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せいぼじゃぱんからのお知らせ
せいぼじゃぱんからのお知らせ
Bana Mbatose Nurseryのご紹介
公開日:2021.11.03


4年前、Bana Mbatose保育園が開園し、4人の子供たちを受け入れました。
今日においては、92人の子供たちが登録されていて、72人が定期的に通うことができています。
教室も人数が増えるにしたがって開設されています。
現在は3つの教室がありますが、椅子が少ないため、数人の子供たちがマットに座っています。

‘Bana Mbatose’保育園の一日
7時に子供たちが保育園にやってきます。
そして、8時30分には子供たちが朝食を食べます。学校給食の時間です。
お昼休みは11時30分に取ることになっています。
毎週火曜日と金曜日は、パンとお茶を子供たちが摂ることができます。
コストの関係で、1週間に2回だけですが、子供たちはお昼にこうした食事ができます。

両親たちの協力
食事を作るのに、両親が助けてくれています。
メイズ、砂糖、薪の提供を、月曜日、水曜日、そして木曜日に実施してくれています。
そして、木曜日と金曜日には、保育園のスタッフによって、食事が提供されています。
もしくは、CBO(Community Based Organization)と言って、保育園を管理している組織の担当者が、食事を作ることもあります。

保育士へのインセンティブ!
最初は、保育園には1名の保育士しかいませんでした。
しかし、現在は子供たちも増え、4人の保育士が勤めています。
1人の保育士は障害があり、もう3人の方は一人で子供を育てているシングルマザーです。
保育園を含む、このCBOの立役者であるレクサ・ハリソンさんは、20,000クワッチャの給料を、彼らのために自分の年金から提供しています。

子供たちの姿
最も年下の子どもは、わずか15か月になっています。
ある子供は、保育園に通うのに4kmも歩かなくてはいけません。
以前は、既に卒園した子供たちに頼んで、幼い子供に同伴してもらい、昼食だけでも摂れるようにしていました。
現在は、人数が増えすぎてしまったため、こうした形の提供は一旦ストップしています。

保育園はどのように成り立っているか
保護者の方々の協力に加え、Bana Mbatose保育園は、CBO(共同体主体の組織)によって地区単位で運営されているため、多くの人々の支援を受けることができます。したがって、地元の人々の人的支えに加え、金銭的なサポートも受けることができています。

Bana Mbatose保育園を支える団体の皆様
CBOは、保育園の子供たちがちょっとした栄養が摂れるために、豚や鳥などの家畜を準備しています。
そして、野菜を自分たちで育てています。
場合によって、保育園に共感した支援者が、サポートをしてくれることがあります。
以下のような団体が挙げられます。

・せいぼは、パーラー(トウモロコシで作られた粉)を提供しました。
・キリスト教の共同体が、砂糖、ミルクなどを提供してくれました。
・Harvey MunthaliさんがWord Alive Churchからとして、メイズを20袋提供してくれました。

‘Bana Mbatose’を支援、運営する団体の詳細
Kurya Ndiko UkoというCBOは、今回ご紹介している保育園と同様で、レクサ・ハリソンさんによって運営されているCBOです。
このCBOによっても、今回のBana Mbatoseは、サポートされています。
Kurya Ndiko Ukoは、2005年から始まり、2015年から正式に認可を受けた女性の共同体です。
木を植えて販売をするなど、地元の働きとして自立しています。
このCBOは、2名のJICAのボランティアを通して、日本からも支援を受取り、そしてさらに在マラウイアメリカ大使館からも、支援を受けています。
その後も、アメリカ大使館、National Aids Commission、プランインターナショナル、ユネスコ、TEVETなどからの支援を受けており、色々な団体によって認めらえている女性共同体です。

Kurya Ndiko Ukuはどのように始まったか
彼らは、10%の利益がCBOの運営に回されるシステムで成り立っているレストランを、自分たちで始めました。
その後、豚牧場を始め、保育園や他の活動を保持することができました。
その豚は、もともとはKurya Ndiko Ukoのトレーニングを受けた女性共同体から、感謝の気持ちとして受け取ったもので、そこからこうした事業まで大きくなりました。
現在では、Kurya Ndiko Uko自身が、17の村の豚牧場にて、女性たちの職業トレーニングを提供しています。

CBOの土地は、レクサさんとその兄弟が提供したもので、その後CBOの名前に土地の管理社名も変えました。
また、車も所有していて、レクサさんのイギリスの知り合いから提供されたものです。
運転するときはドライバーを雇い、その人に食事の手配などをしなくてはいけませんが、自分たちでその車を使用することもできます。
さらに現在は、訪問者のために宿も貸すことができます。
そして、現在進行中のビジネスは、蜂の巣を使ったもので、収益性については、今後の観察が必要です。

Kurya Ndiko Ukuの主な活動は何か
三つのグループがあります。
– The HIV Support Group
– Child Protection Group
– Children’s Corner (現在は、支援が追い付かず閉鎖となっています。)

Kurya Ndiko UkuはどのようにCBOとして成り立っているか

Kurya Ndiko Ukuは、規則に基づいたメンバーシップ性(会員制)の組織です。
メンバーが朝仕事に送れて来たり、会議に送れたり、不適切な服装をしていたりすると、罰金があります。
一方で、組織内の独自の支援制度もあります。
例えば、6,000クワッチャが家族の葬儀の際には提供されます。
メンバー内では、シフト制で仕事を実施しています。
大抵は、2名の女性が2日間働き、その日分の食事としてメイズが提供されています。
最近は、日曜日にクリニックを開くようになり、村の人々のために医療のサービスを提供しています。
医療関係者には、交通費、それに関連する費用を負担しています。

どんなプロジェクトにCBOは関わっているか
Kurya Ndiko Ukuは、現在新しい保育園を、貯金を使って建てています。
トイレの部分の建築は既に終了していますが、水を引いてくるためには、さらに300,000クワッチャの資金が必要となり、これから大きなプロジェクトとなります。
今後、概要の保育園は3つの教室ができる予定です。
さらに会議室が1つ、図書館も建設予定で、15,00万クワッチャ(USD18,000)のコストがかかります。

私たちができること
2018年1月に、私たちはKurya Ndiko Ukuに井戸を提供しました。
当時の記事がこちらになります。
2021年9月には、400㎏のリクにパーラーを提供することができました。
現在、この共同体は、その支援の期待にしっかりと応え、成長をしています。
次のステップも、応援をしていければと思います!