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7月の北部ミーティング
公開日:2018.10.17


7月20日、せいぼマラウイのスタッフは、北部のムジンバで45人の村長、
重役の人々とのミーティングを行いました。
せいぼマラウイとしては、ミーティングにより多くの重役の人々が参加し、
意見交換、状況確認をすることで、多くの問題点などを把握し、
解決に導けると考えています。

その中で、最近のキッチンの不備、釜戸の薪の管理などの問題点の解決には、
学校の人々がさらに責任感を持つことが必要であるとの考えがまとまりました。

さらに、その学校を含む現地の共同体が抱える問題について、
村長たちから、せいぼマラウイは意見を聞くことが出来ました。
共同体の人びとは、該当の共同体内の学校で、
安定して学校給食を提供すること、そしてその上で必要な管理責任を負うことに、
とても積極的な姿勢を示してくれました。

今後は、村長や村の重役の人々と協力し、現地の学校給食と、
それに関する設備の管理をさらに充実させ、
一人ひとりが責任感を持って、子どもたちの未来に向き合えるように、
進歩していければと思います。

ミスクコーヒーと学校給食
公開日:2018.10.01


コーヒー原産地ミスク
いつも現地の情報を発信して下さっている田中英子さんが、
コーヒーの生産地で有名なミスクを訪れました。
ミスクのコーヒーは、完全オーガニック、フェアトレード生産で、
せいぼは、寄付型でミスクコーヒーを取り扱っています。
詳しくは、こちらをご覧ください。

大自然の恵み
ミスクは標高約1,500m、タンザニアの境界線の近くにある
山々に囲まれた場所です。
その高さから少しひんやりとした気候になっており、
強い日差しを嫌うコーヒーの木にぴったりの自然環境です。

おいしいコーヒーの製法の秘密
ミスクのコーヒーは、多くの自然栽培の工夫がされています。
コーヒーの木が育つ土壌は、木と木の間に干し草を敷くことで、
保温をしています。さらに、その干し草が枯れると、
天然肥料としてコーヒーの力になります。
また、バナナの木は、コーヒーの木を強い日差しから守り、
安定して成長を促しています。

コーヒーで子どもたちに給食を
こうした自然の恵みで育ったコーヒーは、
現地の現金収入の一部として役立っています。
せいぼは、このコーヒーを日本で寄付型販売することで、
現地にその売り上げの100%を、学校給食費として
送金しています。
100%の理由について、詳しくはこちらもご参照ください。

ご注文は、こちらから!どうぞこれからも、
よろしくお願いします。

マラウイからの声6 家族の姿
公開日:2018.09.01


アフリカといえば“大家族”として知られていますね。
では、どこまでが”家族”と言えるでしょうか?
また、どうしてそんなに”大家族”なのでしょうか?
現地の田中英子さんに聞いてみました!

まずは結婚の仕組みから。
現在は法的には1夫1婦制ですが、伝統的には北部は1夫多妻、中部南部は1妻多夫制です。
北部でいえば、沢山妻を持ち、出来るだけ子孫を残せることが、強い男として尊敬される。
そのため、それぞれの妻が子沢山、兄弟は異母兄弟も含めると10人以上とかなり多勢になります。
また、昔からの慣習では夫が早く亡くなるなると夫の兄弟が奥さんと再婚し、
必然的に2人以上妻を持つことにもなります。このシステムは良い点もありますが、
エイズの蔓延にも繋がりかねないため、現在ではそれ程機能していません。
ただ、関係性は残っていて、自分のお父さんの兄弟(叔父)は
みんな”Fathers(お父さんたち)”であり、お母さんの姉妹(叔母)は
”mothers(お母さんたち)”なのです。まさに、家に嫁ぐという感覚ですね。
若い世代では、教育が進んだためか、2人以上妻を持たないという人も多くなっています。子供の数も、政府が最高5人までは産んでも良いということになり、家族計画の指導も学校や病院で行われています。

「家族」ってどこまで?
そこで、実際小、中学生にとって”家族はどこまでか?”を22人の近所の子供たちに訊ねてみました。
お父さん、お母さん、子供たち、ここまでは、一緒に住んでいる家族、更に大抵の子は一緒には住んでいなくても、
おじいさん、おばあさん、おじさん、おばさん、いとこたち、そして家畜(犬、猫、牛、鶏など)が家族だということでした。

