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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
山間部のCBCCの様子:更新情報
公開日:2021.04.21

以前に記事にて、皆さんに南部のCBCCの現状をお伝えしました。
教室の不足、教材の不十分さ、動機付けが十分でないボランティアの人々、
そして学校給食の提供の困難さなど、多くの点が挙げられました。

39校のCBCCのパートナーのうち、9つのCBCCが、特に支援を必要としています。
既に、いくつかのCBCCで、現状の建物をなんとか今ある支援で保持し、
活用している場所について見てきましたが、現状でも十分安全で、整った施設で、
早期幼児教育を施せてはいません。
また、教師たちのトレーニングも間に合っていないのが現状です。

以上のような状態を受け、本記事も引き続き、CBCCの状態の紹介を続けていきます。

コロナウイルス下の課題
コロナウイルス下で、多くの新たな課題が出現してきています。
例えば、保育園にいくと、強制的にワクチンを処方されてしまうといった、
誤った噂も流れています。その結果、多くの家族が保育園に子供たちを送るのをためらい、
その結果子供たちが家にいなくてはいけないという状態になっています。

多くの子供たちが、約1年の間学校に行っていないため、学校に戻る必要性は十分にあります。
しかし、その学校のスタッフも、給料が減っていたり、仕事時間が少なくなっていたりして、
働くモチベーションをそがれ、学校運営も大変な状態です。
全ての子どもたちの学年が、以上のような先生の状態によって、影響を受けています。

上記の問題を、すぐに解決することは困難ですが、学校給食によって、
子ども達が学校に通う動機付け、さらに通学する子供たちへの指導の必要性が、
先生への動機づけになっていくことが、理想の状態となっています。
皆さまにも、、こうした困難を乗り越えていくストーリーを是非紹介させて頂き、
今後に繋げていければと考えています。

Mlambe CBCC

Mlambe CBCCは、Chamba村にあるCBCCで、せいぼとは、2017年からパートナーです。
学校には2つの小さな部屋があり、鉄のシートで構成されていますが、それがはがれてしまい、
現在もその状態が続いています。
実際には、1つの教室しか使われておらず、1年間、状態の悪化が続いています。
多くのCBCCと同様で、子供たちに教育プログラムの最初からもう一度教えていています。

一つの問題が、このCBCCでは生じています。
学校給食は無料で配布していますが、CBCCに登録している子供たち用に配布しています。
しかし、学校給食だけを得て、登録をしていない家庭も存在してしまっていることが、
問題点として挙げられています。
先生と保護者の間で、齟齬が生じてしまっており、解決が必要な状態です。

Meet the Makapwa CBCC

Chimembeという場所にあるMakapwa CBCCは、せいぼの最も地理的に離れた場所にある、
CBCCのパートナーになっています。
2016年8月から、パートナーとして協働しています。
今まで2人の保育士がいましたが、現在は1人となっています。
前回の投稿で、こちらのCBCCが、草で作った屋根でできている教室を作ったとお話しました。
雨が降ってしまうと、この教室は崩壊してしまうため、現在でも問題を抱えています。
Mk2,000(約300円)を支払うように、登録している保護者に呼びかけ、
それを使用してCBCCを保っていこうと考えていますが、支払いはうまくいっていません。
ボランティアのサポートも、その支払いから実施する予定になっています。

1人しか保育士がいない中では、十分な子供たち、ボランティアのサポートができず、
保育園を営業室付けるのも、困難です。
また、保育園で給食を提供していた状態から、家庭に食事を届ける形態に変化したこともあり、
家庭に食事の配分の実施を完全にお願いした形になります。
しかし、子供たちが保育園に空腹の状態で訪れることも多く、
先生たちはそんな子供たちに、勉強を教えることは、とても困難な状態になっています。

Mwayi CBCC

Mwayi CBCCは、Sigeregeに属していて、最近はMK250,000(約35,000円)の支援を、
地元の政治家から受けています。
教室の一部は、完成をしていますが、屋根のための木材を仕入れることができる前に、
資金の支援は止まってしまいました。
従って、現在は仮に作ったCBCCの建物を設置し、保育士の一部のスタッフが働ける状態にして、
運営をしています。

Tikondane CBCC

Tikondane CBCCは、Chigawajaという場所にあり、2016年5月からせいぼのパートナーです。
彼らは、2021年5月8日に運営を再開しましたが、その後は保護者が子供たちを戻すのをためらいました。
先生たちによって、ウイルスの蔓延が促進されるかもしれないという恐れから、
保護者は子供を自宅にかくまってしまったのです。
建物の状態も、風によって半壊をしている状態で、教会の敷地を借りて、運営しています。
しかし、それでも状態は悪く、保護者が子供たちを本格的に戻してくれるのには、
まだ時間がかかっているといった状態です。

Tiyamike CBCC

Tiyamike CBCCは、Zambiaという共同体にあり、2016年5月から、せいぼのパートナーです。
1人のボランティアの先生がいるのみで、名前がChirwaさんと言います。
彼女は、チロモニクリニックで健康チェックのアシスタントとして働いていています。
Solodenさんという経営をしている人のサポートを、先生ではないながらも、
彼女は実施しています。Solodenさんは、靴を作る仕事を普段しており、
たまにしか子供たちの面倒を見ることができないため、Chirwaさんの協力のもと、
子ども達の面倒を見ています。Mdangalawaさんという女性が、食事を作ってくれていて、
子ども達は彼女によって、食事の世話をしてもらっています。