
2025年10月、環太平洋大学(IPU)経済経営学部・現代経営学科の学生が主導する「カフェプロジェクト:TSUNAGU Café」において、NPO法人せいぼはマラウイ紅茶とマラウイコーヒーを通じて協働させていただきました。
「TSUNAGU Café」は”つながる・広がる・グローバル“を合言葉に、留学生と日本人の交流の場を設け、次なる挑戦者を輩出することを目的に活動しています。今回は、アフリカ・マラウイの紅茶、コーヒーを取り入れることで、学生の皆さんが「グローバルな視点」を体験的に探究してくださいました。
学生が創る「つなぐカフェ」
「TSUNAGU Café」は現代経営学科の授業「プロジェクト・ゼロ」の一環として2023年度前期にスタートした学生主体のプロジェクトです。学生が自ら経営・運営に挑戦し、企画・メニュー開発、会計、広報などすべての工程をチームで一から作り上げています。
プロジェクトでは、地元・岡山の食材や、農薬不使用・有機肥料で育てられたコーヒー豆、さらに、廃棄予定だったコーヒーチェリーの外皮「カスカラ」を活用したメニュー、ベトナム留学生が考案した「塩クリームコーヒー」などのグローバルメニューなどを提供。
オープンキャンパスなどのイベントで、厳選されたこだわりのコーヒー、スイーツ、軽食」が披露され、多くの来場者に学生たちの熱意と創意を伝えています。
NPO法人せいぼとともに、マラウイの一杯を
今回2025年10月は、NPO法人は「TSUNAGU Café」のグローバルメニューの一つとしてマラウイ産コーヒー豆と紅茶を提供しました。
これらは、せいぼが支援するマラウイの小規模農家によって丁寧に栽培されたもの。売上は、マラウイの子供たちへの給食支援につながっています。
学生たちはこの取り組みを通して、「食べることで誰かの未来を支える」体験を共有し、ビジネスと社会貢献が共存する仕組みを学びました。
TSUNAGU Caféの空間には、地域の温もりと国際協力の精神が自然に溶け合っています。
未来へつながる学びの場として
「TSUNAGU Café」は、学生が夢を語り合い、実践の中で経営・地域連携・SDGsを体感する場です。
そして、NPO法人せいぼにとっても、若い世代と共に“フェアな一杯”を届けることができた貴重な機会となりました。
今後もせいぼは、こうした教育と社会貢献を繋ぐ協働の場を広げ、マラウイと日本の“あたたかい心”をつなぐ活動を続けてまいります。