日本との違い
最後に「でも、家畜が死んだときは泣かないよ」「日本ではなく?」と聞かれ、「ペットとして可愛がっていたときは泣くよ」と言ったら、びっくりして笑っていました。
また、家族の人数を聞くと最高で14人、その後9人、7人家族...となっていました。
やっぱり“大家族”ですね。

女性の出産率などのデータ
UNWPAのデータによると、生涯でマラウイの女性は、
約4.5人の子どもを産むようです。
田中さんのお話しのように、地域によってもバラつきがありそうですが、
日本より圧倒的に子どもたちが多く、家族も大規模であることが分かります。
この家族に希望を与えるのは、何よりも子ども達でしょう。
せいぼもこうした状態を受け、給食支援でお手伝いをしていきます!

Seibo Activity Report- August 2018
公開日:2018.08.14











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August 2018 Newsletter
We need 15 yens- but we don’t need coins- we need CHANGE!

So Far!
You provide school meals for 1,548 nursery school children & counting!

 

What Else?
You provide a hot meal at school for 12,887 primary school children

 

Why Stop Now?
This is Year 3 and more than ever we need your help to continue school feeding!
The Power of 15 Yen- Real Change!
One of the objectives of school feeding is to encourage children to attend school. At Chabere Primary in Mzimba student enrolment has increased to the point where the school need a second pot to feed all the students. Now the school are considering building a new classroom to house the extra students. That’s what 15 yen every day can do.



Imagine if we could do the same for every hungry child in the world! The thing is…we can! You can be the difference. 
 

 

Seibo Kids Scholarship Intake
Wit your help we  continue to provide free nursery school places for the most needy & vulnerable children in our community. Your donations not only provide a daily meal but ensure those who might not otherwise have had a chance of an education get a chance.  In May 25 children were allocated free places at local nurseries bringing the total of Seibo Kids to 103 children.  Of the 25 places allocated 13 children were allocated to our partner- the Mother Teresa Children’s Centre- due to the severity of their situation.

Pictured on the right are “Sydney”- aged 3 & “Modester” – aged 4- we hope they enjoy school!
 

 

A small ask from the children of Malawi?
To keep a lamp burning we have to keep putting oil in it.  By committing to a daily donation of 15 yen – 500 yen a month we can continue to feed hungry daily



We need donations immediately



You can donate by clicking
HERE



Donate to provide school meals today because a child’s future depends on it.
 

 

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せいぼ活動報告 08/2018
公開日:2018.08.14











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2018年8月ニュースレター
15円の給食は子どもたちの大きな力

今までの成果
1,548 人の幼稚園の子どもに

給食を届けています。

 

さらなる働き
12,887人の小学生にも、

給食支援をしています。

 

さらなる拡大に向けて
せいぼは3年目に入り、

今後も支援を拡大します!
1食15円の大きな力
学校給食の意味の一つは、子どもに学校に行けることです。ムジンバのチャンベーレ小学校では、

生徒の数が増え、生徒のみんなに給食を提供するためには、二つ目のポットが必要になりました。

さらには、新たな教室も、増えている生徒のために

建てることとなりました。

こうして現地は学校給食の力で大きく成長しています。



私たちは、この学校給食の力を、

世界中の子どもたちに届けられます!


 
 

 

新たなせいぼキッズのご報告
ご寄付を頂いている皆さんのおかげで、

無償の幼稚園にいる子どもたちに、

給食を届けることができます。彼らはお腹を空かせ、

給食がまさに必要なのです。彼らにとって学校給食は、

単にお腹を満たすだけではなく、教育を受け、

成長していく機会を与えてくれます。5月25日、

せいぼの支援をしている”Seibo Kids”は103人となりました。13人の子どもたちは、その深刻さから、

パートナーであるマザーテレサチルドレンセンターによって支援を受けています。



右の写真のシドニーちゃんは、3歳です。

左側はモデスターくんです。

二人とも、学校生活を楽しんでくれたら嬉しいです!
 

 

マラウイの子どもたちからのお願い
マラウイの成長を見守り、支援を続けていくためには、これからも継続的な皆さんの支援が力になります。

1食が15円、そして一か月で500円で一人の子供たちの継続的な支援ができます。



皆様のご支援をお待ちしております!



