NPO法人せいぼは、2025年9月7日、「とびたて留学JAPAN」に参加している学生や、将来の起業に関心を持つ学生を対象に、ソーシャルビジネス創出のための授業・ワークショップを実施しました。
今回の授業では、当法人のマラウイでの給食支援や寄付型コーヒー事業を事例に、次世代の担い手が「社会課題を自分ごととして考える力」を育むことを目指しました。
授業のポイント
授業では、ソーシャルビジネスを実際に立ち上げる流れを体験できるよう、以下のステップをワーク形式で進めました。
・批判的思考と課題設定(自分のアイデアを疑い、弱点を探す)
・付加価値の発見(基本機能に加え、社会に与える+αを考える)
・協業と仕組みづくり(企業や学校、地域と連携する仕組みを設計)
・USP(独自価値)の発見(自分ならではのストーリーを強みに変える)
・シーズ×ニーズ思考(強みと課題を掛け合わせ、複数の事業案を展開)
・法人格の仮決定とソフトラウンチ(NPO法人・一般社団法人・株式会社から選び、試験的に事業を始める準備)
学生たちは、与えられた問いに真剣に取り組みながら、仲間と意見を交わし、自分なりの事業モデルを描こうとしていました。
授業後にすぐに、自分の学校での活動に繋げるために、質問をくれたり、その場で実行への起こし方を聞いていてくれたりなど、とても反応の良いものとなりました。
今後の展望
今回のワークショップを通じて、学生たちは自分の興味や強みを社会課題と結びつけ、事業として具体化するプロセスを体験しました。
NPO法人せいぼは、今後も「教育」と「社会課題解決」を結びつける取り組みを広げ、とびたて留学JAPANの学生をはじめ、志ある若者たちとともに新しいソーシャルビジネスを共創してまいります。