
東京都港区白金台にある聖心初等科にて、NPO法人せいぼによるマラウイの給食支援活動についてお話しする機会をいただきました。
当日は聖心会の聖人であるSr.フィリピン・デュシェーン(St. Philippine Duchesne)の記念日にあたり、彼女の生き様と、現在マラウイで続けている給食支援の活動を重ね合わせながら講演を行いました。
「遠い国の話」ではなく、「今、目の前で起きていること」として
講演では、言葉だけで説明するのではなく、以下の点を特に意識しました。
・マラウイの学校給食の様子を収めた動画や写真を使ってお伝えする。
・現地から届いた子どもたちや関係者の動画メッセージおお見せして、質問を呼ぶ。
Sr.フィリピン・デュシェーンの精神と、マラウイの子どもたち
フランスからアメリカへ渡り、厳しい環境の中でも祈りと行動をもって人々に寄り添い続けたSr.フィリピン・デュシェーンの姿は、せいぼのマラウイに日本から出ていき、両者を繋げる働きとも繋がってきます。
「困難な場所へ行くことを恐れず、最も必要とされている人のそばに立つ」という彼女の姿勢は、時代や場所を越えて、今マラウイで行っている給食支援とも深く重なります。
子どもたちには、「聖人の生き方は、昔の立派な話ではなく、今の世界でも続いている生き方」であることを伝えました。
コーヒーの模型から見える、多くの人の働き
講演の後半では、コーヒーの模型も実際に見せながら、一杯のコーヒーが私たちの手元に届くまでに、マラウイでコーヒーを育てる農家の人、収穫・乾燥・選別に関わる人、輸送や販売に携わる人など、多くの人の手と時間が関わっていることを紹介しました。
「コーヒーを育てているのは、どんな人ですか?」、「子どもたちは何歳くらいですか?」など、色々なご質問を頂きました。
小さな出会いが、世界とのつながりになる
このような貴重な場を与えてくださった聖心初等科の皆さま、そして真剣に耳を傾け、質問をしてくれた子どもたちに、心より感謝申し上げます。