ご寄付を頂ける方は こちら



給食支援によって、多くの子どもたちの将来を

支えることができます。ご支援お待ちしております!
 

 

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せいぼ活動報告 08.2018
公開日:2018.08.14

2018年8月:マラウイの最新情報

マラウイからの声5:子ども達と家庭生活
公開日:2018.08.01

前回は、子ども達と遊びについてご紹介し、
学校、もしくは放課後にどんな遊びやスポーツをしているかを
ご紹介することで、現地の子どもたちの姿に迫ってみました。
今回は、家庭生活に視点を変えて、彼らの姿を見てみましょう。
子ども達は、勉強、遊びからたくさんのことを学ぶのと同時に、
家庭の仕事の上でも欠かせない存在となっています。

メイズのごみを取り除いている少女

それでは現地では実際に、どんな子どもたちの働く姿が見られるのでしょうか。
田中さんに聞いてみました。以下、ご覧ください。

お手伝いをする子どもの姿
一番目に付く光景は、バケツを頭にのせて歩く姿です。
水道の契約にはお金がかかるので、村の多くの人たちは、
家の一番近くにある共同の井戸から水を運びます。
大抵、早朝と夕方の2回、井戸の鍵が開けられ、その日に必要な分を確保します。
大人から子供まで、男女ともに頭の上に物を乗せて運ぶのがとても上手です。
2~3歳の小さな子も洗面器のような小さな容器に水を入れて、頭の上にのせて上手に運びます。

トウモロコシの精製に行く子ども達

次に多いのは、メイズ(トウモロコシ)の袋を運ぶ姿です。
夕方になると多くの子供達が袋を頭にのせたり、自転車の後ろに縛って(精米所のような)
メイズ精製所に持っていきます。

子ども達と労働
それから、一本大きな通りから民家に入ると、小学生くらいの子供たちが
木の枝を束ねたものを頭の上にのせて運んでいます。

時にはタウンから来たという女子達に合うこともあります。片道1時間はかかります。
これらは、タウンで買うと確かにそれなりのお値段です。多くの人たちが、薪や木炭を使って調理しますが、
木炭はやはり高価です。その出費を抑えるため、このように子供たちが駆り出されているようです。
最近では学校に行かずに家の仕事をしなくてはいけない子供は少なくはなったものの、
依然、子供達の労力に頼っている親も多いことは確かです。

厳しい中でも心温まるエピソード
ある日の夕方、近所を散歩していると、
女の子がムティンコ(シマを作るときに使う棒)を持って庭先にいました。
バウラと呼ばれる七輪に小枝を入れて火をおこし、鍋に水を入れ、
トウモロコシ粉をもう一つのの入れ物に用意して、
火が強くなるのを待っていました。女の子はタマラ、12歳の小学校5年生です。
お母さんもやって来て、家族の紹介をしてくれました。
お父さんは亡くなってしまって、 
叔父さんと住んでおり、5人の子供たちが一緒に暮らしています。
マラウイのことを日本の人たちに知ってもらいたいので、
写真を撮らせてほしいと言ったら、喜んで協力してくれました。
大抵の女子は高学年になると家族の食事を用意します。彼女もシマやかぼちゃの葉、
お米など調理できると言っていました。

シマを作っているタマラ

子ども達も立派な家族の一員!
こうやって子供たちは小さくても、皆それぞれに出来る仕事を担っていることが分かります。
一人一人がなくてはならない家族の一員なのですね。

こうした現地の子どもたちの姿はとても頼もしく感じます。
彼らを支えていくためにも、せいぼとしては
給食支援でサポートしていきたいです!

せいぼを陰で支えてくれている方々へ!
公開日:2018.07.26


今年の3月に始まり、多くの人々が、毎日せいぼのために、
純粋な寄付をして下さっています。

せいぼは、日本でチャリティの文化を根付かせ、
マラウイのストーリーを通して、それを皆さんの生活の一部として
実感頂けることを目指しています。
たくさんの寄付を頂いている方々には、その所属などは
未公開となっております。しかし継続的に寄付をして下さっています。

日本にこうしたチャリティの精神を持った方々がいらっしゃることを
とても嬉しく思っています。
8月には、こうした匿名の方々の寄付額も、マラウイに送金致します。
これからも、どうぞよろしくお願いします!

