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せいぼじゃぱんからのお知らせ
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マラウイ保育園便り45
公開日:2016.09.09

Tawina CBCC Nursery school

Bo! マラウイ保育園便り45 

タウィナ保育園、ペンスロ村
生徒数:98人
給食事業開始日:2016年8月22日

タウィナの地域共同体が基盤となっている子ども保育センターが、カナンジと呼ばれる村にあります。そこは、クンタジャという場所の「伝統的中央当局機関」(T/Aと一般的に呼ばれる。Traditional Authorityのこと)の管轄下にあります。
タウィナ保育園は、チリモニにあるせいぼのオフィスから、岩が点在する少し険しい道を24キロほど通って行ったところになります。2012年に始まった保育園ですが、独自の地域共同体のメンバーの中から選ばれた10人の人々の手によって経営されてきた、完全に地域密着型の保育園です。4人の保育係のボランティアが毎週子ども達の世話をしており、90人の子ども達を、その4人の中から交代で2人が90人の子ども達のお世話をしています。

タウィナへの険しい道

保育係の人々の現状
タウィナ保育園の保育係の人々は、誰も保育の公的な訓練を受けていません。彼らは小学校の卒業のみの学歴の人々です。

保育園の建物

タウィナCBCCの建物

保育園の建物は、鉄の屋根に覆われた二つの部屋で構成されています。屋根にのっている鉄のシートとセメントは、必要性に気づいたバンザラというブランタイアに住んでいる兄弟からの寄付によって入手できたものです。
その地域共同体は、建築に使うブロック、従業員、そして土地を提供しました。最近は、タウィナ保育園はドアがなく、部屋の内部が補強が必要な状態になっています。

日々の保育園の様子

タウィナ保育園の一日は、朝の8時から始まり、11時には終わります。学校給食は10時30分くらいに提供されています。そして、ボランティアによって、現地の共同体の調理作業が手伝われています。ほとんどのボランティアは、彼らの子どもが保育園に出席しているか、もしくは自分の子どもに給食を与えるために連れてきているかのどちらかです。

トイレと水場

地域共同体の人々は、協力して外にトイレと水場を設置しました。しかし、雨期の間は使うことができない状態です。学校給食を作るのに十分な水を確保するために、女性たちは朝1時には起きて、水場から水をくまなくてはいけません。もし、水場に水が十分溜まっていなかった場合には、さらに45分歩いて、穴から水を汲みにいかなくてはいけません。

共同体の人々の団結心
2012年、保育園が開校した際には、地域共同体の人々がみんなでメイズを保育園のために提供してくれました。しかし、その提供は、その時に家に食べ物があった人々に頼って行っていたことでしたので、長くつきはせず、すぐに終わってしまった動きでした。
2014年には、中国のNGOが寄付をしてくださっていました。彼らは4か月間の協力体制を作ってくれ、月に一度、50キロのメイズ、ソヤ・ビーンズを10キロ、さらにはキー豆と料理用の油を寄付してくれていました。2016年からは、タウィナ保育園せいぼとともに学校給食支援をしてくれています。

共同体の利益
こうした多くの人々の協力が基盤となり、子どもたちの健康状態は向上し、その両親たちは現在はタウィナに子どもたちを積極的に送ってくれています。

現在抱えている課題
・保育園のトイレが壊れてしまっていますが、立て直すのに十分な費用がありません。
・給食を調理するために使う水をくむのに、ボランティアの人々が早朝に起きなくてはいけない。
・タウィナCBCCには、勉強をするための道具などが一切ない。
・タウィナで働いているスタッフには、先生としての養成がされていない。
・最も近い小学校が、保育園のある村から何キロも離れている。
保育園に通っていた子どもたちが卒業を迎えると、小学校に行くためには、7時30分には学校についていなくてはいけないため、朝6時には家を出なくてはいけない状態です。こうした時間帯に登校するのは、大変なことで、特に小学校一年生には負担が大きいです。そのため、地域の共同体としては、こうした小学校一年生のために、彼らが通っていた保育園と同じ地域に、もう一つ部屋を作り、同じ場所に留まれるようにしました。しかし、こうした事態の改善策にも関わらず、政府は今だその方針を認めておらず、先生を送ることにも同意をしていない状態です。

タウィナ保育園は、皆さんの支援を必要としています
地域の人々は、実際は彼ら自身の家族の食糧を得ることだけでも苦労しています。だからこそ、彼らは自分の地域の保育園を維持していく上で、より一層困難を抱えています。しかし、それでも彼らは地域の子ども達を守るために懸命に働いています。タウィナは他の学校よりも遠い場所にあり、特に雨期においては行くのが難しい場所にあります。残念ですが、そのために地域としては給食支援の発展が十分に進まず、おきざりになってしまったとも言えます。こうした状況を改善し、子ども達に安定した、質の高い給食を届けるために、タウィナは、他の保育園、幼稚園に比べて特に、援助が必要な状態です。

もし、皆さんがこの共同体のために支援をしてくださる事が可能であれば、寄付をして頂けたら嬉しいです。または、せいぼに連絡をください。タウィナのみんなを助けましょう!!

寄付を下さる場合は、今すぐ支援!をクリックください。ありがとうございました。

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