
NPO法人せいぼ(Seibo)のマラウイでの活動が、2026年、大きな転換点を迎えました。これまで積み上げてきた支援の形がさらに進化し、ついに自分たちの手で生産した給食を子どもたちに届けることができたのです。
今回は、その中心となる新施設「Seibo Mills(せいぼミル)」についてご紹介します。
写真などは、2025年に実際に工事中だったMillの工場を見学してくれた学生スタッフから提供頂き、掲載しています。
1. 「自給自足」への挑戦:なぜ自社工場が必要だったのか
これまで、せいぼはマラウイ国内の企業から学校給食の素となる「リクニ・パーラ(栄養強化粉)」を購入していました。
リクニ・パーラー(Likuni Phala)は、トウモロコシを砕いてお湯で柔らかくしたお粥に近いもので、現地の栄養食です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
それを日本や英国の支援企業の寄付を募り、現地スタッフが提携先の幼稚園や小学校へ届けるという仕組みです。
しかし、支援をより持続可能にし、より多くの子どもたちに安定して食事を届けるため、せいぼは大きな決断をしました。それが、「給食の素となるトウモロコシの自給自足」です。
2025年後半、地元の農家と直接契約を交わして在庫を確保する仕組みを作り、同時に、それらを加工してリクニ・パーラへと仕上げるための自社工場「Seibo Mills」の建設を開始しました。

2. 2026年2月、記念すべき「最初の給食」を配布

建設開始から数ヶ月。
広大な敷地に完成した白い壁の近代的な工場から、ついに「Seibo」のロゴが入ったオリジナルの給食袋が出荷されました。
2026年2月、この工場で生産された最初のリクニ・パーラが、支援先の幼稚園へと届けられました。自分たちで農家と協力し、自分たちの工場で加工した「真心込めた給食」が、子どもたちの笑顔へとつながった瞬間です。
3. Seibo Millsがもたらす「これから」の価値

この工場の稼働には、単に「給食を作る」以上の大きな意味があります。
①持続可能性の向上:
外部企業からの購入に頼らず、自分たちで生産・管理することで、コストを抑え、より長期的に安定した支援が可能になります。
②地域経済への貢献:
地元農家と直接契約を結ぶことで、マラウイの人々の自立と雇用を支えます。
4. 私たちの誇り、リクニ・パーラ
新しくデザインされた「Seibo Mills」のパッケージには、トウモロコシ、大豆、そして砂糖を配合した栄養満点の粉が詰まっています。
この一袋一袋が、マラウイの未来を担う子どもたちの成長の源となります。
「Seibo Mills」の稼働は、せいぼにとって「Feeding the Future(未来を育む)」というスローガンを、より強固なものにする歴史的な一歩となりました。
自分たちで作り、自分たちで届ける。この新しいサイクルを支えてくださっているのは、日本、そして世界中のサポーターの皆様です。
これからもマラウイの子どもたちが、栄養たっぷりのお粥を食べて元気に学べるよう、せいぼは歩みを止めることなく進んでいきます。
新しくなったせいぼの活動を、これからも温かく見守ってください!