日本の給食の歴史とチャリティ
公開日:2018.07.09


アメリカのカルフォルニアから来てくれているインターンの方とともに、
東京両国の「江戸東京博物館」を訪れました。
そこには、日本橋の創設による流通の発展から、商業化が進んだ江戸時代の歴史、
そして日本の戦後のたくましい復旧、現在の経済的発展までがまとめられています。

LARA物資と日本の戦後復興

その中で、特に今回注目したのは、戦後日本が高度経済成長を遂げる上で支えとなった、
アメリカから送られたLARA(Licensed Agency for Relief in Asia)物資による援助です。
その形は、当時の衣服、食料を支え、特に日本の学校給食制度を整えるに至りました。
当時の学校給食を見ると、ミルクやパンなどの洋食が見られますが、
それはこのアメリカからの物資の名残となっています。
こうした日本の戦後の歴史は、アメリカのチャリティの姿に関係しています。

日本とアメリカのチャリティの精神
両国の歴史を、学校給食を通してみることができたことをとても嬉しく思います。
今後もせいぼとしては、学校給食の意味をさらに深めなおし、
活動を続けていきたいです。

戦後の日本のたくましい復旧の姿の裏に、多くのチャリティの精神が隠れていたことは、
現在の私たちにとっても、これからの未来をどう作っていくかを考える上で必要だと思います。
国際化する中で、日本もチャリティに対して、目をどんどん広げていくことも必要だと感じました。
詳しくはこちら

マラウイからの声4「スポーツと子ども達」
公開日:2018.07.01


スポーツと子どもたちの学び
前回は、「教育」についての記事を皆さんに見て頂きました。
子ども達は、私たちと同じように、学校に通い、
新しい知識、出会いなどを経て大きくなります。
しかし、子どもたちが経験するのは、教室の中での
授業だけではありません。学校に行けば、
休み時間に友達と遊んだり、色んな遊びを考えて、
有意義な時間を過ごします。

今回は、子ども達のする「スポーツ」がテーマです。
以下、田中さんの言葉で、
現地のスポーツを語って頂きます!

皆大好き!ネットボール?
多くの子供たちが、男子はサッカー、女子はネットボールが好きです。
サッカーは分かりますが、ネットボールって??
日本では耳慣れないスポーツですが、この辺りで知らない人はいません。
ルールはバスケットとサッカーが一緒になったようなもので、
制限時間の中で7人1チームで対抗し、高得点のチームが勝ちです。

現地のスポーツの楽しみ方
そもそも、マラウイの公立小学校では体育の授業がありません。
普段は午前中で授業が終わり、午後は家にいますが、
家でお昼を食べてから学校に戻って、
学校でスポーツを楽しむ日もあります。
時にはサッカーの小学校対抗試合が行われるので、とても盛り上がります。

スポーツと学校給食
マラウイのスポーツの楽しみ方を見ると、子どもたちの生活の一部を垣間見ることができます。
彼らは、教室での勉強以外にも、スポーツを通してたくさんの時間を過ごし、
多くのことを学びます。せいぼの学校給食は、子どもたちの学校生活を、
包括的に支えていけるものになっていきます。

ゴムで大縄遊び

マラウイと学校
小学校では、2004年から女の子の生徒の方が数が多くなっており、
女子の教育の機会が見直されて来たようにも思えます。
しかし、中学校以降の教育機関では、男子数が女子数を上回っています。
また、識字率も、男性の方が高いようです。そんな中、男女が一緒になって、
現地ではよく遊んでいるのが見られます。
女の子と男の子が平等に、一緒に楽しめて、コミュニケーションが取れる手段、
そして場として、遊びやスポーツは重要かもしれません。
参考:”50 Years of Malawi in Charts“のP40~P42

テーブルクロスさんの給食レポートから
公開日:2018.06.14


今回も、5月20日に出されて株式会社テーブルクロス様の給食支援レポートに、
せいぼのマラウイでの給食支援の様子を取り上げて頂きました。
今回の内容は、1月にマラウイに滞在した際に見た現地の進行状況、
子どもたちの様子から、レポートをご提供することができました。

