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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
『風を捕まえた少年』を読んで
公開日:2022.09.23


静岡県の私立学校である静岡サレジオ様は、サーバントリーダーという活動の中で、せいぼと協働をして頂いております。
その中では、生徒様が自分でできるボランティア活動を見つけ、外部の人々や学校の先生のサポートを受けながら、それを実行していく生徒様が多くいます。

静岡サレジオのサーバントリーダーでは、マラウイの支援プロジェクトも計画されています。
今回は、その中の一人の学生のストーリーをご紹介します。
せいぼのスタッフのオンラインの講演を聞いた後、静岡サレジオ高等学校1年生の青島愛実さんは、アフリカの小さな国、マラウイに関心を持ち、映画『風を捕まえた少年』を見てくれたそうです。
彼女は、その内容をボランティアでまとめ、皆にその内容、自分の感じたことを伝えたいという思いから、以下の要約、感想を書いてきれました。

※せいぼでも過去、内容を紹介しているので、さらに詳細はこちらからもご覧ください。

要約
電気のこないマラウィの小さな村に、ウィリアムという少年が住んでいた。その村では、雨がなかなか降らず、村の人たちは貧しい暮らしをしていた。ウィリアムは学校に行けなくなると、図書館へ通うようになり、「風車」について知るようになる。もともとものづくりが好きだったウィリアムは、貧しい家族のために、ごみ捨て場から材料を集め、位置から風車を作った。この風車のおかげで、村の人たちは電気や、地下水を得ることができ、天候に左右されない暮らしができるようになった。

感想
「私は、電気も水も食べ物にも困らない生活をしていて、学校にも通うことができている。勉強が嫌になることもあるが、世界中を見たら、勉強がしたくても学校に行けない、という子どもたちがいることをこの本を通して再認識させられた。ウィリアムは自分の得意なことを活かして、興味のあることを通して、たとえそれがおかしいと周りに噂されても、村に貢献しようとしていた。その光景を見て、何事も、諦めなければ何かを得ることができると思った。

便利な暮らしをすることができている私は、ついその環境に甘えて行動に移すことができないでいることがあった。勉強したくてもできない、というように、意欲があるのに周りの環境のせいでできない、という子供はいくらいるだろう、ということを考えさせられた。生まれた場所がたまたまそこだっただけで、誰もなりたくてそのような生活をしているのではないのだ。世界中で協力しあって、このような意欲を無駄にしないためにも、まずは少しでも貧しい人たちについて、貧しい国について理解を深めていきたい。」

マラウイで撮影をされた、とても珍しい映画で、日本の学生に対しても、刺激になるいい映画です。
こうして、マラウイのストーリーを通して感銘を受け、広めてくれる学生と出会うことができ、私たちせいぼもとても嬉しいです。
これからも、静岡サレジオ学院の活動を、私たちも応援し、紹介していく予定です。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!