ページトップへ戻る

せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
マザーテレサチルドレンセンターのコミュニティサポート
公開日:2026.06.15



私たちせいぼは、日々現地とのつながりを大切にしながら、子どもたちの未来を育む支援を続けています。
今回は、私たちが目指す「包括的な地域支援プログラム」の構造や具体的な取り組み、そしてこれからの連携戦略についてご紹介します。
こちらについては、私たちのマラウイでの活動パートナーであるMother Theresa Children Centre (MTCC)の活動となります。
MTCCの皆さんがいるからこそ、せいぼは効果的に貧しい子どもたちや家庭の支援をすることができ、学校給食も効率よく継続をすることができています。

せいぼの普段の活動の背景、パートナーの働きを、是非ご覧ください。

MTCC : 支援のベースとなる「4つの柱」

この包括支援プログラムは、以下の4つの柱を軸に組み立てられています。

-積極的な社会貢献(Making a positive contribution)
-健康と安全(Health and safety)
-楽しみと達成(Enjoyment and achievement)
-経済的ウェルビーイング(Economic wellbeing)

MTCCが大切にする「ホリスティック(包括的)アプローチ」

子どもを支えるということは、子ども一人だけを見るということではありません。
私たちは、きょうだいや若者、そして親や保護者も含めた「世帯全体」を巻き込んだ包括的なサポートを行っています。
家族みんなが笑顔で健康であってこそ、子どもたちは安心して学び、成長できるからです。

人々の最も貧しい人々へのアプローチ

支援対象となる「若者」の定義についても、MTCCはその範囲を定義し、支援を拡大しています。
政府の定義に基づき、私たちは10歳〜35歳までを広く「若者層」と捉えています。
この中には18歳未満の若い母親や、35歳までの若い親たちも含まれます。

私たちは、コミュニティの中で最も脆弱な立場にある家庭を最優先で支援しますが、それだけにとどまりません。
地域全体の「レジリエンス(困難を乗り越える力)」を高めるため、時には少し状況の落ち着いている世帯も巻き込みながら、コミュニティ全体で支え合う絆を育んでいます。

一人ひとりに寄り添う、評価と支援のプロセス

支援を本当に必要としている人へ届けるため、私たちは丁寧なプロセスを重視しています。

家庭訪問による直接評価:
地域からの紹介や相談窓口に寄せられた情報をもとに、標準化されたツールを使って初期評価を行います。
その後、スタッフが直接ご自宅を訪問し、何に困っているのか、どのようなニーズがあるのかをじっくり聞き取ります。

タイムリーな支援割り当て:
支援の決定(ケース割り当て)は、固定されたスケジュールではなく、新しい課題が見つかるたびに随時ミーティングを開いて決定します。

チームの連携:
家庭訪問には複数のスタッフが協力して取り組み、調査結果をリアルタイムで共有することで、見落としのない網羅的なサポートを実現しています。

多角的なプログラムとアクティビティ
子どもたちとコミュニティの可能性を広げるため、現場では以下のような幅広いサービスを提供しています。

1. 教育・スポーツ・成人向け支援

基礎教育の充実: 小学校・中学校の学習をサポートするため、地理、数学、英語、美術、社会などの教科指導を行っています。

スポーツを通じた成長:
卓球、バドミントン、クリケット、サッカーなどのプログラムを実施。
地元のスポーツ協会とも連携しており、地区大会に出場したり、中には国レベルの選手へと成長する子どもたちも現れています!

インクルーシブ教育:
経済的な理由で通常の学校に通えない子どものために、無料で親子が一緒に遊べる「ステイ&プレイ」のセッションを用意しています。

大人向けの学びの場:
地域の課題を話し合う成人向けクラブや、大人のための識字クラスも運営しています。

2. 保健・アウトリーチ(訪問医療・衛生)
地域巡回クリニック: 5歳未満の子どもたちを対象に、週に1回、地域を回るクリニックを開催しています。
この活動の中で、普段は見えにくい子どもの健康問題や保護上のリスク(虐待など)を早期に発見・対処しています。

保健教育とケースマネジメント:
衛生面や病気予防のアドバイスを行うほか、皮膚疾患などの個別ケアも実施しています。

3. 特別なニーズを持つ子どもたちへのケア
障害や心身の課題を抱える子どもたちのために、理学療法セッションや保護者向けのトレーニングを行っています。毎週金曜日は、こうした特別なニーズを持つ子どもたちへ向けた専門的な支援を集中的に行う日となっています。

パートナーシップ:みんなで協力して生み出す大きなインパクト
せいぼの活動をはじめ、現地でのサービスの多くは、皆さまからの温かいご寄付やJ Lifeなどの慈善団体の支え( humanitarian aid )によって成り立っています。

教育セクターとの強い絆:
地元の公立・私立学校や教育省と深く連携し、カリキュラムの提供や、支援が必要な子どもたちへの制服・靴の配布を行っています。

地域社会との一体化:
CBCC(地域主導型保育センター)や地元のNA学校と定期的に情報交換を行い、CBCCで起きた課題を一緒に解決する仕組みを作っています。

緊急時の迅速な対応:
サイクロンなどの自然災害や、予期せぬ感染症の発生といった緊急事態には、外部の専門組織とタッグを組み、一刻も早い人道支援を届けます。

ロジスティクスとビジネスの支援

様々な地域への支援提供:
訪問支援には専用の車両(中にはマザー・テレサのロゴが入った車両も!)を使用し、道路状況が悪いアクセス困難な地域にも支援を届けています。

自立を支えるビジネスモデル:
コミュニティの自立とスタッフの安定した雇用を守るため、「養蜂プロジェクト(はちみつ作り)」のような持続可能なビジネスモデルを取り入れ、その収益を地域プログラムに還元する取り組みを進めています。

まとめ:これからも、コミュニティと共に
今回のミーティングを通じて、私たちの活動が「ただ物資を届ける支援」ではなく、教育、保健、家族支援、そして地域のビジネスまでを繋ぐ「地域中心の循環型の支援」であることを再確認しました。
チームのメンバーそれぞれが自分の役割に誇りを持ち、学校や地域、そして何より受益者である皆さんと「心でつながること」を大切にしています。
世界がどんな危機(災害や感染症)に直面しても、強固なパートナーシップと持続可能な仕組みがあれば、私たちは立ち上がることができます。
これからも、子どもたちとその家族が自分たちの力で未来を切り拓いていけるよう、せいぼはMTCCとともに、活動を続けていきます。