学校給食はいろんな可能性を開くもの
記事の中では、マラウイ南部の幼稚園、北部の小学校、一部のCBCC(現地共同体主催の子どもセンター)
での給食現場についてご紹介しました。その中で、給食支援は包括的な
共同体の成長を促してくれることについて触れました。
こうした給食支援の力は、世界中で共通した価値観です。
こちらから、せいぼを含む他の団体様の給食支援の姿も見ることができますので、
ご覧頂き、せいぼの行っている「給食支援」そのものの意味合いについて、
深めて頂ければ幸いです。

テーブルクロス様への感謝
いつも、せいぼをご紹介頂き、ご支援をありがとうございます。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。

CBCC Caregiver Training: Part 1
公開日:2018.06.08

せいぼは、37校の幼稚園、12校の小学校で活動をしています。
そこでは全部で1,534人の5歳以下の子ども達、そして12,887人の
小学校に通う子どもたちに対して、給食を提供しています。
37校の幼稚園の中で、13校はCBCCと言い、現地の共同体主催で行われる
子どもセンターとなっています。こうしたCBCCには、
全部で508人の子どもたちが通っています。
以下でご報告する内容は、そのCBCCで行われている
現地の保育士の皆さんのトレーニングについてです。

CBCCの抱える課題
CBCCは、子どもセンターとして機能をしていますが、
教育の場所としては、まだ課題が残されています。
スタッフのほとんどは、各CBCCのある地域共同体から選ばれた
保育士として働く人々ですが、ほとんど経験がありません。
そこで、「マザーテレサチルドレンセンター」と協力し、
彼らに対して、被服のトレーニングを始めました。
全ての教材は現地語であるチェワ語で書かれ、
5歳の子ども達を保育するために必要な能力を高めるために、
教育を受けています。

CBCCの幼児教育トレーニング
トレーニングには、21人の参加者がいます。彼らはプログラムの初めてあたって、
覚書を読み、サインしてもらいます。その覚書は、幼児教育をする上での心構え、
責任を理解してもらうという内容のもので、せいぼの期待する幼児教育の姿にも
繋がっているものです。もちろん、他の保育士、そして各共同体の重役の方にも
ご意見を聞き、内容を吟味したものとなっています。
以下、その内容についてご紹介します。
保育士とは
トレーニングを受けた保育士は、少なくても2年間は、学校で働くことが養成される。
また、訓練を受けた者は、その後に保育士となる共同体のメンバー、
その他の協力者に対して、指導を行う者として認められる。

共同体の役割について
こうしたプログラムの中で、せいぼはボランティアの参加、コミュニティの役割の
積極的な促進を視野に入れています。そのため、訓練を受けた保育士は、
さらに共同体からの協力を密に取りながら、その役割を広げていくことが
求められています。それを促進し、共同体の中の絆を深めるためにも、
せいぼは金銭的な支援を、その共同体に対して直接的には行わず、
共同体の人々が行っていくこととしています。

トレーニングの具体的な内容
トレーニングは、2ヶ月間行われ、毎週水曜日、木曜日に開かれます。
時間は、8:30~14:00となっています。朝食は支給され、
昼食は、現地の主食であるトウモロコシ粉を練ったンシマが支給されます。
ンシマの材料の一つである小麦粉を、トレーニングを受けている該当者が作っています。
現在までで、以下の3つの幼児教育に関する内容が行われています。
・幼児教育とは何か(導入部)
・幼児の社会的、心理的成長について
・幼児の肉体的な変化について

トレーニング時で抱える課題について
トレーニングを開始したことで、目に見えて進歩が大きく見られています。
しかし、多くの課題にも直面していくのが現実です。
いくつかご共有できればと思います。

・ボランティアとしての参加が前提であるが、トレーニング中は金銭が発生すると
 考えてしまう。

・週に2回の実施ではあるが、1回のみしか参加しない人がいる。参加者には、
 最終日に試験があり、高得点が取れなければ資格が与えられないことも告知しているため、
 週2回の参加は必要。


MK610,080は、せいぼマラウイからの支援金として導入されていますが、
以下がその使用方法となっております。

・授業、学習用教材    =MK 96,365
・食費          =MK 92,085
・トレーナー、料理人の給与=MK 79,000
(15日分)
・移動時にかかる燃料代  =MK 17,000
・残額          =MK 325,629.06

トレーニングは、2018年7月5日で終了する予定となっております。
引き続き、レポートが来次第、皆様にご共有できればと思います。