに参加する
せいぼの会員になることは、継続的に給食支援を支えるだけではありません。会員の皆さまは、年次総会(AGM)などを通じて、せいぼの活動方針や今後の情報発信、データの見せ方について一緒に考えることができます。
今後、せいぼは給食数や支援地域だけでなく、CBCCごとの課題、運営コスト、地域の声、子どもたちの変化をより分かりやすく発信していきたいと考えています。
会員として参加していただくことで、「どのようなデータが分かりやすいか」「どのような報告が信頼につながるか」「どの地域を優先的に支援すべきか」といった視点を、せいぼの活動に反映していくことができます。
参考リンク
・WFP Malawi School Feeding & Inequality Dashboard:こちら
・せいぼ給食支援エリアマップ 2026:こちら
・せいぼの会員・寄付ページ:こちら
これからもせいぼは、現地の声とデータを大切にしながら、マラウイの子どもたちに確かな給食支援を届けていきます。


